昨年”年間女王”に輝いた山下美夢有の2023年クラブセッティングを紹介します。クラブ契約はダンロップゴルフです。
使用クラブはパター以外、すべてダンロップです。
ドライバーは2022年9月のミヤギテレビ杯で新しいスリクソンZX5 MKⅡに替えて優勝しました。その後も2勝を挙げて2022年シーズン5勝を挙げました。
2023年も第6戦で優勝、第12戦で2勝目、第13戦で連続優勝を挙げ父の日の第16戦で節目の通算10勝目を挙げました。
そして最終戦の公式戦「リコーカップ」で優勝し11勝目を挙げています。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
山下美夢有(みゆう)“11勝目”のクラブセッティング2023。
2023年国内女子ツアーが開幕しました。昨季の賞金女王である山下美夢有のセッティングに変化があったのでしょうか?
クラブ変更はアイアンとウエッジです。オフ期間中に感触を掴んだようです。
注)選手は試合会場でクラブを替えることがあります。2023年のデータは開幕戦です。
パターは第10戦公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」から替えています。
山下選手のコメント:
「サロンパスの時にグリーンが速くて、繊細なタッチが大事になってくると思っていたので、サロンパスからパターを操作しやすい方に替えています。(今週のグリーンは=2勝目)パターはそんなに関係ないという感じですけど、日頃からタッチを重視してやっているので、タッチが合えば入ると思ってます」
ゴルフは距離の正確性が問われるスポーツです。特にパッティングはタッチが合わないと距離感が合わなくなります。
ドライバーはスリクソンZX5 MKII
ドライバーはスリクソンZX5 MKIIを使用しています。2022年11月発売のニューモデルです。
ZX5 MKⅡは460㏄のフルサイズですから山下選手の好みにマッチしていますね。その後、ツアーでの平均飛距離もアップしています。
ロフトは8.5度で「LS」と比べて重心深度を深く設定し、ミスヒットへの強さや安定感を追求したモデルです。
シャフト:スピーダーNXグリーン50(SR)
長さ:45インチ
⇒ダンロップゴルフドライバー初心者でも使える「スリクソンZX」の機種と特徴。
フェアウェイウッドはスリクソンZX MKII(3W/5W)
シャフト:スピーダーNXグリーン50(SR)
UTはスリクソンZX MKII(4U/5U)
シャフト:スピーダーTRハイブリッド75(S)
アイアンはスリクソンZX5 Mk II(6I~PW)
アイアンも「スリクソンZX5 MKII 」に替えました。
山下選手のコメント
構えやすくて、打感も私の好みでした。芯に当たった時の乾いた音も好きです。
昨季のパーオン率は1位(75%)でした。今年はスリクソン ZX5 Mk IIでパーオン率1位をキープすることでしょう。
ウエッジはクリーブランド RTX 6 ZIPCORE
ウエッジは48度のヘッドをロフトを1度立て47度で使用しています。
山下のコメント
抜けが良くて、一方でコントロール性もあって、バランスがいい。ウェッジはすぐに変更しました。
シャフト:DG95 R300
パターはリアライズ DRAGプロトタイプ。
いわゆる地クラブですね。父の勝臣さんの意見を取り入れ、重量とソフト打感にミーリングで調整しています。
昨年から使用しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E7%BE%8E%E5%A4%A2%E6%9C%89&imageId=293880
パターはホワイト・ホット OG 2-BALL BLADE TOUR LINED
10戦から替えています。第12戦「ブリヂストンレディス」第13戦「リゾートトラスト」第16戦「ニチレイレディス」で優勝しました。
パターはオデッセイホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINEDを使用しています。
⇒オデッセイホワイト ホット オージー(OG)シリーズパターの種類と特徴。
ボールはスリクソンZ-STAR XV
ボールはスリクソンZ-STAR XVを使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
山下美夢有(みゆう)“今季5勝”のクラブセッティング2022。
女子ゴルフ新世紀世代の有望選手として注目されている山下美夢有。
2022年のクラブセッティングは昨シーズンと変わりません。21年初優勝後のドライバーはスリクソンZX7です。
最近の女子ゴルフのスタンダードなセッティングで山下選手の場合はコースに合わせて3本のFWから1本抜いています。
山下美夢有のクラブ選びはプロでも”やさしさ”です。
