渋野日向子のクラブ契約はピンゴルフです。2022年米ツアー本格参戦して3シーズン目となる2024年の開幕戦は昨年同様「ホンダLPGAタイランド」です。
主催者推薦枠で出場しています。今季(2024年)シードを取れなかったオフを経て、どのようなスタイルで試合に臨むのか注目です。
この数年、スイング改造を重ねており、成績はファンが望む完全復活まではまだ遠いようですが、ショットが戻れば必ず優勝のチャンスもあります。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
大会名 | ホンダLPGAタイランド |
開催日 | 2023年2月22日-2月25日 |
開催場所 | サイアムCC パタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72> |
昨季中から患部に負担のかかりにくいスイングを試行錯誤していますので、今季のクラブセッティングにも注目しています。
大幅なクラブ変更はありませんが、ドライバーをG430 LSTに替えました。尚、試合会場によってUTを1本外し14本にしています。
ドライバーはG430 LSTを使用しています。
パターは2023 ANSER 2Dを使用しています。
ボールはタイトリスト プロV1Xを使用しています。
他の黄金世代のクラブセッティング一覧はこちら
⇒黄金世代の女子ゴルフ。「メーカー契約別」のクラブセッティング一覧。
2023年米ツアー本格参戦して2シーズン目の開幕戦は「ホンダLPGAタイランド」です。
大会名 | ホンダLPGAタイランド |
開催日 | 2023年2月23日-2月26日 |
開催場所 | サイアムCC パタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72> |
2023年のセッティングは昨年からガラリと変化しています。オフ期間中にメーカーさんとの事前準備をしてきたのでしょう。
ピンの最新モデル「G430シリーズ」に入れ替わっています。
渋野選手は一時帰国した3月にドライバーをピンの「G430MAX」から「G430LST」に替えました。
ピンの担当者のコメント:
今季から球の高さを出してスピンが入るようなスイングに取り組んでいる中で、MAXだとスピンが入り過ぎて右に抜けるような球が出るようになっていたんです。
ロースピンヘッドのLSTへの変更は自然の流れですね。
そして、2カ月前から、再び青木翔コーチの指導を受けながら新スイングに取り組み始めました。
その成果は必ず出ます。2023年は渋野ファンにとっていやゴルフファンにとっても最高の年になるでしょう。
※)選手は試合会場によってクラブ調整を行うため、セッティングを変えることがあります。
ドライバ―はG430 LSTを使用しています。
2023年手にしたドライバーはピン G430 MAXです。
シャフトも「ベンタス TRブルー」替ています。どのような効果を生むのか?開幕戦でも渋野選手のコメントが気になりますね。
国内第2戦「サントリーレディスオープン」から3Wも替えています。
理由は渋野選手のリクエストで「もっと前に行く球にしたい」を受けて、G430MAXからG430LSTに変更しています。
注)5Wは変更していません。
アイアンのシャフトは藤倉コンポジットのアイアン用シャフト「TRAVIL(トラヴィル)」を刺しています。
ボールの落下角に特化したシャフトで、「高さを出してスピンを出したい」という今季の取り組みとマッチしたシャフトです。
ウェッジの距離が伸びたのでしょうか?昨年の4本体制から3本体制に変えています。
パターはヘッド幅がワイドな「ピン アンサー 2D」に替えました。3回目の変更になりますね。
ピンの2023年モデルで、ヘッドは黒が基調です。
ボールはタイトリスト プロV1Xを使用しています。
他の黄金世代のクラブセッティング一覧はこちら
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2022年米ツアーメンバーとして臨むクラブセッティングを紹介します。クラブセッティングは昨年と大きな変化はありません。
ただ、3番ウッドのシャフト「フジクラ スピーダー NX 50S」に手を加えました。
43インチから43.5インチと若干長くしています。やはり距離を計算しての変更でしょうか?
