イ ミニョンは2010年(18歳)でプロ転向し、21歳で韓国ツアー初優勝を挙げました。
しかし、2015年に左腎臓癌が見つかり手術を行いました。イ ミニョンが凄いのはそこから1カ月半でツアーに復帰するのです。
そして、翌年には復活優勝も果たして、韓国内で”不屈のゴルファー”と称えられました。日本ツアーは2017年から参戦です。
ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。
努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。
あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%B3&imageId=368016
大会名 | NOBUTA GROUP マスターズGC レディース |
開催期間 | 10月17日~10月20日 |
開催場所 | マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) / 6,506Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 20,000万円/3,600万円 |
ラウンド | 順位 | スコアー | トータル | |
FR | 優勝 | 36+35=71(-1) | 4バーディ、1ボギー | 274(-14) |
3R | 1位タイ | 34+34=68(-4) | 4バーディ、ボギーフリー | 203(-13) |
2R | 5位 | 34+36=70(-2) | 4バーディ、2ボギー | 135(-9) |
1R | 1位タイ | 34+31=65(-7) | 7バーディ | 65 |
最終日のイ・ミニョンは首位からスタートし4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算14アンダーで今季初優勝を飾りました。
勝因は16番だと思います。グリーン左奥のラフに外し、最初のロブショットはグリーに乗らず、無情にもボールは元のラフの境まで戻りました。
しかし勝利の女神はイに降りていました。4打目でのロブショットがチップインしパーで収め14アンダーをキープしました。
2022年「北海道meijiカップ」以来の通算7勝目で今季国内ツアーで30代での優勝(32歳)は初めてです。
他の選手の優勝一覧はこちら
⇒世代別以外の女子ゴルフ。年別優勝者と優勝回数の一覧。
イ ミニョンは日本女子ゴルフツアーで毎年順調に成績を残していましたが、6勝目を挙げるのに3年も“かかって”しまいました。
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コロナ禍の影響で、およそ3年間来日することができなかったコーチが、優勝した2週間前にようやく現場に来ることが可能になりました。
再会を果たしイ・ミニョン選手は、ショットからショートゲーム、パターまで、ありとあらゆる指導を受けることができました。
イ・ミニョンのコメント。
「試合を続けていると毎日、毎週いろんな問題が出てきます。それをひとりで解決できる人もいますが、わたしはできない。本当に大変でした」
と苦悩を告白していました。まさにコーチと二人三脚でつかんだ6勝目でした。
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勝負は突然と決まります。16番のパー4でした。同伴者3名ともセカンドショットはバンカーからです。
セカンドショットはピンから遠く離れた位置へオンしました。
2パットで良しという気持ちでバーディパットを放ったボールはラインに乗ってカップに吸い込まれていきました。
そのロングパットで優勝を引き寄せたのです。
そのパターは今週から投入した『スコッティキャメロン T2 GSS Tour 350 プロトタイプ』です。
普通に手に入れようとすると100万円以上する高級パターだそうですよ。でもその10倍の賞金をこのパターで得たのですからね。
最終日の16番、18mのミラクルバーディーを奪ったロングパットの極意は「手首を柔らかく」でした。
イ・ミニョン選手もグリーンやその日の感覚でパターを替えるタイプです。このような選手が多くなりましたね。
今季1勝目の保険の窓口ではマレットでしたよね。でもロングパットの距離感が合いやすいのはピン型のようです。
私がロングパットで大事にしているのは手首を柔らかく使うことです。
肘やグリップをガチガチに固めると、ヘッドが高く上がりすぎたり、フェース面の向きが変わったりで、なかなかタッチや方向性が安定しません
打つ前に深呼吸をして上体や腕の力を抜き、振り子のようにゆったりと長いストロークをイメージします。
ロングパットはアッパーブローの軌道が大事ですね。ボールに順回転がかかってスーッと転がりますよね。
柔らかく握るのは、ヘッドの重みを感じながらストロークすることです。フェースが変わるのは手首をコネるからです。
フェース面が変わらないということはヘッドが利いているから直進性が高くなっている証なんです。
LPGA第11戦(5月19日)の「保険の窓口レディース」で今季初勝利ツアー通算4勝目を飾ったイ・ミニョン選手です。
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2019年は開幕戦では予選落ちしましたが、それ以降は出場9試合で6度のトップテン入りの成績で抜群の安定感を発揮しています。
イミニョン選手、保険の窓口で優勝、通算4勝目です。
3打差以内に15人と混戦で始まった「ほけんの窓口レディース」最終日の首位争いは、目まぐるしく変わりました。
イ・ミニョンは6番でバディー、9番でボギーとし、前半はイーブンパーで折り返しました。
そして、後半の4ホールで3つ伸ばして順位を上げ、18番パー5では3メートルのバディパットを沈めて見事今季初優勝しました。
イ・ミニョンの大会三日間の平均飛距離は256.83ヤード(4位)でフェアウェイキープ率は78.04%(16位タイ)でした。
イ・ミニョンは日本女子ゴルフツアーに2017年に参戦しました。
同年、ヤマハレディースオープン葛城でツアー初優勝を挙げ、その年2勝し鈴木愛と賞金女王を争っています。
2017年の年間獲得賞金は¥126,439,365で2位の成績、2018年の年間獲得賞金は¥55,460,527で18位の成績でした。
イ・ミニョン選手のドライバーショットは、バックスイングではアドレス時の前傾角度を変えずにその場で状態を回してトップスイングをつくります 。
そしてトップスイングで一度止まるイメージで間をつくります。
切り返しで、“間”がなく、早く切り返すと状態が突っ込んだり、手打ちになりがちです。ボールが曲がったり、力をためられずに飛距離が出ません。
トップスイングで“間”つくったら、上体の形をできるだけ我慢してヒップから切り替えします。
左の骨盤、左足に体重を乗せるように動かしてそこから一気に振り向きます。下半身から切り返すことでパワーは効率良くボールに伝えられます。
またインパクトで頭が流れるとパワーが出なくなるので頭を残す意識も大切です。基本に忠実なスイングですね。
イ・ミニョン選手を見ていると派手さもなく自分のゴルフをただただ貫いている感じがします。
韓国選手だけでなく外国人選手が日本ツアーに参戦し活躍するには言葉や文化そして食生活など様々な障害があると思います。
それでもイ・ミニョン選手はじめ韓国人選手が活躍することでツアー全体のレベルが向上しファンを楽しませてくれるのです。
イ・ミニョン選手の応援を宜しくお願いします。エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを!!
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