「パターの選び方」本家ピン(Ping)パターの特徴と種類。/アンサーって何?

パター

パターの選び方です。ここでは本家ピン(Ping)パターの特徴と種類を紹介します。また「アンサー」の語源にもお答えします。

現在のピン(Ping)のパターは大きく「シグマ(SIGMA)」シリーズと「ヴォルト(VAULT)」シリーズの2つの流れに分かれます。

  • シグマ(SIGMA)
  • ヴォルト(VAULT)

「シグマ(SIGMA)」は現在の主流ともいうべき、「フェースとヘッドの間に異素材」を挟み、柔らかな打感と打音を生み出すパターです。

これに対して「ヴォルト(VAULT)」は「異素材を使用しない」、完全削り出しのパターになります。

ピン(Ping)パターの「SIGMA(シグマ)」の特徴。

SIGMA2の特徴。

パターというゴルフクラブの原型を作り出したピンの最新作が「ピンシグマ2になります。

特徴は2つあります。

  1. 柔らかい打感なのに距離が合うということ、
  2. 身長や腕の長さに応じてシャフトの長さが32インチから36インチまで調節することが可能になっているです。

この2つです。

通常、硬いフェースはショートパットに向き、柔らかいフェースはロングパットに向いているといわれています。

ですが、このシグマ2ではフェースに硬さが異なる2種類の樹脂を使用しています。ですので、柔らかいのに距離感が合う、打音と距離を一致させることに成功しました。

ヘッド形状も10種類という豊富なバリエーションから打ち方や好みに応じて選ぶことができます。

ヘッド形状や長さは公認のフィッターがいるショップで相談しながら決めていってください。

SIGMAの特徴。

ピン(Ping)パターの「SIGMA」はトーナメントの高速グリーンに対して「打ち過ぎる」心配が少なく、フェースの向きをしっかりと決めればあとはストローク、振り幅の強弱で打てるパターです。

パッティングに神経を使い過ぎずにプレーできますのでアマチュアにも人気のパターです。

ピン(Ping)パターの「SIGMA(シグマ)」の種類。

シグマ(SIGMA)「2023アンサー2D」

普遍的な人気のあるアンサー2のフランジを広げて座りの良さとストロークの安定感を向上させたワイドブレードタイプ「2023アンサー2D

サイトラインが長いので、よりスクエアに合わせやすく、フェースのトウとヒールに搭載されたタングステンウエートによりトウヒールバランスの効果がアップしました。

ブレードタイプとしては慣性モーメントが大きいので、ミスヒットに強くなっています。

新しい硬質樹脂素材のフェースインサートは打感がソリッドで微妙なタッチをコントロールしやすいパターです。


米ツアー2年目の渋野日向子もシグマ2からアンサー2Dにチェンジしましたね。

渋野日向子“米ツアー2年目”のクラブセッティング2023。

シグマ(SIGMA)「シグマ2」

ピン(PING)パター「シグマ2」の特徴とその種類を紹介します。「シグマ2」の発売は2018年12月14日でした。

インサートはありだが打感は割とかためで音がはっきりしているのでロングパットの距離感が出しやすいです。

ブレードはやや長めで、フェースを開閉しやすいがストレートにも打ちやすくミスにも割と強いパターです。

ピンパターの「シグマ2」は2020年の人気パター1位になり渋野日向子使用モデルはいまだに人気です。

ピン(Ping)2021パターTYNE4。

ピン(Ping)2021パターシリーズの中からTYNE4を紹介します。

従来のシルバー基調のヘッドから、2021年4月9日より発売が開始された新しいシリーズの2021パターは精悍なブラック基調になって全11モデルがラインナップされています。

