2020-21シーズンの10月に開催した「日本女子オープン」で自身最高となる7位タイでフィニッシュした吉本ここねのクラブセッティングを紹介します。
この成績は今後の吉本ここねのゴルフには励みになったことでしょう。
今は2打目、3打目の精度を高めるため30Y~80Yのコントロールショットを練習していると言います。
得意な距離を残して攻めるゴルフは今季の古江彩佳の優勝シーンで実証済みですね。
一見すると女子大生と思えるような吉本ここねのクラブセッティングです。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E6%9C%AC%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AD&imageId=234660
2019年はスリクソンを使っていました。しかし、吉本ここねにとっては少しハードだったかも知れません。2020年はゼクシオに替えました。
その理由は、フェアウェイウッドです。
ロフト:8.5度
シャフト:DAYTONA SPEEDER(SR)
ドライバーは「ゼクシオイレブン」です。
吉本ここね自身の評価は「ドライバーはボールも上がりやすくて、すごくやさしくなりました」とのことです。
ロフト:15度
シャフト:DAYTONA SPEEDER(SR)
ロフト:18度/20度/23度
シャフト:Speeder 569 Evolution4(S)
ゼクシオ イレブンに変更した理由は9番ウッドまであることです。
一般的にロフトのあるフェアウェイウッドのほうが、UTよりミスになりにくいと思います。
吉本ここねはショートウッドでパーオン率を高めることが課題ですので、グリーンを狙うにはショートウッドの精度を高めパーオン率を上げて欲しいですね。
ロフト:26度
シャフト:MCH 60(S)
シャフト:MCI 70(S)
ロフト:50度/56度
シャフト:N.S.PRO 850GH(S)
パターはPINGのアーナを使用しています。
ボールもダンロップと契約しています。使用ボールは「スリクソンZスター」ですね。
いかがでしたか?吉本ここねのクラブセッティングでした。飛距離はでないので正確性を重視しているセッティングですね。
2020年は13試合中で予選落ちは6試合でした。フェアウエイキープ率も72.05%の14位ですのでまずまずの成績です。
ただ、パーオン率が62.69&で74位ですので、今後の課題はゼクシオのショートウッドの正確性の練習を重視して欲しいですね。
ドライバーは飛距離より正確性で第2打はショートウッドでパーオン率を上げる事です。
幸いにダンロップのゼクシオは9番ウッドをラインナップしています。
ユーティリティでは弾道が低く、グリーンに止まらないなどの悩みを持っている人には、一度9Wをバックに入れてみるのも良いと思います。
ゴルフを始めたのは小学校3年生からでした。中学生の時にゴルフ部のある高校へ進学することを決めています。
ジュニア時代直近の成績はやはり地元・北海道での活躍が目立ちます。
(優勝はプラチナ世代の吉田優利。4位タイにはプラチナ世代の安田祐香、西村優菜、7位タイはプラチナ世代の古江彩佳)
吉本ここねのプロフィール
2018年のプロテストに10位タイで一発合格しています。
渋野日向子、原英莉花、河本結、大里桃子などの黄金世代より年下ですが同期ですね。
2018年の試合は3試合出場し予選通過は地元のニトリレディスでした。
ただステップアップでは「フンドーキンレディス」で2位タイの成績を収めています。
QTランキングは43位ですので2019年は28試合に出場することができました。
しかし、連続予選落ちもあり18試合が予選落ちでした。心技体の技術面の課題も沢山発見したとは思います。
ですが、連続予選落ちの要因は負の連鎖だと思います。スコアを気にする心理的なことから脱却すれば今後のゴルフは期待できると思います。
実質プロデビューの2019年は散々な成績でした。
ただQT(予選会)は11位と上位でしたので2020-21年の前半戦はフル参戦できますね。
前半戦で好成績を残してリランキングに残り後半戦で好成績を残して欲しいですね。
プロ野球観戦。北海道出身なので小さい頃から「北海道日本ハムファーターズ」のファンで大谷翔平選手が好きだそうです。
ひたむきに努力するアスリートとして尊敬しているようですね。
クラブセッティングをクラフトマンの意見を早く聞いてチェンジしたのが功を成しましたね。
2020年は試合数が少なくシーズンは2021年まで延びていますのでこの間のオフの練習が要だと思います。
2021年の沖縄での戦いでスタートダッシュできれば今後も活躍できるポテンシャルは持っています。
(1オーバーで33位タイの成績でした)
吉本ここねプロを応援しましょう。