吉田優利のクラブセッティングを紹介します。クラブ契約はブリヂストンゴルフです。
今季(2024年)から米女子ツアーを主戦場にする吉田優利。
昨年2023年12月の最終予選会(Qシリーズ)を通過して新天地米女子ツアーの出場資格をつかみました。
その初戦は、3月21日(木)開幕の「ファーヒルズ朴セリ選手権」(カリフォルニア州パロスバーデスGC)です。
翌週の「フォード選手権」(アリゾナ州セヴィールG&CC)も出場予定です。
残念なのは、国内ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)は欠場です。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
吉田優利の“米女子ツアー”ルーキーのクラブセッティング2024。
基本的にセッティングの大幅な変更はありません。2023年のセッティングで米ツアーをルーキーとして参戦します。
詳細は2023年を参考にして下さい。
最も古い相棒はパターで6年モノの「オーワークス ブラック♯2Wパター」です。体になじんだ使い慣れたパターです。
かなりマークダウンしているパターですのであなたも是非1本手にして吉田選手の感覚を体感して下さい。
そして、唯一替えたのはボールです。
ブリヂストンの「ツアーB X」を、2024年モデルの「ブリヂストン TOUR B X 2024」へ替えました。
吉田優利の“3勝目”のクラブセッティング2023。
プロデビューの翌年2021年2勝し3勝目を狙っての2022年はドライバーをB1に変えました。
しかし、何度もそのチャンスがありながら後一歩で逃してしまいました。そして迎えた2023年の最初の公式戦。
その公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は「B1」で制覇しました。
セッティングの構成は初優勝した2021年と同じです。
ドライバーとFW(3W)、ユーティリティ2本とアイアン6本そしてウェッジ3本にパターと信頼しているセッティングです。
FW1本という女子ツアーではパワフルな構成です。アイアンは本格派の軟鉄鍛造モデルを採用しています。
ただウェッジはスピンを意識し(52度、58度)ブリヂストンの新しい「ブリヂストンBRM2 ウェッジ」に変えています。
PWとの差を埋めるのがBRM48度のウエッジです。
新しいものは取り入れたいと思っているんですけど、クラブは慣れる時間が必要なので、その時間がすごくもったいないと思って。
本当に悪くてダメだったら替えたほうがいいですけど、良いクラブで良いゴルフができていたら替えなくてもいいと思う。
と、クラブをあまり替えない理由をコメントしています。
※)選手は試合会場によってセッティングを変えることがあります。
ドライバーはブリヂストン B1。
ドライバーはブリヂストン B1を使用、シャフトを昨年の「ベンタスブラック」から「NXグリーン」に変えています。
「NXグリーン」して「しっかりヘッドが戻ってくる感じが強くなりました」とコメントしています。
シャフト:フジクラ SPEEDER NX GREEN (50 S)
2021年秋ブリヂストンから、「B1」「B2」という2種類のドライバーが発売されました。
吉田選手の相棒は今年も「B1」です。
⇒ドライバーの選び方。ブリヂストンニュードライバー「Bシリーズ」の特徴と評価。
優勝した「茨城ゴルフ倶楽部西コース」ではティショットを深いラフに入れれば、硬いグリーンに止めることはほぼ不可能でした。
ボギーの確率は高くなりますね。その厳しいコンディションで吉田選手のB1は安定感を発揮しました。
4日間のフェアウェイキープ率は73.2%で11位タイ、ドライビングディスタンスは257.5ヤードで6位タイでした。
あなたも是非1本バックに入れて試してみてはいかがでしょうか。
フェアウェイウッド:テーラーメイド SIM2 MAX(3W)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN(50 S)
UTはツアーB JGR HY(3U/4U)
シャフト:UST マミヤ ATTAS EZ
