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1998年の全米女子オープンで史上最年少優勝をなし遂げた朴セリ選手が世界への扉を切り開きました。

 

それ以降、米国女子ツアー、そして日本女子ツアーで強さを発揮しているのが韓国人女子プロゴルファーです。

 

とかく容姿やスタイルに関心が向きがちですが、2019年6月現在国内女子賞金ランキング上位50名のうち7名がランクインしていることからも彼女たちの強さがわかります。

 

その強さの秘密は親と国家が一体となって幼少の頃から育成していることにあります。

 

親たちは娘をプロゴルファーにするため成長期から必要な栄養素をサプリメントなどで摂取しながらトレーニングを積ませています。

 

プロゴルファーとしての頑健な身体を作り上げるのです。

 

プライベートコーチをつけて猛練習して良い成績を積み重ね、6名(男子も6名、ほかに予備メンバー62名を含めて合計74名)という狭き門の「ナショナルチーム」入りを目指します。

 

「ナショナルチーム」では文字通りゴルフだけの生活を送り、日々厳しい練習漬けの生活ながら、国際大会で勝利したときの栄誉や待遇にとても魅力があります。

 

こうして国家として取り組む育成プログラムで鍛えられた女子プロゴルファーが強いのも当然かもしれません。

 

そこで現在、日本で活躍している韓国人女子プロゴルファーのスイングと使用ドライバーを紹介します。

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申ジエのゴルフと使用ドライバー。

小学5年生からゴルフを始め、その時点でプロになる決意を固めていた申ジエ選手です。

 

2005年にプロ転向して2006年には韓国ツアーの賞金女王、そして2009年には米国女子ツアーでも賞金女王になります。

 

2019年は日本ツアーでも賞金女王戴冠、悲願の3ツアー賞金女王を目指しています。

 

申ジエ選手のドライビングディスタンスは236ヤードで53位です。

 

しかしながら、フェアウェーキープ率は75.91%で2位、平均ストローク70.19で1位です。

 

パーセーブ率も89.36%で1位、平均パット数は1.76で2位と類まれなショットメーカーであることがわかります。

 

飛距離は出ないが曲がらない、セカンドショット以降が正確なゴルフを展開しています。

 

クラブ契約はフリーながらアイアンはミズノから変更せずに使用しているのもプレースタイルからすれば手に馴染んだアイアンは変えられないという事だと思います。

 

ドライバーは人工知能が設計したフェースが話題の「キャロウェイエピックフラッシュサブゼロ」ドライバーを、ただしウェイトを外して軽くして使用しています。

 

ミズノのアイアンをカーボンシャフトにして使用していますので、ドライバーも総重量を軽くすることで同じイメージで振れるように調整しているものと思われます。

 

2015年はツアー3勝を挙げながらも賞金ランキング3位に終わっているのは不運としかいいようがないかもしれません。

 

2019年も申ジエはすでにツアー3勝をあげて強さを見せつけ、賞金女王への階段を着実に登っています。

 

いよいよ賞金女王3ツアー制覇なるか、目が離せません。

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アン・ソンジュのスイングと使用ドライバー。

アン・ソンジュ選手も韓国ナショナルチーム出身で、2010年から日本ツアーに参戦し、同年韓国人選手初の賞金女王に輝きました。

 

以後、順調に日本ツアーで実績を残し、翌2011年に2年連続の賞金女王となり、2013年、2018年にも賞金女王となります。

 

フェアウェーキープ率11位、パーオン率12位、パーセーブ率1位、リカバリー率1位、平均パット数3位とスコアに直結する成績がどれも平均以上で、すきのないゴルフが持ち味といえます。

 

そのスイングも、いわば「余計なことをしない」、セットアップしたボールの真後ろ、遠くへ上げてトップを作り、そこからクラブを真下に落とすようなイメージで、インパクトを迎えます。

 

インパクト前後で右足がベタ足であることも、ボールが曲がらないスイングといえます。

 

クラブ契約フリーのアン・ソンジュ選手が現在のところ選んだドライバーは「キャロウェイ・エピックフラッシュ・サブゼロ」ドライバーです。

 

今さら説明の必要がないほど直進性とロースピン弾道で高初速のボールが打ちやすいクラブです。

 

シャフトはプロの間でも使用率が高い「ツアーAD TP」の40グラム台のSシャフトを挿しています。

 

このシャフトはメーカー公表では中調子です。

 

ですが、実際に振ってみると、トップからダウンへの切り返しにかけて手元がしなり、ダウンからインパクトにかけては先端が走りすぎず、適度な弾き感を感じられるシャフトに仕上がっています。

 

まさにアン・ソンジュ選手のイメージ通りのボールが打てるシャフトだと思います。

 

クラブ契約フリーでドライバーを頻繁に変えるアン・ソンジュ選手です。

 

もしかしたら、ドライバーそのものよりも、このシャフトが最も気に入っているのかもしれません。

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イ・ミニョンのゴルフと使用ドライバー。

10歳の頃、米国ツアーで活躍する朴セリ選手をテレビで見てゴルフを始めた「朴セリ世代」の選手です。

 

中学生になるとプロを意識しはじめ、2010年、18歳でプロに転向します。

 

最初から米国ツアー参戦を目標にしていましたが、2015年、病気(腎臓がん)のため断念します。

 

目標を日本ツアーに切り替え2016年の日本ツアーファイナルQTで4位に入ります。

 

2017年は日本ツアーにフル参戦して初優勝を飾ると再三優勝争いに顔をだし、賞金女王レースに加わる活躍を見せます。

 

2019年はすでに1勝しています。

 

