堀琴音の優勝歴を紹介します。
堀琴音は2021年7月に北海道の桂ゴルフ倶楽部で開催された「ニッポンハムレディスクラシック」で優勝。
苦節8年、涙のツアー初優勝でした。
STEPUPツアーでは2014年の「京都レディースオープン」で優勝しています。
ただ、2015年から3年間シード選手として活躍しましたが「優勝」の二文字が近づくことはありませんでした。
そして肝心のシード権を2018年と19年は落としてしまいます。その2年間はまさにどん底だと思います。
ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。
努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。
あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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2勝目は3月開催の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」でした。
7アンダーの単独首位から出た堀琴音が逃げ切り通算2勝を挙げました。
2018年からの3年は大きなスランプに陥りましたが、通算2勝したことで2022年は複数優勝を目標にさらなる飛躍を約束していました。
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「ニッポンハムレディスクラシック」最終日はトップの若林舞衣子とは2打差9アンダーの2位でスタートしました。
最終日も好調をキープし5アンダー、トータル14アンダーとし若林に並びました。
そして3ホールに渡るプレーオフを制し、ツアー初優勝を挙げたのです。
勝利の瞬間は、苦しんできた数年間の記憶が一気に込み上げたのでしょう。
“一生忘れることができない1勝”となったとコメントしていました。
18番で行われたプレーオフ3ホール目で残り数センチのパーパットをカップに沈めて初優勝。
両手を大きく掲げガッツポーズ。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%A0%80&imageId=249785
そして次の瞬間、目から熱いものが込み上げ、止まらなくなっていました。
「シードを落としてから苦しかった。そういう気持ちが込み上げてきて、頭が真っ白になって、泣いてしまいました」。
堀の涙は“どん底”の状態にいた2018年から2020年頃を思い返して吹き出た涙でした。
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2022 | ¥69,825,243 | 11位 |
2020-21 | ¥67,491,990 | 27位 |
2019 | ¥426,000 | 150位 |
2018 | ¥3,053,000 | 114位 |
2017 | ¥49,272,785 | 21位 |
2016 | ¥70,526,006 | 11位 |
2015 | ¥29,305,142 | 33位 |
2014 | ¥3,897,000 | 96位 |
2022年は10月の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」終了時点です。
2014年のプロテスト合格後翌年2015年から3年間はシード選手として活躍していました。
しかし、2018年から突然大不調に陥ります。それは生命線であるショットの狂いに歯止めがきかなくなってしまったのです。
2018年に賞金シードを失うと、翌年2019年は42万6000円で150位とさらに落ち込んでしまったのでした。
さらに、2020年は出場できた3試合すべてが予選落ちでした。
堀選手のコメント:
「ボールはまっすぐいかないし、心臓がバクバクで力も抜けない。悪循環ばかりで、『なんでゴルフをやらないといけないのか』と思ってました」。
しかし、堀選手は「悔しいまま終わったら、人生すっきりしない」という意地があったのでしょう。
2021年にかけたのです。
2013年の日本ジュニア優勝などアマチュア時代の活躍。高校卒業後一発で合格したプロテストの意地もあったのかも知れません。
堀琴音は2018年に原江里菜の紹介で、現在も指導を受ける森守洋コーチの指導を受けることを決意します。
復活の要因となったフェードボールへの球筋変更も、コーチからの助言がきっかけでした。
若林舞衣子とのプレーオフを制し、プロ8年目で悲願の初優勝を挙げ、姉・奈津佳の通算2勝に並びました。
1998年度生まれの黄金世代やさらに下のプラチナ世代、新世紀世代が台頭し追い抜かれる形になった堀のゴルフ。
しかし、堀は自分の練習に集中していたはずです。アマチュアでもゴルフを長くプレーしていると「イップス」を疑う時もありますよね。
プロであればなおさらです。でもコーチの森さんは「絶対に違う」と全否定したそうです。
やはりコーチの存在は大きいですね。その言葉を信じ続け、這い上がってきたからプロの神髄である2勝目を果たしました。
これから複数回優勝していきたいと思います。との力強い言葉はその日が来ることの証でしょう。