今回のシリーズのテーマは一貫して「ソフトな打感」「しっかりした打音」「プロが必要とする転がり」という、ツアープロの感性を満たす性能を追求しています。

これらはアマチュアにとっては芯を外したときのブレの小ささ、つまりちょっとインパクトがズレても、転がりや方向性に大きな影響が出ない安定感となります。

アマチュアには小ぶりなツノ型のTYNE4が選ばれる傾向にあります。

目標のラインに向かってストレートに打ち出しやすい形状とやや重いヘッド重量から安定したストロークが可能となっているのが人気の要因と思われます。

ピン(Ping)パターヴォルト(VAULT)の特徴。

VAULT(ヴォルト)は貴重品保管室という意味を持ちます。

ヴォルト(VAULT)の特徴。

「ヴォルト(VAULT)」は完全削り出しで金属の塊からパターの形状に削って行くという、手間がかかる工程を経て完成されるヘッドの製造方法のことです。

あらゆる金属製品の中でも特に工芸品や芸術品などの高付加価値の製品に用いられる方法です。

「ヴォルト(VAULT)」はあえてこの手間がかかる方法で製造されたパターになります。

この製造方法の特徴は、自分のタッチに忠実に反応してくれること、振り幅による強弱や、繊細なタッチをダイレクトに反映できるパターという事がいえます。

また、異素材を使用していないので、なによりも原材料である金属の塊の密度が重要視されます。

つまり個別の完成品ごとにヘッドの内部の金属の密度にバラつきがあると、均一の転がりが得られず、思うようなタッチが出しにくくなります。

この、難しい製法にあえてこだわり、完成品を生み出したところに今日のパターの原型を作り、ヘッドの形状の代名詞にもなっているピンゴルフのパターに対する強い思いがうかがわれます。

ヴォルト(VAULT)シリーズの中でも鈴木愛選手が使用しているのが「ピンVAULT(ヴォルト)ANSER 2」と名付けられた、ピンゴルフの代表的なパターになります。


ヴォルト(VAULT)アンサー2の特徴。

すなわち地面を這うように動かしてやることでスムーズなパッティングができるパター「アンサー」の形状と機能をそのままに「ヴォルトアンサー2」として世に出しました。

さらに「ヴォルト」シリーズすべてのフェース面の、中央の溝を深く、上下左右の周辺部を浅くした「TR溝」を採用しました。

これによりボール初速を約50%安定させて距離のバラつきを抑えることに成功しました。

アイアンでいえば、ヘッドが大きくやさしいけれど、打感がぼやけたクラブよりも、

ある程度のやさしさを持ちながら打感と飛距離の一致性にもこだわった、現在主流の軟鉄鍛造のマッスルバックアイアンを好むプロゴルファーが多いことに通じるこだわりがあるのだと思います。

