吉田優利の優勝歴を紹介します。2019年のプロテストに合格し、プロデビューの2020年は未勝利でした。
初優勝は2021年の「楽天スーパーレディース」で、常勝プロの一員となり次世代スター選手として成長しました。
2021年の女子ゴルフは、無観客の試合が多い中でも、稲見萌寧がオリンピックで銀メダルの快挙や黄金世代の勝みなみの活躍で人気は上昇気流ですね。
その人気を支えたのはプラチナ世代(ミレニアム世代)の優勝数8勝だと思います。その中の2勝が吉田優利です。
ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。
努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。
あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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吉田優利の3勝目は公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でした。
公式戦初制覇です。
吉田選手は2019年のアマチュア時代に今大会に出場した最終日最終組を経験しています。同組で回った渋野日向子の初優勝を目の前で見届けています。
成績は5アンダーの4位タイでした。そして4年後の同大会で優勝しました。
第10戦:大会名 | 公式戦:ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ |
開催日 | 5月4日~5月7日 |
開催場所 | 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県) / 6,780Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 12,000万円/2,400万円 |
FR | 優勝:37+36=73(+1)通算:289(+1) |
3R | 1位:39+37=76(+4)通算:216(E) |
2R | 1位:36+33=69(-3)通算:140(-2) |
1R | 2位タイ:37+34=71(-1) |
決勝ラウンドは強風に加え、最終日は強い雨。午後になると天候が一層悪天候との予報でスタート時間が早くなりました。
会場は大分気温が下がっているようで、超がつくほどのタフな条件が揃った公式戦の最終日になりました。(そのためTV放送は録画放送)
サンデーバックナインに入り優勝争いの緊張感により拍車がかかる16番のパー4。吉田選手は3m強、フックラインのパーパットを沈めてピンチを切り抜けました。
大事な局面でも落ち着き、勝負強さを見せてくれた吉田優利。2位の申ジエ選手との差は一時1打にまで縮められていました。
優勝の確信は17番パー5でした。
残り約90ヤードの第3打はウエッジでピン左横1.5メートルへつけ、楽々バーディを奪い、3バーディ、4ボギーの「73」で回り、通算1オーバーで国内メジャーを初制覇しました。
後続の申ジエ選手に3打差をつけて逃げ切りました。
吉田優利の2022年はベスト10内が14回あり2位が5回ありましたが、未勝利でした。
他のプラチナ世代優勝者の一覧はこちら
⇒プラチナ(ミレ二アム)世代の女子ゴルフ。年別優勝者一覧。
吉田は「プロになって1回は優勝できればいいと思っていた」と謙虚なコメントを初優勝時にしていました。
しかし、その1か月後の「ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント」でプロの真価が問われる2勝目を飾りました。
吉田優利と岡山絵里がトータル14アンダーの首位でホールアウトしました。
優勝の行方はプレーオフ(18番パー4繰り返し)へと持ち込まれ、2ホール目で岡山絵里がボギーとし吉田優利が今季2勝目を挙げました。
2021年2勝目でした。
吉田優利は、2000年4月1日生まれのプラチナ(ミレニアム)世代。
プラチナ世代(ミレニアム世代)は安田祐香を筆頭にすでに4勝している西村優菜、通算5勝している古江彩佳などがいます。
吉田優利も安田、西村、古江と一緒にナショナルチームとして多くの国際試合に出場していたプラチナ世代の代表選手です。
同期の古江、西村には先を越されていましたが、初優勝は楽天スーパーレディース。
最終日の8バーディー、2ボギーの通算66という爆発的なスコアでツアー初優勝を飾りました。
楽天スーパーレディースは日本女子プロゴルフ協会が主催する新規大会です。
開催日も変則的ですね。木曜日が初日で土曜日が最終日になります。
また、テレビ放送はなく、全て楽天TVでのネット配信だけです。(※登録後無料で視聴できます)
有観客で行われ1日当たりの一般ギャラリーは最大2000人、関係者らも含めて3000人の制限でした。
吉田優利は、プラチナ世代(ミレニアム世代)の中でも結果を出している女子プロゴルファーです。
身長は158cmと小柄ながら豪快なスイングが魅力的であり、豪快なスイングとは対照的な可愛らしい笑顔が魅力的な選手です。
師匠である辻村氏が言っているように、彼女の特徴として「頭の良さ」があります。
練習にしても、しっかりとした計画を自分の頭で考えることができる点は彼女の強みでもあります。
また、ほとんどオーバーパーを叩かないメンタルの強さ、勝負強さも彼女の強みではないでしょうか。
アマチュア時代のビッグタイトル2冠や、プロになって早々に2勝を達成している勝負強さは、スターになる選手にある勝負強さではないかと思いますし、「持っている」選手ではないかと感じますね。
吉田優利を応援しましょう。
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