岩井明愛(あきえ)のクラブセッティング2024を紹介します。2021年(2020年度)6月のプロテストで一発合格し、クラブ契約はヨネックスと契約しました。
ヨネックスジュニアゴルフアカデミーという、ヨネックスが運営するキッズゴルフアカデミー出身であり、用具契約をヨネックスと結んだのも自然の流れだと思います。
そして、プロテスト合格から2年後のレギュラーツアー2023年第7戦「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初優勝。
2勝目は5ヶ月かかりましたが、9月の「第54回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で挙げました。
2024年は9月の「第55回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で6勝目30年ぶりの大会連覇を達成しています。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E6%98%8E%E6%84%9B&imageId=364369
2024年は13戦目の「リゾートトラストレディス」で4勝目、16戦目の「ニチレイレディス」で5勝目を挙げています。
その翌週には全米女子プロにも参戦しますので、海外での優勝も現実的になってきましたね。
そして、27戦目「第55回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で6勝目連覇を達成しました。
その優勝をサポートしているのが、ヨネックスのスタッフであり、ヨネックスのクラブです。
ファンの方ならご承知かもしれませんが、試合会場にはプロのクラブをサポートするクラブバスが必ず試合会場に帯同しています。
選手の調子によって重量や硬さを変えてシャフト交換することもあります。その全ての環境が整ったときに選手の優勝という二文字が飛び込んでくるのですね。
あなたも、岩井明愛選手の2024年セッティングを参考にしてゴルフライフを楽しんで下さい。
ドライバーはヨネックス イーゾーンGT タイプSを使用しています。
バックフェースのポケットにカーボンを複合して打感を良くしたヨネックスイーゾーンCB511フォージドはポケットキャビティ並みにやさしいモデルです。
パターはテーラーメイド スパイダーツアーXを使用しています。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXVを使用しています。
他の女子ゴルフ選手のセッティング一覧はこちら。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E6%98%8E%E6%84%9B&imageId=304357
今季3勝目⇒岩井ツインズの姉・岩井明愛の優勝歴。
クラブセッティングはUTを採用せずに、フェースの反発性能の高いモデルをロングアイアンに採用する構成です。
パワーショット力がなければできない女子ツアーではあまり見ることができないセッティングですね。
パターは安定感を求めてマレットタイプです。
ドライバーはヨネックスEZONE GT450を使用しています。
EZONE FSの5Iと6Iはヨネックスの飛び系アイアンです。試合会場によって使い分けています。
FSは中空構造でロフトが5Iで21度6Iで23度という超ストロングロフトです。
つまり、EZONE FSをユーティリティの代わりにしています。ぶっ飛び5Iと6Iです。
2023年2勝目を挙げた「第54回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」での最終日の16番パー3(実測191yd)のティーショットで使用したクラブです。
ピンを刺した見事なスーパーショットでピンそば50cmにつけバーディを奪い小祝さくらを1打差で振り切る決め手となり優勝を近づけました。
2023年30戦「日本女子オープン」で日本未発売の新パター「スパイダーX」を手にし使用します。
初打ちですね。岩井のコメント。
新しいものを持って来てくれたんですけど、めちゃくちゃかっこいい。クラブを選ぶ時に『かっこいい』のも基準なんです。
エースパターの後継モデルですので違和感もなく転がりも良いので3連勝の快挙を見ることができるかも知れません。
2週連続優勝、今季3勝すべてで握ってきたエースパターはテーラーメイド・スパイダーXです。
テーラーメイドのスパイダーシリーズ一覧はこちら
⇒「パターの選び方」テーラーメイドの人気パター「スパイダー」の種類と評価。
ボールはダンロップ・スリクソンZスターXVを使用しています。
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⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
黄金世代、プラチナ世代が優勝戦線を賑わしている女子プロゴルフ界に割って入る新星が誕生しました。
早くから「岩井ツインズ」と呼ばれて数々のアマチュアの大会で優勝を重ねてきた岩井姉妹の姉・岩井明愛(あきえ)と妹・岩井千怜(ちさと)です。
注目されていた双子の姉である岩井明愛(いわいあきえ)は8歳からゴルフを始めて中学時代から本格的に競技に参加して数々の試合で好成績を残して2021年6月にプロ入りました。
プロ入り間もなくの9月に行われた下部ツアーの「山陽新聞レディースカップ」でプロ初優勝をあげるという実力の持ち主です。
パワーヒッターで知られるルーキー岩井明愛の2022年もヨネックスで揃えています。
ウッドは3本派です。
アイアンは反発力の高いマイティマレーシングフェースを採用し反発エリアのワイド化を図り、
やさしく打てて飛距離追及型のモデルです。
※)データは2022年開幕戦です。プロはシーズン途中でもクラブの変更を行うこともあります。
ドライバーはヨネックスEZONE GT450を使用しています。
パターはオデッセイ・トゥーロン・サンディエゴを使用しています。
9月下旬からピン型からマレット型のSpider X(テーラーメイド)に替えています。
パターの名手ロリー・マキロイが愛用していますね。「真っすぐ上げて打つ。(打球も)素直です」と好感触を得たようです。
ボールはスリクソンZスターXVを使用しています。
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⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E5%8D%83%E6%80%9C&imageId=254085
