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今やすっかり女子プロゴルフ界のベテランとして第一線を走りながら、「姉貴分」としても存在感十分の大山志保(おおやま しほ)選手です。クラブはフリー契約からpingそしてヤマハへと変わり2019年は再びフリーになりました。

 

 

2000年のプロ入りですのでプロゴルフ歴は19年のベテラン女子プロゴルファーです。

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大山志保のフリー契約になったクラブセッティング。

これまで国内メジャー2勝を含めて18勝を挙げている大山選手ですが、これだけの実績を持っているとゴルフクラブにもさぞやこだわりがあるような気がしますが、そのセッティングを見るととてもユニークなことに気がつきます。

 

 

それはドライバーからパターまで、メーカーに統一性がなく、一見すると我々アマチュアのようなセッティングになっているということです。

 

 

それは彼女が今どきの選手のクラブ選びのような、機械で計測して可否の判断をするのではなく、自分で数ラウンド実際に使用して「1ヤードでも遠くへ」「気持ちよく振れるか?」を基準に選んでいるからなのです。

 

 

ツアーデビューから長くクラブ契約フリーでいたのも、メーカーに縛られずにクラブを選びたいという、そういった理由からだと思います。

 

 

しかし2011年にPINGとクラブ契約を結びます。

 

 

2011年シーズンの開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」ではドライバーにPING G15ドライバー、アイアンは同じくG15アイアンというセッティングです。

 

G15ドライバーとはアベレージゴルファーから中級者を対象にしたやさしいドライバーです。シャフトも純正のTFC300のまま使用しています。

 

 

このドライバー、中級者用でありながらスクエアフェースで、目標に対して真っすぐ構えやすいという利点があります。

 

 

ディープフェースで低重心になりやすいシャローバックを採用していて左に行かせたくない、低スピン高弾道を求めるゴルファーに最適のドライバーです。

 

 

大山選手もおそらく、スクエアにスッと構えられるところが気に入ったのだろうと思います。

 

アイアンはG15。

こちらもバウンスが効いた広いソール、グースネックと深いキャビティバックの大型ヘッドでやさしく打てるアイアンを標榜しているモデルです。

 

 

大山選手がPINGのクラブを選んだ理由としてはおそらく、このPINGというメーカーは早くから「カスタムフィッティング」を取り入れていること。

 

 

具体的にはライ角が細かく選べることによって、自分のスイングに合ったクラブへフィッティングしやすいことが大きいと思います。

 

 

もうひとつは、2007年から左肘の怪我に悩まされていて、復帰後、クラブメーカーの一貫したバックアップ体制の必要性を認めたからではないかと思われます。

 

 

すなわち怪我した部位をいたわること、あるいは負担を最小限にとどめることを念頭に置いた場合には、自分のスイングを知ってもらい、そのスイングに合わせて最大限のパフォーマンスが発揮できるクラブを調整してくれるのは心強いからです。

 

 

以降、ニューモデルが発売されてもこのG15ドライバーを2016年にGドライバーへ変更するまで使い続けます。

大山志保のクラブセッティング2019

ドライバー:PING G400

ロフト:9度
シャフト:アッタスG7(5S)
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フェアウェイウッド:3W:PING G

ロフト:14.5度


UT:PING G30 ハイブリッド3,4,5

ロフト:19/22/26度


アイアン:5I~PW:PING i20


ウエッジ:A,SW:フォーティーン RM22

ロフト:52/58度


パター:オデッセイ O-WORKS TOUR DOUBLE WIDE

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E5%BF%97%E4%BF%9D&imageId=207869

 
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ボール:ダンロップ SRIXON Z-STAR

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大山志保のゴルフと近況

大山選手はドライバーもボール位置をほぼ身体の真ん中に置いて打っています。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E5%BF%97%E4%BF%9D&imageId=190546

その分、上体を右に傾けてインパクトまで頭の位置が変わらずにフェースターンを行います。彼女なりに最もボールを叩けるポジションなのだろうと思います。

 

