蛭田みな美のクラブセッティング2023を紹介します。蛭田選手のクラブはピンゴルフで構成されています。
2021年に本間ゴルフとクラブ契約をしましたが、現在は本間ゴルフのクラブは入っていません。契約前も全てトップアマの父親が担っていました。
潜在的な能力は十二分にある選手でその力が神奈川県の箱根町で開催した第24戦「CAT Ladies 2023」で発揮しました。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
⇒女子ゴルフファンに贈るアマゾン(amazon)で見つけるゴルフクラブ(用品)
もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
第24戦「CAT Ladies 2023」で涙の初優勝を挙げました。その優勝時のクラブはこだわりのセッティングでした。
プロ8年目で待望の初優勝を果たした蛭田みな美。クラブ契約はフリーで以前は父・宏さんがクラブ調整していました。
23年のウェッジを見ると48度と58度はピンなのに、その間の52度だけノーメッキのボーケイです。
その理由は、「3本揃えていた頃よりもアプローチの結果が断然良くなったんです」とコメントしております。
ドライバーはピンG430 MAXを使用しています。
直進性がトップクラスのドライバーです。打点が上下左右にズレてもヘッドがブレません。
球筋はバックスピンもサイドスピンも少ないドライバーです。
⇒ドライバーの選び方。ピン(PING)で初心者に最適なのはG410かG425かそれとも最新のG430か?
アイアンはピンi210を使用しています。
⇒【アイアンの選び方】おすすめメーカー「ピンゴルフ」アイアンの種類と特徴。
50度のウエッジはピンです。アイアンをピンに替えたので、48度のピングライドを50度に立ててショット用して使用しています。
52度のウエッジはボーケイです。アプローチがメインです。
「ピッチ&ランの感触が良くて、芝も突っかからずソールの抜けもいい。3本がバラバラでもまったく問題ないどころか、むしろ良くなりました」とコメントしています。
58度はピンです。バランスは「58度が軽かったので、鉛を張ってD0からD2にしています」とのことです。
クラブ契約をしているプロでもウェッジは独自の感覚で選び調整していると思います。特にウエッジは手から伝わる感覚が人それぞれですからね。
プロトですが、市販品パターはタイトリストS・キャメロン GSSニューポート。
※)2019年のデータです。
⇒「パターの選び方」スコッティキャメロンパターはヘッド形状で選ぶ。
ボールはタイトリスト・プロV1xを使用しています。
他の女子ゴルフ選手のクラブセッティングはこちら
⇒女子ゴルフ「契約メーカー別」のクラブセッティング一覧。
蛭田みな美の”初優勝”はこちら
⇒蛭田みな美のゴルフ歴(成績)、父と歩みプロ8年目で涙の初優勝。
プロ8年目の2023年は混合セッティングです。それでもパターだけはアマ時代から使用する「スコティキャメロン」に戻るようです。
ドライバーはピンG430 MAXを使用しています。
⇒ドライバーの選び方。ピン(PING)で初心者に最適なのはG410かG425かそれとも最新のG430か?
パターはタイトリストS・キャメロン GSSニューポートを使用しています。
※)2019年のデータです。
ドライバーは本間ゴルフTW757 Type-Dを使用しています。
パターはタイトリストS・キャメロン GSSニューポートを使用しています。
※)2019年のデータです。
ボールはブリヂストンのツアーB XSを使用しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E8%9B%AD%E7%94%B0%E3%81%BF%E3%81%AA%E7%BE%8E&imageId=239504
(後段左から2番目)
3月の開幕戦で14本のセッティングの報告があると思います。それまでしばしお待ち下さい。
蛭田みな美選手の2021年ウエアー契約はブラックアンドホワイトスポーツウェア株式会社と結びました。
(昨年はブリヂストン)
蛭田みな美プロのコメント:引用:ヤッフーニュース
契約を結んでいただいてとても光栄ですし、大先輩方が多いので自分でいいのかな、
という気持ちもありますが、より一層頑張らないといけないなと気が引き締まる思いです。
ブラック&ホワイトには大先輩の森口さんや小田さんがいます。使用クラブも変わり心機一転初優勝に向かって頑張ってほしいですね。
2019年の蛭田みな美選手の賞金ランキングは58位でした。残念ながらシードには手が届かず準シードにも届きませんでした。
しかしながらQTは40位の成績ですので、2020年の前半戦のツアーには出場できます。
11試合出場し予選落ちは3回、ベスト10は4回ありました。
