笠りつ子のクラブセッティングです。クラブ契約はフリーですが、以前の契約先ホンマのクラブをメインに構成しています。
構成は2022年とほぼ変わりません。手になじんだクラブを中心に必要なクラブをプラスして作った14本です。
一般ゴルファーも同じような構成になるとは思いますが、シャフトの重量調整ができていれば問題はありません。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
※)データーは2023年開幕戦です。プロはシーズン途中でもクラブを変えることもあります。
ドライバーはキャロウェイEPICフラッシュ・サブゼロを使っています。
⇒キャロウェイドライバー2019年「エピックフラッシュ」 の特徴と種類。
パターはテーラーメイド・スパイダーGT TM1トラスヒールを使用しています。
ボールはタイトリスト・プロV1xを使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
パーオンを支えるアイアンは16年モデルのポケットキャビティアイアン。PWのロフトは43度のためウエッジには47度を入れてAWとのギャップを埋めています。
※)データーは2022年開幕戦です。プロはシーズン途中でもクラブを変えることもあります。
ドライバーはキャロウェイEPICフラッシュ・サブゼロを使っています。
パターはオデッセイ・ストロークラボ・ブラックシリーズRラインアローを使用しています。
ボールはタイトリスト・プロV1xを使用しています。
他の女子ゴルフのクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
笠りつ子のクラブセッティングはフリー契約です。2019年からフリーになりました。
それまではホンマと契約しサポートを受けてきましたが、限られたゴルフ人生なので色んなものを試したいという思いでフリーになりました。
笠りつ子プロは2008年からツアーエッジとクラブ使用契約を結んでいました。
ですが、2013年、本間ゴルフの「熱意系HONMAはじまる」というスローガンのもと、ツアープロが勝つためのクラブとして「ツアーワールド」発売のシンボルプレーヤーとして本間ゴルフに移籍します。
以後、2018年末までホンマツアーワールドを使用していましたが、2019年はクラブ契約がフリーになりました。
初戦のダイキン・オーキッドレディスのアイアンとウェッジはホンマツアーワールドです。
ですが、ドライバーはキャロウェイエピックフラシュ・サブゼロ、フェアウェーウッド、ユーティリティはプロギアへと変更しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E7%AC%A0%E3%82%8A%E3%81%A4%E5%AD%90&imageId=209364
賞金女王アン・ソンジュプロ、大山志保プロなどの実力者を筆頭にここ数年、女子プロゴルファーの間でクラブ契約をフリーにする選手が増えてきています。
男子に比べて活躍期間が短い女子選手は我々アマチュアと同様に「飛ぶ」「曲がらない」と評判のクラブがあれば試してみたいと思うのは当然の発想です。
現在、男子プロの間では「ヘッドスピードが速く、ミート率も高いプロゴルファーに空気抵抗が大きく操作性が悪い大きなヘッドが必要か?」という問題があります。
幸い、女子プロはヘッドスピードもアマチュアとさほど変わらず、またゴルフを始めた時から大型ヘッドに慣れています。
大型ヘッドを打つためのスイングが身についていますので、それほど抵抗なく「もっと飛ぶクラブを試したい」という変更ができるのだと思います。
笠りつ子プロが選んだ現在のドライバーは「キャロウェイエピック・サブゼロドライバー」です。
注目はなんといってもAI(人工知能)が開発したという「フラッシュフェース」にあります。
ルール限界でボール初速を上げることに特化して人工知能が開発したフェースは裏側が左右非対称に波打ち、人間工学では思いつかない形状をしています。
ヘッド内部のクラウンとソールとを金属のバーで結び、インパクトの衝撃を余さずボールに伝えるジェイルブレイクも健在で、
さらなるボール初速を生み出し飛距離に貢献しています。
