鶴岡果恋は2022年テーラーメイドとクラブ契約を交わしました。セッティングは14本すべてテーラーメイドを使用しています。
いまや女子プロゴルフツアーは1998年生まれの「黄金世代」と、猛烈にこれを追い上げる2000年生まれの「プラチナ世代」との勢力争いで面白い展開が続いています。
ですが、この世代の中間にはさまれた、1999年生まれの狭間世代とも呼ばれている選手もいます。
その中の一人にかねてからその美人ぶりが注目を浴びここにきて上位入賞も増え実力も備わってきたのが鶴岡果恋(つるおかかれん)です。
生まれは1999年です。
鶴岡果恋が合格した90期生は渋野日向子、原英莉花らの実力者を含み、しかも合格者21名中、高卒1発合格は鶴岡を含めわずか5名という難関でした。
鶴岡選手の潜在能力の高さを物語ります。
神奈川県横浜市生まれで兄の影響で8歳からゴルフを始めました。12歳でゴルフダイジェストジャパン・ジュニアカップで優勝しています。
その後、神奈川県アマチュアゴルフ選手権優勝2回、関東中学校ゴルフ選手権2位などの成績を残して高校卒業の2018年にプロテストを受験し、1発合格を果たしました。
1月からローカルルールとして施行されている「パターを除くクラブの長さが46インチを超えてはならない」という規制。
鶴岡の昨シーズンはタイトリストの「46.5」インチのドライバーを振り抜いていました。
しかし、今年から0.5インチ短くしなければなりません。
新しいクラブに慣れるずに開幕戦から4戦連続の予選落ちが続いていました。そこで・・・。
開幕戦ではステルスプラスでしたが、ヤマハレディス以降はドライバーのヘッドを「ローグST◆◆◆LS」に変えています。
ドライバーは2022年大人気の「テーラーメイドステルスプラス」です。
ムーバーブルウエイトを搭載し、スタンダードモデルよりもスピンの少ないプラスを採用しています。
⇒ドライバーの選び方。テーラーメイド2022年発売「ステルス」の評価と特徴。
アイアンは中空構造の寛容性のあるタイプです。
パターはテーラーメイド スパイダー X カッパー スモールスラントを使用しています。
ショートゲームに磨きをかけてツアー初優勝そしてシード獲得をテーラーメイドのクラブで果たして欲しいですね。
他の女子ゴルフのクラブ一覧はこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E9%B6%B4%E5%B2%A1%E6%9E%9C%E6%81%8B&imageId=243125
鶴岡果恋プロは、女子ゴルフでは珍しくタイトリストを使用しています。
身長165cmでスタイルの良さと愛らしい表情で人気を集めている鶴岡果恋プロです。
まだ優勝はありませんが、その日が近いことはシーズンの成績が物語っていますね。
その成績の良さはUTを見直したことでした。
構えた時の安心感向上が飛距離アップの要因とコメントしています。
タイトリストTSシリーズは、プロ・上級者向けというイメージを覆すべく、シャープなフォルムはそのままにやさしさを高めたシリーズになります。
そのシリーズの中でも「タイトリストTSi2」はヘッド体積460CCでやや後方に膨らんだ丸型形状のヘッドで安心感を感じるヘッド形状です。
打点エリアを広げて広範囲でボール初速のアップとロースピンのストレート弾道が打ちやすい設計になっています。
鶴岡果恋はこのヘッドにフジクラスピーダーエボリューションⅤを挿しています。
先端が走り過ぎず暴れないので方向性をコントロールしやすいシャフトです。
明らかにボールをコントロールするというよりもまっすぐ飛ばしたいという意図が明らかな組み合わせになっています。
UT3とUT4はタイトリストTSi2でUT6はやさしめのTSi1です。
鶴岡果恋プロのコメント
もともとアイアンが好きなので5番アイアンから入れていたのですが、今年の5試合目ごろからUT3本体制に替えました。
UTにしてミスがすごく減り、見た目もやさしくてラフでも打てて玉も上がるので5番アイアンと比べて怖さがなくなりました。
以前は5Iを入れていましたが、UT3本体制にして5アイアンを抜きました。
こちらもタイトリストの伝統的なツアーアイアンのフォルムと柔らかい打感を残しながら、、、
ヘッド重量の30%以上の重さのタングステンをトウヒールに分散して低重心化と慣性モーメントの向上を実現したタイトリストT200アイアンです。
1本手にしてプロ好みのアイアンを試してみるのもよいと思います。
トウ側に重く配置したことで、かねてより手首を返しすぎる癖があり、方向性にバラつきがあった鶴岡果恋のスイング改善とうまくマッチしたものと思われます。
ウェッジのスタンダードともいえる顔と打感、豊富なソール形状はプロのみならずアマチュアにまで人気のボーケイSM7です。
鶴岡果恋は48度、52度、58度の3本セットにしており、58度で上げたり、転がしたり多彩な使い方を好んでいます。
ウエッジをシーズン中に新しいウエッジに替える選手もいますが、鶴岡プロは1シーズンを通して同じウエッジを使い続けています。
理由は溝が変わるとスピン量が変わって距離感が合わなくなるといいます。
ここにもクラブへのこだわりがありますね。
パターは2021年はそれまで使用していたスコッティ・キャメロンニューポートから、テーラーメイド「スパイダーXカッパースモールスラント」を使用しています。
このパターは重いスチールのフレームに軽量のカーボンソールを組み合わせることで、安定した転がりが得られることでPGAツアーでも高い使用率を誇るモデルです。
本人もパッティングの向上をテーマに上げています。
ヘッドをスパイダーの色違いにして、シャフトをフジクラさんのMC PUTTER X-FIRMにしました。
前よりも重さをつけたこともあって、ヘッドの重みを感じて打つことができるようになりました。
転がりが伸びるようになって、ラインに乗せることができるようになりました。体の動きもスムーズになりました。
ゴルフ5では握り方も順手からクロウグリップにスイッチしていましたね。
アイアンの精度の向上や、パッティングのストロークの安定など、常に成績上位に食い込むための課題に取り組み中です。
ですが、4日間大会のヤマハレディスで4位Tになったことで結果がついてきているのも自信につながると思います。
リランキングでも21位となり中盤の試合も出場可能です。
目に留まる機会が増えますので是非チェックしておきたいと思います。
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