2020年度女子ゴルフのプロテストに合格した選手は22名です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた「2020年度JLPGA最終プロテスト」は最終ラウンドが6月25日(金)に終了し、22名の新たなJLPGA正会員が誕生しました。
『オーガスタナショナル女子アマ2021』に参戦した上野菜々子は16位タイで合格。
今後女子ゴルフツアーでの活躍を目指す“未来のスター候補たち”の誕生です。
氏名 | 順位 | スコアー |
---|---|---|
佐久間朱莉 | 1位 | 270 |
松本珠利 | 2位 | 273 |
岩井明愛 | 3位 | 276 |
内田琴子 | 4位 | 277 |
橋添穂 | 5位 | 278 |
後藤未有 | 6位 | 279 |
工藤優海 | 7位タイ | 280 |
リ・ハナ | 7位タイ | 280 |
小倉彩愛 | 9位タイ | 281 |
岩井千怜 | 9位タイ | 281 |
薮田梨花 | 11位タイ | 282 |
平井亜実 | 11位タイ | 282 |
浜崎未来 | 11位タイ | 282 |
阿部未悠 | 11位タイ | 282 |
植手桃子 | 11位タイ | 282 |
フォン・スーミン | 16位タイ | 283 |
篠崎愛 | 16位タイ | 283 |
山田彩歩 | 16位タイ | 283 |
上野菜々子 | 16位タイ | 283 |
桑木志帆 | 20位タイ | 284 |
東風花 | 20位タイ | 284 |
奥山友梨 | 20位タイ | 284 |
以上22名の女子プロゴルファーが誕生しました。
プラチナ世代の後藤未有、小倉彩愛、上野菜々子はリベンジを果たすチャンスを1年半待つことになったが、ようやくプロゴルファーの称号を手にしました。
注目の岩井姉妹の姉・明愛は「緊張であまり覚えていない」と言いつつ、8バーディー、2ボギーで3位フィニッシュし、
妹・千怜も3バーディー、2ボギーにまとめ、9位で合格を勝ち取りました。
2020年の女子ゴルフプロテスト合格者の中には話題の黄金世代やプラチナ世代、そして新世紀世代までやはり若手が合格しましたね。
そんな若手の中に95年生まれのフォン・スーミン選手が合格したことはとても喜ばしいことです。
2020年はTP単年登録者として試合に出場していました。
フォン・スーミンのコメント:引用:ヤッフーニュース
「いまは、とても感動しています。やっとプロテストに合格しました。
両親に、日本で自分の力で大きな仕事ができましたと感謝を伝えたい。これからたくさん試合で優勝したいです」
ステップツアーの最高位は7位タイ。5度目の挑戦で合格しました。
平井亜美のコメント:引用:ヤッフーニュース
「知り合いの方々から、おめでとうとおっしゃっていただいて実感が沸いた。すごく嬉しかった。
プロテストもこれまで5回受け、本当に受かるのかなと思っていた年もありました。
勝つか、負けるか、優勝するか、予選落ちをするかの勝負ができる選手になりたい」
⇒かわいい女子プロゴルファー平井亜実。プロテストは5度目の挑戦で2020年合格。
植手桃子のコメント:引用:ヤッフーニュース
「今回のテストは、普通にやれば大丈夫と自分に言い聞かせていたので、今までのような焦りはなかった。
これから試合に出て、自分がどのぐらいのレベルなのかを見てみたい。
合格するまで時間が掛かってしまったので、これからはトントン拍子で試合に出たい。
シード権を取って、長く活躍できる選手になりたいです」
5度目の挑戦で合格しました。初挑戦は2016年で今までは単年登録選手としてツアー出場できる道がありました。
しかし、2019年から原則日本女子プロゴルフ協会の正会員しか翌年の出場権がかかるQTを受けることができなくなりました。
これで堂々とQTを受けて本戦に出場し好成績を残してほしいですね。
篠崎愛のコメント:引用:ヤッフーニュース
「とりあえず、ホッとしています。5回目なので、やっと通ったという感じです。
出だしの2ホールでボギー、ボギーだったので、焦りました。
そこから取り返そうとすると慌ててしまうので、3アンダースタートだと思い、いったん落ち着いてプレーしました。
目標はシード選手になることです」
4度目の挑戦で合格しました。
山田彩歩のコメント:引用:ヤッフーニュース
「素直に嬉しいの一言です。4年かかりましたが、通過点としてプロテストの合格を目指していました。
合格したよとすぐに両親に伝えたい。夢は賞金女王になって、たくさんの方々に応援していただける選手になることです」
工藤選手は1999年生まれですが、98年度ですので黄金世代の一員ですね。
工藤優海のコメント:引用:ヤッフーニュース
「前回のテストから2年空き、これに向けて色々と準備をしてきた。この結果にホッとしています。