上田桃子プロ、河本結プロ、三浦桃香プロなど女子プロの中でも使用する選手が増えています。
女子プロもキャリーの飛距離を競う時代に入りつつある流れを受けて、笠りつ子プロも使用してるのだと思います。
シャフト:グラファイトデザイン・ユアーAD DI-6(SR)
もうひとつ、2018年まで使用していたツアーワールドTW727 455ドライバーが、笠りつ子プロにとってはハードスペックだった可能性があります。
これは笠プロが上手い下手という問題ではなく、TW727はとても硬派なスペックを持っており、強く叩けば叩くほど飛距離が出せるドライバーです。
笠りつ子プロのスイングは、他の女子プロゴルファーのように、左右の体重移動をやタメを積極的に使って打っていくスイングではなく,軸をブラさず振って行くスイングです。
従って、TW727とは相性が合わない組み合わせといえるのではないでしょうか。
それを考えて、柔らかく、それでいて弾き感が抜群のキャロウェイエピックフラッシュ サブゼロドライバーを試しているのではないでしょうか。
おそらく、ほどなく良い結果が出ると思います。
キャロウェイのドライバー記事はこちらを参考にして下さい。
関連記事⇒ドライバーの選び方。飛ばすために生まれたキャロウェイ エピックフラッシュ
FW:プロギア・チェーン02
ロフト:15.5度
シャフト:フジクラ・スピーダー661エボリューションV(S)
FW:ホンマTW737
ロフト:21度
シャフト:ホンマ・ヴィザードEX-C65(SR)
UT:ホンマTW737
手に慣れたアイアンを変えるのは勇気がいることです。何より2019年のパーオン率11位(14試合)ならば変える必要がないと思います。
アイアンはホンマTW737Pという、軟鉄鍛造のポケットキャビティアイアンを使用しています。
オーソドックスな、シャープな顔つきながらやさしさも併せ持つストロングロフト設計の飛び系アイアンです。
重心距離はそれほど短くないので、ドライバーからの流れをあまり気にすることなく打てるのではないでしょうか。
特にエピックフラッシュなど、重心距離が移動できる機能を持ったドライバーならスムーズな流れが作れると思います。
2019年からはODYSSEYパター O-WORKS
平均パット数は(31試合)1.8557の75位ですから、今後の課題の一つですね。
※クラブセッティングは試合会場のマネージメントで変えることがあります。
いかがでしたか、笠りつ子プロのクラブセッティングでした。
ボールはタイトリスト・プロV1xを使用しています。
美人女子プロゴルファーとして人気を博した笠りつ子プロです。
優勝歴6回を誇り、いまや中堅として1歳年上の上田桃子、同年の有村智恵らとともに女子プロゴルフツアーをけん引する立場にいます。
笠りつ子プロは1987年、祖父がゴルフ練習場を営む家庭に生まれ、物心ついた時にはゴルフクラブを振り回していました。
ゴルフをするには恵まれた環境に生まれました。
プロ入り後も順調に歩み続け、ここまでツアー6勝を挙げてきました。
上田桃子選手らとともに黄金世代や若手の前に立ちはだかり、女子ツアーを盛り上げてゆく役目を負う笠りつ子プロですが、
最大の課題は平均パット数の数値改善にあります。
過去の使用パターを調べると、真っすぐ引いてまっすぐ打ちたいストロークを、トウ・ヒールバランスのパターで行っていたような感じがします。
真っすぐ引いて真っすぐヘッドを出しているご本人の意思とは裏腹に、インパクト直前からフォローにかけては慣性モーメントによってイン・トウ・インにヘッドが動きます。
おそらくフックラインが苦手だったのではないかと思います。
2019年から使用しているは「オデッセイ・オーワークス レッドMARXMAN」
フェースバランスの大型マレットパターですので、安心して真っすぐ引いて真っすぐヘッドを出せるのではないでしょうか。
クラブに自分を合わせるのではなく、自分の意志や好みに合うクラブを選ぶという、選択肢を自ら求めてさらなる活躍を期する笠りつ子選手を応援しています。
笠りつ子プロを応援しましょう。
エンジョイゴルフ!!クラブの進化はゴルファーの進化
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