そして、パターをピン型からマレット型に変更しました。
(選手は状況によってシーズン途中でもクラブを変更することがあります)
14本ともピン一筋のクラブセッティングで、米ツアー参戦時と一見変わっていませんが、番手構成を変えました。
ドライバーはPING G410 PLUSを使用し変化はシャフトがフジクラ スピーダー NX 50(S)からNX-Sに変わっています。
ロフトは9度でスイング改造によって力強いスイングが定着しましたね。
慣性モーメントが大きい「G425 MAX」を使用しています。
FWもUTも全体的にミスに寛容なやさしいセッティングになっています。
米ツアー参戦時と変わりはありません。
今年7月まで「シグマ2 アンサー」を使い続けていましたが、突然、削り出しのマレット型パター「PLD DS 72」に替えています。
「PLD DS 72」はノンインサートのパターなので、形状も打感も「シグマ2 アンサー」とはまったく違うタイプです。
全英女子オープンではこのパターが大活躍してくれましたね。
パター以外は小さなマイナーチェンジで自分のスイングに合わせたセッティングにしているようです。
ドライバーは「PING G410 PLUS」を使用しています。
3番ウッドと7番ウッドを入れています。
3番ウッドを次は5番ウッドの流れですが7番ウッドを入れることで、飛距離と高さに差が出ます。
残り距離だけではなく、状況によっての使い分けをハッキリさせているようです。
UTは「G425」を入れています。26度の5番と30度の6番です。
5Iを外してやさしさと確率を重視してユーティリティを選択しています。
この組み合わせが時代の流れですね。
アイアンはやさしいキャビティ、ピンのなかで名器と呼ばれる「i210」を使い続けています。
それも6番から9番までの4本だけですね。パーオンの確立を高くしています。
4本体制のウエッジも最近の兆候ですね。
パターはほどよい打感の「シグマ2」のアンサーです。
2021年もドライバーはピンゴルフのG410プラスです。
ただ、フェアウエイウッドとハイブリッドは昨年発売したG425MAXに替えています。
アイアンは「i210」の5番を外しました。代わりに「G425」の6番を入れています。
シャフトの長さは5番と同じにして飛距離を同じにしていますが、6番はソールが厚くなるので球が上がりやすくなり、
ピンをデットに狙うことができます。
それと、2021年の渋野日向子プロの特徴はウエッジを4本体制にしたことです。
この戦略は開幕戦で活きるのか?とても気になっていましたが、最終日はスコアーが伸びずに13位タイでフィニッシュしました。
スイング改造で自分のやりたい動きと球筋が一致してきました。本来の感覚が戻ってツアー秋の陣で久しぶりに優勝シーンを観ることができるかもしれません。
女子プロゴルファーには珍しく8度にしました。
(一般売クラブは10.5度です)
渋野プロは飛距離アップのためにスイング改造に取り組んできました。改造前は10.5度でしたが体の改造で球を上げられるようになってきました。
今はヘッドは9度ですが、シャフトポジションを変えてリアルロフトを8度にしています。
ただ、飛距離はクラブには頼らず、クラブはあくまでも自身のフィーリングを重視しています。
飛び性能は重視しているのでG425も試しましたが、G410の方が渋野的には気持ちいい打感だそうです。
シャフト:フジクラ・NXプロトタイプ(S)
シャフト:フジクラ・スピーダーTRハイブリッド85(S)
以前は、G425の6番アイアンとi210の6番アイアンの2本を入れていましたが、UT5と6番アイアンの距離の階段が合わなくなったのでUT6を試したら距離がピッタリあったようです。
シャフト:フジクラMCIプロトタイプ
シャフト:フジクラMCIプロトタイプ
ウエッジを4本入れてグリーン周りのアプローチでも勝負ですね。合宿を共にした石川遼のアドバイスで4本入れることにしています。
初優勝も全英もこの「ピン SIGMA2 ANSER」パターでした。新しいパターも試す渋野ですがやはりここに戻ってきます。
渋野日向子プロの2020年クラブセッティングは2019年とヘッドは替わりませんがシャフトを替えましたね。
身体をかなり鍛えたようで、開幕戦「アース・モンダミンカップ」で見る限り一回り大きくなっていました。
G425が2020年秋口に発売されますが、渋野日向子プロが替えるかはまだ未定です。
さて、渋野日向子プロの6月になった開幕戦は残念ながら1打不足で予選落ちでした。
まだ身体とクラブの調整が不十分なのでしょうか?
