古江彩佳「米女子ツアー参戦3年目」のクラブセッティング2024年を紹介します。
米ツアー1勝、日本ツアー7勝(2024年2月現在)の古江選手が米ツアー2勝目を狙うセッティングです。
(2024年7月の米ツアーメジャー大会「アムンディ・エビアン選手権」で優勝し米ツアー通算2勝目を挙げました)
クラブセッティングは飛距離を補うため、グリーンを狙えるフェアウエイウッドとUTを軸に組まれています。
飛距離を出しながら高さで止められる7Wなどはアマチュアも参考にしたいセッティングです。
古江彩佳プロは「プラチナ世代」と呼ばれる2000年生まれで、3歳からゴルフを始めてジュニア、アマチュア時代から輝かしい戦績を残してきました。
古江彩佳プロがゴルフを始めた頃の女子ゴルフ界の話題といえば、宮里藍選手が史上2人目のアマチュア優勝を成し遂げたことでした。
古江彩佳プロのゴルフライフは宮里藍選手のその後の活躍と常にクロスオーバーし、憧れの存在へとなっていたのです。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
⇒女子ゴルフファンはサービス豊富なアマゾン(amazon)プライムを利用。
もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
古江彩佳「米ツアー参戦3年目」のクラブセッティング2024。
※)プロは試合会場によってクラブを替えることもあります。
古江選手はクラブを頻繁に替える選手ではありませんが、パターなどのこだわりは参考になります。
さて、フランスで開催した米ツアーメジャー大会「アムンディ・エビアン選手権」は古江選手の快挙で終了しましたが、ちょっとしたドラマがありました。
古江選手をサポートするブリヂストンのクラフトマンがゴルフ記者にコメントしてくれました。
それによると、古江選手のクラブはなんと開幕3日前の8日(月)に到着しました。
スタッフの皆さんは他のクラブの調達を考えていましたが、事なきを得て初めて使用する新作ウェッジも使用されました。
ドライバーはブリヂストン B3MAX。
シャフト:SPEEDER NX GREEN
長さ:45.25インチ(S)
ドライバーはブリヂストン「B3 MAX」を使用しています。2024年モデルですね。昨年はSDを使用していました。
古江選手は米ツアーに参戦してからドライバーのスピン量が(毎分)3000回転近くなっていました。
高慣性モーメントを維持しつつ、重心を少し前に移動させた「B3 MAX」に替えたことで2500回転以下に減り、球の無駄な吹き上がりはなくなりました。
古江選手のコメント
新しいドライバーはプロトタイプを打った時からよくて、かなり進化を感じていたので試合で使えるのを心待ちにしていました。
バックスピン量が2800rpmから2100rpm、無駄なスピンが少なくなってランも出やすくなりました。
飛距離も出るし風にも強いと思っています。前に使っていたモデルよりも直進性が高いので方向性も良くなった気がします。
FWキープも今まで以上にしやすくなると思います」
シャフトの「NXグリーン」は手元のトルクが抑えめで、やや硬めです。一発の飛びではなく振りやすさと方向性重視で選ばれています。
フェアウェイウッドはツアーB JGR(3W)
シャフト:SPEEDER NX GREEN(5S)
フェアウェイウッドはB2HT(7W)
シャフト:SPEEDER NX GREEN(5S)
UTはB2HT ハイブリッドユーティリティ(4U)
シャフト:MCH (60S)
FWとUTの4本が古江選手のゴルフの組み立てに貢献しています。グリーンを狙うクラブです。
そのため、6Iとの飛距離差を埋めるために4Uは短くカットしています。
UTはブリヂストン B3 MAX(5U)
シャフト:MCH(60S)
古江選手のコメント。
新しいH5は球の高さと直進性がいいですね。構えた感じもターゲットに対してスクエアに構えやすいです。
今回のシリーズはドライバーを含めてスターウォーズのような宇宙を連想させるデザインでカッコいいですよ。
アイアンは221CB (6番~PW)
ウェッジはBRM2
シャフト:MCI ソリッド/マイルド ウェッジシャフト(85S)
ウェッジはブリヂストン プロトタイプ。
エビアンで優勝した時のウエッジです。
シャフト:MCI ソリッド/マイルド ウェッジシャフト (85g、S)
ウエッジはBRM2。
