穴井詩のクラブセッティングを紹介します。
穴井詩(らら)プロの2019年賞金ランキングは約8700万円稼いで7位の成績でした。
名前を一度で読める人はいないであろう穴井詩プロですが、今季(2019)はトップ10入り11回と安定した成績を残しています。
「しぶこ」こと渋野日向子プロの動向でもちきりのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで、「しぶこフィーバー」の喧騒をよそに、、、
首位と3打差という絶好のポジションから優勝を飾ったのは穴井詩(あない らら)プロでした。
165センチ、58㌔とごく普通の体格ながら女子プロでは抜群の飛距離を誇る穴井詩プロのスイングとクラブセッティングに注目してみました。
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穴井詩のクラブセッティング2022。
所属先のゴルフ5が自社ブランドのツアーサポートを撤退し、2018年からクラブはキャロウエイ中心の構成です。
ドライバーはスピードを抑えたプロトタイプヘッドにカウンターバランスのシャフトを組み合わせた叩けるセッティングです。
※)データは2022開幕戦です。プロはクラブをツアー途中でも替えることがあります。
ドライバーはキャロウェイ・ローグST◆◆◆プロトタイプ。
ドライバーはキャロウエイ・ローグST◆◆◆プロトタイプを使用しています。
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロオレンジ60(S)
ここでは、ローグSTの中から飛びを追及したドローボールが打てるキャロウエイ・ローグST MAXを紹介します。
キャロウェイ・ローグST詳細はこちら。
⇒キャロウェイゴルフのドライバーの選び方。2022年「ROGUE ST」の特徴と評価。
フェアウェイウッドはキャロウェイEPICスピード。(3W/5W)
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロホワイト1K-60(S)
UTはキャロウェイEPICフラッシュスター(4U)
UTはキャロウェイ・ローグ。
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD HY-95(S)
アイアンはキャロウェイAPEXプロ。
ウエッジはキャロウェイMD3-S/グランドスタジオプロトタイプ。
シャフト:DG-S200
パターはオデッセイEXOセブン。
パターはオデッセイEXOセブンを使用しています。
ボールはタイトリスト・プロV1。
ボールはタイトリスト・プロV1を使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
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穴井詩のクラブセッティング2019。
穴井詩プロは現在ゴルフ用品小売りのゴルフ5に所属しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E7%A9%B4%E4%BA%95%E8%A9%A9&imageId=215245
ゴルフ5には自社発売の「トブンダ」ブランドがありますが、穴井詩プロのクラブ契約はフリーです。
ですので、2019年3月のアクサレディスからドライバーはキャロウェイ・エピックフラッシュ・サブゼロを使用しています。
今や女子プロゴルフ界を席巻しているキャロウェイエピックフラッシュですが、、、
3機種用意されたエピックフラッシュシリーズの中でもサブゼロはシャフト脱着式に加えてソール後方に12グラムのフリーウェイトを持つ低重心ヘッドになります。
ヘッド内部にはボールヒットの打撃を最大限反発力に変換してくれる、おなじみのジェイルブレイク構造を持ち、、、
規定内限界の反発力を持つフラッシュフェースとの相乗効果が期待でき、スイングを変えなくてもミート率に気を付けて振れば飛距離アップの条件である、、、
ボール初速が上がると評判のヘッドです。
シャフトは手元調子ながらボールが右に出づらく直進性が高い三菱ケミカルの「TENSEI CKプロオレンジ」を挿しています。
しっかりと振っていける人にはかなり飛距離が望める組み合わせになっています。
アイアンは3試合目の使用となるのミズノ「JPX919ツアー」アイアン逆輸入品を使用しています。