青木翔コーチは渋野日向子の春先のスイングについて、
夏場のいわゆる“振れている時期”とおなじくらい振れています。飛距離も伸びていますよ。
もともと2月のタイから出場予定だったので、仕上げは早くできていました。
と、渋野日向子プロの仕上がり具合を紹介していました。
そこで気になるギアですがドライバーも含めてヘッドは2019年と大きく変わっていません。
もっとも変わったのはシャフトです。
(クラブセッティングは日本開幕戦アースモンダミン時です。米ツアーでG425のプロトタイプをテストしているかも知れません)
クラブ名 | 品名 |
---|---|
ドライバー | PING G410 PLUS |
フェアウエイウッド(3W/5W) | PING G410 LST/ PING G410 |
UT(4UT/5UT) | PING G410 |
アイアン(5I~PW) | PING i210 |
ウェッジ | PING GRIDE FORGED |
パター | SIGMA 2 ANSER |
ボール | タイトリストNEWプロV1 |
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%B8%8B%E9%87%8E%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90&imageId=230140
渋野日向子プロのドライバーは2019年7月に発売された、ピンゴルフのドライバーG410プラス
シャフトはフジクラ VENTUS (5S)
渋野日向子プロがドライバーに挿したシャフトは藤倉コンポジット社の『VENTUS』で59グラムの5Sです。
昨年、米ツアーから支給が始まったシャフトです。
このシャフトは女子ツアーで人気で、先が動くタイプではなく、手元が動くタイプ。やさしいヘッドとハードなシャフトの組み合わせとなっていますね。
渋野日向子プロもテレ朝の特別番組内で
飛距離は伸びていると思います
と話し実際に球を打ってみせくれましたね。
鋭い振りとともに、目指すスイングは「タコスイング?」と話し上田桃子MCもタコスイング?と
他の女子プロの皆さんも失笑していましたね。
実は、青木翔コーチによると、「私のスイングがタコスイングだそうです(笑)」とのコメントでした。
実際は渋野日向子プロはうまくシャフトを使って体をしなやかに使うスイングですよね。
その「しなやかさに加えてさらなるパワー」が加わったようです。
これまで使用していたフジクラの『Speeder EVOLUTION VI』とは性能面で異なる部分があります。
元々が「中調子」のものでしなりを感じることができるシャフトを使っていましたが、今年は「中元調子」です。
シャフト自体がよりタメをつくって強いインパクトになるといいます。
今回試した『VENTUS』では明らかな飛距離アップを実感していると言います。
ベンタスは60g以上になるとかなりハードになりますが50g台ならアマチュアでも十分打てるシャフトです。
トルクを抑え、先端が硬くなったモデルで理想の弾道、飛距離を生み出しています。とのことで早く試合で見たいですね。
シャフトはフジクラ VENTUS 5S
シャフト:フジクラ TRHYBRID75 S
ユーティリティの4番、5番にはこちらも藤倉コンポジット社の『TR HYBRID75』のSをチョイスしています。
より強いインパクトで飛距離増が見込まれます。
『VENTUS』との相性もよく、パワーアップした渋野日向子プロのスイングを支えるために、うまく流れを作っていると思います。
シャフト:フジクラ MCI 80-S
アイアンのシャフトもオフの早い段階から『MCI 80』のSシャフトを使用しています。
硬度を増したモデルです。
シャフトはフジクラ MCI MILD 105
ウェッジのシャフトは、昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」で『N.S.PRO 950GH Neo』に替えました。
今年はカーボンに変更しています。
フジクラの担当コメント:引用:ヤッフーニュース
ドライバーのシャフトを替えた影響もあると思いますが、ヘッドが少し跳ねる感じで薄く当たっていたので、
手元が緩やかに動く『MCI MILD 105』をテストしてもらいました。
タイミングも良く、当たりが厚くなったと聞いています」。(フジクラ貞包氏)
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%B8%8B%E9%87%8E%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90&imageId=230167
パターはシグマ2アンサーを使用しています。
ところで、上の写真で気付いたと思いますが、渋野日向子プロのパッティングのストローク時のスタンスが狭くなったと思いませんか?