アイアンはブリヂストン 222CB+ (5I)
アイアンはブリヂストン 221CB(6I~PW)
ウェッジはブリヂストン BRM
シャフト:FST KBS ツアー (90 S)
ウエッジはブリヂストン BRM2
シャフト:FST KBS ツアー (90 S)
ブリヂストンの新しいウエッジ「ブリヂストンBRM2 ウェッジ」を使用しています。
パターはオデッセイ オー・ワークス ブラック #2W
パターは2年前の優勝時も使っていたオデッセイ オー・ワークス ブラック #2Wを使用しています。
⇒パターの選び方。人気のオデッセイのピン(ブレード)型の特徴と種類。
新しいパターをテストしても「入っているから替える必要がない」と吉田はこのパターに絶対の信頼を置いています。
このパターは17年発売モデルです。
市販品は「マイクロヒンジ・インサート」と呼ばれるインパクトしてすぐボールに順回転を与えるツメ状のヒンジがフェースに搭載されています。
しかし、吉田が使うパターは「ホワイトホット・インサート」にカスタムされているプロト仕様です。
ホワイトホット・インサートの方がマイクロヒンジ・インサートよりも少し打感は硬めです。
ヘッドの形を表す『#2W』は幅広のブレードタイプ(ピン型)です。
ボールはブリヂストン ツアーB X ボール。
ボールはブリヂストン ツアーB Xを使用しています。
他のプラチナ選手のセッティングはこちら
⇒プラチナ(ミレ二アム)世代の女子ゴルフ。年別優勝者一覧。
吉田優利の“3勝目”を狙うクラブセッティング2022。
吉田優利はオールマイティな選手です。ショットとパットが噛み合えば上位に吉田の名前が上がります。
また、5アイアンを入れていいます。アゲンストの時はUTでなく5Iを使用していますね。
ドライバーはブリヂストンゴルフB1。
2022年のドライバーはブリヂストンゴルフの最新作・ブリヂストンゴルフB1です。
シャフト:フジクラ・ベンタスブラック5(S)
長さ45インチ
ドライバーのシャフトは、手元調子ながら全体的に剛性が高い、ベンタスブラックを挿しています。
しっかりインパクトできるパワーも備えていますね。
フェアウエイウッドはテーラーメイドSIM2 MAX。
シャフト:フジクラ・スピーダー569エボリューションⅦ(S)
フェアウエイウッドはテーラーメイド・ステルス。
シャフト:フジクラ・スピーダーNX50(S)
UTはブリヂストンゴルフ・ツアーB JGR(3U/4U)
シャフト:USTマミヤ・アタックスEZ370-75(S)
アイアンはブリヂストンゴルフ・ツアーB 222CB(5I)
シャフト:FST・KBSツアー90(S)
アイアンはブリヂストンゴルフ・ツアーB 221CB(6I~PW)
ウエッジはブリヂストンゴルフ・ツアーB BRM
シャフト:FST・KBSツアー90(S)
パターはオデッセイOワークスブラック#2W。
パターはオデッセイOワークスブラック#2Wを使用しています。
ボールはブリヂストンゴルフ・ツアーB X。
ボールはブリヂストンゴルフ・ツアーBXを使用しています。
他のプラチナ選手のセッティングはこちら
⇒プラチナ(ミレ二アム)世代の女子ゴルフ。年別優勝者一覧。
吉田優利“2勝目”のクラブセッティング2021。
プロ2年目の2021年7月に開催した「楽天スーパーレディース」で嬉しい嬉しい初優勝、プラチナ世代3人目の優勝でした。
そして、2ヶ月後の「ゴルフ5レディス」。プレーオフで岡山絵里プロに打ち勝っての2勝目です。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E7%94%B0%E5%84%AA%E5%88%A9&imageId=250834
ドライバーの正確さとパターの巧さが光っている吉田優利です。
クラブセッティングは2020年と替えていませんがドライバーはロフトを替えました。
ドライバーはブリヂストンゴルフ・ツアーB JGR
2020年と同じイメージ通りの弾道が楽に出せるドライバーツアーB JGRです。ロフトを変えシャフトも替えています。
長さ:45インチ
シャフト:フジクラ・ベンタスブラック5(S)
吉田選手は「常に向上したいので、ドライバーやアイアンのスペックはややハード目が基準」だそうです。