 

また、彼女が生まれて初めてゴルフクラブを握った1987年当時、アメリカではテーラーメイドが「ツアープリファードメタル」という、ヘッド体積わずか149CCのメタルウッドが発売され、大人気になりました。

 

 

おそらくですが、大山選手がゴルフに馴染んだのはまさにメタルヘッドの隆興と同じタイミングだったのだろうと思います。

 

 

従って、いまだにメタルの打ち方である、ボールを叩けるポジションに馴染んでいるのではないかと思います。

 

 

現代のドライバーではタイミングがずれると右へも左へも飛んで行くスイングですが、下半身を上手く生かして飛ばしています。

 

 

このスイングであればスクエアフェースのPING G15ドライバーが最適だと思えるスイングです。

 

 

しかし彼女の真骨頂は常に平均パット数で上位にいることです。2018年は平均パット数6位というパット巧者です。

 

大山志保のクラブセッティング2019

ゲームの組み立てのうまさもこの、パッティングが効果をあげているものと思います。

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大山志保のプロフィール。

大山選手は1977年宮崎県で生まれ、10歳からゴルフを始めます。

 

 

高校からは熊本県に移り、ここで故・清元登子氏の門下に入り地力をつけ、高校2年時には「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝します。

 

 

大学は日本大学へ進学し4年時に「日本女子学生ゴルフ選手権競技」に勝利したことをきっかけに大学を中退してプロテストを受け、2000年にプロゴルファーとなりました。

 

 

2003年の「ベルーナレディースカップ」でツアー初優勝し、翌年からシード選手として戦い、2005年に2勝、2006年には年間5勝を挙げて当時の絶対女王不動裕理を抑えて賞金女王に輝きます。

 

特徴的な五木ひろしばりのガッツポーズが有名で多くのギャラリーを沸かせる大山選手でしたが2007年に左ひじに感じた違和感が悪化し、2009年に手術を受けます。

 

 

2010年ツアーに復帰するものの10試合の出場にとどまりシード権を喪失します。

 

 

翌2011年はツアー終盤に4試合連続トップ10入りし、「マスターズGCレデース」で優勝するなどシード復帰を果たします。

 

 

ところが2012年、今度は左肩の故障で長期欠場、再びシード権を失います。

 

 

2013年はQT39位の資格で参戦しますが夏場に腰の不調により欠場するものの、シーズン通して予選落ちゼロの安定したゴルフを見せます。

 

 

2016年になると「フジサンケイレディス」で優勝し、賞金を全額熊本地震の義援金として寄付しました。全額ですからね。

 

 

その後6月に今度は首痛により連続欠場の憂き目に遭います。

 

 

しかし、このけがをも乗り越え、念願のリオ五輪代表の座を射止めて8月に出場するも42位タイという不本意な成績に終わります。

 

 

「ゴルフが好き」というその一念が怪我を乗り越える原動力であり、自分がゴルフを通じてお世話になった熊本に対する恩義とやさしさを忘れないあたり、精神力の強さと、律儀な人柄がしのばれます。

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大山志保のゴルフとクラブセッティングのまとめ。

「黄金世代」を中心にした若手女子が活躍する中にあってもドライビングディスタンス、パーオン率、平均パット数のいずれも上位に位置している大山選手の存在。

 

 

プレーのみならず、試合に臨む準備を含めて若手にとってはリアルにお手本となる存在であり、学べることはとても大切ですし、大山選手らベテランの背中を追いかけていくことで国内ツアーのレベルも上がっていくものと思います。

 

 

幾度となく怪我をしても折れることなく、そこから復活して現在も一線で活躍している大山選手の経験と強さ、律儀な人柄はいずれ、後進の指導にもあたることになると思います。

 

 

その時にはさらにツアーが盛り上がるようなビッグプレーヤーを育てて欲しいと思います。でも、まずは20勝達成を目指してもらって、応援していきたいです。

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。