2021年12月に新発売した「ゼクシオエックス」を紹介します。
今作からブランドロゴを一新し、従来のワンモデルではなく、正統な後継にラインナップした《新鋭のゼクシオエックス》。
2000年以来、2年ごとのモデルチェンジを慣行してきた2021年、2代目となる「ゼクシオX」が発売されました。
ダンロップゴルフドライバー新鋭の「ゼクシオエックスX」の特徴。
ゼクシオXの特徴。
「しっかり振りながらクラブに任せて飛ばす」をコンセプトの「ゼクシオエックス」です。
ややディープフェースでシャローバック、カーボンコンポジット構造のスクエアフェースのドライバーです。
カーボンはソールのトウよりに配置され、余剰重量をソール後方に配置したことで高慣性モーメントを実現して直進性を高めています。
「アクティブウィング」、「リバウンドフレーム」といった基本的な機能はゼクシオ12と共通です
ですが、ゼクシオXはよりアスリート色が強いゴルファーに向けて、フェースアングルがややオープンに見えるスクエアフェースになっています。
またフェース面が少しネック寄りになっており、より「アクティブウィング」の機能を活かせる構造になっています。
今作から装着した弾道調整機能は「QTSスリーブフィッティングシステム」いい、フェース角やライ角、ロフトを12通りに細かく調整できるので、求める弾道が得やすくなっています。
スリクソンとも共通ですので、打ち比べることも可能ですので、スリクソンユーザーも移ってくることと思います。
ゼクシオXのキーテクノロジー。
ゼクシオイレブンと同様に、ウェイト・プラステクノロジー、(エックスは6g)新フラットカップフェースを搭載しています。
ゼクシオイレブンが高めに響く打球音であるのに比べてエックスでは高く短い打球音に調整しています。
ゼクシオXのターゲットゴルファー。
「まだ、ゼクシオは早い」というシニアの入り口からシニアになりたてのゴルファーです。
ヘッドスピードは39~45m/s前後のゴルファーが初めてゼクシオを使用することを前提にしていると思われます。
ゼクシオXの価格は。
エックスの価格はイレブンと同額の80,000円(税別)となっています。
ゴルフ上達の秘訣は「自分のゴルフにあったクラブ」との出会いという事はゼクシオファンならお分かりだと思います。
ニューモデルのドライバーは常に飛びを意識して開発しています。
もし飛距離が落ちて悩んでいるならあなたのゴルフに適したドライバーに替えるのも良いと思います。
2代目となるゼクシオXは、今作からスリクソンと共通のスリーブをもつ弾道調整機能がつきました。
シャフトの脱着が可能になったことにより、より幅広いゴルファーに適応することになりました。
ゼクシオXで使用するシャフトは?
純正シャフトはMiyazakiAX-2という40g台のカーボンシャフトにグリップはエンド側を重たくした専用グリップが装着されます。
まずは純正シャフトでメーカーの意図を感じることが重要だと思います。
ゼクシオXの評価は。
スリクソンの低スピン化によりかえって飛距離を落としたアスリートゴルファーが移ってくる可能性が高く、
メーカーもそれを見越してかクラウン部をさらに薄肉化して深・低重心化しています。
ですので、ヘッドスピード43m/s以上のゴルファーが適度なスピン量で飛ばせるドライバーになっています。
もともとミート率が高いゴルファーはシャフト選択の余地が出来たことでより性能が生かせると思います。
ゼクシオXをアベレージゴルファーが使用する時の注意点は?
12通りの弾道調整が可能ですが、ともすればどれが自分に合ったポジションなのか、わからなくなる事が多々あります。
アベレージゴルファーも十分使えるドライバーですので、まずは基本のポジションでじっくり打ってみることをおススメします。
ある程度スイングが固まり、弾道の特徴がわかってきたら、調整するのが迷わない方法です。
ゼクシオエックスの主戦場は?
初代ゼクシオの愛用者が20年経ち、ゼクシオ人気をけん引してきたこれら「団塊世代」ゴルファーが徐々に減ってきている中で、、、
これからシニア入りするが、まだまだクラブが振れるゴルファーを取り込むために「エックス」を投入した経緯は理解できます。
ただ、「エックス」の主戦場には「ジェイルブレイクテクノロジー」のキャロウェイがあります。
そして「ツイストフェース」のテーラーメイドや渋野日向子でブレイクしたピンなど、強力なライバルがひしめいています。
そしてこれら海外ブランド愛用者に共通してる思いは「まだ、ゼクシオに逃げたくない」です。
並みいるライバルたちの中でこういう思いを持つゴルファーに「ゼクシオブランド」がどれだけ訴求して、シェアを獲得できるのかとても興味があります。
ダンロップゴルフドライバーが提唱するactive wing効果とは?
ドライバーのヘッド体積が大きくなってくるのにしたがって、スイング時の空気抵抗も大きくなってきたことで、
とくにヘッドスピードが早いゴルファーは空気抵抗を大きく受けて思い通りのインパクトを迎えにくくなってきていました。
そこでメーカー各社それぞれ小型ヘッドのミニドライバーと呼ばれるモデルを発売したり、クラウンに突起を付けたり、ヘッド後方を大きく下げたりして空気抵抗を整えて後方へ流す「整流」の工夫をしています。
ダンロップが取り組んだのが、ネック側に台形の突起を設けてヘッドの回旋運動時の邪魔をしない構造でした。
この突起によりインパクトの前後だけではなく、トップからの切りかえしからダウンスイング、インパクトまで、空力をコントロールしてヘッドの挙動を安定させることに成功しました。
これがアクティブウィングと呼ばれる機能です。
これはヘッドスピードが上がれば上がるほど効果が実感できますので、今後のダンロップのウッド系のクラブには採用される可能性が大きいのではないかと思われます。
歴代のダンロップゴルフドライバーまとめはこちら。
⇒ダンロップゴルフの歴代のドライバー「ゼクシオ」と「スリクソン」はここが凄い。
まとめ。
競合の海外ブランド3社とも「こうしたら真っすぐ遠くへ飛ぶ」からこの機能を次モデルに採用しようという発想であるのに対して、、、
「ゼクシオのイメージを変えたい」からこういう機能を採用しようとする発想に消費者目線が考慮されているのかも気になります。
女子プロがクラブ契約をフリーにしてキャロウェイを使用しているような、ブームを巻き起こせるのか注目していきたいと思います。
あなたは新鋭のゼクシオエックスを使いますか?あなたに合ったゼクシオドライバーで楽しいゴルフライフをお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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gsauk4