ドライバーのヘッドは洋梨形状に近いオーソドックスな顔のツアーB JGR、ロフトは9.5度。
シャフトはベンタスのブラック。左に行かないシャフトですが、選んだ一番の理由はハード気味のスペックだからと言います。
フェアウェイウッドはテーラーメイドSIM2MAX(3W/5W)
2020年もテーラーメイドでした。2021年はテーラーメイドのSIMにしました。
ロフト:15度/18度
シャフト:フジクラ・スピーダー569エボルーションⅢ(S)
UTはブリヂストンツアーB JGR
ロフト:19度/22度
シャフト:USTマミヤ・アッタスEZ370-75(S)
アイアンはブリヂストンゴルフ・ツアーB 201CB(5I~PW)
アイアンはマッスルバックだとしっかり打とうと力が入ってしまうので、安心できるキャビティを使っています。とのコメントです。
ショートゲーム重視ですので5番アイアンを抜いて48度ウエッジを使用する頻度が高いそうです。
ロフト:24.5/27.5/31.5/36/41/46インチ
長さ:38/37.5/37/36.5/36/35.5
シャフト:FST・KBSツアー90(S)
ウエッジはブリヂストンゴルフ・ツアーB ウエッジXW-F
クラブセッティングの軸は100ヤード以内。だから下の番手を厚くしていていますね。
PWのロフトは46度。52度のウエッジとの差を埋めるために48度のウエッジを入れる4本ウエッジ態勢です。
このオフ、吉田は体をさらに強くしてクラブのスペックをもう一段ハードにするかもしれません。
ロフト:48度/52度/58度
長さ:35.5/35.5/35
シャフト:FST・KBSツアー90(S)
パターはオデッセイオーワークスブラック#2W
ピン型で感性を活かしたパター・オデッセイのオーワークスを使用、小ぶりなピン型のヘッドを選択しています。
打感がよく、手に伝わる感覚がお気に入りです。
ボールはブリヂストンツアーBX
ボールはクラブ契約先の「Bを信じろ」のブリヂストンBXです。
いかがでしたか、吉田優利プロのクラブセッティング2021でした。基本的に2020年から変わっていません。
吉田優利の“優勝を狙う”クラブセッティング2020。
吉田優利プロはプロゴルファーデビュー戦は2020年6月になった開幕戦「アースモンダミンカップ」でした。
成績は28位タイ、アマ時代からの仲間で同期の安田祐香プロと同じスコアーでした。
そのデビュー戦で使用したドライバーはブリヂストンのドライバーツアーB JGRです。
2019年のプロテストを12位タイで一発合格し、QTも20位に入りました。
2020年ツアー前半戦の出場権利を得ている吉田優利です。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E7%94%B0%E5%84%AA%E5%88%A9&imageId=230025
吉田優利の武器はショット力の高さです。
プロとしてトーナメントで活躍するために核となるクラブは?との質問に“アイアン”と応えています。
アマチュア時代からブリヂストンのサポートを受けて育ち、安田祐香などと2018年のナショナルチームの一員で世界で戦いました。
ブリヂストンはどの番手も、上がってつかまるクラブです。先ずはドライバーから紹介します。
ドライバーはブリヂストンツアーB JGR
イメージ通りの弾道が楽に出せるドライバーツアーB JGRです。
ドライバーで大事で大事なのは構えた時の顔。どっしりとしていて安心感があり、球を押せるイメージが湧くクラブがツアーB JGRです。
一般的につかまりやすいドライバーでスライスを軽減したいゴルファーやもっとつかまった強い球で飛ばしたいゴルファーに適したクラブと言えます。
長さ:45インチ
シャフト:スピーダー569エボルーションⅤ(S)
ドライバーはブリヂストンツアーB X
ですが、ブリヂストンのニュードライバー「ツアーB X」がキャディバックに入っていました。
長さ:45インチ
シャフト:スピーダー569エボルーションⅦ(S)
練習ラウンドで確かめてながらこれから使っていくのでしょうね。
関連記事⇒ドライバーの選び方。初心者がブリヂストンゴルフツアーB Xを使うには?