エビアンで優勝した時のウエッジです。
シャフト:MCI ソリッド/マイルド ウェッジシャフト (85g、S)
パターはテーラーメイド スパイダーツアーX。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8F%A4%E6%B1%9F%E5%BD%A9%E4%BD%B3&imageId=336678
古江選手仕様のスパイダーはセンターのサイトラインにドットが刻まれています。昨年はラインが入っていました。
一般仕様のスパイダーXはこちら。
⇒「パターの選び方」テーラーメイドの人気パター「スパイダー」の種類と評価。
ボールはブリヂストン ツアーB XS。
ボールは「ツアーB XS」のニューモデルです。
古江選手のコメント。
私が『XS』を選んでいた理由は風に強く、スピン性能が優れているので、どんどんピンを狙って攻めて行けるのがいいところ。
今回の新しいボールは弾道が強いままで、アプローチでのフィーリングがさらに軟らかく感じるのでよりアグレッシブに攻めて行けそうです。
昨年の使用ボールはブリヂストンツアーB XSを使用しています。
他のプラチナ世代のクラブセッティング一覧はこちら。
⇒プラチナ世代の女子ゴルフ。「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
古江彩佳「米ツアー参戦2年目」のクラブセッティング2023。
※)プロは試合会場によってクラブを替えることもあります。
ドライバーはB3 SD。
シャフト:SPEEDER NX(50g台/S)
長さ:45.25インチ
ドライバーはB3 SDを使用しています。2022年と同じです。
フェアウェイウッド ツアーB JGR(3W/7W)
7Wは2017年版
UTはツアーB JGR HY(4U)
UTはSIM2 MAX レスキュー(6U)
アイアンはツアーB X-CB(6I~PW)
アイアンは2018年モデルの「ツアーB X-CB」を5年間使用してきました。
アイアンは221CB(6I~PW)
しかし、2023年5月「JMイーグルLA選手権」から22年モデルの「221CB」に変更しました。より高弾道が打てるという新アイアンで米ツアーに挑んでいます。
ウェッジはBRM2
パターはテーラーメイド スパイダーツアーX(TOUR X)
パターはテーラーメイド スパイダーツアーX(TOUR X)を使用しています。
このパターはヘッド上部のフェース側から真ん中に塗られている白いラインが入っています。
ただ、古江選手は白いラインがスムースなテークバックを妨げる可能性があるとして、ラインを消しています。
残っているのはわずかに1センチです。ツアー会場やTV観戦でパッティングのアップになった時に確認して下さい。
⇒「パターの選び方」テーラーメイドの人気パター「スパイダー」の種類と評価。
パターはテーラーメイド スパイダー ツアー ホワイト。
パターはテーラーメイド スパイダー ツアー ホワイトを使用しています。
ボールはツアーB XS
ボールはブリヂストンツアーB XSを使用しています。
他のプラチナ世代のクラブセッティング一覧はこちら
⇒プラチナ世代の女子ゴルフ。「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
古江彩佳「米ツアー初優勝」のクラブセッティング2022。
古江彩佳「米女子ツアー参戦」のクラブセッティング2022です。古江は使い慣れたモデルを替えないタイプです。
ただ、2022年7月の一時帰国し出場した「ニッポンハムレディスクラシック」から新製品のドライバーに替えています。
許容性の高さに好感触を得たようですね。ドライバー以外は従来通りです。このドライバーで米ツアー16戦目にして初優勝を挙げました。
ドライバーはブリヂストン「B3-SD」
ドライバーは2022年7月発売のブリヂストン「B3-SD」に替ました。(SD=ストレートドライブ)
長さ:45.25インチ
シャフト:フジクラスピーダーNX50(S)
古江彩佳「米女子ツアー参戦」のクラブセッティング2022。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8F%A4%E6%B1%9F%E5%BD%A9%E4%BD%B3&imageId=268851
ウッド系、アイアン系できれいにセパレートされたクラブセッティングです。
