佐藤心結の優勝歴を紹介します。初優勝は2024年10月の第30戦「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」です。
プロ生活3年目21歳の佐藤心結が念願の初優勝を挙げました。最終日は5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算15アンダーでの初優勝です。
2021年アマ時代の「スタンレーレディス」では4人によるプレーオフの末、渋野選手に敗れて2位の成績を残しています。
プロテストは2011年で単独4位で一発合格しています。優勝争いをした尾関彩美悠はトップ合格でした。
同期には尾関選手の他に、竹田麗央、櫻井心那、川﨑春花がいます。
⇒「女子ゴルフ」2021年度プロテストの結果。合格者一覧。
出典：https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%BF%83%E7%B5%90&imageId=366582
| 大会名 | スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント |
| 開催期間 | 10月4日～10月6日 |
| 開催場所 | 東名カントリークラブ(静岡県) / 6,610Yards Par72(36,36) |
| 賞金総額/優勝賞金 | 12,000万円/2,160万円 |
| ラウンド | 順位 | スコアー | トータル | |
| FR | 優勝 | 37+31＝68（-4） | 201（-15） | 5バーディ、1ボギー |
| 2R | 1位T | 33+34＝67（-5） | 133（-11） | 5バーディ、ボギーフリー |
| 1R | 4位T | 33+33＝66（-6） | 66（-6） | 7バーディ、1ボギー |
首位タイから出たプロ3年目の佐藤心結が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算15アンダーでツアー初優勝を飾りました。
最終組は河本結、尾関彩美悠そして佐藤心結です。佐藤選手の優勝への道はハーフターンから始まりました。
首位と3打差で折り返した11番で3メートルのバーディーパットを決め、流れが変わりました。
「1打差になった。安心感と、まだまだイケるという気になった」
14番で5メートルを沈め、15番パー4は第2打を50センチにつけてのバーディ、16番ではグリーン奥からチップインでバーディを奪い小さなガッツポーズ。
そして17番ではなんと10メートルを沈めて、4連続バーディーで単独首位に立ちました。
「15番くらいから楽しく、面白くなってきて、ワクワクしてる感覚があった」
混戦を抜け出した佐藤選手は、21歳で初タイトルを手にしました。ウイニングパットを沈めた後は、厳しかった表情から一転ししばらく涙が止まりませんでした。
ジュニア時代から慣れ親しんだ東名CC。佐藤の優勝スピーチは、
思い入れのあるコース、思い入れのある大会で初優勝ができて、とてもうれしく思います。
支えてくれた家族、スポンサー、チーム、ファンの皆さんにやっと恩返しができて、少しホッとしています。
と語っていました。
思い起こせば今季は出場28試合で予選落ち17回とドン底も経験しています。この優勝は彼女に大きな力を与えたと思います。
これを機にこれから2勝、3勝できる選手です。
佐藤心結の優勝時のクラブセッティングはこちら。
新世紀世代の優勝者一覧はこちら。
佐藤選手のコメント
「家族やコーチ、お世話になった方々の顔が次々と浮かんで来て、急に涙があふれました。
私は小さい頃から負けず嫌いで、できるだけ人前では泣かないようにしてきましたが、
うれし泣きは初めてでした。
自分でも驚いていますが、いろんな苦労があったので……」
当然ですが、プロテストに合格していなければツアーには参戦できません。佐藤選手時代では単年制度もなくなりました。
試合に出場して賞金を稼ぐにはプロテストに合格してQT上位の選手がツアーに参戦し競います。
その選手たちの仲間入りした佐藤心結女子プロゴルファーは2024年に華が開きました。
佐藤心結は2003年生まれの21歳で初優勝しました。同期にはすでに優勝者が出ているので内心焦っていたと思います。
佐藤心結が初優勝した時点では、尾関彩美悠が1勝、竹田麗央は2024年に初優勝し7勝していました。
さらに、櫻井心那は4勝、川﨑春花も5勝しています。
佐藤のこの初優勝がきっかけになり、同期の複数優勝者と必ずや肩を並べる日がくると思います。心技体全てに優れている選手だと思います。
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