ブリヂストン、ミズノと並ぶ国内三大ゴルフメーカーの一つであるダンロップゴルフは、もともとゴルフボールを製造販売していました。
英国ダンロップ社が明治42年に日本に支店を開設し、大正6年から国内でゴルフボールの生産を開始します。
その後、昭和38年に住友ゴム工業となり、今日の基礎となりました。
【アイアンの選び方】スリクソンZX MkIIの特徴 。
2022年11月19日にはZX5MkII とZX7MkII が発売されました。
スリクソンZX7 MKII アイアン。
スリクソンZX7 MKII アイアンは構えやすさ、操作性、スピン、寛容性、打感とアイアンにとって必要な要素はほぼ整っています。
アスリートが求める全ての機能を満たしているアイアンです。ただ、しいて物足りない点は飛距離です。
ロフトが寝ているので飛ばない代わりに高さが出るのでスコアメイクには好都合です。
(7番:32度/PW:46度)
前作も良くできていましたが、目に見えて変わったのはトップブレードの形状です。
ショートアイアンのヒールが高く丸みのある形状になり、ウエッジのように包み込むイメージがあります。
また、キャビティ部分の肉厚が増したことで打感もさらに良くなりました。
山型ソールはダウンブローで打った時の抜けがいい形状だが、トウとヒールが一段低くカットされているのでライの変化にも強い。
最大の特徴は打ち出し角とスピン量が安定して距離の誤差が小さいことです。
今、人気急上昇でタイトリストから乗り換えるゴルファーも増えています。
スリクソンZX5 MKII アイアン。
スリクソンZX5 MKII アイアンは前作同様に雰囲気はアスリートアイアンです。
フェースのヒール側低くボールを包み込むようなイメージで構えやすいです。
ヘッドはやや大きめでグースも適度にあるので中級者にも安心して打てます。
前作との違いは飛距離性能です。
3方向に配置されたグループによりフェースがたわみやすく初速がアップ。ロフトが立っているのでアスリートモデルとしては飛びます。
(ロフト:7番:31度/PW:44度)
ミスに寛容で直進安定性が高いので自由自在に曲げるのは苦手です。
自分の持ち球を安定させるのは得意で弾きが強い割には打感はやわらかいです。
【アイアンの選び方】スリクソンZXの特徴。
ZXアイアンシリーズはドライバーZXに比べてはっきり明確に性格が異なります。
ポケットキャビティ構造をもつ「ZⅩ5アイアン」と、そして、キャビティ構造の「ZⅩ7アイアン」です。
そして2021年3月20日にZX4が新登場しました。
スリクソンZX4アイアン。
高弾道、高初速の鋭い飛びと、キレのあるフォルム。さらに高い寛容性を兼ね備えた中空構造アイアンスリクソン「ZX4アイアン」がついに誕生しました。
ミスにも強い、深・低重心設計、ストロングロフトでも高い弾道で飛ばす。
圧倒的な高初速、驚異の飛びを生み出すMAINFRAME。
トウ側に高比重タングステンニッケルウエイトを搭載することで、低く深い重心を実現しました。
スリクソンZX5アイアン。
ZⅩ5アイアンはバックフェース側のトウ部分を厚くした形状により方向性に寄与する慣性モーメントの拡大を図っていることがわかります。
そしてスリクソンも、人工知能がデザインしたフェース、打点分布に合わせた「最適フェース肉厚分布設計」である「メインフレーム」を搭載しました。
また、フェース周辺に「スピードグルーブ」と呼ばれる溝を配したことでフェース面が良くたわんで反発力が向上し、飛距離につながります。
スッキリとシャープな形状ながら、飛び系アイアンとなったのがスリクソン「ZⅩ5アイアン」です。大きなたわみで初速アップ
長さ:7番:37インチ
価格:108000円+税~(6本セット、5I~PW)
勝みなみは4Iと5IはZX5を使用しています。
⇒勝みなみ”感覚重視”のクラブセッティング2023。
スリクソンZX7アイアン。
ZⅩ5アイアンが飛びにこだわったのに対して、オーソドックスなキャビティ構造ながらショットのばらつきを抑えて安定性と操作性にこだわったのが「ZⅩ7アイアン」になります。
操作性の良さを感じさせるやや小ぶりなヘッドの3番から7番まではトウ部分に比重が重いタングステンニッケルウェイトを埋め込むことでフェースの返りすぎを抑えて操作性を向上しています。
ソール形状はスリクソンシリーズ伝統の「VTソール」のバウンスフローをさらに見直し、さらにトウとヒールに段差を設けた「ツアーVTソール」を採用することで全番手で安定した抜けの良さを実現しました。
また、フェース裏面には打点付近を肉厚化することで柔らかい打感も獲得しています。
フェースが返りづらく抜けが良いという、プロ・上級者が求める要素を盛り込みました。オフセンターでもソフトな打感です。
長さ:7番:36.75インチ
価格:108000円+税~(6本セット5I~PW)
勝みなみは6IからPWはZX7を使用しています。
⇒勝みなみ”感覚重視”のクラブセッティング2023。
スリクソンZX Utlity。
ZⅩユーティリティには2種類を用意しています。
いわゆるアイアン型のユーティリティと、ダンロップがハイブリッドと呼ぶ、ウッド型のユーティリティです。
