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現在のピンゴルフのパターは大きく「SIGMA」シリーズと「VAULT」シリーズの2つの流れに分かれます。

 

「SIGMA」は現在の主流ともいうべき、フェースとヘッドの間に異素材を挟み、柔らかな打感と打音を生み出すパターです。

 

これに対して「VAULT」(ヴォルト)は異素材を使用しない、完全削り出しのパターになります。

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ピンパターの選び方はSIGMAとVAULT

「SIGMA」はトーナメントの高速グリーンに対して「打ち過ぎる」心配が少なく、フェースの向きをしっかりと決めればあとはストローク、振り幅の強弱で打てるパターです。

 

パッティングに神経を使い過ぎずにプレーできますのでアマチュアにも人気のパターです。

 

これに対して「VAULT」(ヴォルト)は完全削り出しで金属の塊からパターの形状に削って行くという、手間がかかる工程を経て完成されるヘッドの製造方法のことです。

 

あらゆる金属製品の中でも特に工芸品や芸術品などの高付加価値の製品に用いられる方法です。

 

「ヴォルト」はあえてこの手間がかかる方法で製造されたパターになります。

 

この製造方法の特徴は、自分のタッチに忠実に反応してくれること、振り幅による強弱や、繊細なタッチをダイレクトに反映できるパターという事がいえます。

 

また、異素材を使用していないので、なによりも原材料である金属の塊の密度が重要視されます。

 

つまり個別の完成品ごとにヘッドの内部の金属の密度にバラつきがあると、均一の転がりが得られず、思うようなタッチが出しにくくなります。

 

この、難しい製法にあえてこだわり、完成品を生み出したところに今日のパターの原型を作り、ヘッドの形状の代名詞にもなっているピンゴルフのパターに対する強い思いがうかがわれます。

パターの名手鈴木愛が使うピンボルトアンサー2

この、「ヴォルト」シリーズの中でも鈴木愛選手が使用しているのがANSER 2と名付けられた、ピンゴルフの代表的なパターになります。

 

 

その原型たる「PING  ANSER」とは1966年にピンゴルフの創設者のカーステン・ソルハイム氏が考案した「パッティング専用」の形状をしたクラブに始まります。

 

それまでのパターは、アイアンやウッドの形状を踏襲したものがほとんどだった時代でした。

 

ソルハイム氏自身がハンデ5の腕前を持っていたにも関わらずパッティングが苦手だったこともあり、真っすぐ転がる、パッティング専用のクラブを作ったのがはじまりです。

 

そして完成したのが「1-A」です。

しかし、ほとんど売れず、さらに研究を重ねて「トウ・ヒールバランス」、すなわち重量のほとんどをトウとヒールに分散することでヘッドがブレないパターを生み出し、これが大人気となりました。

 

この大人気のパターに、ソルハイム氏の奥様が「このパターがあなたのアンサー(答え)なのでしょ?」といったことから「ANSER」と名付けました。

 

現在では普通になった「トウ・ヒールバランス」を最初に実使用のパターに用いて以来、ブレードタイプのパターをピンタイプ、あるいはアンサー型などと呼ぶようになりました。

 

しかしながら、形状のみ似ているから「ピンタイプ」と呼ばれるものとは一線を画す本家の「アンサー」には「ゴルファーが正しくターゲットを向いているかを教えてくれる、、、

 

構えた時にボールが転がって行く方向に対してスクェアに構えられるように設計されている」という最大の特徴があります。

 

従って、構えた時に違和感があるときは間違った構えをしているということになるわけです。

 

その特徴の一環として、アンサー独自のオフセット、すなわちシャフトの延長線上よりも後方にボールをセットする「オフセット構造」があります。

 

この構造により、ターゲットに対して叩く、打つといった動作よりも、ハンドル付きのスーツケースを引っ張る感覚で、、、

 

ヘッドを出してやることで、ボールの跳ね上がりを抑えて順回転を与えやすくなりました。

 

ピンゴルフはこの、アイアンと同じようなオープントウクローズの動きをヘッドに与えながら、引っ張るように、、、

 

