畑岡奈紗のクラブセッティングを紹介します。クラブ契約はダンロップです。
2017年からLPGA(米女子ゴルフツアー)に参戦している畑岡奈紗選手に誰もがメジャー優勝を期待していると思います。
2024年2月現在、米女子ツアー6勝、日本女子ツアー5勝の畑岡選手。一つでも多くの勝利を挙げて欲しいですね。
大幅なセッティングの変更はありませんが、試合会場で替える場合があります。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
畑岡奈紗の“ニュー”クラブセッティング2024。
※選手は試合会場によってクラブを替えることがあります。
ドライバーはスリクソン ZX7 Mk II
ドライバーは昨年同様スリクソン ZX7 Mk IIです。
シャフト:三菱ケミカル プロトタイプ
長さ:45インチ(S)
フェアウェイウッドはスリクソン ZX Mk II(3W)
シャフト:三菱ケミカル プロトタイプ(S)
UTはスリクソン ZX ハイブリッド(3U/4U)
シャフト:三菱ケミカル TENSEI PRO 1K ハイブリッド(S)
アイアンはスリクソン ZX7 Mk II(5番~PW)
アイアンは昨年同様でスリクソンZX7 Mk IIです。
シャフト:トゥルーテンパー スチールファイバー i95
ただ、畑岡選手はアジアツアーの「ホンダ LPGAタイランド」で、5、6、7番のみ、ヘッドをダンロップ スリクソン「ZX5 Mk II」 にスイッチしています。
8番より下はそのまま「ZX7 Mk II」です。
「ミドルアイアンで高さを出したかった。ZX5は、ソール幅がちょっと広くて、少しキャリーが出る分、落下角もつけられる」とコメントしています。
今大会だけなのかは今現在定かではありません。
ウェッジはRTX 6 ZIPCORE(ツアーラック)
シャフト:トゥルーテンパー スチールファイバー i110 cw
パターはベティナルディ SS3 センターDASSプロト。
昨年と同じだが、溝などをアップデートしています。
パターはCHAMBER。
2024年1月の開幕戦でも使用した転がりが良い「CHAMBER」ブランドを今季は使用する予定ですね。今までのエースパターと並行で試すようです。
「ヘッドの重さで重たいグリーンでも転がってくれるように。目標にも向きやすい」とコメントしています。
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンド。
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンド を使用。アイアンでスピンがよくかかるのでZスターXVからチェンジしています。
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⇒黄金世代の女子ゴルフ。「メーカー契約別」のクラブセッティング一覧。
畑岡奈紗の“ニュー”クラブセッティング2023。
2023年のドライバーはスリクソンZX7 MkⅡに替えました。見た目の良さとターゲットへの方向の取りやすさが気に入ったようです。
UT以外は一新しています。
ドライバーはスリクソン ZX7 Mk II
ドライバーはスリクソン ZX7 Mk IIを選びました。弾道の高さとコントロール性を両立したシャフトを選んでいます。
ヘッドは仕様は9.5度ですが、1度寝かせてします。高弾道で力強い球になるようです。
シャフト:VENTUS TR RED(57S)
フェアウェイウッドはスリクソン ZX Mk II(3W)
シャフト:VENTUS TR RED(57S)
UTはスリクソン ZX ハイブリッド(3U/4U)
UTはZXMkⅡとコースによって分けて使用しています。
シャフト:VENTUSブルーHB
アイアンはスリクソン ZX7 Mk II(5番~PW)
アイアンも変わりましたね。MkⅡは、打点裏のキャビティ部分の形状や肉厚を見直したモデルです。
これで、吸いつくような打感が生まれました。シャフトはPGAツアーで人気です。
シャフト:スチールファイバーi95
ウェッジはRTX 6 ZIPCORE(ツアーラック)
ウエッジも変わりました。ロフトも変わりました。ツアーラックとはノーメッキヘッドの事です。
シャフトはアイアンと同系ですね。
シャフト:スチールファイバーi110cw
パターはベティナルディ SS3 センターDASSプロト。
昨年と同じだが、溝などをアップデートしています。
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンド。
ボールはスリクソン Z-STAR ダイヤモンド を使用。アイアンでスピンがよくかかるのでZスターXVからチェンジしています。
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畑岡奈紗の“4年ぶりに替えた”クラブセッティング2022。
気に入ったクラブを長く愛用する選手ですが、ダンロップのクラブでも大きく変わったクラブセッティング2022に注目です。
