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ドライバーの選び方。テーラーメイド2025年発売「Qi35」の種類と特徴。

ドライバーの選び方、ここでは2025年2月7日発売のテーラーメイド「Qi35」の種類と特徴を紹介します。

ラインナップは「Qi35」「Qi35 MAX」「Qi 35 MAX LITE」「Qi35 LS」の“4モデル”です。

「Qi35」とは、「Quest=探求する」と「inertia=慣性」の頭文字Qiから構成されたブランドで、

35の3の意味は、「Form(形状)」「Function(機能)」「Fit(フィッティング)」からとった「3」です。

5は5種類のヘッド展開「5」を組み合わせた数字です。(男性4つに女性用1つ)

ドライバーの選び方。テーラーメイド2025年発売「Qi35」の種類。

ヘッドタイプは4種類です。

最新作「Qi35」シリーズは、2022年発売の「ステルス シリーズ」、2023年発売の「ステルス2 シリーズ」、2024年発売の「Qi10」に続くカーボンウッドの第4世代です。

第4世代のカーボンウッドをさらに進化させて、前作Qi10を上回る飛びとやさしさが体感できるドライバーです。

飛びの要素は「ボール初速×打ち出し角×バックスピン量」ですが、新たな飛びの4番目の要素として「より高い寛容性」をプラスしました。

このテーラーメイド独自のテクノロジー「より高い寛容性」を保ちながら、フェース面上の重心位置(CGプロジェクション)をフェースの中心付近に下げて、有効打点エリアが大きく広がりました。

結果として、打点が左右・上下にバラついても、初速が落ちづらく曲がり幅が少なくて飛距離UPにつながりました。

アマチュアが「Qi35 LS」を購入する時の注意点。

先ず、「Qi35 LS」はあなたのヘッドスピードが遅いと球が上がりにくいです。

低スピン設計のため、ヘッドスピードが40m/s未満のゴルファーでは、ボールが十分に上がらず、飛距離が伸びない可能性があります。 ​

また、弾道調整機能の理解と活用が必要です。

TASウェイトやロフト調整機能を適切に活用するには、クラブフィッティングの知識や経験が求められます。

​自己調整が難しい場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。 ​

そして、スライス傾向のゴルファーには不向きです。

捕まりを抑えた設計のため、スライスが出やすいゴルファーには扱いが難しい場合があります。​その場合は、より捕まりの良いモデルに変えましょう。 ​

結論:こんなゴルファーにおすすめ。

ヘッドスピードが速く、低スピン弾道を求める上級者​で、弾道調整機能を活用して、自分好みの弾道を追求し、風の影響を受けにくい、強い弾道を打ちたいゴルファーです。​

「Qi35 LS」は、適切なフィッティングと調整を行うことで、高いパフォーマンスを発揮するドライバーです。

​購入を検討される際は、専門のフィッティングを受けることを強くおすすめします。​

穴井詩がこのドライバーで2025年第4戦「ヤマハレディス」で優勝しました。

ドライバーの選び方。テーラーメイド2025年発売「Qi35」4つの特徴。

「Qi35」の特徴。

テーラーメイドQi35」は、フェース面上の重心位置(CGプロジェクション)を徹底的に低くしました。それによってフェースの有効打点エリアが広がり、ミスヒットをカバーして飛距離を伸ばせます。

「Qi35」は安心感を与えるシェイプ(形)になったと思います。ツアープロに選ばれるような、引き締まった印象も与えてくれます。

人によっては“やさしそう”と感じられる顔をしているので、幅広いゴルファーに好まれるドライバーです。

「Qi35」はソールの前方と後方の2ヵ所に、重さが異なる「TASウェイト(13gx1/3gx1)」が搭載されています。

このウェイトを入れ替えて弾道をチューニングできます。(ウェイトキットセットや単品ウェイトを別売り)

 

テーラーメイド一筋の永峰選手のクラブセッティングはこちら。

「Qi35 LS」の特徴。

やや小ぶりな「テーラーメイドQi35 LS」は“4モデル”の中で、最も低いフェース面上の重心位置(CGプロジェクション)により、低スピンの強弾道で飛ばせるドライバーです。