(左:姉・明愛、右:妹・千怜)
ヨネックスは1957年に、バドミントンのラケット作りからスポーツ界に参入しました。
その後テニスラケットの製造などを経て1982年、
バドミントンラケット、テニスラケット作りで得たカーボングラファイト加工技術を活かして、
世界初のカーボングラファイトとパーシモンを一体化したゴルフクラブ「カーボネックス」を発表してゴルフ業界にも参入しました。
国内メーカーがこぞってフルチタンのゴルフクラブ作りを行っている中、
国内初のカーボングラファイト使用メーカーとしてヨネックスはゴルフクラブにもそのノウハウをふんだんにつぎ込んで、
やさしく飛ばせるクラブ作りをしています。
プロ・上級者向けという製品はなく、どのクラブもアマチュアが使ってもその性能を実感できることにヨネックスというメーカーの立ち位置があります。
今回のヨネックスとの用具契約にあたり、岩井明愛は11本の使用契約を結びました。
ドライバーはヨネックスのフィッティングスタジオ専用モデルのEZONE FSを選びました。
(※EZONE FSはヨネックスフィッティングクラブの限定モデルですので一般流通は少ないと思います。
有賀園かヨネックス公式で調べて下さい。
ヘッドパーツ単体で¥68,750(税込) プラス(ヘッドカバー、トルクレンチ付)です。シャフトはあなたのHSに合わせてチョイスして下さい)
構えやすい丸型の460CCディープフェースとフェースから後方へと低くなるシャローバックが特徴のカーボンコンポジットのヘッド形状が特徴のドライバーです。
カーボン部分に採用したNamdという新素材は従来のカーボンに比べてインパクトで生じるたわみをよりすばやく復元させ、ソールに施したパワーグルーブとの相乗効果で高い反発力を持っています。
また、フェースを縦に研磨したことでボールに縦回転を与えやすく、直進性も増しています。
ウェイト調節はソール部分のヒール側と、ソール後方の2か所、シャフト脱着機能もついています。
シャフトはヨネックスの自社製シャフトのREXIS KAIZAM-2シリーズをチョイスしています。
極薄で均一のしなりを実現するカーボンナノチューブを全長に使用して、
自然なしなり感と弾き感を両立させたシャフトは振って気持ちが良い感触が得られることから採用しているのでしょう。
EZONE FSドライバーの特徴をそのまま生かしたフェアウェイウッドはフェース表面のグルーブを斜めにすることでインパクトの反発力が左右に逃げない工夫もされています。
現在はEZONEGTをメインに数機種をテストしているようです。
カーボンハイブリッドアイアンのEZONE GTがかなり飛ぶので、飛距離の階段作りを検討しているようです。
アイアンは4ピース構造を持つ、カーボンハイブリッドアイアンのEZONE GTと、軟鉄鍛造アイアンであるEZONE CB501のコンポジットで使用しています。
飛び系のミドルアイアンとソリッドな打感のショートアイアンのチョイスは女子プロの間で徐々に増えてきている組み合わせです。
EZONE GTは軟鉄鍛造のフレームに一般的なマレージング鋼に比べて約20%の高い強度を持つマイティマレージング鋼を採用。
バックフェース側にカーボンプレートをを用いることで反発力の向上を図り、グラファイト制振材と幅広ソールによる低重心化を実現した飛び系アイアンです。
EZONE CB501は軟鉄鍛造ヘッドでフェース裏側にスリットを設けて内部にグラファイト制振材を埋め込むことで打感を向上させつつ深・低重心化が可能になったアイアンです。
ウェッジはEZONE CB501からの流れもあって、違和感なく構えられるEZONE W501を使用します。
リーディングエッジがストレートで開いても閉じても抜けの良さを感じさせる精密鍛造ヘッドを持つウェッジです。
EZONE CB501と同様にフェース裏にスリットを作り、グラファイト制振材を埋め込んで打感向上と、フェース表面に微細な凸ラインを設けることでドライでもウェットでも卓越したスピン性能を発揮します。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E6%98%8E%E6%84%9B&imageId=246701
パターはオデッセイトゥ―ロンを使用しています。
オデッセイファミリーの中でも高級ラインに位置するオデッセイトゥ―ロンです。
元々ショーン・トゥ―ロンというパターデザイナーが独立して自らの工房で製作していましたが、オデッセイのパターデザイナーチームに加わったことで2019年からオデッセイトゥ―ロンとしてスターとしています。
その特徴は、オデッセイの中では唯一、ステンレスの削り出しでインサートを使わないヘッドであること。
したがってオデッセイ版スコッティ・キャメロンというパターであることから、河本結をはじめとしてプロゴルファーに徐々に浸透していっています。
トゥ―ロンパターはヘッド形状ごとにアメリカの都市の名前を冠しており、岩井明愛が使用しているのはピンタイプのオデッセイトゥ―ロン2020 AUSTHINです。
素材はスコッティ・キャメロンと同じ303ステンレスの削り出しで、ソールには真ん中にウェイト調整プレートがねじ止めされており、バランス調節が可能になっています。
フェースにはミーリングが施され、心地よい打感と打音、そして転がりが得られます。
パッティングもしっかりヒットしたい岩井明愛には最適なパターといえます。
オデッセイトゥ―ロン2020 AUSTHINも流通は限定的ですので大手ゴルフ用品通販【VictoriaGolf】で調べて下さい。
定価は60500円ですが、ディスカウントもしています。
ボールはスリクソンZ-STAR XVを選びました。
やや硬めの飛距離重点のボールですが、ドライバーの打感に弾き感を持ちたいという意思の表れだと思われます。
⇒かわいい女子プロゴルファー天才姉妹・岩井明愛。プロテストは一発合格。
岩井ツインズと称され、日本女子オープンでローアマ獲得などアマチュア時代からその才能が高く評価されている岩井姉の明愛の才能が開花し始めています。
最近では「プロでもやさしいクラブを使う」というトレンドに加えて「やさしいセッティングにする」流れもあり、その流れに沿ったセッティングにはアマチュアも参考になります。
妹の千怜の活躍ともども今後は姉妹での優勝争いにも期待が持てます。(すでに5勝しています)
クラブセッティングを是非参考にして下さい。
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