畑岡奈紗のコメント。
ここまで大きく変えたのは4年ぶりくらい。イメージ通りの球が打てないのはすべて自分の腕が悪いと思ってきた。
でも、2022年はクラブの進化に頼ってみてもいいのではないかと思っての決断だそうです。
クラブ以外では2020年にゴルフアパレルブランドを扱うヤマニとウェア契約をしています。
ドライバーはゼクシオ エックス
シャフト:VENTUS RED (5S)
ドライバーは「ゼクシオ エックス」を使用しています。シャフトはベンタスレッドです。
フェアウエイウッドはスリクソンZX(3W)
シャフト/VENTUS RED (5S)
UTはスリクソンZX(3U/4U)
シャフト:VENTUS HB (7S)
アイアンはスリクソンZ785(5~PW)
関係者のコメント:
アイアンはシャフトを少し軽くしたこともありスピードも上がって違和感なく振れるようになっています。
アイアンのシャフトはアメリカ女子ツアーで人気の高い、カーボンシャフトをスチール繊維で覆った特殊構造の「スチールファイバー」です。
ウエッジはクリーブランドRTX2.0プレシジョンフォージド。
パターはベティナルディ TOUR DEPARTMENT SS3 DASS
ボールはSRIXON Z-STAR XV
ボールは「Z-STAR」から2年ぶりにスリクソン Z-STAR XVへとチェンジしました。
ボールとのマッチングをテストした結果でいちばんよかったのが「Z-STAR XV」でした。
畑岡のコメント:
硬いから止まらないというイメージだったけど、使ってみるとそんなことはなく、アジアラウンドの硬いグリーンでもしっかりスピンがかかり止まってくれました。
5Wと3UTはコースによって使い分けるそうです。
畑岡奈紗の“操作性を重視した”クラブセッティング2020。
さて、2019年のLPGAの賞金ランキングは15位で約7千万円稼ぎました。
もちろん主戦場がUS女子ゴルフなので日本の試合の参戦は限られています。
そんな中での15位の順位はやはり立派ですよね。それと2020-21年の日本の開幕戦は2アンダーの38位タイでした。
それでは、米ツアー3勝、日本ツアー6勝の畑岡奈紗プロのクラブセッティング2020を紹介します。
スリクソンの2020年コンセプトはゼロスリクソン。
まったく新しいクラブ作りに変えています。それは最近の潮流「やさしさ」なのでしょうか?
今のスリクソンも“やさしいモデル”になっていますね。
ドライバーはSRIXON Z785
やさしく生まれ変わったZです。畑岡奈紗プロはスリクソンZ785ドライバーを使用しています。
操作性重視でややシビアな面もあった1世代前のZ765とは別物と言って良いほどのドライバーになりました。
ロフト:9.5度
シャフト:MIYAZAKI KIRI 6(S)
一般的にはフェードのコントロールがしやすいと思います。コンパクトながら丸型で安心感がある顔です。
すこしフックフェースなので球のつかまりがよく、安定したフェードをイメージしやすいです。
ロフト:15度
シャフト:ATTAS G7 6(S)
UTはスリクソンZ H85(3U/4U)
一般的には高い球でグリーンに止めやすく、ややコンパクトで適度な操作性のある中~上級者向けのUTです。
逃げ顔でフェード系の球をイメージしやすいです。
ロフト:19度/22度
シャフト:MIYAZAKI MIZU HB 7(S)
畑岡奈紗プロは4番アイアン型のUTを入れている時もありますが、
最近はウッド型のユーティリティを使うことが多くなりました。
2019年日本女子オープンに勝ったときは、初日がアイアン型で2日目はウッド型でした。
UTはやはりグリーンを狙うためのクラブですので、高い球だと風に負けてしまう時があります。
ですので女子選手は高い球が出るクラブを嫌う傾向にあります。
ですが、高くてもスピン量が少なければ風に負けません。
スピン量と球の高さは非常に高度な技術を要するのですね。
アイアンはSRIXON Z785(5I~PW)
セミグースネックのコンパクトなハーフキャビティでトップブレードの傾向が強めでV字型ソールになっています。
つかまり感の欲しい人やダウンブローに打つゴルファーには相性が良いはずです。
ウエッジはクリーブランドRTX 4 フォージド ウエッジ
ボールが浮きやすい芝に合わせて逆テーバーブレードで重心を高くしたモデルです。
打点が上下にぶれても当たり負けしにくく、スピンが安定してかかります。
ローバンスはよりフェースを開きやすく、多彩な技術が使え、ハイバンスは歯が出ているので払い打ち気味に適しています。
ロフト:50度/54度/60度
シャフト:N.S.PRO 950GH(S)
パターはPING スコッツデール パター PIPER C
ボールはSRIXON Z-STAR
ボールはクラブ契約がダンロップですのでスリクソンのZ-STARです。
いかがですか、畑岡奈紗プロのクラブセッティング2020。
クラブの操作性を重視し「飛距離と正確性」を兼ね備えた日本のエース・畑岡奈紗プロ。
このクラブセッティングで世界一を獲る日は近いと思います。