目標とする選手は、申ジエプロと宮里藍プロ。
私自身もショートゲームが得意なので、粘り強くプレーをしていきたい。
日本ツアーで上位に入って、たくさんのみなさまに応援していただきたい。(将来は)海外ツアーにも挑戦してみたい」
3度目の挑戦で合格しました。
薮田梨花のコメント:引用:ヤッフーニュース
「3回目のプロテストだったので、今回は自信がありました。合格できて良かった。
きょうは4日間のなかで一番苦しいゴルフだった。その中でスコアを出せたことは自信になりました。
まずはJLPGAツアーに出られるように、QTを頑張り、ツアー1勝をめざしたい」
3度目の挑戦で合格しました。
東風花のコメント:引用:ヤッフーニュース
「3回目の受験です。3度目の正直という言葉もあるように、今回は絶対に受かりたいと思っていたので、ホッとしています。
(合格の連絡は)いつも付き添ってくれる父に、通ったと連絡しました。
みなさんから愛され、目標とされるような選手になれるように、これからも練習を頑張りたい」
「すごくうれしい。やっと終わったって感じです。(最終日前夜は)なかなか寝られませんでした。
ただ朝は緊張してたけど、スタートしたらそれもほぐれて、いいゴルフができました。
プレー姿がかっこいいので、成田美寿々選手が憧れ。私も憧れられるようなかっこいいゴルファーになりたいです」
橋添穂(みのり)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「お世話になっている方々に、いい報告ができるという安心と、うれしい気持ちでいっぱいです。
家族に『5位で通りました』と伝えたら、『よく頑張ったね』って言ってくれました。
今は疲れがすごいですけど、家族に伝えて胸がいっぱいになりました。まずはQTを突破してレギュラーで活躍したい。
末永くゴルフができたらいいなと思います。尊敬しているのは大山志保さん。ケガをしても何回もチャレンジしている姿がかっこいいです」
後藤未有の前回は悔しい思いをしました。だからこそ今回は・・・
後藤未有のコメント:引用:ヤッフーニュース
「きょうは、いけるところまで伸ばしたいと思って、ラウンドしていた。伸ばせるところで取れなかったり、もったいないボギーがあったり、悔しかった。小さなときに宮里藍さんに憧れてゴルフをはじめたので、私も小さな子に夢を与えられ、憧れとなるような選手になりたい」
小倉彩愛(さえ)も前回は悔しい思いをしました。
小倉彩愛のコメント:引用:ヤッフーニュース
「いまは、ホッとしています。きょうはディボットに入ったり、ボールが沈んでいたり、苦しい場面もありました。
前半はパッティングがよく決まって、後半は耐えながらプレーしました。
まずはJLPGAツアーに出て、上位で戦えるように、技術やフィジカルを上げていきたい」
⇒小倉彩愛(さえ)の”初優勝”を狙うクラブセッティング2023。
浜崎未来(ハマサキ ミライ)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「ずっと目標にしてやってきたので、本当に嬉しいの一言です。
まだプロになったという実感はないですが、これからプロとして戦っていけるように、レベルアップしていきたい。
たくさんの人に応援していただいて、長くツアーで戦える選手になりたい」
2度目の挑戦ですね。
阿部未悠(ミユウ)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「2回目なので、落ちることができないと思っていました。
最後にバーディーを取って、受かったことは素直に嬉しい。
JLPGAツアーで活躍し、ゆくゆくはアメリカに行って、世界を舞台に戦えるようになりたい。そこを目指して頑張ります」
上野菜々子も昨年は悔しい思いをしています。
上野菜々子のコメント:引用:ヤッフーニュース
「まだ実感はありませんが、携帯電話でいろいろな方からのメッセージを見て、嬉しい気持ちでいっぱい。
きょうはネガティブな思いも頭を過ぎりました。
攻め過ぎるとスコアを落としそうなピンポジションだったので、特に後半は安全を心がけていました。
小さな子供たちのお手本になるような選手になりたい。
今年の目標はQTをトップ通過して、来年のJLPGAツアーのシード権を獲得すること。
将来的な目標は全米女子オープンで優勝することです」
2度目の挑戦ですね。
奥山友梨(ユウリ)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「きょうは緊張していないつもりでしたが、相当緊張していてティーショットが曲がっていました。
かなり苦しかったですが、嬉しいです。1回目のテストの時は1次で落ちてしまいました。
目標とする選手は、宮里藍さんのようなみんなに愛されるゴルファーになること。とにかく早く活躍したい」