ただ、2022年9月独走態勢に入った「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」では新しいスリクソンのドライバーとフェアウエーウッドが好調とコメントしています。
その新スリクソンとはZX7の後継モデルの「ZX7 Mk2 LS」です。LSということでバックスピン量を抑制するタイプのヘッドですね。
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そのZXの後継モデルの「ZX5 MkⅡ 」を最終戦の「リコーカップ」でも使用していました。
さて、山下美夢有は笹生優花や西郷真央達と同年代の2001年生まれの新世紀世代の選手です。
2020年にデビューし、翌年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初優勝。
統合した2020-21年のシーズンは約1億円稼いで13位の成績で終了しました。
(2022年は初シード選手)
2022年は最初の公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初日からコースレコードを出し完全優勝。
また、15戦目の「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」でも逆転優勝しました。
最終戦で公式戦の「リコーカップ」では涙の優勝を挙げています。
ドライバーはスリクソンZX5 MKII
ドライバーはスリクソンZX5 MKIIを使用しています。2022年11月発売のニューモデルです。
ZX5 MKⅡは460㏄のフルサイズですから山下選手の好みにマッチしていますね。その後、ツアーでの平均飛距離もアップしています。
シャフト:スピーダーNXグリーン50(SR)
長さ:45インチ
フェアウェイウッドはスリクソンZX MKII(3W/5W)
シャフト:スピーダーNXグリーン50(SR)
UTはスリクソンZX MKII(4U/5U)
シャフト:スピーダーTRハイブリッド75(S)
アイアンはスリクソンZX5(6I~PW)
ウエッジはクリーブランドRTX ZIPCORE
シャフト:DG85 R300/DG95 R300
パターはリアライズ DRAGプロトタイプ。
いわゆる地クラブですね。父の勝臣さんの意見を取り入れ、重量とソフト打感にミーリングで調整しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E7%BE%8E%E5%A4%A2%E6%9C%89&imageId=293880
ボールはスリクソンZ-STAR XV
ボールはスリクソンZ-STAR XVを使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
山下美夢有(みゆう)“今季4勝”のクラブセッティング2022。
以下は「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」以前のドライバーとフェアウエイウッドです。
※)選手は試合会場でクラブを替えることがあります。
ドライバーはスリクソンZX7。
ドライバーはシャープな見た目の「スリクソンZX7」です。
長さ:45インチ
シャフト:スピーダー569 TR弐(SR)
フェアウェイウッドはスリクソンZX(3W/5W/7W)
長さ:43/42/41.5インチ
シャフト(3W/5W):フジクラ・スピーダー569エボリューションⅣ(SR)
シャフト(7W):フジクラ・スピーダーNX50(SR)
ツアーコースのコースマネージメントで3本を使い分けています。
UTはスリクソンZX(4U/5U)
長さ:39/38.5インチ
シャフト:フジクラ・ダイヤモンドスピーダーHB6
アイアンはスリクソンZX5(6I~PW)
長さ:37.25/36.75/36.25/35.75/35.25インチ
シャフト:DG85
スリクソンZX5の評価は下記の記事を参考にして下さい。
ウエッジはクリーブランドRTXジップコア(AW/SW)
長さ:35/34.75/34.5インチ
シャフト:DG95
パターはスコッティキャメロン・セレクトGoLo5。
※データは2022年開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」
パターはスコッティキャメロン・セレクトGoLo5ですね。
パターはホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINED
※データは2022年 宮里藍サントリーレディス。プロはクラブを試合会場で替えることがあります。
パターはホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINEDを使用しています。
