竹田麗央(りお)のクラブセッティング2022。

かわいい日本人プロ

2021年のプロテストに合格した竹田麗央(りお)のクラブセッティング2022を紹介します。

いまや女子ゴルフ王国ともよばれる熊本県からまた一人プロゴルファーが誕生しました。その名は竹田麗央(りお)です。

叔母は1993年、94年の賞金女王で「元祖天才少女」と呼ばれたの平瀬真由美。母は女子プロゴルフファーの平瀬哲子。

2021年最終プロテストの4日間を通算イーブンパーでまとめ、5位で合格しました。

竹田麗央(りお)のクラブセッティング2022。

母と叔母と2人の女子プロゴルファー、しかも叔母は2度の賞金女王に輝き「元祖つよかわプロ」とよばれる実力者でした。

ですから、ゴルフが身近にあった竹田麗央も6歳から競技を始めています。

2021年の日本女子オープンではローアマに輝きました。平均飛距離250ヤード超のパワーを武器とするアグレッシブなゴルフです。

クラブは地元の九州でサポートを受けやすいダンロップスリクソンシリーズを使用しています。

ドライバーはダンロップスリクソンZX5。

2020年発売のスリクソンにはZⅩ5、ZⅩ7という、2タイプのモデルが用意されています。

竹田が選んだのはスリクソンZX-5です。


 

ロフト:9.5度
シャフト:ダンロップMiyazaki CORDX-6(S)
長さ:45.25インチ

小ぶりなヘッドながら慣性モーメントを高めてミスに強く直進性最優先のZⅩ5、ミスに強く、操作性ももたせたZⅩ7という性格付けがされています。

平均飛距離250~260ヤードを記録する飛ばし屋の竹田はZⅩ5を使用しています。

深い捻転と腰のキレでとばす、基本に忠実なスイングの持ち主であり、母の教えでもある「振り切る」ことを常に心がけています。

ただ、竹田はおそらく、ヘッド後方が張り出した大きいヘッドには違和感や苦手意識があるのではないでしょうか。

竹田にはZⅩ5のオーソドックスな洋ナシ型の小ぶりなヘッドが安心感を持てるのだろうと思います。

フェアウエイウッドはダンロップ・スリクソンZX(3W/5W)。

ロフト:15度/18度
シャフト:ダンロップMiyazaki CORDX-7(S)

UTはダンロップ・スリクソンZX。

ロフト:22度
シャフト:ダンロップMiyazaki CORDX-7(S)

アイアンはダンロップ・スリクソンZX5(5I)

アイアンはダンロップ・スリクソンZX7(6I~PW)

シャフト:NSプロ・モーダス3ツアー120(S)

アイアンに関しては、5番アイアンはZX5。

6番からピッチングはZⅩ7という、やさしいロングアイアンと性格に飛距離を刻めるショートアイアンという、プロの間でも積極的に取り入れている組み合わせです。

ZⅩ5はバックフェースのフェース周辺に溝を作り、フェースのたわみを大きくすることで反発力を高めた飛び系のキャビティバックアイアンです。

やや厚めのソールとトウ側に重みをもたせて必要以上のフェースの返りすぎを防ぎながら抜けの良さももつ、やさしく飛ばせるアイアンです。

一方のZⅩ7はプロ・上級者好みの軟鉄鍛造のオーソドックスなキャビティバックアイアンです。

打点エリアの裏側を肉厚にして軟鉄独特の柔らかい打感をもつ、操作性重視のアイアンです。

おそらく150ヤード以内の精度を追求した結果、飛び過ぎないことから選んだものと思われます。

ウエッジはクリーブランドRTXジップコアMID。

ロフト:50度/54度

ウエッジはクリーブランドRTXジップコアOW。

ロフト:58度
シャフト:NSプロ・モーダス3ツアー120(S)

ウェッジはアイアンからの流れを考えて、ショートアイアンとは構えた形状に違和感がないクリーブランドを選んでいます。

ティアドロップとよばれる、オーソドックスな形状ながら晴天や雨天、ラフからでもフェアウェイからでもゴルファーが必要なだけスピンが得られる事を目的にしたクリーブランドのウェッジはアマチュアにも人気のウェッジです。

小さいころから使い慣れているウェッジだと思われます。

パターはヨネックスEZONE TP-S600

パターはヨネックスイーゾーン パター TP-S600を使用しています。

ほぼスクエアのネオマレットタイプのパターですが、特徴的なのはヘッドにカップと同じ大きさの半円形のプリントが施されている事です。

このプリントによってカップのイメージが湧きやすく、従って1メートル以内のパットが入る確率が上がるというものです。

また、ヘッドのトウ側とヒール側両側面4箇所のウェイトビスを交換することで重心と打ち出し方向の微調整が可能になる機能も搭載されています。

やはり1メートル以内のパットの重要性を知り尽くした母親と叔母の影響を受けたパターのチョイスだといえるでしょう。

ボールはスリクソンZスター。

多くのプロが使用するスリクソンZスターXVに比べて少し柔らかいのがスリクソンZスターです。

 

重要なのはコアをいかに潰せるかにありますので、平均的なヘッドスピードの竹田はZスターを選んだのだと思います。

まとめ。

身体全体を使った躍動感あふれるスイングはオーソドックスですが、女子プロトップクラスの飛距離が魅力的な竹田麗央です。

笹生優花選手との飛距離争い、そして女子プロ界も飛距離争いの到来を予感させる新星の誕生です。

今後の活躍に期待しましょう。

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