トップ10以内が8度と安定した戦いぶりをみせるィ・ミニョン選手は飛距離21位ながらパーオン率1位、パーセーブ率2位、平均ストローク4位、平均パット数10位と、メンタルが強く、しぶといゴルフと言えるでしょう。

 

使用するドライバーはテーラーメイドM5に三菱レーヨン「ディアマナBF」を挿しています。

 

青マナの後継モデルで中・元調子ながら挙動が穏やかで走りすぎないシャフトです。

 

ドライバーからアイアンまで、すべてのスイングで身体のパーツが余計な動きをしない、ライン出しに徹したスイングを行います。

 

振りたくなるドライバーでこのスイングができるのもメンタルが強い証拠だと思います。それを可能にしているのがすぐれた体幹の使い方だと思います。

 

賞金女王を狙える位置にいるイミニョン選手です。

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イ・ボミのゴルフと使用ドライバー

最近ではゴルフプレー以外でなにかと話題を提供しているイ・ボミ選手です。

 

2008年に韓国女子ツアーデビュー、2010年には年間3勝を挙げて賞金女王のほか年間最多勝、最優秀選手、最少ストロークの4冠を達成します。

 

日本ツアーには2011年から参戦し、2015年16年に連続賞金女王に輝きます。

 

ところが2017年に大きく調子を崩し、2018年に5年間彼女の活躍を支えてきたベテランキャディとのコンビ解消に至ります。

 

一部には恋愛に関することが原因とも噂されていますが、彼女は敬虔なカトリック教徒ですから、浮ついたものではないと思います。

 

それよりも2016年まですべて順調に登りつめて、賞金女王にもなったという、その「賞金女王である自分」に縛られているのではないかと思います。

 

イ・ボミのプレーからいつのまにか「賞金女王のプレー」といった呪縛に囚われているのかもしれません。

 

元々ピンを狙うショットの精度に絶対的な信頼があるイボミ選手のドライバーは契約メーカーのホンマTW747455ドライバーです。

 

オーソドックスな洋ナシ型のヘッドを持ち、オープンの面長フェースです。

 

トウ側にややボリュームがありますのでドローヒッターのイ・ボミ選手には弾道のイメージが湧きやすいクラブなのではないかと思います。

 

2019年は複数年シードの最終年でもあり、「賞金女王のスイング」よりもイ・ボミのスイングを取り戻し、活躍して欲しいと思います。

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アン・シネのゴルフと使用ドライバー。

アン・シネ選手は1990年に韓国ソウル市で生まれました。

 

父親の影響で5歳からゴルフを始め、小学3年時にニュージーランドへ移住したのをきっかけに本格的にゴルフに取り組みます。

 

4年間同国代表としてプレーしたのち2008年、韓国でプロ転向します。

 

2015年に韓国女子チャンピオンシップを制したのち、2017年から日本ツアーに参戦しています。

 

しかしながら、2019年に至るまで結果が伴っていないのは残念な限りです。

 

アン・シネ選手の特徴は正確なボール運びにあります。

飛距離はそれほどありませんが、狙ったポイントにボールを運ぶことを重視していると思われます。

 

ドライバーはテーラーメイドM1に「ツアーAD BB5」を挿しています。

 

ヘッドはオーソドックスな丸型でオープンフェースの度合いが強い、フッカー向けの形状です。

 

クラウン部分にカーボン素材を多く使用して、余剰重量をソールに配した弾道調整機能のウェイトに費やしています。

 

ツアーADBBシリーズはツアープロからアマチュアまで使いやすい、手元調子のシャフトです。

 

先端が暴れないのでボールを押していけるシャフトになります。

 

しかし、M1のヘッドは200グラムを優に超える重さがあり、このシャフトとの組み合わせは、パワーがある男性アマチュアが使うスペックになります。

 

アンシネ選手が鍛え上げているとしても、4日間を戦うのにふさわしい、つまり最終日の最終ホールでも同じパフォーマンスが発揮できるのかは少し疑問に思われます。

 

また、アン・シネ選手のドライバーのスイングを見ると、トップからダウンスイング以降、胸が早くボールに向かい(身体が早く開き)、右肘が身体から離れているのが気になります。

 

トップで貯めたパワーが逃げてしまうスイングになっています。

 

パワーがないと十分な性能が発揮できないドライバーと、パワーがにげてしまうスイングとで、損をしているような気がします。

 

ビジュアルで話題になるだけではなく、早くアン・シネ本来の実力を発揮して欲しいと思います。

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韓国人女子プロゴルファーのゴルフと使用ドライバーのまとめ

国家的な取り組みで強い選手を輩出している韓国ゴルフ界ですが、ともすれば美人にばかり人気が集まり、その度合いが日本よりもさらに強いようです。

 

そういった風潮もあり、実力を評価する日本や、米国ツアーに活躍の場を求めるプロも多いと聞きます。

 

反面、そういった環境でジュニア時代から鍛えられてきたからこその、メンタルの強さかもしれません。

 

多くの韓国人女子プロゴルファーに共通していることは、無駄な動きを排除した、再現性が高いスイングであるということです。

 

ドライバーの飛距離はそれほどではないけれど、パターを含む150ヤード以内のショットの正確さが抜群であるということです。

「Driver is Show、Putt is Money」

を身をもって知っている、そして着実に実践しているのが彼女たちの強みかもしれません。

 

迎え撃つ日本女子の奮起に期待しつつも,切磋琢磨して日本ツアーを盛り上げていって欲しいと思います。

 

韓国人女子プロゴルファーの応援もよろしくお願いします。

 

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