アイアンの選び方を紹介します。ここではおすすめするアイアンはタイトリスト「718シリーズ」です。
その特徴と評価を紹介します。
2017年発売の718アイアンシリーズは、そのキャッチコピーに「すべてのゴルファー」を謳うなど、やさしさを併せ持ったアイアンです。
性格の違いから全部で5機種がラインナップされました。
【アイアンの選び方】。おすすめメーカータイトリスト718アイアンシリーズの特徴。
718シリーズの機種は、5機種です。
- 「718AP1」は直進性と飛距離を求めたポケットキャビティ。
- 「718AP3」は飛距離アップを求めながらもシャープなフォルムを好むゴルファーには中空構造のディープキャビティ。
- 「718 T-MB」は高弾道と飛距離性能を両立させた中空構造。
- 「718AP2」はツアープロ向けのマッスルバック。
- 「718CB」はタイトリスト伝統のマッスルバック形状。
この中で一般アマチュアゴルファーに合うモデルとしては、718AP1、718AP3、718T-MBだと思います。
718アイアン AP1の特徴。
かっこよさとやさしさが両立の飛び系アイアンです。
人気度は少し下がりますが、両立するアイアンが使いたい欲張りな初級者から中級者のゴルファーにおススメです。
セミグースネック、面長ヘッドの「ポケットキャビティ718AP1」については7番でロフト29度とストロングロフトに区分されるアイアンです。
ですが、ボールが上がりやすく直進性が良いアイアンですので中級レベルに達したゴルファーにはたまらない魅力を生み出してくれると思います。
それがタイトリスト718アイアン AP1です。
面長でセミグースネック、セミラージサイズのアンダーカットキャビティです。APシリーズの中ではストロングロフトで飛距離の出るモデルです。
球がよくつかまってミスに強いところもAP1の評価です。ロースピンモデルなこともあり打ち込んでも吹け上がることはなく、オートマチック系のアイアンになると思います。
ただし、ヘッドスピードが40m/s~43m/sは欲しいところです。
新製品価格:12万円(6本セット)
718アイアン AP2の特徴。
操作性は高いがミスヒットに強いタイトリスト718アイアンAP2です。
薄いトップブレードや攻めのソール、ストロークネックでコンパクトなルックスは上級者モデルの718CBに限りなく近いアイアンです。
タングステンウエートを内蔵したヘッドはミスヒットに対する許容性はとても高いです。
新品価格:13万2000円(6本セット)
718アイアン AP3の特徴。
タイトリスト718アイアンAP3はトウ、ヒールにタングステンウェイトを封入した中空構造アイアンです。
ちょうどいいやさしさと飛びを追求しています。
718は数字の並びが違うのでややこしいですが、APシリーズをやさしい順に並べるとAP1>AP3>AP2になります。
AP3はサイズも中間で構造はAP2と同じ中空です。
ロフトはAP2より立っていて1番手ほど飛びます。Ap1よりやや小さめのフェースはミドルアイアンがセミグースで番手が大きくなるほどストレートネックになります。
それでいながらスッキリしたフォルムでつくるあたり、タイトリストの意気込みを感じます。ストロングロフトながらボールが上がり、明らかにやさしさと飛距離を実感できます。
新品価格:13万8000円(6本セット)
718アイアン T-MBの特徴。
タイトリストの718アイアン T-MBは一見するとマッスルバックの形状ながら、こちらも中空構造です。
マッスルバック風なのにやさしいクラブです。ですので人気もかなりあり中級者のゴルファーであれば是非使ってみて下さい。
中空構造でタングステンウエートを内蔵しています。ソールからフェースまで一体となった、L型フェースを採用して飛距離を確保しつつ、
ミドルアイアンではトウとヒール側にタングステンウェイトを装着して低重心と、許容範囲の広さもあってやさしく打ちやすいアイアンになっています。
元はロングアイアンのみの展開でしたが、あまりに打ちやすいという評判でアイアンセットとして新たに展開したモデルです。
新品価格:19万2000円(6本セット)
718アイアン CBの特徴。
タイトリストの718アイアンCBは球を操りやすいクラブです。
トップブレードが薄くソール幅も狭いコンパクトなストレートネックモデルです。軟鉄鍛造らしい打感の良さも魅力です。