アメリカの長い距離の正確性が問われるコースセッティング、ロングゲーム領域のクラブの重要性がさらに高まってきた結果のセッティングですね。
使い慣れたモデルを替えない訳でもあります。
ドライバーはブリヂストンゴルフB1
ドライバーはブリヂストン「B1」に替わっています。シャフトも「スピーダーNX」に替えました。
長さ:45.25インチ
シャフト:フジクラスピーダーNX50(S)
B1ドライバーは、2021年9月の東海クラシックから使用しています。
それまで使っていた「ツアーB X」よりも「直進性と弾道の安定感が高く、結果としてキャリーが伸びたので」と本人もコメントしています。
ヘッド後部のウェイトはD1のドローポジションで、ネック調整機能で通常よりも2度アップライトにカスタマイズ。
このB1で昨年終盤の2カ月で3勝し、米ツアーでも平均飛距離252ヤード、フェアウェイキープ率は82%(9位)と引き続き安定しています。
フェアウェイウッドはブリヂストン ツアーB JGR(3W/5W)
シャフト:SPD569エボリューションⅣ(S)
長さ5W:42.75インチ
フェアウェイウッドはツアーB JGR2017(7W)
シャフト:SPD569エボリューションⅣ(S)
長さ:42インチ
FWは、飛距離に特化した低スピンモデルではなく、適度にバックスピンが入ってグリーン上で止まりやすく、ピンが狙えるクラブです。
それが安定感に加えて、バーディ奪取の爆発力にもつながっている。
UTはブリヂストン ツアーB JGR。
シャフト:フジクラMCH-60(S)
長さ:39.75インチ
UTはテーラーメイドSIM2 MAXレスキュー
シャフト:フジクラMCH-60(S)
長さ:38.5インチ
アイアンはブリヂストン ツアーB X-CB(6I~PW)
長さ:37.25/36.75/36.25/35.75/35.25インチ
シャフト:フジクラMCI(80S)
ウェッジはブリヂストン ツアーB
BRM-M:ロフト54度
XW-F:ロフト58度
シャフト:フジクラMCIソリッド85(S)
パターはテーラーメイド・スパイダーX チョークホワイト/ホワイト シングルベンド。
パターは スパイダー X チョークホワイト/ホワイト シングルベンドを使用しています。
ボールはブリヂストンツアーB XS。
ボールはブリヂストンツアーB XSを使用しています。
いかがですか、古江彩佳のクラブセッティング2022年。
ブリヂストンのドライバーB1は球筋や弾道の高さを打ち分けられる操作性の高さが魅力ですね。
古江彩佳「プロ通算6勝目」のクラブセッティング2021。
古江彩佳プロ通算6勝目のクラブセッティングです。
2021年のクラブセッティングも前年と変わりませんが、富士通レディースでドライバーを替えました。
ドライバーはブリヂストンゴルフB1
ドライバーは9月の「住友生命 Vitality レディス 東海クラシック」まではプロ初優勝時と変わらずツアーB XD-3を使用していました。
しかし、優勝した富士通レディースでは今年秋に発売された「B1(10.5度)」に替えていました。
パターはTENツアーラインショートサイトライン
ノーボギーを可能にするパターはオデッセイのTENツアーライン ショートサイトライン。
他のセッティングは2020年と変わりません。
さて、憧れる宮里藍選手と同じブリヂストンゴルフのアマチュアモニター選手として活躍してきた古江彩佳選手です。
古江彩佳プロの持ち球はドローです。
そのドローはトップオブスイングで手の甲が上を向くシャットフェースから繰り出されます。
これは、基本的に捕まらないブリヂストンのゴルフクラブを使ってきたことで、ジュニア時代の、身体が十分に出来上がっていない時期にできあがったスイングだと思います。
無理に捕まえにいくよりもトップでクラブをシャットに上げる方が身体に負担をかけません。
古江彩佳プロもブリヂストンのクラブを使ううちに、自然にドローを覚えたのではないかと考えます。
2021年もプラチナ世代の女子プロゴルファーは優勝を重ねています。
第33戦「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で古江彩佳が2勝目、西村優菜は3勝、吉田優利も2勝し合わせて7勝しています。
プラチナ世代で確率20%を超えていますね。古江彩佳は秋の陣にめっぽう強いことは昨年で実証済みです。
残りの試合で後何勝するのか期待しましょう。