注目ポイントは最終戦のリコーカップで6位タイの成績で終了したことですね。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E8%9B%AD%E7%94%B0%E3%81%BF%E3%81%AA%E7%BE%8E&imageId=207202
蛭田みなみ選手のクラブセッティングはフリーです。
父・宏さんがクラブ調整しています。ドライバーとボールはブリヂストン、そのほかはタイトリストです。
2017年のドライバーはブリヂストンJ715B3
J715にはヘッド体積460CCのB3と、445CCのB5の2機種あり、
蛭田プロは重心距離が長めのB3を使用していました。(現在はJ715 B5+です)
J715B3はヘッド体積460CCながら大きさを感じさせない丸顔のヘッドです。
黒いヘッドとシルバーのフェース面とのコントラストがはっきりとして、アスリート好みの顔つきをしています。
シャフトは脱着式で、8ポジションから好みのフェースアングルを選ぶことができます。
また、フェース面にはスピン量を減らせる「パワーミーリング」が施され、ぼるの吹け上り、
バックスピン量が増えることによる飛距離ダウンを軽減させる効果があります。
「パワースリット構造」はクラウン部に設けたスリットでクラウンのたわみ戻りでボールに反発力を与える構造です。
こうして飛ばしの構造を搭載した、アベレージでも使えるやさしさを持ったJ715B3を使用していました。
このブリヂストンJ715B3のヘッドの小ぶりに見える丸顔フォルムは、
ツアーステージから引き継がれるブリヂストン伝統の「振りぬきやすく、叩きにいける」イメージが湧くものです。
かつてパーシモンからメタルヘッドで腕を磨いたミドル層、
フィニッシュまでスムーズに振り抜きたいアスリート系の男子ゴルファーが愛用していました。
ミート率が高いとはいえ女子ゴルファーが使用して、飛距離を出すにはシャフトの選択が重要になってくると思います。
蛭田みなみのクラブ選択は、すべて父親ですので、自宅に工房を作るほどのクラブマニアの父親が、14本の流れを考えながら、
シャフトの交換からスパイン調整まで自ら行っています。従ってクラブは契約フリーとしているのです。
J715を選んだのも、おそらくかつてトップアマとして活躍した父親の選択によるものと想像できます。
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロオレンジ50(R)
バランス:D1
関連記事⇒ドライバーの選び方。初心者がブリヂストンゴルフツアーB XD-3を使うには?
ロフト:15度
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロオレンジ50(R)
ロフト:18度/21度
シャフト:三菱ケミカル・テンセイCKプロオレンジ60(R)
シャフト:FST・KBSツアー90(R)
バランス:D0
ピンi210は
柔らかい打感とミスヒットにもそこそこ許容性があるアイアンです。現在のピンのアイアンのラインナップは大きく2つあり、
シャープな形状、操作性を持ちながらやさしく打てるiシリーズと、大きめのヘッドと深いキャビティのGシリーズです。
iシリーズの中でも「i210」は多くのプロが使用しているピンの代表的なアイアンです。
関連記事⇒ピンゴルフクラブ。おすすめアイアンの評判と評価そして中古市場は。
ドライバーのJ715とアイアンのi210、ウッド系はタイトリストを使用しているようですので、重心距離が揃っていない心配があります。
しっかりフェースターンさせないとボールがつかまらないハイブリッドと、
フェースターンさせるとつかまりすぎて左へ引っ掛けるドライバーとアイアンという流れは、かえってゴルフを難しくしているような気がします。
FWキープ率82位、54.6%という数値は、約半分しかフェアウェーに残らないという事です。
その数値から考えるとパーオン率40位、65.2%は良い結果になっているともいえます。
従って、いまのところアイアンとの相性が良いと思われますので、
i210を中心にしたクラブの見直しをしてみるのもスイングが変わってしまう前に取り組むべきではないかと思います。
ボールはブリヂストンのツアーB XSを使用しています。
いかがでしたか、蛭田みな美のクラブセッティングでした。
蛭田選手は2018年ステップでの優勝から「クラブに対するこだわり」が見えはじめました。
父親が用意するまま使用するのではなく、自分が使用するクラブの特性や、好きな顔に関しても興味を持ち始めたのです。
ポテンシャルの高い蛭田みな美でも「自分に合ったクラブセッティング」はプロにとって大事な仕事です。
トップアマの父からクラブセッティングの指導を受けていましたが、今はホンマのクラフトマンが試合会場でサポートしています。
蛭田みなみのサポートを真剣に行ってくれるクラフトマンの存在はとても大きいのです。
潜在的なパフォーマンスを発揮するためにもツアーバスのスタッフにいい意味で頼った方がいいですね。
プロは一打一打の成績がお金に結びつき翌年の資格にも左右しますからね。初優勝おめでとうございます。
View Comments