野澤真央のクラブセッティング2023を紹介します。クラブ契約はミズノです。
2015年プロテストに合格し、2017年には下部ツアーで3勝していますがレギュラーツアーではまだ未勝利の野澤真央。
2023年はシード選手(27位)の資格でツアー参戦しています。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
⇒女子ゴルフファンに贈るアマゾン(amazon)で見つけるゴルフクラブ(用品)
もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
ドライバーはPingゴルフに替え、フェアウェイウッドは3Wを採用しないで5Wと7Wを入れています。
リスクを事前に回避したセッティングになっています。
ドライバーはピンG430LSTを使用しています。
⇒ドライバーの選び方。ピン(PING)で初心者に最適なのはG410かG425かそれとも最新のG430か?
パターはテーラーメイドTPコレクションJUNO TB1.5を使用しています。
TPコレクションの特徴はこちら
⇒テーラーメイドTPコレクション ハイドロブラストの特徴と評価。
ボールはタイトリスト・プロV1を使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
※)データーは2022年開幕戦です。プロはシーズン途中でもクラブを替えることもあります。
昨シーズン賞金ランキングで38位に入り、プロ8年目にして初シード権を獲得しています。
それは、3年程前から指導を受けている青木翔コーチの指導で大胆なスイング改造が身に付きはじめてきたからと言います。
プロデビューからミズノのクラブにお世話になっている野澤真央。
ミズノ後輩の西郷真央はすでに複数優勝しているので野澤真央も初優勝を飾ってほしい2022年です。
ドライバーはミズノST-X 220を使用しています。
バックヒール部に13gのウエイトを配置した設計。
重心距離を短めに設定することにより、ヘッドを返しやすく、ボールがつかまりやすい設計を追求しました。
パターはピンOSLO Hを使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
2021年7月「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」でママで優勝した若林舞衣子に食らいつき、プレーオフにまで持ち込んだものの惜しくも初優勝を逃した野澤真央。
早くからその実力は認められながら、浮き沈みが激しいゴルフで安定した成績が残せず優勝の機会を逃し続けていました。
ですが、渋野日向子も師事した青木翔コーチに教わるようになって徐々に本来の力が発揮されてきているようです。
正確なドライバーショットを武器に積極的に攻めていく選手ですのでショートゲームの良否が成績の鍵になりますね。
青木翔コーチにまず教わったのことは、クラブをやさしくしてスイングのストレスを無くすことでした。
シャフト:フジクラ・スピーダ―NX
ミズノと契約している野澤真央のドライバーは、それまでの435CCから、高初速低スピンの「ミズノST-Ⅹ460CC」へと変更しています。
ミズノのワールドモデルSTシリーズの、つかまりを重視したカーボン複合モデルです。
クラウン部分のほか、ソールのトウ側もカーボンとすることでヒール側に重量配分をしてつかまりをよくしたヘッドです。
フェースには一般的なチタンに比べて約17%強度を高くしたフォージドβチタンフェースを採用、ソール側フェース裏に波型の段差を作ることでインパクト時のフェースの弾きとたわみ戻りを強化、高初速と低スピンとを両立させています。
どちらかというと、プロからアマチュアまで幅広く使えるドライバーといえる「ST-Ⅹ」のヘッドに、注目は見慣れないコスメのフジクラ「スピーダ―NX」を挿していることです。
それまではスピーダー569エボリューションⅦ(SR)でした。現在永峰咲希など女子ツアーでも使用者が徐々に増えているフジクラの新モデルです。
比嘉真美子、藤田光里らがテスト中の模様です。菅沼菜々はトラックマンの数値を確認して10ヤードくらい伸びていると驚いています。
「切り返してからしなりを感じ取ることができ、長い時間力を溜めていられる」という感想から、スイングでタメを作らなくてもシャフトがタメを作ってくれるので、やさしく振っていけるシャフトです。
青木コーチのいう、「やさしいクラブを使って、スイングのストレスを無くす」という方針にも合致しています。
シャフト:
ピンの名器の呼び声が高い「G410シリーズ」の中からシャローでやや小ぶりなヘッドをもつ、「G410STD」の5番を使用しています。
こちらもアマチュアにも扱いやすく、ストレートボールが打ちやすいフェアウェイウッドです。
シャフト:
ユーティリティはこちらもG410シリーズから、4番と5番の2本を使用しています。
アイアンとのつながりも良い、トウ側にややふくらみをもたせた小ぶりなステンレス製ヘッドにバックウェイトを搭載して深・低重心を実現し、極薄のマレージングフェースのたわみで飛ばす工夫がされています。
こちらもお助けクラブといった、アマチュアに人気のやさしいクラブです。
シャフト:フジクラMCI-80(R)
強度の高いクロムモリブデン鋼を使用した、キャビティアイアンです。
JPX921シリーズには
の4機種が存在します。
野澤真央は鍛造の柔らかい打感を持つ、「JPX921FOGED」を選びました。
アベレージ90前後の中・上級者向けのアイアンであり、薄肉フェースで反発力も高くスイートエリアが広いモデルです。
野澤真央はやはりアイアンでもやさしいモデルを選んでいます。
シャフトに選んだ「フジクラMCI80」はスチールの操作性とカーボンのしなりを両立させています。
スイングウエイトはスチールシャフトと同等に出来るため軽量スチールから容易に切り替えができ、飛距離も望める革新的なアイアンシャフトです。
90切りを目指すゴルファーはゴルフパートナーで得意にしているアイアン1本を選んで試打してみるのもよいでしょう。
シャフト:NSプロ850GH(R)
以前はミズノプロS18を使用していました。
依然としてプロに根強い人気のピンアンサーシグマⅡをエースパターにしていますが、2021年のニューモデルである、TYNE4も実戦で使用しています。
打音と距離が合いやすいという、感覚的にプロに好まれるピンのパターの中でもツノ型形状による高慣性モーメントと方向の出しやすさも追求したパターです。
SPINSKINコーティングを施したカバーをさらに薄くしてコアを大きくし、飛距離とスピン性能を両立させた、プロ、上級者に人気のボールです。
2015年のプロテストで合格しています。20-21年シーズンはQTランク52位で出場しています。
野澤真央のクラブセッティングは今や女子プロゴルフ界のトレンドともいえる「アマチュアがすぐに真似できるクラブセッティング」です。
これまではショットにこだわるあまりスコアメイクがうまくいかずに予選落ちが多かったのですが、新たなコーチと出会い、意識改革から組み立てた結果、ようやく本来の実力を発揮しはじめてきました。
まもなく優勝の笑顔が見られるのではないかと思いますので、応援していきましょう。
View Comments