女子ゴルフの世界も今やコースセッティングの距離も伸びておりドライバーの飛距離は成績へのアドバンテージになります。
しかしながら古江彩佳プロは決して飛ばすタイプではありません。フェアウェイキープ率は76.77%で7位です。(11月7日現在)
平均パット数は1.7568で1位です。あなたもあなた自身のゴルフスタイルを確立してクラブセッティングをして下さい。
古江彩佳「プロ通算3勝目」のクラブセッティング2020。
2020年6月の開幕戦はプラチナ世代ではトップの17位タイでした。
そして9月の6戦「第51回デサントレディース東海クラシック」で嬉しいプロ初優勝です。
さらに11月の12戦「伊藤園レディース」でも優勝しプロ2勝目、ツアー通算3勝目を挙げました。
そしてそして、11月の13戦「エリエール」でも4日間大会で優勝しプロ3勝目を挙げることができました。
4日間大会「大王製紙エリエールレディスオープン」の初日はノーボギーのラウンドで65をマークし、6アンダーの首位に立ち連続優勝です。
2020-21シーズンの2020最終戦(14戦)は2位の成績でした。2019年プロデビュー年も2位タイでしたので素晴らしい成績で年を収めました。
最終戦は1大会で4イーグルを達成した記録も残ります。次戦はメジャー初出場の全米女子オープン(12月10日開幕、テキサス州)です。
とにかく古江彩佳のウェッジショットの精度はとても高いことが優勝争いをする場面で実証されました。
古江彩佳は史上7人目のアマチュア優勝を飾り「プロテスト免除」になり晴れてプロゴルファーの仲間入りしました。
プロでは昨季4試合の出場でランキング対象外ながら、「フェアウェイキープ率80.22%」はトップに相当する数字ですので2020-21年も期待できますね。
2020年のクラブセッティングは基本的に2019年と大きな変更はありません。
ただドライバーは新機種を含めて2本入っており、FWも3本にするなどの微調整はしております。
ドライバーはブリヂストン ツアーB X
長さ:45.25インチ
シャフト:SPD569TR(S)
ドライバーはブリヂストン ツアーB XD-3
ドライバーはプロ初優勝時と変わらずツアーB XD-3です。
長さ:45.25インチ
シャフト:SPD569TR(S)
フェアウェイウッドはブリヂストン ツアーB JGR(3W/5W)
ロフト:15度/18度
シャフト:SPD569エボリューションⅣ(S)
フェアウェイウッドはツアーB JGR(7W)
ロフト:21度
シャフト:SPD569エボリューションⅣ(S)
ユーティリティはブリヂストン ツアーB JGR HY(4UT/5UT)
ロフト:23度/25度
シャフト:フジクラMCH-60(S)
アイアンはブリヂストン ツアーB X-CB(5番~PW)
長さ(5I):37.25インチ
シャフト:フジクラMCI-80(S)
ウェッジはブリヂストン ツアーB XW-1
ロフト:50度/54度/58度
シャフト:フジクラMCIソリッド85(S)
パターはオデッセイのTENツアーライン ショートサイトライン
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%8F%A4%E6%B1%9F%E5%BD%A9%E4%BD%B3&imageId=234083
デサント東海クラシックの最終18番15メートルのパットを決めて16アンダーにした瞬間です。
パターはオデッセイのTENツアーライン ショートサイトラインを手にしていました。この古江彩佳のパッティングは素晴らしかったですね。
3日間ノーボギーのラウンドでした。そのパッティング好調の理由はある助言でした。
それは、「手元を少し重くしてみたら」
クラブメーカーの方から“ツアーロック”という重りを紹介されました。グリップエンドに装着するタイプです。
上田桃子プロは80グラム、原英莉花プロは50グラムのタイプを装着しているようです。古江彩佳プロは30グラムのタイプを選びました。
カウンターバランスの効果は手元が動きやすくなるといいます。
緊張した場面でも手が動かないということがなくなり、スムーズにストロークできるというのです。
3パットで手が動かないアマチュアの方は参考にして下さい。いかがでしたか、古江彩佳プロのクラブセッティングでした。
それから古江彩佳プロが調子が悪くなってきた時に右手の手首につける「コアフォース」をご存知ですか?
