イボミさんの韓国時代のゴルフとその成績を紹介します。
イボミがゴルフに興味を持った幼少時代はいつごろなのか?そしてその当時、どのような生活をしていたのか?
イボミが韓国で歩んだプロゴルファーへの道、そして手に入れた韓国賞金女王。
その後、日本に来日しQTを受けて日本ツアーに参戦し、天国に旅去った父と約束した日本の賞金女王も手に入れました。
2年連続で輝きファンからスポンサーから愛されたイボミさん。しかし、突然と不調の文字が彼女を襲うことになるのです。苦しかった!辛かった!
ドライバーを振ることができない、パッティングも手が動かない。
そんな時間が無情にも長く続くのです。でもでも神様は笑顔を忘れなかったイボミさんへ夫になる方への道を示してくれました。
イボミの心が温かくなります。ドライバーの感覚も、パッティングの調子も、徐々に戻ってきたのです。
そして、その日が来ました。2019年、イボミの美しい笑顔が年末のソウルの教会にありました。
お時間のある時にイボミのジュニアから賞金女王になるまでの物語をお読みください。そしてイボミの美しい写真集をあなたの保存版にして下さい。
イボミの写真集⇒⇒⇒イ・ボミSTYLE (saita mook)
イボミの成績。韓国ジュニア時代。
イボミが生まれたのは韓国の首都ソウルにほど近いキョンキドのスウォン(水原)です。
その後、父の仕事の関係で、5歳の時に北部のカンウォンドのインジェグンに引っ越します。ここは、日本で言えば仙台市あたりですね。
日本海側に位置しており、冬は二ケタの氷点下になるぐらい寒さが厳しい土地です。スウォンよりも田舎ですが自然豊かなところです。
そんな環境で育った4人姉妹の次女イボミは、外に出て遊ぶのが大好きなお転婆娘だったそうです。活発なイボミ、父からゴルフを勧められその道に進みます。
しかし、どんなスポーツでもそうですが、ジュニアから集中して取り組むと、様々な壁を乗り切らないとできません。
賞金女王への道の最初の壁はお金。
イボミがゴルフを始めたのは12歳、それまでは、韓国ではメジャーなテコンドーを習っていましたが、、、
父親が「どうせやるならゴルフにしなさい」とのアドバイスをしそれからは親子でゴルフに集中する日々を過ごしました。
日本では宮里藍さんや横峯さくらさんのように父親がコーチをするケースが多いですが、イボミさんの父親は電気技師ですので技術コーチはできません。
まず、コーチへのレッスン料が負担だったそうです。
賞金女王への道で次の壁は練習場。
ジュニアの練習環境は日本でもまだまだ不十分ですよね。ゴルフコースの無料開放もまだまだ少ないですし、町の練習場も使用料やボール代も大人同様にかかりますよね。
ゴルフのスイング作りは練習場でできます。
しかしゴルフは18ホールをラウンドして、そのスコア―で競うスポーツです。
ジュニア時代から自然と触れ合いコースに出てラウンドすることで、風の読み方や芝の状況を感覚的に見につけることができます。
ジュニア時代からこのような環境で育てるのはマストなんですね。しかし、イボミの家庭は裕福ではなかったようです。
練習場に行くにも、車のガソリン代などの移動費の負担も大きく、ご両親は大変苦労したそうです。
4姉妹の次女ですので姉妹からもクレームが出て大喧嘩になったこともあったそうですよ。
賞金女王への道で3つ目の壁は時間と精神。
母親とイボミさんはゴルフに集中するため、高校2年生の時に水原のアパートに引っ越しをします。
と言うのも、国民的ヒーローになった朴・セリの勇姿を見て女子プロゴルファーを目指すジュニアが増えてきたのです。
「セリ・キッズ」と呼ばれてたジュニアたちです。そのセリ・キッズに比べると、当時のイボミの名前は決してインターナショナルではなかったのです。
そうです、彼女は遅咲きなのです。それは、彼女の練習環境にありました。幼少時代のインジェグンは練習場はありません。
コーチの元でゴルフを習えるのは、父親が車で1時間以上もかけて連れて行かねばなりません。
それでもお父さんはゴルフ練習場にイボミを連れていきました。
しかし、ゴルフを習い始めてもなかなかボールを打つことを許してはくれません。始めは素振り、素振りの毎日です。
練習場に行けない日は、父親が作ってくれた砂袋を打っていました。その練習をする前は、古タイヤを叩いていたそうです。
それでも、イボミは「私は絶対に成功する」と強い意志で文句は決して口に出さずゴルフ三昧な生活を続けました。
強さと美しさ、そしてファンサービスを大事にするイボミ。韓国ではどのようなゴルフ生活をしていたのか「イボミの韓国ゴルフ生活」は・・・
イボミの成績。韓国ジュニア時代のスイング作り。
スイングは美しく。それが韓国ゴルフコーチの教えです。もちろんそれは「オンプレーン」ということですが、そのスイングができていると美しく見えるわけです。
日本でも、2010年代、江連プロのレッスンで「オンプレーン」が流行りましたね。
江連さんのアカデミーで上田桃子さんが徹底的にオンプレーンスイングの練習をしていました。
