吉本ひかるのゴルフと成績を紹介します。2017年にプロテストに合格した「吉本ひかる」は黄金世代12人目の優勝者になりました。
黄金世代通算40勝目の優勝です。
2017年プロテストに合格した年のステップツアー「日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント」で優勝しましたが、
しかし、翌年2018年のレギュラーツアーでは残念ながら予選落ちも多くシード選手の道は閉ざされてしまいました。
ですが、2019年は36試合に出場し、フェアウェイキープ率は76.2350%で5位、又リカバリー率は65.1042%で10位という数字が賞金ランキング28位の成績を示していますね。
2020-21年シーズンは「私も必ず優勝する」と宣言していましたが、62位と振るわず、22年は67位といずれもシード権は手放してしまいました。
さて、吉本ひかるプロは、小柄ですしそれほど飛ばすタイプの選手ではありません。
ただ、それでも上位に食い込んでくる理由は、ほとんど曲がらないドライバーショットと、グリーン周りのアプローチそしてパッティングです。
ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。
努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。
あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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吉本ひかるの涙の初優勝。黄金世代12人目のツアー制覇。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E6%9C%AC%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8B&imageId=300675
黄金世代12人目の優勝者は誰か?黄金世代通算40勝目は誰か?と常に話題になっていた女子ゴルフでしたが、
吉本ひかるがささきしょうこをプレーオフ2R目にバーディを取り優勝しました。
2023年涙の初優勝。
第2戦 | 明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント |
開催日 | 2023年3月9日(木)~3月12日(日) |
開催場所 | 土佐カントリークラブ(高知県) / 6,228Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 1億円/1,800万円 |
ささきしょうことプレーオフ2R目で長いパットを沈めバーディで優勝しました。
FR:1位タイ:37+32=69(-3)4バーディ、1ボギー
3R:1位タイ:34+31=65(-7)7バーディ、ボギーフリー(パーオン率94.44%)
ツアー初優勝を目指す吉本ひかるの3R目は7バーディ、ボギーフリー。ツアー自己ベストタイの「65」でフィニッシュしました。
2R:1位タイ:34+32=66(-6)6バーディ、ボギーフリー(パーオン率100%)
1R:14位タイ:34+35=69(-3)4バーディ、1ボギー
他の黄金世代の優勝者一覧はこちら
⇒黄金世代の女子ゴルフ。優勝者12名一覧。
吉本ひかるの成績。
2021年の成績。
リゾートトラスト レディス:6位タイ
2021年はアクサレディス以降予選落ちもなく、難関コース4日間トーナメントのリゾートトラストでは6位タイの成績を収めています。
2020年の成績
2020年はコロナ禍で試合のほとんどが中止になりました。
第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント:8位タイ。
吉本選手の成績は開幕戦2020年の開幕戦となった「アースモンダミン」は予選落ちでベスト10は「第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント」の8位タイが最高成績でした。
2019年の成績
2019年の吉本ひかるの成績です。
夏場以降は少し元気がなくなりましたが開幕戦から夏場までは勢いがあり好成績を残しました。
開催月日 | トーナメント名 | 順位 |
---|---|---|
3月22日〜3月24日 | Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント | 4位タイ |
3月29日〜3月31日 | 第7回アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI | 6位タイ |
4月12日〜4月14日 | スタジオアリス女子オープン | 6位タイ |
4月19日〜4月21日 | KKT杯バンテリンレディスオープン | 2位 |