秋口の伊藤園レディスの練習グリーンでのパッティングのスタンスは肩幅でした。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%B8%8B%E9%87%8E%E6%97%A5%E5%90%91%E5%AD%90&imageId=236794
個人的には幅広の方が安定感があると思いますが・・・いろいろ試しているのでしょうね。
ボールはタイトリストですね。NEWプロV1を使用しています。
渋野日向子プロのコメント:引用:ヤッフーニュース
レギュラーツアーに本格参戦するにあたって、かなり硬いグリーンもあるのでなるべくスピンがかかりやすく、
打感がソフトなボールがいいなと思っていたんです。
NEWプロV1・プロV1xを試したところ、ウェッジショットでのスピン量は両モデルとも多めでいい感じ。
微妙な差ですが、私の感触ではプロV1の方が距離感のイメージが出しやすいちょうど良いスピン量だったので、今回はプロV1にしようと決めました。
ソフトな打感を気に入ったのもプロV1に決めた理由です。
いかがでしたか?渋野日向子プロのクラブセッティング。オフトレが成功し体が一回り大きくなりましたね。
パワーアップしてドライバーが振りやすくなり昨年と違うシャフトになったのだと思います。
さて、渋野日向子プロのドライバーは米ツアーでヘッドを替えているかもしれません。
今までも青木翔コーチが渋野日向子プロのそのときの調子を見きわめて、ギアを変更してきましたからね。
昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」直前にはウェッジのシャフトをスチールに変更しました。
これが見事に的中して優勝を飾ったのは記憶に残っていると思います。
このピンゴルフというメーカーは米国にあって、キャロウェイゴルフと同様に、「誰もがやさしく打てるゴルフクラブ」作りから始まっています。
今や普通になった「キャビティバック」「低重心」「カスタムフィッティング」という概念を世界に先駆けて導入したクラブメーカーでもあります。
プロでもやさしいクラブを使いたいという世界的な流れの中、プロ仕様とアマチュア御用達の垣根がなくなりつつある現在では、、、
ピンゴルフとの出会いが渋野日向子プロの飛躍を支えたといっても過言ではないと思います。
クラブ名 | 品名 |
---|---|
ドライバー | ピンゴルフ G410 プラス |
フェアウェイウッド | ピンゴルフG410 LST |
UT | ピンゴルフG410 |
アイアン | i210 |
ウェッジ | PING GLIDE FOGED |
パター | PING SIGMA2 Anser |
そのピンゴルフの最新モデルのドライバーがピンゴルフのドライバーG410です。
渋野日向子プロが使用しているピンゴルフのドライバーG410
その機能は前作のG400から引き継いでいます。
ロフト:10.5度
シャフト:フジクラ スピーダー569 エボルーション5(SR)
G410ドライバーは、「低スピン弾道のG410LST」「ブレずに飛ばせるG410PLUS」「ドロー設計のSFT」という、
打ちたいボールイメージによって3通りのヘッドが選べます。
渋野日向子プロはG410PLUSを選んでいます。
ヘッド体積455CCでクラウン部分に「タービュレーター」というフィン状の突起が6本あり、、、
これがダウンスイングでのヘッドの空気抵抗を低減してブレを減らしかつ、流れを整えることで加速に結びつけます。
ヘッド後方には可変式ウェイトを搭載してつかまり具合を調整できます。
渋野日向子プロの特徴はわりあい大きくハンドダウンで構えることにあります。
その手首とシャフトの角度をキープしたままスリークオータ―気味のトップからシャフトが首に巻きつくくらいまで一気に振り切ります。
強靭な下半身に裏うちされた、終始ブレない両足と腰の戻りの速さが飛距離を生み出します。
しかし、通常、ハンドダウンで構えるとトウ側が上がり、そのままスイングするとボールは左へ飛びやすくなります。
そこで、
渋野日向子プロはライ角を1度フラットにして必要以上の、「アマチュアが求めるつかまりの良さ」を減らして思い切りよく振り切れるスイングになっています。
これはピンゴルフが早くから「1人ひとりにあったライ角があるはず」という信念に基づいています。
「ゴルフクラブはカスタムフィッティングをしてから売る」のが当然というポリシーの会社であることが幸いしているといえます。
あなたのドライバーのライ角は解りますか?アドレスはハンドダウンですか?ハンドアップですか?
お近くのゴルフショップに行って確かめてもらうか?通っているゴルフスタジオのコーチに聞いてみることもゴルフ上達への近道ですね。
ライ角が解ったなら比較的に価格が安い通販で在庫や価格を調べて下さい。
渋野日向子プロはシャフトを差し替えました(変えた理由)
プレーヤーが思い通りのショットを打つためには、
そしてボール初速を上げるためにはヘッドのみならず、否、むしろシャフトがその死命を制するといっても過言ではありません。
シャフトは重さのほかにはしなり方が重要です。
雑駁にいえば手元がしなるタイプ、全体にしなるタイプ、そして先端がしなるタイプです。
渋野日向子プロは女子プロの使用率が高い「フジクラ スピーダーエボリューション5 569」を使用しています。
シャフト重量は50グラム台ながら、中間部でしなりを感じやすく、切り返し直後からしなり戻りがはじまり、
インパクトゾーンでは鞭のように鋭くしなり戻る特性があります。
渋野日向子プロのスイングの特徴である、トップで切り返しのタイミングが早く、
一気に首に巻きつくまで振り切ってしまうスイングにはかなりマッチしていると思われます。
アースモンダミンの試合からこの新シャフトに差し替えています。
渋野日向子プロのコメント:引用:ヤッフーニュース
1球打って、すぐに替えることを決めました!
