ドライバーの選び方です。ここではタイトリストのTSシリーズドライバーを紹介します。約2年周期で新しいドライバーを発売しているタイトリスト。
2022年発売したのは「TSRシリーズ」です。前作と同じ最終的にはTSR1からTSR4までの4種類での展開です。
女子ゴルフでタイトリストとクラブ契約している選手は少ないと思いますが、菊池絵理香選手が使用し安定した成績を残していますね。
ドライバーの選び方。タイトリストTSRの特徴と評価。
2022年9月、まずはTSR2~TSR4までの3機種が発売され、TSR1は約5ヶ月後の2023年2月に発売しました。
「TSR」の「R」は、“進化した=refined”という意味ですね。これは基本的に、「TSR」をより良いものにするヘッド内部の進化を指しています。
“改良させた=revamped”とか・・・“リロードさせた=reloaded”との意味もあるでしょう。
「ぶっ飛ぶ」って意味もあるかも知れません。
2022年10月14日リリース:引用:ヤッフーニュース
TSRシリーズは、完成度の高いTSiシリーズの性能を受け継ぎつつ、航空宇宙産業で採用される希少なチタン素材をフェースに採用。 モデルごとに専用設計された「VFT」と呼ばれるフェース構造など、さらなるスピードアップと許容性を高めながら、プレイヤーのスイングタイプに合わせて各モデルの完成度を追求しています。
TSR1の特徴
振りやすさを追求したライトウェイト設計と進化した空力デザインにより、クラブスピードを最大化。ボールスピードを加速させ、高い打ち出しと大きな飛距離を生み出します。
TSR2の特徴
タイトリスト史上最高のスピード性能と弾道安定性を追求しながら、多くのツアープレーヤーが認める、さらに美しく安心感溢れるシェイプへと進化。
飛距離と許容性の完璧なバランス、高打ち出し、低スピン、そしてスピード性能を究め、ティショットのパフォーマンスをかつてないほど引き上げます。
TSR3の特徴
進化した弾道調節システム「SureFit® CG トラック」によって、驚異的なスピードと飛距離、そして大きな満足感を提供するプレーヤーズドライバーがTSR3です。
ツアーNo.1*の信頼を獲得したTSi3の美しいシェイプと自信を与える打感・打音はそのままに、さらに向上したスピードパフォーマンスがスコアアップへと導きます。
TSR4の特徴
TSR4は顔や打感にこだわる上級者やハードヒッターに人気があります。タイトリストマニア向けのドライバーですね。
コンパクトな洋ナシ型のヘッドはフェースローテーションを使って球をつかまえていくイメージが湧きます。
小さくても以外に曲がりが小さいところは重心設計の進化を感じさせます。タイトリストのドライバーは昔からコントロール重視でフェアウエイキープを優先するツアープロに好まれています。
そこに近年は飛距離性能も向上しライバルと肩を並べるようになってきました。このTSR4も大きさの割に芯が広く、打点がブレても初速が出ます。
女子ゴルフでは菊地絵理香選手が使用しています。
⇒菊地絵理香“6勝目”を狙うクラブセッティング2023。
打球面がつるっとしたデザインですがスピン量は少ないです。
- ヘッド体積:430
- ロフト角:8度/9度/10度
- 長さ:45インチ
ドライバーの選び方。タイトリストのTSi2&TSi3の特徴。
2020年発売したモデルは「TSi」でTSにiがつきました。その意味は?