2001年生まれ(2001年度、2001年4月~2002年以降)の選手を新世紀世代と呼ぶようになりました。
それ以降に生まれた選手を新世紀世代と呼ぶのかは定かではありませんが女子ゴルフ界も若年化することでベテラン選手もより一層頑張ると思います。
新世紀世代の代表はやはり全米女子オープンで優勝した笹生優花プロでしょうね
リ・ハナのコメント:引用:ヤッフーニュース
「合格して本当にうれしい。早く母に伝えたい。きょうは最終日で、スタート前から緊張をしていました。
今はステップ・アップ・ツアーに出ていますが、来年はJLPGAツアーで優勝したい」
⇒リハナの初優勝は2023年「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」
佐久間選手は「ジャンボ尾崎」から指導を受けています。この4年は、「飛距離を伸ばせ」といわれ続けました。
そのためには、とにかくクラブを振ることで、ジャンボさんの練習場では、重量のあるミニクラブで素振りをたくさんすることで、ヘッドスピードをあげることに取り組んでいました。
プロテスト1位の成績で合格しました。これからが楽しみな選手です。
佐久間朱莉(しゅり)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「トップ合格を目標にしてきたので、うれしさと安心したという気持ちが両方あります。やっと終わったなと思いますが、(テストは)楽しかったです。
母に電話で報告した時、『よかったね、おめでとう、がんばったね』って言ってもらえて、うれしくて涙が出ました。
人としても尊敬され、世界でも通用する選手が目標。シードを獲得して毎試合上位で戦えるように頑張りたいです」
岩井明愛(あきえ)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「気が抜けなくて、最後のパーパットでホッとしました。自分のゴルフをするだけと思っていましたが、最終日のスタート前は緊張してしまいました。
最後は妹(千怜)と一緒の組で回りましたが、妹というよりは1人のプレーヤーだと思ってプレーしました。
ですが見えない安心感はやっぱりありましたね。
今後は応援してきてくれた人たちに結果で恩返しできるよう、2人で頑張っていきたい。夢は千怜と最終日最終組で優勝争いを演じることです」
かわいい女子プロゴルファー天才姉妹・岩井明愛。プロテストは一発合格。
⇒岩井明愛の優勝歴(通算3勝)初優勝は2023年「KKT杯バンテリンレディス」
⇒天才姉妹の姉・岩井明愛(あきえ)のスポンサー契約一覧。所属は「HONDA」
岩井千怜のコメント:引用:ヤッフーニュース
「まずは、ホッとしています。最初に合格を伝えたいのは、プロテスト期間中にずっと付き添ってくれた母です。
見てくださる方や応援してくださる方が、笑顔になるようなプレーができる選手になっていきたい。
夢は双子で日本ゴルフ界を引っ張っていくことです」
⇒岩井ツインズの妹・岩井千怜(ちさと)の優勝歴。涙のツアー初優勝は2022年。
⇒天才姉妹の妹・岩井千怜のスポンサー契約一覧。所属は「HONDA」
内田琴子(コトコ)のコメント:引用:ヤッフーニュース
「ホッとしました。両親に今までありがとうと伝えたいです。やっと終わったけど、ここからがスタート。頑張ろうって思いました。
(合格の要因は)ショートゲーム。アプローチとパターを重点的に練習してきました。
これからはみなさんが見ていて楽しいと思えるようなプレーをして、レギュラーツアーで活躍したいです」
遂に2003年生まれの女子プロゴルファーが誕生しました。
桑木志帆のコメント:引用:ヤッフーニュース
「合格でき、まずは安心しています。カットラインの瀬戸際にいたので、スコア状況が気になって落ち着かなかった。
合格が分かった時は、ホッとして泣きました。
同じ岡山出身の渋野選手のように、誰からも愛されて、笑顔でプレーできる選手になって、国内でも海外でも活躍できる一流プレーヤーになりたい」
⇒桑木志帆の優勝歴。初優勝は2024年「資生堂レディスオープン」
2020年はコロナ禍でもあり選手達も精神的な疲労が重なっていたと思います。
そしてこのテストに不合格であれば来季のツアーへの参加資格がなくなるので全ての選手が緊張する試合です。
その中で21名が合格しトーナメントの切符は手に入れました。
これからが真の実力が問われる日々が続きます。明日のスターは誰なのか?
茨の道は続きますが、この中から渋野日向子プロや畑岡奈紗プロを追いかけるスター選手がこれからも必ず誕生することでしょう。
さらに面白く白熱した展開になる女子プロゴルファーのツアーに期待しましょう。
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