打ち出しが高いし、左に巻く球が少なくなって、しっかり振っていけます。
それでも真ん中はしっかりしなってくれる感触があります。
ドライバーが飛んでいるので楽になっています!
FWのシャフト「エボリューションⅣ」との相性が良いとメーカー担当は話しています。
シャフトの性能が渋野プロのスキルを最大限に引き出していますね。
渋野日向子プロの活躍で大型店舗では品切れが続いているG410。
PINGが提供するドライバーはどのような評判なんでしょうか。
渋野プロのフェアウェイウッドは3番と5番の2本を使用しています。
2本ともドライバーからの流れでG410ですがFWがLSTで使い分けしています。
ヘッドが比較的大きめで、しかもソールが平らなので地面に置いた時のすわりが良く、フェースをターゲットに向けやすくなっています。
ロフト:17.5度
シャフト:フジクラ・スピーダー569エボリューションⅣ(SR)
むしろアマチュア向けのやさしいヘッドです。こうしたアマチュア向けのクラブを積極的に取り入れ、
すなわちスイングであれこれ考えずにスッと構えたらあとは一気に振り切ってしまうという、、、
渋野プロにはとても打ちやすいクラブになっていると思われます。
渋野日向子プロのフェアウェーウッドは3番と5番でロフトがそれぞれ14.5度と17.5度でしたね。
ドライバーのロフト10.5度であれば流れとしては3度差で、イメージ的には10ヤード刻みで考えているのだろうと思います。
アイアンが5番からでロフト26度であることを考えると「G410UT」の19度と22度を選んでいるのは納得ができます。
(会場によっては5UTを入れて3UTを外しています)
このG410ユーティリティ(UT)はトップラインとフェース面がピタリ平行に見えますので、こちらもすんなり構えられると思います。
そして左へのミスが出づらく、飛び系ではないですが、グリーンでも止まるという評価が多いクラブですので、、、
狙った距離を正確に打ち分けたいアマチュアゴルファーのお助けクラブといった性格を持っています。
構えやすくてやさしいクラブを選ぶことでショットのプレッシャーを和らげている渋野プロはおそらくウッド系に絶対の自信をもっているものと思われます。
逆に言えば、クラブによって不安要素が芽生え、その自信が少しでも揺らぐとプレー全体への影響が大きいことを理解しているので、、、
ウッド全般にアマチュアでもやさしく打てるクラブを選んで、思いきりよく振り切ることに専念できる環境にいるものと考えられます。
さらにウッド全般にライ角を1度寝かせてフラットにしていますので、左へのミスも徹底的に回避しています。
アマチュアにもとても参考になるセッティングだと思います。
現在のピンのアイアンのラインナップは大きく2つあります。
シャープな形状、操作性を持ちながらやさしく打てるiシリーズと、大きめのヘッドと深いキャビティのGシリーズです。
やや大きめのフェースと少なめのグースネック、直線的なトップラインが特徴のi210アイアンを選んだのは、
「抜けのよさ」と「ターゲットに向けた構えやすさ」にあると思われます。
渋野日向子プロのハンドダウンからスパッと振りぬくスイングでは、吸い付くような打感はおそらくイメージに合わないものと思われます。
その点、i210は高初速を生み出す複合素材のアイアンですが、ソールは適度な厚みとバウンスが効いていますので、、、
「スパッと振りぬける」イメージと実際の振りぬきやすさがマッチしていると思われます。
そこで、渋野プロが選んだのはフジクラのMCI-80シャフトです。
このシャフトはフジクラ登録商標であるMCT(メタルコンポジットテクノロジーの略)技術を使用したアイアン用のシャフトです。
特徴は、金属管を内径にしてカーボンを外周に巻いた複合シャフトであり、スチールシャフトと同等のスイングウェイトを持ちながら、、、
スチールに比べて設計自由度と製品精度がともに高く、手元調子になっていますので、渋野プロにとってはスチール単一シャフトよりも打ちやすく、、、
かつコントロールしやすいシャフトになっているのではないかと思います。
ロフト:52度/58度
シャフト:FST・KBSツアー90(R)