Inovation/イノベーション(革新)、Inertia/イナーシャ(慣性)、 Integration/インテグレーション(統合)、Impact/インパクトとのことです。
前回(2018年)はTS2とTS3という名前でした。
それ以前は、917D2、917D3で、前々回は915D2、915D3でしたが、名前を変えたということで、大幅なモデルチェンジがなされていて、910シリーズとは見た目から違いますね。
TSi2の特徴。
前作の「TS2」に似て、お尻が出ていてやさしそうなモデル。ソールが一新され、近未来的なデザインです。
TSi2は新素材ATI425チタンをフェースに採用してさらに競争力を高めてきました。
その一方で、深重心・高慣性モーメント化によって寛容性とつかまりも向上。
昔の難しいイメージは完全に払しょくされてエンジョイゴルファーでも飛ばせるクラブになりました。
TSi3の特徴
見た目が小さくトラディショナルな形状は、自分で球筋をコントロールしたい人にとってはとても構えやすく感じるはずです。
TSi3はフェースが薄くなりたわみが大きくなったのかボール初速はかなり上がっている印象です。
ただし、ヘッド自体もクラブ重量も重く打ち出しが低くてロースピンです。あくまでも力のある人が使って飛ばせるクラブですね。
ドライバーの選び方。タイトリストのTS2&TS3の特徴。
アメリカのゴルフ用品の総合メーカー・タイトリストの最新ドライバーTS2とTS3を紹介します。
プロ、上級者を満足させる打感とコントロール性能、それに加えてボール初速を最大限に高めるためにヘッド構造を見直し研究されたドライバーが「TS」シリーズです。
TSとは、Titleist Speed(タイトリスト スピード)の略です。タイトリストのTSドライバーのテーマは、その名のとおり‘‘スピード‘‘です。
ドライバーの性能によって、プレーヤーのヘッドスピード、ボールの初速のスピードを向上させることで、飛距離性能を向上させることができるということですね。
つまり、今回のタイトリストの新ドライバーTSドライバーは、飛距離を追求したモデルであり、910シリーズとは少しコンセプトが違う新ブランドであるということですね。
タイトリストの独自の技術によって、今回のTSドライバーのテーマである‘‘スピード‘‘の向上を実現させています。
また、今回のモデルチェンジの大きな特徴は、易しさにも配慮がなされています。
個人的に、タイトリストというと、アスリートゴルファーが使う難易度の高いゴルフクラブという硬派なイメージでした。
ですが、今回のTSドライバーは、タイトリストのドライバーの難しさを少し抑えて、アベレージゴルファーでも使えるドライバーになったのではないかと思っています。
特に、TS2は直進性が高いドライバーであり、アベレージゴルファーでも十分使えるモデルです。
では、今回のTSドライバーがどのようにスピードの向上をさせたのかを簡単に説明してみますね。
タイトリスト史上、最も軽量化されたチタンクラウンを採用したことで、低重心化を実現最近のドライバーは低重心化が求められています。
スウィートスポットの拡大。
低スピン、高弾道の「飛ぶ弾道」が実現できる。
というメリットがあるからです。
例えば、テーラーメイドの「Mシリーズ」などは、ヘッドのクラウンにカーボン素材を使用することで余剰重量を生み出し、、、
それをヘッド下部に配置することで低重心化を実現させています。
タイトリストTSドライバーは、カーボン素材ではなく、チタンですが、チタン自体を軽量化することで、余剰重量を生み出し、低重心化を実現しています。
空気抵抗を軽減することでヘッドスピードの低下を防止。
ストリームラインドシェイプタイトリストのTSドライバーのヘッドの大きさは、460㏄と最大です。
基本的にクラブヘッドが大きくなれば、空気抵抗が大きくなります。
空気抵抗が大きくなれば、ヘッドスピードが低下しますから、空気抵抗をいかに軽減させるかがドライバー作りの課題です。
TSドライバーは、新しい形状を取り入れることでスイング中の空気抵抗を20%軽減させることを実現させ、効率良くボールに力を伝えることができます。
反発力の向上で初速をアップさせる 超精密高初速フェイス
反発力とは、インパクトにおいて変形したボールが元に戻ろうとする力です。
当然ですが、反発力が大きいほどボールの初速がアップして飛距離が出ます。
タイトリストのTSドライバーは、クラブフェイスを薄肉化したことで、反発力が高まりボールの初速のスピードがアップします。
最適な重心設計で飛ぶ弾道を実現 TSスピード重心設計
最適な重心設計により、ボールの初速をアップさせ、バックスピン量を最適化させることで飛距離アップを実現します。
タイトリストTSドライバーの特徴のまとめ
タイトリストのTSドライバーは、スピードをテーマにしたドライバーであり、ボールの初速やゴルファーのスイングのスピードを向上させることで飛距離性能が高いドライバーです。
チタンヘッドの軽量化
ストリームラインドシェイプ
超精密高初速フェイス
TSスピード重心設計
これらによって、スピードの向上を実現し、飛距離性能の向上につながっています。
ドライバーの選び方。タイトリストのTS2&TS3を初心者や中級者が使うには?
今回のTSドライバーは、910シリーズのように完全にアスリートゴルファー向けというわけではありません。
特徴としては「飛距離性能の良さ」と「左へのミスを軽減する」ドライバーですね。
左へのミスを軽減するということは、逆に言えば、つかまりが良くないということになりますよね?