ブルックス・ケプカ選手が愛用している「ケプカアイアン」としても有名なアイアンですが、、、
飛び系アイアンが主流の現在においても7番でロフト34度といたってオーソドックスなアイアンですが、その製法にはミズノのこだわりが注ぎ込まれています。
世界8か国で特許を取得している「グレインフローフォージド製法」とは、通常のアイアンはヘッドとネックを別々に製造して、、、
これを溶接で接続させるところをヘッドとネックを1本の丸棒から鍛造で作り上げることで、軟鉄の金属組織の流れを守り、、、
木目にも似た「鍛流線」を途切れさせない製法のことで、これによって柔らかい打感と打音を実現できています。
ヘッド自体はヒール側ウェイトをトウ側に配分することでコントロール性能を高め、スイートスポットをフェースセンター付近に配置して、、、
やや打点がバラついても飛距離ロスが抑えられる構造となっています。
穴井選手はこのアイアンをややアップライトに調整しています。つかまり過ぎないアイアンをアップライトにすることで操作性を持たせたと思われます。
ウェッジは 、キャロウェイMD252度とグラインドスタジオ製58度の2本になります。
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント中、フェアウェーキープ率は64%でした。
しかし、パーオン率が83%で全体2位、ドライビングディスタンスは278ヤードと1位をマークしていますので、2打目以降の好調さが表れた結果となりました。
ドライバーはキャロウェイ・エピックフラッシュ・サブゼロ
長さ:46インチ
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロオレンジ60(S)
関連記事⇒ドライバーの選び方。飛ばすために生まれたキャロウェイ エピックフラッシュ
フェアウエイウッドはキャロウェイ・ローグ・サブゼロ
ロフト:13.5度/18度
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD PT-6(S)
UTはテーラーメイドM4レスキュー
ロフト:22度
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD DI-75HYB(S)
UTはキャロウェイ・ローグ
ロフト:24度
シャフト:グラファイトデザイン・ツアーAD DI-HY-95(S)
アイアンはミズノ「JPX919ツアー」(5I~PW)
ウエッジはキャロウェイ・マックダディ 2-S
ロフト:52度
シャフト:DG-S200OTI
ウエッジ:グラインドスタンド・プロトタイプ
ロフト:58度
シャフト:DG-S200OTI
パターはオデッセイEXO#7
いかがでしたか、穴井詩プロのフリーのクラブセッティングでした。
ボールはタイトリスト・プロV1
ボールはタイトリスト・プロV1を使用しています。
穴井詩のプロフィール。
穴井詩は1987年11月11日生まれで、愛知県岡崎市の出身です。教師の両親のもと3人兄弟の末っ子として誕生しました。
穴井詩のプロフィール
身長:165cm
体重:58kg
血液型:B型
出身校:Nova Southeastern University中退(米国)
プロテスト合格日:2008年7月31日(80期生)
スポーツ歴:水泳
趣味:写真
好きな色:全色
ゴルフ歴:11歳~
因みに詩と書いて「らら」と呼ぶ名前は、井上陽水が好きだった父親が音楽好きになるように、と願って付けた名前だそうです。
初めてクラブを握ったのは小学校5年生のときで、近所のゴルフスクールに通い、時には父が教えたりしていました。
転機が訪れたのは中学2年の時。
日本語補習学校の教員をしていた父親の仕事の都合で米国マサチューセッツ州ボストンに引っ越し、レキシントン高校に進学してゴルフ部に入り本格的にゴルフを始めます。
高校卒業後はフロリダ州のノバサウスイースタン大学大学へ進学しますが、米国ツアープロを目指して1年で中退して、、、
ミニツアーに出場するなどツアープロを目指すものの力不足を痛感して帰国します。
こうして米国で6年間を過ごした後、滋賀県甲賀市にある富士スタジアムゴルフ倶楽部で研修生として研鑽をつみ、、、
翌2008年のプロテストに1発合格して第80期生のプロゴルファーになりました。
同期には菊池絵里香、木戸愛、申ジエ、原江里菜、黄アルム、森田理香子プロなどがいます。
好不調が激しいゴルフを展開しましたが初シードは2012年に獲得します。