2.0クレイジーHの特徴。

多くの大型マレットタイプがフェースバランス、すなわちフェースが真上を向く構造であるのに対して、このヴォルト2.0クレイジーHはトウ・ヒールバランスです。

なぜなら通常、フェースバランスのパターを打つ時は、ヘッドをボール後方に真っすぐ引いて、ボールに対して真っすぐヘッドを出してやります。

ですが、パター以外でまっすぐヘッドを引いて出す打ち方をするクラブはありません。

それだけ真っすぐ引いてまっすぐ打つ、フェース面が打ち終わりまで真っすぐということがむしろ特殊な打ち方であるということになります。

ヴォルト2.0クレイジーHはわざわざパッティングだけ変わった打ち方をしなくても良いように、オープントウクローズで打てるパターを作りました。

それがピンヴォルト2.0クレイジーHなのです。

2.0クレイジーHの重さ調整。

さらに好みのタッチを出せるようにソール後方にウェイトを装着して3通りの重さに調整することも可能にしました。

大型マレットを使用していて、ターゲットに対してまっすぐヘッドを出したのに、カップの左右をまっすぐ抜けていった、という経験がだれにもあると思います。

そのようなプレーヤーこそ試す価値があるパターです。

さて、ピン(Ping)のパターを長年使用しているゴルファーでも他のメーカーが気になったなら
パターの選び方。あなたにおすすめの今が買いのメーカーは。

ヴォルト(VAULT)のパッティングの醍醐味。

耳から入る打音と手に残るタッチとが合致して、狙い通りのラインを転がってカップインすることこそ、パッティングの醍醐味だと思います。

ヴォルトアンサー2自身がその醍醐味を助けてくれるのなら、そして五感を駆使したパッティングを楽めるならば、1度は使用してみたいパターですね。

ピン(Ping)パターヴォルト(VAULT)の種類。

ヴォルト(VAULT)のマレット型は2.0クレージーH。

ネオマレットタイプのパターもピンゴルフが作るとトウ・ヒールバランスになると主張するのが「ヴォルト2.0クレイジーH」です。

トップラインと、トップラインから真後ろにひかれたサイトラインまで直線を強調しつつ、、、

センター部に半円形を使用して視覚的にボールを正しくセットアップしやすくしたヘッドを持ち、、、

さらにヘッド重量とシャフト長さを選べる、大型マレットタイプのパターです。

ピン(Ping)パターのアンサー(ANSER)とは(語源)。

ピンゴルフは、1959年創業です。

GEのエンジニアだった創業者のカーステン・ソルハイム氏が苦手としていたパッティングを克服するために、自分に合ったパターを設計、製造した事に始まります。

ピン(Ping)パターのアンサー「1-A」とは?

ピンの原型たる「PING  ANSER」とは1966年にピンゴルフの創設者のカーステン・ソルハイム氏が考案した「パッティング専用」の形状をしたクラブに始まります。

それまでのパターは、アイアンやウッドの形状を踏襲したものがほとんどだった時代でした。

ソルハイム氏自身がハンデ5の腕前を持っていたにも関わらずパッティングが苦手だったこともあり、真っすぐ転がる、パッティング専用のクラブを作ったのがはじまりです。

そして完成したのが「1-A」です。

しかし、ほとんど売れず、さらに研究を重ねて「トウ・ヒールバランス」、すなわち重量のほとんどを「トウとヒール」に分散することでヘッドがブレないパターを生み出し、これが大人気となりました。

アンサーの語源。

創業者ソルハイム氏の奥様が「このパターがあなたのアンサー(答え)なのでしょ?」といったことから「ANSER」と名付けました。

以来60年にわたり、トゥヒールバランス理論や、構えた時にシャフトの先にボールが位置することで常に同じ構えで打てるスラントネックなど、

現在ではパターの基本としてすっかりスタンダードとなった機能を生み出しました。

今でも常に進化しながらすべてのパターに対する答え=(ANSER)を提供し続けています。

現在では普通になった「トウ・ヒールバランス」を最初に実使用のパターに用いて以来、ブレードタイプのパターをピンタイプ、あるいはアンサー型などと呼ぶようになりました。

しかしながら、形状のみ似ているから「ピンタイプ」と呼ばれるものとは一線を画しています。

アンサー(ANSER)の特徴。

本家の「アンサー」は、「ゴルファーが正しくターゲットを向いているかを教えてくれる、構えた時にボールが転がって行く方向に対してスクェアに構えられるように設計されている」という最大の特徴があります。

従って、構えた時に違和感があるときは間違った構えをしているということになるわけです。

アンサー(ANSER)のオフセット構造とは。

その特徴の一環として、アンサー独自のオフセット、すなわちシャフトの延長線上よりも後方にボールをセットする「オフセット構造」があります。

この構造により、ターゲットに対して叩く、打つといった動作よりも、ハンドル付きのスーツケースを引っ張る感覚で、ヘッドを出してやることで、ボールの跳ね上がりを抑えて順回転を与えやすくなりました。

まとめ。

現在では特に女子プロゴルファーには使用者が少ないピンタイプです。

ですが、2017年の平均パット数2位、2018年は1位のパットの名手である、鈴木愛選手がヴォルトアンサー2を使用しているのは有名です。

「ピンタイプを好む理由は、タッチが出せるから。インパクトのフィーリングがしっかり体で感じられる点が好きです。

強めに打ったり、タッチを合わせにいったりしやすくイメージが出しやすい。タッチとフィーリングが合ってくると、パッティングの調子はかなり上がってきます。

鈴木愛選手が長くアンサーを使用していて慣れ親しんでいることが最大の理由だと思います。

アンサーはゴルファーが正しくターゲットを向いているかを教えてくれるという事、インパクトのタッチとフィーリングをしっかり身体で感じられる事と、

それが狙った距離やラインと合致すれば調子が上がってくるという事もまた、鈴木愛選手がヴォルトアンサー2を使用する理由だと思います。

エンジョイゴルフ!!明日も楽しいゴルフを。最後までお読みいただきありがとうございます。

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