4月26日〜4月28日 | 38th フジサンケイレディスクラシック | 2位タイ |
5月24日〜5月26日 | 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン | 7位タイ |
7月26日〜7月28日 | センチュリー21レディスゴルフトーナメント | 7位タイ |
11月28日〜12月1日 | LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ | 10位タイ |
「38th フジサンケイレディスクラシック」で2位タイ、「KKT杯バンテリンレディスオープン」で2位などしっかりと成績を残しました。
優勝こそなかったものの、渋野日向子プロが優勝したワールドレディースの10試合を終えた時点でトップテン入りが5回ありました。
そのうち優勝できるチャンスの2位が2回でいつ優勝するのか?と期待していました。
しかし、夏場以降のビック大会では予選落ちもあり、最終的に未勝利の賞金ランキング28位で初シードを獲得しました。
ファンとしては一安心でしょうが、本人は悔いが残した大会があったと思います。その1つが4月末に開催された「フジサンケイレディスクラシック」です。
フジサンケイで初優勝を逃す。
スコアー | 1R | 2R | FR |
---|---|---|---|
2位タイ:207(-6) | 69 | 66 | 72 |
- 賞金:¥5,813,333
最終日は最終組でした。
最年少優勝がかかった吉本ひかるに待ったをかけたのは2010年米ツアー賞金女王、そしてLPGA20勝の大ベテラン31歳の申ジエ選手でした。
小さなショットメーカー吉本ひかるもやはり最終日は緊張したのでしょう。出だしの1番で痛いボギースタートでしたからね。
最終組のメンバーは上田桃子と大江香織です。重い空気が流れる独特の最終組です。前半は2バーディー、3ボギーで折り返しました。
そして川名名物16番のパー5のティーグランド。
大島の投影もくっきりと見える素晴らしいローケーションで吉本ひかるの潮騒のティーショットは美しい放物線を描きました。
この時点で申プロとは2打差です。
この16番でバーディを取って次の17番でもバーディを奪えばプレーオフの可能性も残されていました。
中三の時、初めてフジサンケイの川奈のマンディーに出場し始めてプロと一緒にラウンドした思い出いっぱいの大会です。
それから6年、今や優勝争いをする選手に成長しました。期待に応えて16番でバーディを奪った吉本ひかる。
ついに申プロとは1打差です。そして17番のティーグランド。風の音に耳を傾けながらティーグランドに立ちました。
しかし結果はボギー。
川奈の女神はベテランの申プロに味方したのか?と言うか申ジエプロの賞金女王への信念が女神を呼び寄せたのでしょう。
でなければ申ジエプロが魅せたバックナインの驚異的な7バーディーのスコアーは生まれません。
吉本ひかるは先週とは真逆な優勝争いをしてこの川奈で真の厳しさを味わいました。
前日までの安定したセカンドショットが見られず、自分の持ち味を生かして切れなかったのは間違いありません。
表彰式での涙は悔し涙です。その涙の一粒が貴重な礎となるでしょう。吉本ひかるはこれで賞金総額は¥25,079,333で賞金順位は5位になりました。
今季はフル参戦できる権利を手に入れました。次回に期待しましょう。
2Rは1位:69+66=135(-7)
2位タイの上田桃子プロとは2打差です。調子の良い選手はパットで解りますね。吉本ひかるのパットは迷いがなくすべてカップの真ん中から入っていました。
コウライグリーンを征するのはボールの回転です。「黄金世代」の吉本ひかる。
152センチ、53キロと小柄でも2日目悪天候の川奈でもその存在感が光りました。予選落ちしたのはヤマハレディースだけベスト10が7試合中4試合です。
大里桃子、新垣比菜、畑岡奈紗、勝みなみそして河本結に続く黄金世代6人目の優勝者になるか?明日がとても楽しみです。
公式戦日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯。
2つ目の悔しい思いをした大会は9月に開催された日本女子プロゴルフ選手権です。
最終日は23位タイで終了しました。スコアーは40+40=80(+8)と大きく崩れてしまいました。
大会2日目、17番パー3でホールインワンを決め、3位でフィニッシュすると、翌3日目にはスコアを5つ伸ばして単独2位になりました。
2打差の首位にいるのは、同じ黄金世代の畑岡奈紗でした。
現時点での実績で負けていますが、ジュニア時代から同じ試合で何度も戦ってきた仲間です。
痛恨の1打は、7番パー5の第2打でした。ボールはラフ。
ですので安全な場所にレイアップするつもりだったのでしょう。芝の影響でボールは左サイドのOBゾーンへ消えていきました。
このホール、結局9として大きく後退し、最終的に23位タイにまで順位を落としたのです。後から振り返えると、痛恨の1打が優勝を逃していますね。