畑岡奈紗のクラブセッティング2019
ドライバーはSRIXON Z765
畑岡奈紗プロが使用しているドライバーはSRIXON Z765です。
ロフト角:10.5度
長さ45インチ、重さ311g
クラブバランスD2
シャフト:アッタスG7 USTマミヤ(S)
※シャフトは、手元と先端がしなるダブルキックのしなり方が特徴で、先端のしなりにつかまりそして飛距離が出せて、、、
手元のしなりによってスイングも安定しやすいというメリットが畑岡奈採にマッチしているのですね。
スリクソンは難しい!?そんなイメージが定着していますが、意外とそうではありません。
フェアウェイウッドはSRIXON Z F65(3W)
クラブ長さ:42.75インチ、
重さ:329g
クラブバランスD2シャフト:アッタス G7:USTマミヤ
※総重量も320台は男子プロ級です。
UTはスリクソンZ H45
ロフト角:19度
シャフト:ミヤザキブルー7S
※3番アイアンの代わりに、1本だけ入れているウッド型UTは14年モデル。
ヘッド形状が小型で、スクエアに構えやすいのが特徴です。
アイアン(5I~9I)はSRIXON Z745
クラブ長さ:36.75インチ
重さ:420g、
クラブバランス:D1シャフト:N.S.PRO 950GH・S、
※男子ツアープロにも愛用者は多い。
4番はアイアン型ユーティリティの中空タイプを使用しています。
ウエッジはクリーブランドRTX2.0 プレジションフォージド
ロフト:50度/54度/58度
長さ:35インチ、重さ450g、D2
シャフト:N.S.PRO 950GH・S、
3本のウエッジはロフト角が4度刻みです。
パターはPING スコッツデール パター PIPER C
中学生ジュニア時代から愛用しているというセンターネックのエースパターです。
ゴルフを始めた頃から、センターネック以外は使ったことがないそうです。
センターネックのパターは、ボールを左において、ちょっとトップスピンをかけるタイプのストロークとマッチしますね。
BALLはSRIXON Z-STAR XV
畑岡奈紗のクラブセッティングの特長
畑岡奈紗プロのクラブセッティングはドライバーに限らずすべて男子プロのようなハードヒッター向けの設計です。
158cmの小柄な体から打ち放す平均263ヤードを超えるビックドライブ。
70%近いフェアウェイキープ率を維持するために生み出されたドライバーとFWなんでしょうね。
クラブセッティングはプロにとって賞金を稼ぐために働いてくれる大事な道具の組み合わせです。
だからこそ、各プロのスイングの特長に合わせたクラブフィッティングが求められるわけです。
畑岡奈紗プロの愛用ドライバーはSRIXON Z765です。価格もかなり下がりましたので早めにキャディバックに入れておきましょう。
まとめ。
畑岡奈紗プロの凄さは、最近のクラブの(DrやFW)特性を上手く利用しています。
それは、畑岡奈紗プロのスイングの特長は何と左右非対称なんですね。
スイングの基本は左右対称が基本とされてきました。
ほとんどのレッスン書にも左右対称が基本と書かれています。
しかし畑岡奈紗プロは「新世代の飛ばし屋さん」なんです。
それは、トップからインパクトまでのフォワードスイング半径が大きいのに対して、
インパクト後のフォロースルーは早めに左ひじを畳んでコンパクトに振り上げています。
「新世代の飛ばし屋さん」の特長は大きくワイドなフォワードスイングから、
インパクト後は小さくショートなフォロースルーへと急転換させることでヘッドの加速を促すものと考えられます。
大きな回転半径から小さな回転半径へと転じることでパワーをスピードに転換させるわけです。
今どきのクラブを使いこなすヒントになるのでしょうか?
ウェッジのセッティングでも、48度、54度、58度とすべて重さや長さで設計しています。
「N.S.PRO 950GH」のフレックスS、クラブ長さ35インチ、重さ450g、クラブバランスD2と非常に重くて硬いですね。
54度が100ヤード前後を打つポイントとなる番手だと思います。
それをはさんで前後に4度ピッチで48度と58度を入れているのでしょう。
ウエッジとパターのクラブセッティングはバーディやパーセーブに繋がる大事な道具です。
このクラブの上手さで賞金ランキングは変わってくるといっても良いでしょう。
まして畑岡奈紗プロは過酷なアメリカ(外国)のフィールドで戦っているプロですからクラブセッティングは生命線なのです。
ジュニア時代から慣れ親しんだクラブでスイングの進化とクラブの進化が同調していけば、
これからも世界で活躍できる日本を代表する女子プロゴルファーになることでしょう。
黄金世代の女子プロゴルファーはお互いに刺激を受けて切磋琢磨しながら自らの向上心を高めながら戦っています。
これから畑岡奈紗プロを追いかけて米ツアーが主戦場になる選手も出てくるかもしれません。
大いに皆さん世界に飛び立って活躍してもらいたいですね。
世界で活躍する畑岡奈紗プロを応援しましょう。エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。