操作性が非常に高いが、フッカーが使うとややつかまりすぎる傾向があります。
新品価格:13万2000円(6本セット)
他のUSAメーカーのアイアン一覧はこちら
⇒アイアンの選び方。「おすすめUSAメーカー」の一覧。
【アイアンの選び方】おすすめメーカータイトリスト718アイアンのスペック。
718アイアンAP1
AP1は7番でロフトが29度とストロング化されていて、純正シャフトが軽量スチールシャフトのN.S.PRO 950GH。
オリジナルカーボンシャフトのTitleist MCI 60とが用意されていますので、明らかに初心者からシニア層までをターゲットにしたスペックになっています。
718アイアンAP3
AP3はずっとタイトリストのアイアンを使用してきたけれど、少しスペック的につらくなってきた、
というユーザーをメインターゲットにしてアスリート系にこだわるゴルファーも取り込もうという意図が見えます。
7番のロフトは30度と現在では標準の設定で、純正シャフトもN.S.PRO 950GH、Titleist MCI 60加えて、N.S.PRO MODUS3 TOUR 105をラインナップに加えて競技志向が強いゴルファーにも訴求しています。
現行「VG3」はこのモデルに収斂されるのかもしれません。
718アイアンT-MB
T-MBはマッスルバックの形状で薄めのシャープなデザインでありながら中空構造という、ほぼ業界初のモデルとなります。
アスリート系ゴルファーに定番人気のDynamic Gold AMTを標準としたほかN.S.PRO 950GH、N.S.PRO MODUS3 TOUR 120と、いずれもスチールシャフトとなり、プロ、競技者のニーズに応えるアイアンとなっています。
【アイアンの選び方】おすすめメーカータイトリスト718アイアンの中古市場。
718シリーズはまだ、中古市場では数が少なく、AP1、AP3とも新品でも価格的にそれほど高くないので値ごろ感はまだありません。
ただ、タイトリストのアイアンを使用するユーザーにはライ角を調整してあるケースが多くあります。
ですので、ゴルフショップで新品を試打して、いざ中古で購入したらどうもしっくりこない、といった状況が起こりえます。
よって、中古品の購入でも実店舗で現物を確認して、ロフト、ライ角の数値を調べてもらうことが重要です。
Ap1はやはり「飛距離が伸びた」「高さで止めることができる」「タイトリストにしてはやさしい」という口コミが寄せられています。
AP3は飛距離よりもやさしさを実感したゴルファーが多いようです。
もっとも飛ばないというのではなく、現在使用しているアイアンと比較してさほど距離差がない、ということです。
すなわち実力通りの飛距離ということで、狙った距離をしっかり打ちたいけれど、やさしさも求めるゴルファーには最適だと思います。
T-MBに関しては「ヘッドサイズが絶妙で振りやすい」「ノーマルロフトにしては飛距離が出る」「簡単に扱える」「高弾道」という感想が送られています。
ネックは20万円超という価格ですか。
まとめ。
やさしくて飛ぶアイアンを、各メーカーが独自の工夫で世に送り出しているなか、タイトリストも「筆記体ロゴ」でここに参戦した感があります。
すなわち「VG3」自体は出来が良いクラブでしたが、やはりタイトリストが難しく感じるゴルファーの受け皿、という立ち位置から抜け出せなかったという事でしょうか。
「やさしくて飛ぶ」工夫を、タイトリストは中空構造に求めたともいえます。
マッスルバック並みの薄さで中空構造として、飛距離とやさしさも出せるあたりはタイトリストの研究・開発の成果だと思います。
外ブラでは現在、キャロウェイとピンがしのぎを削る「やさしく飛ばせて、カッコいい」カテゴリーにタイトリストが参戦したことで、一般ゴルファーには選択肢がさらに増えました。
いまだに「タイトリストを使うゴルファーは上級者」という固定観念が強い分、718シリーズを手にするゴルファーも多くなるものと思います。
このカテゴリーで後れをとったタイトリストがシェア奪回となるかどうか、注目していきたいと思います。
一度タイトリストにも注目してみましょう。エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。
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