さて、イボミのスイングですが、ジュニア時代のコーチの指導と自宅で砂袋での練習で得たスイングがイボミの1軸スイングの完成に繋がっているのですね。
賞金女王への道はまず国家代表常備軍。
プロゴルファーを目指すジュニア達、日本でもナショナルチームに入る事を目標にして頑張りますよね。
ほぼ全員が国家代表入りを目標にし頑張っています。ただ、国家代表になれるのはわずか6名です。
対象者は小学生~大学生までの幅広い年代のゴルファーが対象となり、総勢62名が選ばれます。
その判断は、年間で行われる試合結果を材料に総合的判断し選抜いたします。
という訳でこの62名に選ばれなければ国家代表にはなれないのです。この62名が国家代表常備軍です。
パク・インビやチェ・ナヨンは早々に常備軍入りを果たしました。高校生でプロの試合に出たり、韓国女子ツアーでも優勝しています。
賞金女王への道で国家代表常備軍入りは至上命題。
その理由の一つとして、常備軍に選ばれればゴルフにお金がかからなくなります。決して裕福ではなかったイボミさんにとっては、とても大きなメリットだった訳です。
しかしその道のりはけっして楽ではありませんでした。理由はイボミさんの練習環境ですが、理由はともあれ、常備軍にはなかなか召集されませんでした。
ご両親はゴルフを諦めるようにボミさんに話をし、自身も諦める気持ちにもなりました。しかし、ゴルフに対する熱い気持ちを容易に抑え込むことはできませんでした。
これ以上、ゴルフは家庭の家計的に無理だと母も反対していましたが、そのイボミの熱い想いを大事にしバックアップする決意をするのです。
イボミのために練習環境が整った水原に引っ越しをし、お店を切り盛りしながらゴルフを続けるための資金を捻出するのです。
韓国ゴルフの国家代表常備軍に選ばれたのはイボミが高校3年生の時でした。そして、大学1年生だった2007年、韓国でプロデビューを飾ります。
これ以上、家族には経済的に迷惑をかけたくない。そんな思いがイボミにはあったのでしょう。
イボミの成績。韓国ツアーデビュー。
プロデビューは2007年韓国女子ゴルフツアー。
プロになってからの実戦面での指導は「チョ・ボムス」コーチから受けています。チョさんはかつて韓国でトッププロとして鳴らした人で、引退してからコーチに転じました。
いまでは多くの優秀なジュニアを輩出しています。
初優勝は2009年韓国女子ゴルフツアー。
チョさんの指導を受けて、イボミのプロ生活は3年経過しました。
周りには、アメリカツアーで活躍し、前年の全米女子オープンを制覇していた、パク・インビさんがいます。
そのパクさんをプレーオフで下す鮮烈な初優勝でした。
さらに、同年は8試合でトップ10入りを果たし、注目度は一気に高まりました。
2010年は韓国女子ゴルフツアーで賞金女王。
勝利で自信を得たボミ選手、それ以降はまさにシンデレラストーリーです。
シーズン通算で3勝をマークして韓国賞金女王に輝くとともに、最多勝、最小ストロークMVPとタイトルをゲットして四冠を達成します。
そして、日本女子ゴルフツアーのQTに挑戦し10位に入りました。こうして、翌年の日本ツアーの出場権も手に入れた2010年でした。
イボミのゴルフのまとめはこちら。
⇒「イボミのゴルフ」韓国賞金女王から日本の賞金女王への歩みのまとめ。
まとめ。
2011年イボミの日本ツアー初年度は14試合に出場してすべて予選を通過しました。獲得賞金総額は¥19,150,622。賞金ランクは40位でした。
初年度はまずまずのスタートで翌年のシード権を得ることができました。流石に韓国賞金女王です。
環境が変わっても結果を出しました。最高順位はデビュー戦の3位タイでした。並みのルーキーなら満足の成績といえるでしょうね。
でも2010年、韓国の賞金女王になった時は最多勝、最小ストローク、MVPも獲得しています。
また韓国での初優勝(09年)の試合では、前年の全米女子オープンである朴仁妃をプレーオフで下しています。
既に実力者ですが、日本ではまだスマイルキャンディーと言う愛称はデビュー年では広く伝わっていません。
ただ、本人はそのかわいらしさだけでなく、強さも備わっての日本ツアー挑戦でしたので、未勝利はとても不本意だったと思います。
強くて、可愛くて、優しい。どれもイボミの人気の源です。トップアスリートには「強さと人気」の両方が求められますね。
笑顔がもたらす力の大きさをイボミは知っています。ファンもこの笑顔を、イボミの笑顔を見たくて応援していると思います。
ゴルフを愛するゴルファーの多くは自分のゴルフ感を愛するプロゴルファーに応援します。
プロゴルファーのプレースタイルに重ねて自分のゴルフプレーに取り入れます。
その一打に一喜一憂するのではなく、18ホールを回りきった充実感を味わいゴルフができた事に感謝しているのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。いつまでもイボミを応援して下さい。
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