低迷を脱するため、2015年からプロコーチ井上透に師事して技術やメンタルを磨きます。
2016年ホステスプロとして迎えた「ゴルフ5レディス」では首位タイに3人が並ぶ混戦の中、6バーディ、1ボギーの67で後続を突き放して念願の初優勝を遂げると、、、
翌2017年の「センチュリー21レディス」では首位スタートしたものの、流れが来ていないと見るやフロント9は我慢のゴルフを展開してイーブンパー、、、
そしてバック9でバーディを先行させてトータル5バーディ、3ボギーと後続を突き放す成長を見せて2勝目を挙げます。
2019年のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでは最終日に7アンダーを記録して14アンダーまで伸ばして首位タイでホールアウトしてイ・ミニョン選手とのプレーオフに突入します。
自身初のプレーオフでしたが1ホール目でパーセーブして決着し優勝しました。
いよいよ黄金世代、プラチナ世代、そして外国人選手の進撃を阻むべく本命が名乗りを上げたかのような戦いぶりを見せています。
穴井詩のスイングの特徴。
穴井詩プロのスイングはアドレスでは左右均等荷重です。
現在主流の大型ヘッドのドライバーを打つための必須である、シャットフェース、ノーコックでテークバックに入ります。
そして、両方の肩甲骨が飛球線方向を向くくらいまで捻転してシャフトクロスのトップを作ります。
ダウンではやや内側からクラブを引き下ろしてインパクトを迎えますが、ここで頭を残したまま左足で地面を蹴り上げる動きが入ります。
この動きは「地面反力」「反力打法」とも呼ばれ、ダスティン・ジョンソンあるいはタイガー・ウッズなどのPGAツアープロも取り入れている、、、
現在主流となりつつある飛ばすためのスイングメソッドです。
地面反力とは地面からはね返ってくる力のことで、足を踏み込んで地面にかけた力の反作用の力のことをいいます。
ゴルフではクラブをスムーズに、且つ速く振ることでボールを効率よく飛ばすことが重要になります。
そのため自分の筋力に加えて、この足の踏み込みに対する地面反力を上手く加味して身体の回転運動をさらに加速させ、ヘッドスピードを上げることが飛距離を伸ばすためには重要です。
目下、日本の女子プロで、この「地面反力」を取り入れてさらなる飛距離アップを目指していることを、スイングから明確に見て取れるのが穴井詩プロのスイングです。
インパクトで左サイドが伸び切るのではなく、頭の位置はほとんど変わらず、それでいてグンと左足が伸びあがりながら腰の回転運動を行っています。
158㎝、58㌔と平均的な穴井選手が飛距離を伸ばすために、自分の筋力に加えて地面反力を利用しているのはとても理にかなっています。
あなたのスイングはいかがですか!?穴井詩プロと同じようにドライバーで飛ばしたいですよね。
まとめ。
2017年限りで穴井詩プロが所属するゴルフ5がツアーサポートから撤退したことは、すなわちクラブ契約の制約がなくなったこともあって、いまのところ穴井詩プロには吉と働いています。
現在使用しているキャロウェイエピックフラッシュ・ダブルダイヤモンドはプロ専用に開発されており、、、
飛ぶヘッド(ジェイルブレイク搭載)と飛ぶフェース(AI設計のフラッシュフェース)、直進性は同じながら、、、、
エピックフラッシュよりもディープフェイス、ソールウエイト追加によりさらに低スピン弾道となっていますので、、、
地面反力を利用してさらに叩きにいける穴井詩プロのスイングには合っていると思います。
ただ、まだクラブに慣れていないのか、あるいは地面反力がスムーズに導入できていないのか、、、
ドライビングディスタンス1位ながら、フェアウェーキープ率が53.8%、95位と下位に沈んでいます。
パーオン率は72.8%で8位と上位にランキングされています。
アイアンが好調のうちにフェアウェーキープ率の向上に務めて賞金女王を道も諦めないで進んでほしいですよね。
穴井詩プロの応援も宜しくお願いします。エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、
今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ
理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。
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