ヤマハゴルフの主力ラインである、プロ、アスリートゴルファー向けの「RMX」から新たに「VD」シリーズが2021年10月29日発売されました。
ドライバーからウェッジまでの新製品ラインアップです。
ここでは、2021年の新製品であるヤマハの意気込みを感じさせる「RMX VD」ドライバーを紹介します。
「RMX VD」ドライバーの最大の特徴は「圧倒的な直進安定性」の徹底した追求にあります。
ドライバーの選び方。ヤマハゴルフの2021年新製品「RMX VD」の特徴。
2021年新製品で用意されたドライバーはプロ、上級者向けの「RMX VD」と幅広いユーザー向けの「RMX VD59」の2機種になります。 このうち「RMX VD」ドライバーに関しては限定店舗にて販売となります。
ヤマハゴルフ「RMX VD」ドライバーの特徴。
「RMX VD」ドライバーのヘッド体積は460CC、構えやすい洋ナシ型のヘッド形状です。
RMX史上初めてカーボンクラウンを持つコンポジットヘッドになりました。
ソール後方にはこちらもヤマハでは初めてスライド式のウェイト「RMX VDウェイトシステム」を搭載しました。
この「RMX VDウェイトシステム」最大の特徴が、重心角を大きく変えることができるにもかかわらずどこのウエイトポジションでも慣性モーメントが変化しないので常に高い直進性が得られることにあります。
RMXVD59に比べると、RMXVDの方がボールをコントロールする余地を残しています。
RMXVDはプロが使うことを想定しているのでヘッドも同じ460CCながらディープフェースで締まった顔つきも影響していると思います。
ヤマハゴルフ「RMX VD」ドライバーのシャフトは?
ヤマハの歴代のドライバーはヘッド単体で販売、シャフトは購入時にチョイスすることで、純正シャフトの無駄やコスト高を回避してきました。
今作からはアフターマーケットでも現在人気の3種類のシャフトを用意しています。
そして
です。
RMX VDを選ぶユーザーがかなりの確率で使用するであろうシャフトをあらかじめ純正にするという発想はうなずけます。
ですが、設定がいずれも50グラム台のSというのは少々アンダースペックになりそうな気がします。
ドライバーの選び方。ヤマハゴルフ2021年新製品「RMX VD59」の特徴と評価。
基本設計はRMX VDとほぼ同じながら、慣性モーメントをルール上限にまで高めてやさしさを追求したのが「RMX VD59」です。
ヘッド体積はどちらも460CCの洋ナシ型ヘッドです。
ですが、「RMX VD59」は投影面積を大きくしたヘッド後方にふくらみをもたせ、ヘッド後方へ向かって傾斜が強い分、RMX VDよりもさらに低・深重心になっています。
ヤマハゴルフ「RMX VD59」ドライバーの特徴は?
構えてみると、フェースがシャフトの軸線よりも前に出ていません。
また、フェース面をヒール側に寄せています。
これらのことからルール上限に近い慣性モーメントの大きさとヘッドの返りやすさを実現しつつ、
RMXVDウェイトシステムによって重心角の可変度合いが大きくなったにもかかわらず、
慣性モーメントが変わらずつかまりの良さと、弾道の直進性が高いことが特徴としてあげられます。
ヤマハゴルフ「RMX VD59」ドライバーの評価は?
オートマチックに打てて曲がらない、フェアウェイの幅に収まるのは評判通りです。
ユーザーの声は、
RMX VD59ドライバーはウェイトを動かしても慣性モーメントが変わらず、最大限の恩恵を受けつつそれでいて重心角を大幅に変えることができます。 これはかなり効果があって弾道への影響が顕著に現れていました。
いかがですか。ヤマハRMX VD59。
ヤマハゴルフが提唱する大慣性モーメントとは?
今作でヤマハは大慣性モーメントの許容性と直進性を幅広いゴルファーに提供しようとしています。
慣性モーメントとは?
慣性モーメントとは、物体の回転のしやすさ、しにくさを現わす指標のことをいいます。
このことをドライバーに当てはめてみると、インパクトとはヘッドとボールが衝突することをいい、
衝突の瞬間、普通はその衝撃でヘッド(フェース向き)が左右にブレます。
その時に慣性モーメントが大きい(回転しづらい)と、ブレなくなりイメージ通りにヘッドが動いていきます。
したがって、慣性モーメントが大きいと直進性が強くなるということになるわけです。
ヤマハゴルフ「RMX VD59」ドライバーを使用する時の注意点は?
慣性モーメントが大きいと直進性が強くなりますが、これはフェースの向きが変わりにくいということです。
ですので、例えばはじめからフェースが開いて(閉じて)当っていれば開いた(閉じた)向きのままインパクトを迎えます。
したがって、ボールは真っすぐ右(左)に飛びだしていきます。
それを防ぐためには「RMXVDウェイトシステム」を活用して、自分のスイングの特徴を把握してヘッドの返りやすさ、返りにくさを調整してあげることが重要になります。
まとめ。
カーボンクラウンやソール後方のスライド式可変ウェイトシステムなど、外国ブランドの良いところをすべて取り入れた感のあるヤマハゴルフのRMXVDシリーズですが、
目的は大慣性モーメント実現のための機能になります。
フルチタンボディに馴染んだ従来からのRMXファンには少し抵抗があるようです。
ですが、フェアウェイにボールが残っていればいいという、14本の中でドライバーが最もやさしいクラブであることを実感したいゴルファーには最適だと言えます。
豊富な練習時間が取れないけれどスライスを直したいというゴルファーには是非、手に取って欲しいドライバーです。
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