フェアウェイウッドはテーラーメイドグローレF(3W/5W)
フェアウエイウッドはテーラーメイドをチョイスしましたね。
テーラーメイドグローレFは大きめの洋ナシ型でややディープフェースです。
吉田優利プロはやさしさを重視し、楽にキャリーが出せるタイプを選択しています。つかまりがよくライン出しもできるクラブです。
強弾道で飛ばしたいゴルファーは一度試してみるのもよいでしょう。
ロフト:15度/18度
シャフト:スピーダー569エボルーションⅢ(S)
UTはブリヂストンツアーB JGR HY
UTは飛距離、コントロール性の両面を大事にしています。アイアンに近い感覚で打てて、長いパー3でも活躍してくれる大事なクラブです。
長さ:40/39.5インチ
シャフト:アッタスEZ370-75(S)
アイアンはブリヂストンツアーB 201CB(5I~PW)
無理をしなくても楽に球が上がってくれるアイアンです。いわゆるやさしいタイプです。
「プロとして活躍するには、アイアンの精度を上げることが重要だ」とコメントしている吉田らしいクラブ選択です。
関連記事⇒アイアンの選び方。好みのメーカー「ブリヂストンゴルフ」の評価は?
長さ:38/37.5/37/36.5/36/35.5インチ
シャフト:KBSツアー90(S)
ウエッジはブリヂストンツアーB ウエッジXW-F
基本は58度で攻略し、転がしや足を使いたい時は52度を選択します。この2本のウエッジを状況に応じて使い分けています。
長さ:35.5/35インチ
シャフトはKBSツアー90(S)
パターはオデッセイオーワークスブラック#2W
ピン型で感性を活かしたパター・オデッセイのオーワークスを使用、小ぶりなピン型のヘッドを選択しています。
打感がよく、手に伝わる感覚がお気に入りです。
ボールはブリヂストンツアーBX
ボールはクラブ契約先の「Bを信じろ」のブリヂストンBXです。
いかがでしたか、吉田優利プロのクラブセッティング2020でした。
吉田優利のクラブセッティング。得意クラブはアイアン。
Q:アイアンを得意クラブとした理由
スコア的な部分ではパターが大事な大事なクラブになると思います。ですが、私の場合は今の課題の意味も含めてアイアンです。
セカンドショットの精度を上げることが活躍するために必要だと感じています。
と応えています。
Q:吉田優利にとってよいクラブとは
大事にしているのは顔です。構えたときに自分にとってしっくりくるかどうかが一番大事です。アイアンで言えば、無理をしなくても球が上がることがイメージできるものです。
あとは打ってみて、打感や弾道を見て、数値がよければそれを使います。気をつけているのは、難しいクラブを使わない事です。
アマチュアの頃はやさしすぎるクラブを使うのはよくないと言われていたのですが、プロの試合で感じるのはやっぱりプロでもやさしいクラブを使うべきだということです。
ナショナルチームコーチのガレス・ジョーンズ氏の元で2018年女子ナショナルチームとして世界で戦った吉田優利のコメントは新人とは思えない芯の強さを感じますね。
自宅でのスイング練習。
自宅の庭で再現性をアップするため重いバットを振って体幹を強化しています。
ゴルフクラブよりも重いバットを振る事で体幹を鍛えることができるスイング練習法です。
まとめ。
安田祐香、西村優菜、古江彩華などのナショナルチームのメンバーと共にアマチュアゴルフを歩んできた吉田優利です。
プラチナ世代、ミレニアム世代と言われプロの試合でも活躍してきたプラチナ世代のアマチュア選手が2020年のプロトーナメントで花開こうとしています。
前半戦の出場権を獲得しています。
ですが、残念ながら2020年のトーナメントはしばらく中止が続きました。しかし2021年は無観客の試合が続きますが開催されています。
その2021年に早くも2勝を挙げています。
吉田優利の正確なアイアンショットとパッティングの技術で優勝を重ねて欲しいですね。
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