すなわち地面を這うように動かしてやることでスムーズなパッティングができるパター「アンサー」の形状と機能をそのままに「ヴォルトアンサー2」として世に出しました。

 

さらに「ヴォルト」シリーズすべてのフェース面の、中央の溝を深く、上下左右の周辺部を浅くした「TR溝」を採用しました。

 

これによりボール初速を約50%安定させて距離のバラつきを抑えることに成功しました。

 

アイアンでいえば、ヘッドが大きくやさしいけれど、打感がぼやけたクラブよりも、ある程度のやさしさを持ちながら打感と飛距離の一致性にもこだわった、、、

 

現在主流の軟鉄鍛造のマッスルバックアイアンを好むプロゴルファーが多いことに通じるこだわりがあるのだと思います。

 

耳から入る打音と手に残るタッチとが合致して、狙い通りのラインを転がってカップインすることこそ、パッティングの醍醐味だと思います。

 

ヴォルトアンサー2自身がその醍醐味を助けてくれるのなら、そして五感を駆使したパッティングを楽しむならば、、、

 

1度は使用してみたいパターですね。アマゾン市場で確かめてお買い求め下さい。

ピンパターのマレット型ならピン・ヴォルト2.0クレージーH。

ネオマレットタイプのパターもピンゴルフが作るとトウ・ヒールバランスになると主張するのが「ヴォルト2.0クレイジーH」です。

 

トップラインと、トップラインから真後ろにひかれたサイトラインまで直線を強調しつつ、、、

 

センター部に半円形を使用して視覚的にボールを正しくセットアップしやすくしたヘッドを持ち、、、

 

さらにヘッド重量とシャフト長さを選べる、大型マレットタイプのパターです。

 

多くの大型マレットタイプがフェースバランス、すなわちフェースが真上を向く構造であるのに対して、このヴォルト2.0クレイジーHはトウ・ヒールバランスです。

 

なぜなら通常、フェースバランスのパターを打つ時は、ヘッドをボール後方に真っすぐ引いて、ボールに対して真っすぐヘッドを出してやります。

 

ですが、パター以外でまっすぐヘッドを引いて出す打ち方をするクラブはありません。

 

それだけ真っすぐ引いてまっすぐ打つ、フェース面が打ち終わりまで真っすぐということがむしろ特殊な打ち方であるということになります。

 

ヴォルト2.0クレイジーHはわざわざパッティングだけ変わった打ち方をしなくても良いように、オープントウクローズで打てるパターを作りました。

 

それがヴォルト2.0クレイジーHなのです。

 

さらに好みのタッチを出せるようにソール後方にウェイトを装着して3通りの重さに調整することも可能にしました。

 

大型マレットを使用していて、ターゲットに対してまっすぐヘッドを出したのに、カップの左右をまっすぐ抜けていった、という経験がだれにもあると思います。

 

そのようなプレーヤーこそ試す価値があるパターです。

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まとめ。

現在では特に女子プロゴルファーには使用者が少ないピンタイプです。

 

ですが、2017年の平均パット数2位、2018年は1位のパットの名手である、鈴木愛選手がヴォルトアンサー2を使用しているのは有名です。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%84%9B&imageId=206952

「ピンタイプを好む理由は、タッチが出せるから。インパクトのフィーリングがしっかり体で感じられる点が好きです。

 

強めに打ったり、タッチを合わせにいったりしやすくイメージが出しやすい。タッチとフィーリングが合ってくると、パッティングの調子はかなり上がってきます」

 

鈴木愛選手が長くアンサーを使用していて慣れ親しんでいることが最大の理由だと思います。

 

アンサーはゴルファーが正しくターゲットを向いているかを教えてくれるという事、、、

 

インパクトのタッチとフィーリングをしっかり身体で感じられる事と、、、

 

それが狙った距離やラインと合致すれば調子が上がってくる、、、という事もまた、鈴木愛選手がヴォルトアンサー2を使用する理由だと思います。

 

そして、男子プロゴルファーには依然としてピンタイプのパターの愛用者が多いという事もこのあたりに理由があるのかもしれません。

いかがでしたか!?ピンのアンサーを一度試して下さい。

 

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エンジョイゴルフ!!明日も楽しいゴルフを。