ドライバーの選び方。テーラーメイド2024年発売「Qi10」の種類と特徴。

ドライバー

ドライバーの選び方、今回は2024年2月2日発売テーラーメイド「Qi10」の種類と特徴を紹介します。

「Qi10」とは、「Quest=探求する」と「inertia=慣性」に「1万」の頭文字から構成されたブランドです。

史上初めて左右と上下の合計慣性モーメント値が1万を超えたことに由来しています。これは革命と言えます。

ドライバーの選び方。テーラーメイド2024年発売「Qi10」の特徴。

テーラーメイド初の慣性モーメント1万超え 「Qi10」シリーズが発売。

「Qi10シリーズ」は2022年発売の「ステルス シリーズ」、2023年発売の「ステルス2 シリーズ」と続く、カーボンウッドの第3世代です。

今までのドライバーの慣性モーメントは7000~8000でした。その慣性モーメントを10000にすることを実現しました。

フェース面の色はブルーです。

ヘッド形状。

ヘッド体積は全機種460ccでヘッドサイズを最大にしたことにより見た目のやさしさと寛容性が向上しています。

さらにそれぞれのヘッドに合わせた重量配分を行うことで、最適な重心位置を確保しながらヘッド全体の慣性モーメントを高めています。

60層カーボンツイストフェース+新開発フレーム

第3世代となる軽量の60層カーボンツイストフェースを搭載し、部分的にフェース面の肉厚を変えて広い範囲で反発性能を高めています。

ただ、それだけでなく、新開発のフレームとの相乗効果で、フェース広範囲でのエネルギー伝達効率が向上し、ボールの初速アップを実現しました。

インフィニティカーボンクラウン。

高い慣性モーメントを実現するために、クラウンのカーボンエリアを大幅に拡大しました。

クラウンの面積を97%カーボンで構築することで余剰重量を生み出し、ヘッド内部に重量を再配分することで高い慣性モーメントを実現しています。

ドライバーの選び方。テーラーメイド2024年発売「Qi10」の種類。

ヘッドタイプは3種類です。

  • 操作性を重視した「Qi10 ドライバー」
  • 低スピン性能に特化した「Qi10 LS ドライバー」
  • シリーズで最もやさしさを追求した「Qi10 MAX ドライバー」

「Qi10」(スタンダード)

  • ヘッド体積:460cc。
  • ロフト:9度/10.5度/12度。
  • 慣性モーメント値:8420kg・m2。
  • 純正シャフト:「Diamana ブルー TM50」
  • 価格:9万5700円(税込)~

Qi10 」の後方部は約4mm伸び、操作性とやさしさを融合させました。

2023年は「ステルス2」のスタンダードモデルを使用していた永峰咲希選手は「Qi10 」スタンダードを使用するかを迷っているようです。

永峰咲希“テーラー一筋”のクラブセッティング。

「Qi10 LS」

  • ヘッド体積:460cc。
  • ロフト:8度/9度/10.5度
  • 慣性モーメント値:7400kg・m2。
  • 純正シャフト:「Diamana シルバー TM50」
  • 価格:9万9000円(税込)~

「Qi10 LS」は“LS=ロースピン”が示す通り、上級者向けの低スピン性能に優れたモデルです。

ソール前方には、空気抵抗を減らすため半分ほどフタを被せた移動式ウエートを搭載し、打ち分けたい弾道に合わせた調整が可能となっています。

2024年LPGA(米ツアー)でデビューする「稲見萌寧」選手が使用しています。

稲見萌寧(もね)「契約フリー」のクラブセッティング2024。

また、2023年プロテストトップ合格した「清本美波」は1月に行われたテーラーメイド新製品発表会で「Qi10 LS」の良さをアピールしていました。

2024年の開幕戦で使用するのでしょうか。

清本美波の“テーラーメイド”のクラブセッティング。

「Qi10 MAX」

  • ヘッド体積:460cc。
  • 9度/10.5度/12度。
  • 左右慣性モーメント値5900kg・m2
  • 純正シャフト:「Diamana ブルー TM50」
  • 価格:9万5700円(税込)~

キャッチフレーズの「ぶっ飛び系10Kを体感せよ!」は「Qi10 MAX」ドライバーを示しています。

と言うのも、「Qi10 MAX」は、ルール上限の左右慣性モーメント値5900kg・m2に加え、縦方向の打点ブレにも注目することで合計値1万を達成しました。

ヘッド後方部をステルス2より約8mm伸ばして投影面積を拡大することで、性能だけではなく見た目からやさしさを感じられる形状へと進化しました。

 

2023年初優勝した山内日菜子選手は「Qi10 MAX」に興味を示していました。

山内日菜子の“オールテーラーメイド”のクラブセッティング。

慣性モーメント値。

慣性モーメント値10,000g/cm2というのは、ヘッドの左右方向と上下方向の慣性モーメント値を合計した数値です。

この数値が高ければ高いほど、インパクト時にヘッドがボールに当たり負けしづらく、オフセンターヒットしたときの弾道がバラけづらくなる効果が得られます。

一般的に曲がらない球をやさしく打つことができるのが、高慣性モーメント設計のドライバーです。

慣性モーメント値10,000g/cm2を達成しているのは、最もヘッドの投影面積が大きい「Qi10 MAX」です。

このモデルが2024年のフラッグシップと位置づけられていて、最もアマチュアゴルファーが使いやすいモデルにもなっています。

つまり、今年のテーラーメイドは曲がらない“やさしさ”を全面的に推していて、

そのうえで独自の“カーボンウッド”の設計コンセプトにより、スピードを落とさない“飛び”まで両立しているとアピールしています。

常に進化を求める「テーラーメイド」の真骨頂と言えるドライバーですね。

歴代のテーラーメイドのドライバーはこちら
ドライバーの選び方。歴代のテーラーメイドはここが凄い!

レビュー。

引用:ヤッフーニュース

2024/1/15に試打しました。
現在SIM MAXを使用しており、試打室のデータだけですが、
自分の感触だとヒール&トゥ寄りにミスヒットしてもチーピンやスライスがしにくいデーターが出て、打感も良いと感じました。

自分的にはQi10のカスタムシャフトTour AD VF-6が一番よかったです。

今回のは、見た目の目新しさが無いのが購入意欲がわかず、
3シリーズ?ぶりに購入するか悩み中・・・

引用:ヤッフーニュース

構えてみた時、ちょっとムリだった。
テカりがすごく気になった。
今はステルス2だけど、今回はパスだな。

二人のレビューを紹介しましたが、テーラーファンはステルスで満足していると思います。

毎年新作を発表するテーラーメイド。春の試打会であなたのレベルにあった「Qi10」を試打して決めて下さい。

まとめ。

テーラーメイドは、「M」から「SIM」へ、そして「STEALTH」と進化してきました。

そんなテーラーメイドの更なる進化した新作が2024年の「Qi10」シリーズです。

シリーズ名は若干変えていますね。例えばSTEALTHシリーズではロースピンモデルをPLUS+としていました。

ですが、Qi10ではLSと表示しています。SIM2で使用されていたMAXも復活しましたね。

稲見選手も評価していますが、ハイレベルなアマチュアゴルファーは「Qi10 LS」を試して好きな球筋を試して下さい。

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