小倉彩愛(さえ)のクラブセッティングを紹介します。クラブ契約はダンロップゴルフです。
ドライバーからアイアンまでがスリクソン、ウェッジはクリーブランドを使用しています。2023年はスリクソンからスリクソンMkIIに替えましたね。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
小倉選手のセッティングの特徴としてUTをウッド系でなくアイアン系のUT(4I~6I)で構成している点です。
ウッド系UTは入っていません。小倉選手は低スピン傾向が強くなっているボールで高さを出すためロングアイアンの代わりに採用しているのでしょう。
ドライバーはスリクソンZX7 MkIIを使用しています。
スリクソンにはZX5、ZX7と2種類のヘッドがあります。MkIIも同じです。
前作ZX7との大きな違いはカーボンクラウンからフルチタン構造になったことです。素材の特性上打球音は高めです。
しかし、手に伝わる感触はソフトになり、飛距離性能もさることながら球筋をコントロールしたいゴルファーには相性が良いでしょう。
スリクソンは昔からコアなファンがいますが、最近のZシリーズはやさしくなっているため“外ブラ”から乗り換えるゴルファーも多くなっています。
UTはZXハイブリッドで、こちらもリバウンドフレーム搭載の低重心のユーティリティ(アイアン型)です。
4Iと7Wのロフト差はほとんどないですが、ライの状況や距離を稼ぐか、上から落として止めるかなどの攻め方によって使い分けています。
構えやすさ、操作性、スピン、寛容性、打感、アイアンに必要な要素はほぼ整っています。
ただ、飛距離はロフトが寝ているので飛ばない、その代わりに高さが出るのでスコアメイクにはよろしいですね。
打ち出し角とスピン量が安定していて距離の誤差は小さいと言えます。
小倉彩愛は最もアイアンに近いMIDバウンスを選んでいることから様々なライや状況でも極力シンプルに2本のウェッジで幅広く対応しています。
パターはオデッセイ・ホワイトホットOG#1W CSを使用しています。
⇒オデッセイホワイト ホット オージー(OG)シリーズパターの種類と特徴。
ボールはZスターXVを使用しています。
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ドライバーとアプローチそれぞれの適正スピンを高い次元で両立させたプロ、上級者好みのプレミアムボールです。
もともとスイングに癖がない小倉には距離感が合う、イメージ通りのボールと言えます。
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小倉彩愛のスイングの特徴は、なんといっても「ほぼ棒立ち」のような特徴的なスイングにあります。
膝を曲げて腰をどっしりと安定させるといった動きをせず、
ごくわずかに膝を曲げると腰から上体をおりまげて構えることで、クラブの重さを感じ取りやすくなり、クラブの落下スピードに任せたスイングが可能になります。
腰の高さが常に変わらないので体調の良し悪しやメンタルに影響されにくい反復性、再現性が高いスイングになっています。
したがって、使うクラブをあまり選ばないスイングといえます。
ドライバーはスリクソンZⅩ7を使用しています。
スリクソンにはZX5、ZX7と2種類のヘッドがあります。
一般的に高弾道で真っすぐ飛ばすZⅩ5、操作性を加味した上級者向けのZⅩ7という位置づけです。
どちらもスクエアフェースの洋ナシ型でプロ、上級者が好む顔つきですが、アマチュアにも十分に使えるやさしさも持ったドライバーです。
小倉が使うZⅩ7はソール側のトウ、ヒールに2箇所のウェイトを設置してつかまりを調整できる構造になっています。
フェースとヘッド本体の間に柔らかい層と硬い層とを交互に重ねた4層で構成される「リバウンドフレーム」構造がスイートエリアを拡大し、
ボールヒッティングの衝撃を最大限反発力に換えて安定した飛びをもたらすドライバーです。
中元調子のスピーダーエヴォv569のsシャフトはクセのないニュートラルな挙動ですので、シンプルなスイングの小倉には振りやすいのだと思います。
フェアウェイウッドはドライバーと同じくリバウンドフレームを用いた飛距離追求型のZⅩです。
UTはZⅩハイブリッドで、こちらもリバウンドフレーム搭載の低重心のユーティリティ(アイアン型)です。
4Iと7Wのロフト差はほとんどないですが、ライの状況や距離を稼ぐか、上から落として止めるかなどの攻め方によって使い分けています。
アイアンはZX5を7番からPWまで使用しています。プロ、上級者好みの軟鉄鍛造ボディを持つキャビティバックアイアンです。
フェース周辺部に溝を設けることで、フェースのたわみを最大化して心地よい打感と飛距離を両立させています。
アスリートライクな見た目よりもはるかに打ちやすいアイアンです。
ウエッジはクリーブランドRTX4ツアーサテンです。50度、56度のバウンスMを愛用しています。
このウェッジはプロ、上級者向けにターゲットを絞って作られています。
最大の特徴は、フェース全面にミーリングを施したことで、あらゆるライから狙ったアプローチが打てることにあります。
ネックからトップエッジにかけて少し絞ったことでボールを包み込むイメージが湧くウエッジで、バウンスも4種類が用意されています。
小倉彩愛は最もアイアンに近いMIDバウンスを選んでいることから様々なライや状況でも極力シンプルに2本のウェッジで幅広く対応しています。
パターはスコッティ・キャメロンSPECIALSELECTFASTBACK1.5を使用しています。
やや中央よりにセットしたショートネックによってトウ側にも重量を配分したことで操作性も持たせています。
開幕戦では「オデッセイ・ホワイトホットOG Vライン」を使用していました。
ボールはZスターXVを使用しています。
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小倉彩愛の「無理をしない」クラブセッティングは大いに参考になると思います。
ジュニア時代から才能を見込まれてきた小倉彩愛です。
トレーニングの失敗によってクラブを握れない時を過ごすなど故障したことでやや出遅れた感はあります。
ですが、再度ゴルフに取り組みプロの舞台に立ったことで、持ち前の鈍感力を活かして活躍していくと思います。
スコアボードの上位に名前が乗ることも近いと思います。応援しましょう。
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