山内日菜子が2024年土壇場の優勝で通算2勝目。来季のシード権獲得。

山内日菜子の優勝歴を紹介します。初優勝は2023年地元の宮崎で主催者推薦で勝ち抜き優勝を手にしました。

2勝目は2024年シード権争いをしている残り2試合の「伊藤園レディス」でした。2024年は山内にとって不振でした。

優勝した「伊藤園レディス」を前にした年間ポイントランキングは来季シード圏外の73位でした。

予選会への出場を覚悟していた中での優勝は山内自身にとっても記録に残る優勝となるでしょう。

ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。

努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。

あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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山内日菜子は2024年土壇場の優勝で通算2勝目。

通算2勝目の優勝スピーチでは「予選会の準備のために…」と言葉を詰まらせ、

何よりも優勝者が参戦できる最終戦のリコーカップへの出場で(地元)帰れることが本当にうれしい」と涙ぐんでいました。

2勝目は「第40回伊藤園レディスゴルフトーナメント」


出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B1%B1%E5%86%85%E6%97%A5%E8%8F%9C%E5%AD%90&imageId=371074

大会名 第40回伊藤園レディスゴルフトーナメント
開催期間 11月8日~11月10日
開催場所 グレートアイランド倶楽部(千葉県) / 6,769Yards Par72(36,36)
賞金総額/優勝賞金 10,000万円/1,800万円
優勝スコアー:69+66+67=202(-14)
ラウンド 順位 スコアー トータル
FR 優勝 34+33=67(-5) 202(-14) 5バーディ、ボギーフリー
2R 4位T 33+33=66(-6) 135(-9) 6バーディ、ボギーフリー
1R 16位T 33+36=69(-3) 69(-3) 6バーディ、1ダブルボギー、1ボギー

最終日は首位から1打差の4位から出て、終盤16番で長いパッティングを決めバーディ、17番のパー3ではグリーンを外しましたが約30ydのチップインを決めバーディ。

5バーディ、ボギーフリーの5アンダー「67」で回って通算14アンダーし、スタート前の1打差を逆転し優勝を挙げました。

これで、故郷・宮崎開催の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の出場権を手にし、来季のシード権の切符も手に入れました。

優勝時のセッティングはこちら。

山内日菜子の“オールテーラーメイド”のクラブセッティング。

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山内日菜子が地元・宮崎で2023年初優勝、10人目の女王。

地元・宮崎市出身の山内日菜子が初優勝を掴みました。今週の会場は実家から車で20分の距離という“超地元”。

初めて経験する最終日最終組の山内選手は通算8アンダー、トップの川崎春花とは1打差の好位置でのスタートでした。

ラウンド中は「リラックスできるかも」と、バナナやおにぎりを積極的に食べて栄養を補給していましたね。

プレッシャーの中、自分のリズムを崩さずに18ホールを戦い抜き“優勝”の二文字を地元で手にしました。

プロ8年目の26歳は、「楽しんだ結果として優勝がついてきてくれたら」とスタート前にコメントしていました。

ピンチは17番のパー4でした。第2打はバンカーからでしたが見事に上段のグリーンに乗せてきました。

このショットで優勝の文字が浮かんだと思います。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%B1%B1%E5%86%85%E6%97%A5%E8%8F%9C%E5%AD%90&imageId=301655

こんな劇的なシーンがあるのだろうか?地元ということで主催者推薦で出場した「山内日菜子」に宮崎の神様が下りてきました。

第4戦:大会名 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2023
開催日 2023年3月24日(金)~3月26日(日)
開催場所 UMKカントリークラブ(宮崎県) / 6,565Yards Par72(36,36)
賞金総額/優勝賞金 1億円/1,800万円
優勝 山内日菜子

初優勝はアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2023。

優勝スコアー:206(-10)67+69+70

2016年のプロテストで1発合格した山内日菜子。プロ8年目で涙、涙の初優勝。

最終日最終組は、山内日菜子、比嘉 真美子、川﨑 春花で9時30分ティーオフでした。

山内選手はトップの川﨑選手とは1打差の8アンダーでスタートし、2番、3番と連続ボギーで6アンダーとしましたが、6番でバーディを取り7アンダーに戻しました。

バックナインは3バーディを奪いトータル10アンダーで初優勝しました。

優勝を引き寄せたシーン。

14番パー4。

残り140ヤードから8番アイアンで放ったセカンドショットはグリーン右手前のカラーに止まりました。

3打目の残りは10ヤードくらいを58度のウェッジで放り込んで、チップインバーディでトップに並びました。

16番パー3。

5メートルのバーディパットを沈め、単独首位に浮上します。

17番パー4

試練の2打目です。ティーショットは右のバンカーに落ちました。足場は悪く、斜面で左足は芝、右足は砂という状況でした。

この態勢からのピンと同じ面のグリーンに乗せなければなりません。そして、2パットのパーでしのぎ一気に優勝に近づいたシーンでした。

優勝時のセッティングはこちら。

山内日菜子の“オールテーラーメイド”のクラブセッティング。

優勝を決めた18番のパーパット、歓喜の涙。

ボールマークを元に戻し、30センチのパーパットを決めると山内日菜子は両手を挙げた後、歓喜の涙が。

表彰式でもまだ信じることができなかったのかこみ上がってくる涙が止まりませんでした。

出場は主催者推薦。

小学3年生から何度も回ってきた「UMKカントリークラブ」はアマチュア時でも推薦してくれました。

主催者様はプロ8年目26歳になった山内選手へは変わらない期待をしていたのでしょう。

プロゴルファーが大会に出場するにはもちろん条件がありますよね。

シード選手でもなく、QT上位者でもなく、まして今季のQTランクは181位です。残された道はマンデーか「主催者推薦」だけなんですね。

そんな崖っぷちの山内選手が、自身の今季初戦でその逆風を吹き飛ばした優勝の快挙は努力している女子選手達への励ましのメッセージになることでしょう。

試合展開もそうでしたが、逆境をものともせず、這い上がっての粘り勝ちだったと思います。

今季のQTランクは181位なのは?

自らのミスが引き起こした結果でした。それは、2022年11月のファーストQT第1、2ラウンドでのことでした。

練習用のクラブ(左打ち)をカートに積んでいたのでした。

4H経過して分かったのでクラブ超過として1H2打罰を科せられ8打罰となり、ファイナル進出を逃してしまったのです。

このQTランクではレギュラーツアーはもちろん、下部のステップ・アップ・ツアーへの出場もできません。

まさにツアープロとして職場を失った瞬間でした。

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まとめ。

優勝セレモニーでは大会会長のご挨拶が歓喜で涙するシーンもありました。それほど劇的な優勝でした。

この1勝で、同じ宮崎県で開催する最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出られる権利も手にしました。

また、今季残り試合(一部の大会を除く)と翌年の出場権も得ることができました。それほどこの優勝は数々の苦難を一掃する勝利でした。

この勝利をきっかけに更なる飛躍を願っています。

満範

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、 今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ 理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。

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