澁澤莉絵留のプロテストとジュニア時代のゴルフの成績を紹介します。2019年岡山県「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」で行われたプロテストを一発で合格しました。
2019年のプロテストは6位タイで合格、スコアーは284の4アンダーでした。この年はプラチナ世代から安田佑香、吉田優利も合格者しています。
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⇒プラチナ(ミレニアム)世代の女子ゴルフ「プロテスト」合格年。
まず「莉絵留」と書き「りえる」と読みます。
その由来は、悟りを得るからきているとのことだそうですが、いつか優勝シーンで本人が語るのでしょうね。
2021年NHK「青天を衝け」の主人公であり2024年から新一万円札の顔になる渋沢栄一翁とは縁戚関係だそうです。
名前はその家系からの影響でしょうか?
澁澤莉絵留は9歳からゴルフを始めました。
三歳違いの兄・克海さんが練習場でボールを打つ姿がカッコよく見えたそうで、自分もやってみたいと思ったのがキッカケでした。
運動神経もよかったせいか上達は早いほうでした。
スクールに通い、基本から学び、小5のときに“TEAM KGAジュニア選考会”の特別育成選手に選ばれ、小6では米国フロリダ州にあるIMGゴルフアカデミーに派遣されています。
同じプラチナ世代の吉田優利も選ばれています。
澁澤は吉田の上手さにも驚いたが、それ以上に米国のゴルフにカルチャーショックを受けたようです。
国土の違いもありますが、やはりゴルフをする環境が日本とは明らかに違いすぎますよね。
澁澤のコメント:引用:ヤッフーニュース
自分はヒョロヒョロなのに、米国人はがっちりとした体型だったんです。練習場もありえないほど広く、しかもトーナメント会場みたいな芝の上からボールを打てるんですよね
多くの日本人が感じることですよね。素晴らしい経験を得た事でしょう。
帰国後に入学した中学では陸上部に入り、しっかりと体を鍛えてゴルフに生かしたいと考えたようです。
さらに、いつかは海外でプレーしたいという気持ちも芽生えたと思います。
中学を卒業すると、地元の群馬県を離れ、福岡県の沖学園に進学します。
全国大会で何度も優勝を飾っている名門校で後藤未有とともに、1年生からレギュラーとして活躍しました。
この時に、イ・ボミのコーチを務めたチョ・ボムス氏の指導を受けドライバーの飛距離が伸びそうです。
2000年生まれの同世代の女子ゴルファーのレベルは高く残念ながらナショナルチームには加わることはできませんでした。
ですが、競争率の高い2019年のプロテストに一発合格したのは実力者の証ですね。
ツアー出場権の最終予選会は85位で終わりました。2020年は下部ツアーであるステップアップツアーが主戦場となると思います。
渋野さんも河本結さんも1年目はステップアップツアーで戦い、翌年のレギュラーツアーで結果を残しました。
そこから活躍の場を世界に広げたのは、私の理想でもあります。
とコメントしています。しっかりと目標としている渋野日向子プロの後を追うつもりですね。
さて、澁澤莉絵留の名前が全国区になったのは、渋野日向子が歴史的快挙を達成したAIG全英女子オープンと同週の国内で開催されていた「大東建託・いい部屋ネットレディス」でした。
1R目はサスペンデットでしたが、5アンダーで2位タイ、首位の濱田プロとは1打差でした。2日目も雷雨に見舞われてサスペンデッドと悪天候との戦いでした。
首位の濱田プロとは5打差になりました。最終日は7ボギー、1ダブルボギーと大きくスコアを崩して、ベストアマの座を同期の古江彩佳と西村優菜に譲ってしまいました。
結果は5オーバー50位タイの成績でした。それでも確かな手応えを感じた大会でした。
プロ1年目オフはみっちりと練習を重ねたと思います。飛距離アップのための走り込みで下半身を鍛えスイングの改造にも着手したことでしょう。
飛距離アップはプロゴルファーとして大きな武器になります。
もちろん総合的に各ショットの精度を高めながら最終的にはパッティングの上手さで勝負が決まる女子ゴルフです。
2020年はレギュラーツアーもステップアップツアーも大会中止が続いていますが、いつか必ず通常開催で行われるはずです。
この機会に出来るだけ多く練習を重ねて備えて欲しいですね。
いつか必ず渋野日向子プロと優勝争いをすることでしょう。期待しましょう。そして応援しましょう。