古江彩佳プロは、「つけると体幹がしっかりしてくる、調子の波が小さくなります」とコメントしています。
ボールはブリヂストン ツアーB XS ボール
ボールはやはりブリヂストン契約ですのでツアーB XSボールですね。
古江彩佳”7人目のアマチュア優勝”のクラブセッティング2019。
プロテスト(11月5日~8日)の前週に行われた、「2019年富士通レディス」で史上7人目のアマチュア優勝を遂げた古江彩佳(ふるえあやか)選手です。
この優勝を以て古江彩佳選手は最終プロテストが免除され、晴れてプロゴルファーの仲間入りを果たしました。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/photo/detail/?imageId=221137
クラブ名 | 品名 |
---|---|
ドライバー | ブリヂストンのツアーB XD-3 |
フェアウエイウッド | JGR |
UT | JGR-Hy |
アイアン | ブリヂストンツアーB X-CB |
ウエッジ | ツアーB XW-B |
パター | オデッセイ STROKE LAB i #5 |
ドライバーはブリヂストンのツアーB XD-3
長さ:45.25インチ
シャフト:スピーダー TR569(S)
2018年発売のブリヂストンツアーBシリーズは全部で3機種が発売されております。XD-3は最もブリヂストンらしい、丸型のヘッド形状をしています。
容積は455CCでややシャロー、ソールのトウ、ヒールに入ったスリットと、クラウンに入った金属弦がヘッドのたわみ戻りをすばやくボールに伝える相乗効果でボール初速をアップさせ、、、
フェースに刻まれたミーリングがスピン量をコントロールするという、飛距離と操作性を両立させたヘッドです。
ソールのヒール側と、フェース後ろに重量調節ウェイトを持つことで、重心距離も移動できるようになっています。
中学時代からブリヂストンのクラブに馴染んでいる古江彩華選手には違和感なく構えられると思います。
シャフトは「叩ける」と評判のフジクラスピーダーTRを使用しています。
このシャフトはツアープロの要望を取り入れ、インパクト時のシャフトの潰れを極限まで抑えることでパワーをロスなく伝えてくれます。
真ん中から先端を硬く、手元がしなるというパワーヒッターが好むつかまり過ぎないという特性を持っています。
ヘッドがそれほど重心距離が長くなく、返りやすいので、つかまり過ぎないシャフトと組み合わせることで狙い通りのドローが打ちやすくなっていると思います。
現在の古江彩佳選手のスイングにはベストマッチのドライバーだと思います。
フェアウエイウッドはJGR
シャローで丸顔、つかまりやすさを重視したヘッド形状です。
ソールとクラウン部分にスリットを入れたことと、フェースにマレージング鋼を使用することで薄くしており、反発性能と有効打点の拡大にもこだわったフェアウェーウッドです。
ややアップライトでつかまりの良さもあり、スライスヒッターがストレートボールを打ちやすいクラブです。
古江彩佳選手にとってはドライバーのみ替え、ドライバー以外は慣れたクラブを使っているのだろうと思います。
クラブ総重量がやや軽く、ドライバーとのつながりがやや気になるところです。
UTはJGR-Hy
体積112CCとやや小ぶりな部類に入るユーティリティです。
小ぶりなヘッドながら、JGRの特徴であるパワースリットが施されており、ボール初速と高い打ち出し角度を可能にしています。
アベレージゴルファーが苦手なロングアイアン代わりに使える、高さが出せるユーティリティです。
特徴はフェースプログレッションが小さく、グースネック気味にみえることです。
アイアンはブリヂストンツアーB X-CB
2機種用意されたツアーBシリーズのアイアンですが、やや小ぶりなフェースと打点裏側が厚くなって重厚な打感が得られるX-CBハーフキャビティアイアンを使用しています。
小ぶりでシャープな形状ながらややグースネック、ソール幅もバウンスを少なめにしてやや厚くして、つかまりやすさと抜けの良さを追求しています。
しっかりクラブが振れる人なら手元に残る心地よい打感と、抜けの良さによる飛距離が望めるアイアンです。
古江彩佳選手は6番から使用しており、それ以上の距離はユーティリティを使用しています。
ウエッジはツアーB XW-B
ツアーBで用意された3機種のウェッジの中でも最もスピン性能が高いモデルになります。
自動車レース用エンジンメーカーの「無限」とタイアップし、無限が持つ超精密ミルド加工技術を用いています。