3Rは単独2位:34+33=67(-5)6バーディー、1ボギー
2Rは単独3位:32+34=66(-6)1イーグル、6バーディー、2ボギー
※17番パー3でダイレクトに入るホールインワンを達成しました。
1Rは36位タイ:37+35=72(±0)2バーディー、2ボギー
KKT杯バンテリンレディスオープンは単独2位。
熊本県の熊本空港カントリークラブで開催されたKKT杯バンテリンレディスオープン(4月19日~21日)も吉本ひかるが活躍しました。
1打差の単独2位で惜しくも優勝を逃した吉本ひかるです。
2018年は賞金ランキング99位で当然シード選手ではありません。2019年はQTランキング21位の出場資格でツアー参戦しています。
今回のKKT杯バンテリンレディスオープンでは、単独2位という素晴らしい成績を残しました。
KKT杯決勝ラウンドでは、5バーディー、1ボギーの4アンダーというスコアでラウンドしました。中でも12番からの3連続バーディーは圧巻でしたね。
最終日、最終ホールまで李知姫プロと肩を並べていましたが、李知姫が最終18番でバーディーを取り惜しくも優勝は次のチャンスまでお預けとなりました。
本人もプレーオフの経験がないので楽しみにしながら練習グリーンで待機していました。でも今回の女神は李プロに味方しました。
あの素晴らしいバーディーで決まりました。20歳と40歳の戦いは40歳の李プロの勝利でした。
吉本ひかるの2019年リランキングは4位。
2019年は全ての試合に出場できますので期待しましょう。
吉本ひかるのプロフィール。
体重:53kg
血液型:A型
出身校:滋賀短期大学附属高等学校(滋賀県)
生年月日:1999年2月25日
プロテスト合格日:2017年7月28日(89期生)
趣味:映画
好きな色:青 水色
ゴルフ歴:9 歳~
姉のサポートで好成績。
吉本ひかるさんには1歳年上のお姉さんがいます。名前は百花さん(ももか)です。1997年生まれでひかるさんと同じ滋賀短大付属高校を卒業しています。
KKT杯ではキャディーを務めていましたね。小学生の頃からともにプロを目指していた姉の百花(ももか)さん(21)です。
2017年に2人でプロテストに臨みましたが、百花さんは3日目でカットとなりプロの夢は断念しました。
今は、車の運転、洗濯、そしてキャディーと常にひかるさんのサポートをしています。
ひかるさんも姉への感謝の思いはとても強くこれからも二人三脚で参戦し素晴らしい成績を残してくれると思います。
吉本ひかるの取材印象。
余談ですが、吉本ひかるプロは関係者の取材に応える時は必ず相手の目を見て応えています。ゴルフに取り組む姿勢ですね。
ある取材でゴルフを始めた時のエピソードのお話です。ゴルフのコーチは最初は父でしたがしばらくして専門のコーチの指導を受けたそうです。
若い女子プロの皆さんは間違いなくハイレベルです。群雄割拠した中から抜き出るためにはやはり「コーチ」の存在が不可欠だったのですね。
アマチュアも同じですね。上達を臨むのであればやはり半年に1回くらいは「スイング診断」を行いましょう。
スイングの改善点をデータで知って直して下さい。
吉本ひかるの新契約2020年。
2020年3月1日、株式会社不動産SHOPナカジツは吉本ひかるとスポンサー契約を締結しました。
不動産SHOPナカジツは女子プロゴルファーとのスポンサー契約は今回が初めてだそうです。
吉本ひかるのコメント:引用:ヤッフーニュース
この度ご縁がありまして不動産SHOPナカジツ様とスポンサー契約を結ぶことになり、とても嬉しく思います。
目標であるツアー初優勝に向けて、ナカジツ様に応援して頂けることは大変励みになります。
「お客様に幸せとワクワクをお届けします」というナカジツ様のビジョンのように、私も応援して頂けるファンの方を魅了できるようなアグレッシブなプレーを目指して頑張りたいと思います。
とコメントしておりました。
まとめ。
2019年のトーナメントは試合の雰囲気にも慣れてかなり好調なゴルフでした。実質プロ1年目の2018年は99位の成績でしたので飛躍した1年でした。
スイングはオーバースイングですが、これが特徴なので変わることはないと思います。自分のゴルフが出来れば必ず上位進出できるプロゴルファーです。
KKT杯で李 知姫選手に1打足りなかったのは悔しかったと思いますが、その悔しさを次のゴルフに活かして2020-21年も頑張ってほしいですね。
そして、2023年開幕2戦目の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」で初優勝。
黄金世代12人目の優勝者で世代40勝目です。吉本は39勝の同一世代の優勝者を見て何を感じていたのか?
その言葉が「私も必ず優勝する」だったのではないかと思います。おめでとうございます。
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