ボールはスリクソンZスターXV。
ボールはスリクソンZスターXVを使用しています。
いかがですか、山下美夢有のクラブセッティングでした。国内では西郷真央と並び常に優勝争いをする選手に成長しました。
2022年は2001年以降に生まれた新世紀世代が活躍する年になりましたね。
山下美夢有“初優勝”のクラブセッティング2021。
山下は2019年にトヨタジュニアゴルフ(団体)で優勝した後で同年のプロテスト合格を果たしました。
アプローチとパターを得意とする粘り強いゴルフを身上とするゴルフです。クラブ契約はダンロップですので2020年の最新作で挑んでいます。
その粘り強いゴルフは300万円で購入した「トラックマン」を活用したことでした。
その投資は獲得賞金が0円だった2021年8月でした。新世紀世代からまた新たなヒーローが生れました。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E7%BE%8E%E5%A4%A2%E6%9C%89&imageId=233149
新人らしからぬ活躍を見せた山下美夢有の2021年。
堂々としたプレーぶりに気持ちの強さを感じます。またクラブ選びも強いこだわりがあります。
それは7Wとウエッジの選択です。
セッティングの基本ベースは15本で試合コースのパー5の距離で決めているようです。
パー5の距離が短い時は7Wを抜いて48度を入れています。
それでは山下美夢有の優勝時のクラブセッティングを紹介します。
優勝後はドライバーをゼクシオからスリクソンに替えました。
ドライバーはスリクソンZX7。
優勝後の新しいドライバーはシャープな見た目の「スリクソンZX7」をチョイスしました。
それ以外は変わりません。(2022年も同クラブでしょうか?開幕が始まりましたら紹介します)
長さ:45インチ
シャフト:スピーダー569 TR弐(R)
ドライバーはゼクシオイレブン
一般的にヘッドスピードが遅くても、ゼクシオらしい軽快な弾きとクリアな打球音を感じながら打てるゼクシオイレブンドライバーです。
ヘッドは形状も挙動もオーソドックス。緩やかなシャフトのしなりを感じながら安定したドローボールが打てます。
ロフト:9.5度
シャフト:フジクラ・スピーダー569TR弐(SR)
フェアウェイウッドはスリクソンZX(3W/5W/7W)
長さ:43/42/41.5インチ
シャフト:フジクラ・スピーダー569エボリューションⅣ
ウッド系は高校時代から7番ウッドを含む3本態勢です。
スリクソンのFWは球が上がりやすくグリーンを狙いやすくなったと言います。
UTはスリクソンZX(4U/5U)
長さ:39/38.5インチ
シャフト:フジクラ・ダイヤモンドスピーダーHB6
アイアンはスリクソンZX5(6I~PW)
長さ:37.25/36.75/36.25/35.75/35.25インチ
シャフト:DG85
スリクソンZX5の評価は下記の記事を参考にして下さい。
ウエッジはクリーブランドRTXジップコア(AW/SW)
長さ:35/34.75/34.5インチ
シャフト:DG85
48度のバックフェースには鉛を貼っていますが、それは3本の重さを統一するためです。
同じ感覚で振れるからこそ部妙な距離の打ち分けができます。
短い距離こその感覚が重要なんですね。
パターはスコッティキャメロンGoLo6
パターは小ぶりのマレットGoLo6ですね。
センターシャフトのパターです。もともとセンターシャフトは好きではなかったようです。
今季いろいろ試す中で倉庫に入れてあった小学校の頃に使用していたパターで好感触を掴んだようです。
そのパターがエースになりつつあります。
ボールはスリクソンZスターXV。
さて、山下美夢有プロの活躍はファンに夢を与えます。
女子プロゴルファーは長いシーズンを戦う中でシード獲得に、ツアー優勝に、技術やメンタル面と同じくクラブセッティングを重要視しています。
そして、そのクラブ選びの傾向はプロでも”やさしさ”ですね。
まとめ。
2020-21年は6月の開幕戦から3連続予選落ちでした。
やはりプロとしていやルーキーイヤーそれもレギュラーの大舞台で本来の力は発揮できずにいたのでしょう。
それでも、第4戦のゴルフ5レディス初日は3位でフィニッシュしました。
続く公式戦の日本女子プロと日本女子オープンでは31位Tと33位Tの成績を収めて徐々に大舞台に慣れてきていると思います。
そして初優勝。その活躍を支えているのがプロの商売道具であるクラブセッティングです。
さらに2022年の最終戦のリコーカップで5勝目を挙げ史上最年少の「年間女王」が有終の美を飾りました。
これからも楽しみな山下美夢有(みゆう)プロを応援しましょう。
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