「抜けの良さ」がキーワードともいうべき渋野プロのGLIDE FOGEDウェッジはオフセットが大きく、バウンスが抑えめ、、、
リーディングエッジが丸いので、開いてもリーディングが浮かず、そして抜けが良い特徴があります。
ソフトボールで養ったリスト、手首の使い方をアプローチでも実践している渋野選手はオーソドックスなピッチエンドランを多用しています。
打つというより「運ぶ」イメージを持っている渋野選手は、スッとヘッドが抜けるかどうかで選んでいると思われます。
少しでもつっかかる感じが出そうなものは使わないと思われますので、、、
その点でもリーディングエッジがすんなり入るこのウェッジは使いやすいと感じているのではないでしょうか。
初優勝がメジャー戦のパター。SIGMA2 Anserです。
※画像は渋野選手が使っているモデルで、実際に使っているものではありません。
現在のピンゴルフのパターは大きく「SIGMA」シリーズと「VAULT」シリーズの2つの流れに分かれます。
パットに悩んだ創業者が、エンジニアのキャリアを生かして設計したパターが人気となって、
その打音が「ピンッ」と澄んだ音に聞こえたことから会社名になったピンゴルフ。
その代表的な形状である「ANSER」に先進機能を搭載したのがSIGMA2 Anserパター
フェースに異素材を用いてソフトな打感と、しっかりした打音という相反する特徴を併せ持ち、、、
フェースの上下から水紋のように円形に広がるTR溝によってヒットした直後から順回転をボールにもたらすパターです。
渋野日向子プロはおそらく子供の頃からピンタイプのパターに馴染んでいることと、
パターのグリップはほぼ他のクラブと同じインターロッキングながら両手のひらでグリップを支えるように握ります。
これもおそらくソフトボールで身につけた、繊細な感覚が出しやすいグリップであると思われます。
従って、繊細な感覚、タッチを生かすためにマレット型ではなく、SIGMA2 Anserを選んだものと思われます。
転がり自体はいいんだけど、選手の意図を超えて飛ぶことがないパターがピンパターです。
繊細な感覚、タッチを生かすタイプのゴルファーさんは是非一本
いかがでしたか、渋野日向子のクラブセッティングでした。
ボールはタイトリスト PRO V1x
渋野日向子プロがマスコミから大注目されたのはやはり「スマイリングシンデレラ・シブノの全英オープン優勝の賞金。」からですよね。
ただ、マスコミは時として選手のプライバシーまで追いかけてしまいますので、本来のゴルフにも影響が出てしまうこともあります。
でも、渋野日向子プロは全てのコメントを彼女自身の自然体で応えていました。
その対応力も素晴らしい選手ですし人間力も素敵です。その結果の賞金ランキングでしたね。立派な2位です。
いかがでしたか、渋野日向子プロのクラブセッティング。
プロだから、という気負いがない、日頃馴染んだクラブで戦っているという好感が持てるセッティングです。
ドライビングディスタンスは245.05ヤードで飛びの渋野の代名詞はありませんが、生命線はアイアンと小技にあります。
概してショットメーカーはアイアンを変えるのを嫌がりますので、アイアンからウェッジの流れは当分変更することはないと思われます。
「最も得意なクラブは5番ウッド」と公言している渋野選手はウッド系のすべてのライ角を1度フラットにしています。
つかまりすぎを防いでいる以外は14本のすべてがアマチュアも十分に使いこなせるスペックであることが最大の特徴ともいえます。
是非あなたのクラブセッティングにもお役に立てて下さい。
アマチュアにやさしいゴルフクラブ作りからスタートしたピンゴルフとモニター契約を結んでいた関係から、、、
1度目のプロテストに落ちた時に見かねたピンゴルフの斡旋で、青木翔コーチに師事して鍛え直したことが、
今回の全英女子オープン制覇に結びついたともいえるわけです。
スッと構えてさっさと打つ、歯切れの良いショットを見て久々にワクワクさせてくれます。
可愛くて強い渋野選手を応援しましょう。ゴルフは楽しい。エンジョイゴルフ!!
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