ですから、基本的にはしっかりとボールをつかまえることができるゴルファーをターゲットとしています。
ですが、910シリーズよりは、つかまりという点も考慮されていますので、アベレージゴルファーでも使うことができるモデルです。
タイトリストのTSドライバーには、TS2とTS3 があり、それぞれに特徴があります。
タイトリストTSドライバーを使用しているプロゴルファーは多くいますよね。
ジャスティン・トーマスは、「WGCブリジストン招待」TS3ドライバーを使用して優勝しています。
「ジョンディア・クラシック」では、マイケル・キムがTS2ドライバーを使用して優勝しています。
タイトリストTS2ドライバーとTS3ドライバーはココが違う
TS2はシャローフェイス。
シャローフェイスとは、ヘッドの厚みが少ないクラブヘッドのことで、設計上低重心になりやすく、ボールを上げやすいというメリットがあります。
ロフト:8.5度/9.5度/10.5度(可変)
ライ:58.5度(可変)
シャフト:タイトリストスピーダー519エボルーション(S,RS,S)
長さ:45.5インチ
バランス:D2
総重量:300g
価格:7万2000円
9月28日発売
TS3はディープフェイス。
ディープフェイスとは、ヘッドの厚みが大きいクラブヘッドのことで、いわゆる、洋ナシ型と呼ばれるヘッド形状です。
低スピンの弾道のボールを打ちやすく、操作性が高いというメリットがあります。
ロフト:8.5度、9.5度、10.5度(可変)
ライ:58.5度(可変)
シャフト:タイトリストツアーAD60(SR、S)
長さ:45.25インチ
バランス:D2.5
総重量:312g
価格:7万2000円
9月28日発売
TS2の方がクラブヘッドの後方が下がっている。
TS2の方が、クラブヘッドの後方のお尻の部分が下がっていて、イメージ的につかまりやすそうなクラブ形状です。
TS3には、シェアフィットCGがついている。
TS3には、「シュアフィットCG」という機能がついていて、ヘッドの重心位置を変えることができ、自分の打ちたい弾道にクラブを合わせることができます。
直進性が高いTS2と操作性が高いTS3。
TS2のキャッチコピーは、「ストレートビッグドライブ」
直進性が高く、ボールの弾道は高弾道~中弾道が打ちやすく、オートマチックにボールを運ぶことができます。
初心者~上級者まで幅広く、使うことができるスペックです。TS3のキャッチコピーは、「カスタマイズ・ビッグドライブ」。
自身のスイングによってフェードやドローを打ち分けたい中級者~上級者が好むスペックです。
自分が初心者だという自覚があるなら、TS2の一択になるかと思います。
ドライバーの選び方。タイトリストのTSシリーズを40m/s前後の方が使用するには?
クラブの開閉を使わず、直進性を求めているゴルファーはTS2の方が合っています。
クラブの開閉を使い、クラブの操作性を重要視するゴルファーは、TS3の方が合っています。
TS2を使用するには?
シャフトは、純正だとスピーダー519EVOLUTION か、KURO KAGE 50が装着されます。
どちらかというと、スピーダーの方が、つかまりがよく、クロカゲの方が、直進性が高いというイメージですから、スライス系の弾道の人はスピーダーを選んだ方が良いかと思います。
ロフト角ですが、TS3に比べれば高弾道になりやすいとは思いますが、sシャフトで総重量は300g以上ありますから、9.5°~10.5°が良いかと思います。
TS3を使用するには?
純正シャフトは、タイトリストツアーAD60です。
基本的には、TS2よりも弾道が低くなりやすいので、ロフト角は10.5°を選んだ方が良いかと思われます。
TSドライバーを使うには
ゴルフ上級者でない限りは、ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーは、操作性よりも直進性を重視した方がゴルフのスコアはよくなると思いますね。
そう考えれば、ヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーは、タイトリストTS2ドライバーを選んだ方が良いと思います。
シャフトは、スピーダーのSシャフトロフト角は10.5°に調整するというのが、最も効率的に飛ばせて、方向性も良くなるのではないでしょうか。
まとめ。
タイトリストのTS2&TS3ドライバーは、スピードをコンセプトとしているクラブ設計で、ボール初速、ヘッドスピードの速さを速くすることで飛距離性能の構造を実現しています。
また、従来のタイトリストのドライバーの持っていたアスリートゴルファー向けの硬派なイメージを一新して、、、
アベレージゴルファーからゴルフ上級者まで幅広く使えるドライバーというイメージに近づいています。
特にTS2は、シャローフェイスでボールが上がりやすく、オートマチックにボールを運んでくれるイメージでアベレージゴルファーでも十分使用できるモデルです。
今まで、タイトリストを敬遠してきたアベレージゴルファーの方には、ぜひ、試して欲しい最新ドライバーです。
タイトリストのドライバーで新しいゴルフの世界を体験して下さい。
エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。
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