構えた感じ、「Qi10 LS」からスイッチしやすい顔です。

単純にスピン量がちょっと増えたから安定感が出たというのではなく、理想的な低スピンをキープしたままスピン量の安定性を高めています。

LS=ロースピンは名が示す通り、上級者向けの低スピン性能に優れたモデルです。

「Qi35 LS」のソールには、フェース寄りのトウ&ヒールと後方の合わせて3ヵ所に「TASウェイト」(13g×1/3g×2)を搭載しました。

3つのウェイトを入れ替えることで、球の高さやスピン量、つかまり具合をカスタマイズできます。

ウェイトキットセットや単品ウェイトは別売りです。

前作のQi10 LS“レール”(スライド式)から、Qi35 LSはウェイトのポジションが固定になりました。

そのほうがウェイトに重さを割けるし、“レール”自体の重量を減らして、フリーウェイトを稼げました。

鉛を貼るのとはまた違った、ウェイトをいじる楽しみがあるドライバーです。

「Qi10 MAX」の特徴。

テーラーメイドQi35 MAX」はテーラーメイド史上最高のMOIである「10K」をキープするため、ヘッド後方の低い位置に34gの固定式タングステンウェイトを入れました。

10Kのやさしさにボール初速アップが加わったドライバーです。

“極大MOI”のヘッドで曲がらないし、球が上がりやすくてつかまりやすい。前作の「Qi10 MAX」からの正当な進化系モデルです。

「Qi35 MAX LITE」の特徴。

同じ“MAX系”の「テーラーメイドQi35 MAX LITE」は、高MOIを保ちながら、純正シャフトのフレックスSを挿して約277gという軽量設計のドライバーです。

高MOIヘッドで曲がらないし、球が上がりやすくてつかまって飛ぶドライバー。

「Qi35 MAX」と同じ形状ですが、ヘッドの外周に白い“挿し色”があることで、むしろちょっと大きく感じ、よりやさしい雰囲気になります。

軽いので、体力的にハードに感じてきたゴルファーや軽量でシニアの方で「グローレ」を使っている方でもいいと思います。

慣性モーメント値。

慣性モーメント値10,000g/cm2というのは、ヘッドの左右方向と上下方向の慣性モーメント値を合計した数値です。

この数値が高ければ高いほど、インパクト時にヘッドがボールに当たり負けしづらく、オフセンターヒットしたときの弾道がバラけづらくなる効果が得られます。

一般的に曲がらない球をやさしく打つことができるのが、高慣性モーメント設計のドライバーです。

慣性モーメント値10,000g/cm2を達成しているのは、最もヘッドの投影面積が大きい「Qi10 MAX」です。

このモデルが2024年のフラッグシップと位置づけられていて、最もアマチュアゴルファーが使いやすいモデルにもなっています。

つまり、今年のテーラーメイドは曲がらない“やさしさ”を全面的に推していて、

そのうえで独自の“カーボンウッド”の設計コンセプトにより、スピードを落とさない“飛び”まで両立しているとアピールしています。

常に進化を求める「テーラーメイド」の真骨頂と言えるドライバーですね。

歴代のテーラーメイドのドライバーはこちら

まとめ。

テーラーメイドは、「M」から「SIM」へ、そして「STEALTH」と進化し、2024年の「Qi10」シリーズで更なる進化しました。

更に、2025年では「Qi35」が発表され、一層やさしくなり安心して振れます。初速性能の向上も相まって、飛距離が伸びたと実感できるでしょう。

4モデルある「Qi35」シリーズの中で、どのモデルから打っていけばいいのか?

『ステルス』シリーズを気に入っている人や飛距離と操作感を求める人は「Qi35 LS」から入れます。

もうちょっとやさしく飛ばしたい人は「Qi35」を選択して下さい。

ここ数年のドライバーの変化を感じたければ、最も曲がりづらいうえに飛距離が出る「Qi35 MAX」を試打会で試して下さい。

球がつかまらない! 飛距離も出したい! と悩んでいる人は『Qi35 MAX』や軽量タイプの「Qi35 MAX LITE」が良いでしょう。

「Qi10 LS」で稲見選手が評価した、ハイレベルなアマチュアゴルファーは「Qi35 LS」を試して下さい。

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