アイアン型ユーティリティは中空構造、やや厚めのトップブレードで、こちらも人工知能がデザインしたフェースである「メインフレーム」を搭載しています。
高比重のタングステンを配した低重心設計と、高反発のフェースとによって高打ち出しを可能にしています。
アイアン型ではありますが、こちらもターゲットに対して構えやすく、抜けの良さも確保しています。
ハイブリッドに関してもグースを小さめに設定し、トウ側の輪郭をやや直線的にすることでアイアン並みのターゲットに対する構えやすさを実現しています。
ヘッド形状は丸みを帯びたユーティリティ形状ですが、細かい部分ではプロが構えやすい形状になっています。
弾道調整機能はついておらず、ソール形状からはややドロー寄りの設計になっているものと思われます。
いかがですか2020年新発売のスリクソンアイアンを是非試して下さい。
【アイアンの選び方】スリクソンZ585とZ785の評価。
マークダウンした現行モデルのSRIXON Z585 アイアン 6本セットを試してみましょう。
ダンロップのゴルフボールの人気は高く、「MAXFLI」の商品名でプロがこぞって使用しました。
その流れはアイアンにも及び、1992年に「MAXFLI」と命名されたアイアンのシリーズは、青木功プロも一時期使用していました。
その「MAXFLI」の正統な後継機種が、2002年に発売されたスリクソンになります。従って、ダンロップゴルフの本流は実はゼクシオではなく、「スリクソン」になるわけです。
Z585とZ785。
今回は、ダンロップゴルフのスリクソンアイアンZ585とZ785の評価を紹介いたします。
この、スリクソンのニューモデルアイアンで、上級者好みの精悍な顔つきでありながら汎用性が高くて人気のスリクソンZ585はどのような評判なのでしょうか。
ダンロップのアイアンについては、ゼクシオを除いてスリクソンZシリーズのみです。そのZシリーズの中で、プロ、上級者向けのマッスルバック形状のZフォージド。
適度な厚みのソールをもつツアーキャビティのZ785。そしてセミアスリートから向上心がある初心者にも対応するポケットキャビティのZ585の3機種となります。
なかでもやはり注目はZ585アイアンになります。
【アイアンの選び方】スリクソンZ585の評価。
Z585の特徴を大まかに言えば「飛び系でありながら飛びすぎない、プロモデルに近い形状のアイアン」という事だと思います。
スリクソンのアイアンZ585はつかまりやすいアイアンです。
セミグースネックでミッドサイズ。厚めのトップブレードとソール、ポケットキャビティの効果でミスヒットに強く球が上がりやすいアイアンです。
まず構えた時にわずかに面長のフェースとわずかなグースネック、わずかに厚めで曲線を用いたトップラインによって、構えた時にボールを包み込むような安心感があります。
そして最大の特徴は、新開発の「スピードグルーブフェース」です。
これはバックフェースの周辺に溝をめぐらせたことによって、フェースがトランポリンのようになってフェースのたわみ量が増え、反発性能が向上しているということです。
さらに「VTソール」という、ソールの前後を削ってⅤ字型の角度をつけたことによって、ソールの抜けがよくなり、
ダウンブローに打ち込まなくてもしっかりボールを捕まえて振りぬけるようになりました。
ですので、飛距離が望めるようになっています。
- 芯を外しても飛距離が落ちない
- 見た目ほど難しくない
- しっかりボールの高さが出る
Z585はシャフトの選択肢が多い。
また、Z585はシャフトの選択肢がアイアンにしては多く、シャフト重量帯によって、
カーボンでMiyazaki Mahanaが60g台、特注生産でMiyazaki for IRONが80g台と2種類で、
スチールでN.S.PRO 950GH DSTが95g、N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DSTが100gと2種類の、
合計4種類のシャフトが選べることにより、あらゆるレベルのゴルファーのニーズに応えられるようになっています。
その効果があってか、幅広い年齢層とキャリアのゴルファーが一様に、評価をしています。
Z585の価格帯。
スリクソンZ585の個別アイアンの価格です。 スリクソンZ585 参考にして下さい。
- 新製品発売:2018年
- 新品価格:108000円(6本セット)
- 中古買い得価格:51800円~31800円(6本セット)
【アイアンの選び方】スリクソンZ785の評価。
スリクソンのアイアンZ785はつかまりがよくセミグースネックのコンパクトなハーフキャビティでダウンブロー向きのアイアンです。
引き締まった顔のZ785アイアンは軟鉄鍛造の柔らかな打感と、新溝設計により安定したスピン量をもたらすことで、狙った距離をきっちり打ち分けることが出来ます。
操作性の高い中~上級者向けではあるがそれほどシビアではなく、90台で回れる腕があれば決して難しいアイアンではありません。
トップブレードの傾斜が強めでV字型ソールになっているので、つかまり感の欲しいゴルファーやダウンブローに打つゴルファーには相性がいいです。
軟鉄特有のやわらかな打感も魅力的です。
- ちょっと顔が難しそう
- ソールの抜けが良い