フェース全面に下向きに鋭利なミルド加工を施すことでいかなるライからでも強いスピンが得られるウェッジになっています。
距離感さえ把握できればスイングそのものを工夫せずともオートマチックにスピンが効いたボールを打てるので、楽にゴルフが出来るクラブです。
パターはオデッセイ STROKE LAB i #5
出典:https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/photo/detail/?imageId=221064
パターはオデッセイが「プロの再現性を誰もが体感できる」とPRする「STROKE LAB」の中から、セミマレット形状の i #5 パターを使用しています。
従来のパターと比べて全体重量は重くなります。
ですが、シャフトを軽量化することによって生じる余剰重量をヘッドとグリップエンドにウェイトを埋め込むことで配分しています。
特にグリップエンドが重い分、ストロークの支点が腰から肩へと移動することで肩ストロークが容易になり、結果的にストロークの再現性が高まり、安定することになります。
自分の感性を生かして繊細なタッチを好むゴルファーには向いていません。
ですが、プレッシャーがかかった時でも常に安定したストロークをオートマチックに打ちたいゴルファーには最適な選択といえます。
i #5というヘッド形状はセミマレット型で、大型ヘッドではイメージが湧かず、しかしピンタイプでは目標にスクエアに合わせにくいというゴルファーに、多少は感性が生かせる形状で人気のヘッドになります。
いかがでしたか、古江彩佳選手のクラブセッティング2019でした。プロゴルファーになればパッティングがもっとも重要になりますね。
「パターイズマネー」ですからね。
古江彩佳のシードは?2019年賞金ランキングは54位
2019年は女子プロゴルフ界にまた一人の新星が登場しました。プロ転向したばかりのルーキー古江彩佳選手です。
古江彩佳プロはJLPGA2019年最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で堂々の2位タイでフィニッシュしました。
最終戦は鈴木愛、渋野日向子の賞金女王争いで注目された試合でしたが、その一方で、プロ転向したばかりのルーキー古江彩佳プロは渋野日向子プロと同組で戦っていました。
古江彩佳プロは11月1日開幕の樋口久子・三菱電機レディースでプロデビューして、わずか4戦で2073万円も稼ぎました。
今季(2019年)の賞金ランキングは54位でリランキングで「2020-21年前半戦」の試合は出場可能になりました。
まとめ。
古江彩佳選手のクラブセッティングは総じて現在の主流である「やさしいヘッドのクラブ」です。
つまり、身体に必要以上の負荷をかけず、現在の自分のフィジカルで飛距離と方向性を満足させるクラブを選んでいるように思われます。
ブリヂストンは早くからジュニア育成にも取り組んでいます。
現在は直営の「ブリヂストンゴルフアカデミー」のほか、各地のゴルフ練習場内に常設のスクールを開校して小学生から高校生まで一貫した指導を行っています。
ブリヂストンは、かつて「ジャンボ」こと尾崎将司プロの活躍と、尾崎将司プロを慕う「ジャンボ軍団」のメンバーが師匠にならい、、、
こぞってブリヂストンのゴルフクラブを使用することで宣伝効果が生まれ、永らく国内ゴルフクラブのシェアトップの座に君臨していました。
アマチュアには「プロが使うクラブ」というあこがれと「値引きをしない」という高級感と、打ちこなせた時の満足感を与えていました。
宮里藍選手も家族がこぞってブリヂストンを使用していたことからアマ時代からブリヂストンでした。
その宮里藍選手に憧れてゴルフに熱中した古江彩佳選手もまた現在はブリヂストンのクラブを使用しています。
この古江彩佳選手の今後の活躍が、どれだけ後に続くジュニアゴルファーが古江彩佳選手に憧れてブリヂストンのゴルフクラブを選んでくれるか、、、
それより何より、多くの女子プロがより遠くへ飛ぶクラブを求めてクラブ契約をフリーにしている現状で、古江彩佳プロがブリヂストンのクラブを使い続けるか、当分目が離せないと思います。
今後の活躍に期待しましょう。エンジョイゴルフ!!
コメント
[…] ⇒古江彩佳「米女子ツアー参戦3年目」のクラブセッティング2024。 […]
[…] 古江彩佳 […]
[…] ⇒古江彩佳「米女子ツアー参戦3年目」のクラブセッティング2024。 […]
[…] ⇒古江彩佳「米女子ツアー参戦3年目」のクラブセッティング2024。 […]