- つかまりすぎない
- フェード、ドローがやさしく打ち分けられる
- 意外にボールが上がる
Z785のシャフトは上級者設定。
シャフトも110g台のダイナミックゴールド DST、特注生産で120g台のダイナミックゴールド、
95gのN.S.PRO 950GH DSTとすべてスチールシャフト、フレックスもS以上とあきらかにプロ、上級者を対象にした設定になっています。
Z785は上級者には使いやすいと思います。90切りのゴルファーは1セットバックに入れてもいいかも知れません。
Z785の価格帯。
スリクソンZ785の個別アイアンの価格です。Srixon Z 785参考にして下さい。
- 新製品発売年:2018年
- 新品価格:102000円(6本セット)
- 中古買い得価格:62800円~37800円
【アイアンの選び方】スリクソンZ-フォージドの評価。
スリクソンZ-フォージドアイアンは意外にやさしいマッスルバックのアイアンです。
トップブレードが薄くソール幅も狭いが昔ながらのマッスルバックと比べるとやや面長で安心感もあります。
操作性はそれなりに高いが、意外とミスにも強く中級者でも打てそうです。
スコアラインがヒール寄りに入っているのでフェードをイメージしやすく、実際に球がつかまりすぎないのでフックのミスが出にくく、ドローとフェードも打ち分けやすいです。
また球筋が一定ですので狭いターゲットでも安心して狙っていけます。V字型のソールは打ち込んだ時の抜けがいいです。
Z-フォージドの価格帯。
- 新製品発売年:2019年
- 新品価格:102000円(6本セット)
- 中古買い得価格:71800円~43800円(6本セット)
【アイアンの選び方】スリクソンZシリーズの特徴と中古市場。
スリクソンは、ダンロップが「世界戦略ブランド」と位置付けています。ワールドワイドの展開を見据えたスリクソンZシリーズアイアンは、
必然的にツアープロの要望に応え、世界に通用する高品質のアイアンとなる宿命を背負っています。
そんなZシリーズアイアンの特徴は、
にあります。
すなわち、プロゴルファーが構えた時にどのような球筋でどこに打つかをイメージできるアイアンで、なおかつ難しすぎないものでなければならないという事です。
その意味ではシャープでありながら難しすぎないという命題をクリアしているアイアンです。
中古市場では「使ってみたいけど、難しそう」と発売時には躊躇していたゴルファーが手ごろな価格になったことで、「試しに使ってみるか」という動機で購入しているようです。
価格的には2代前のZ545、前モデルのZ565とも手ごろな価格になり、程度が良いものは人気があります。
【アイアンの選び方】スリクソンアイアンで活躍する女子選手達。
ダンロップ契約の女子プロゴルファーでは圧倒的にゼクシオアイアンが人気ありますが、
香妻琴乃プロ、小野祐夢プロ、安田彩乃プロ、東浩子プロがZ585アイアンでツアーを戦っています。
そして、中嶋常幸門下生の安田彩乃のセッティングは、
彼女たちが一様に口にするインプレッションが
ということです。
特に「構えやすい」というのは、シャープな顔つきなのでターゲットを明確に絞りやすいということです。
ランとキャリーで飛距離を稼ぐゼクシオアイアンに対して、キャリーでしっかり止まってくれるZシリーズアイアンという両者の違いがあります。
好みが分かれるところでありますが、女子プロでも男子プロ並みにキャリーで飛距離を出すという、、、
最近の女子プロゴルフ界全体がパワーゲームに向かいつつある傾向が影響しているものと思われます。
まとめ。
世界戦略ブランドの「スリクソン」としては現在までのところ、圧倒的にゴルフボールでその知名度が高いです。
Zシリーズアイアンは現在までのところ、マイケル・アルノ―選手(米)、ジョン・カトリン選手(米)などPGAツアーを舞台に飛躍を期する選手が使用していますが、
海外のプロゴルファーがこぞって使用するところまでは届いていません。
しかし、これはZシリーズアイアンが、海外メジャーブランドのアイアンに比べて高額であるためなかなか浸透していないことが原因であり、
性能面での問題ではありません。
今後スリクソンZシリーズアイアンが世界戦略の一翼を担えるか否かは、ひとえに松山英樹選手の活躍にかかっているといっても過言ではありません。
しかし、松山選手一人ではなく、願わくばアメリカの若手有望株を発掘し、Zシリーズアイアンで活躍してもらって、
その良さを広めてもらうような取り組みをしてほしいと思います。
また、Z585に関しては、シャフトの選択肢が多いことからこれからどんどん練習してうまくなりたい、でも初心者用のアイアンは嫌だという初心者から、
競技に参戦しているシリアスゴルファー、そしてシニアになってもキャディバッグの中にはアスリート系のアイアンを入れていたいという、
ベテランゴルファーまで満足できる顔つきとやさしさを兼ね備えたZシリーズであってほしいと思います。
スリクソンで楽しいゴルフライフを!!エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。
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