田中瑞希のプロテスト合格を紹介します。田中瑞希も黄金世代の一人で2019年のプロテストに挑戦しました。
三度目の挑戦で合格しました。
女子ゴルフのシード選手は毎年50人です。その年のトーナメントはいつでも参戦できる権利を持つ女子プロゴルファーです。
その50人の中になんと黄金世代の選手が2020年は11人います。
2019年は5人でしたので倍増していますね。そして全シード選手の20パーセント以上を占めています。
今後もまだ増える可能性はあります。
田中の最終予選会は17位に入りましたので2020-21の出場権を得ています。
2020-21年の活躍次第にはなりますが、シード選手として残れる有力候補の1人だと思います。
高校を卒業し、2017年にプロテストに挑戦しましたが失敗しました。又翌年も失敗しています。
連続2回の失敗を考えると過度に緊張しすぎたことが要因だったようです。
そして2019年3度目の正直でついにプロテストに合格しました。
プロテスト開催日は2019年 11月 5日(火) ~ 11月 8日(金)で岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催しました。
田中瑞希はプロテストの前週の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」に出場して1アンダー27位タイの成績を残しています。
プロテスト前週のツアーに出場するハードスケジュールを組んでいた理由として、
「いい意味での緊張感を維持したまま本番に臨みたかったので欠場しませんでした」とコメントしています。
プロテストとはいえ、あくまでもツアーの中の1試合と考えたようです。
しかし、ツアーとプロテストでは試合会場の雰囲気からして全く違います。
特に2019年のプロテストは制度の変更もあり、そして参戦する女子ゴルフのメンバーを見れば強豪が揃っています。
そんな雰囲気の中のプロテス初日はいきなり大たたきの75を叩き3オーバーで70位タイと出遅れてしまいます。崖っぷちでした。
そして2日目は1アンダー、3日目も1アンダー、最終日も1アンダーでなんとかイーブンパーでプロテストは終了し晴れて17位タイで合格しました。
他の黄金世代のプロテスト一覧はこちら
⇒女子ゴルフ黄金世代メンバーのプロテスト合格年一覧。
熊本出身の田中瑞希。九州地区では小学生のときから同世代をリードする存在でした。
大里桃子らとともに1年生からレギュラーとして活躍し、いきなり団体戦で全国優勝を果たします。
高校2年では渋野日向子を擁する岡山の作陽高校に敗れて2位に終わりました。
高校3年生では団体戦で優勝しています。
個人戦でも高1、高2で九州女子アマを連覇するなどかなりの戦績を残しているのだが、この世代はそれ以上に活躍する選手が多くて残念ながら注目度は低かったです。
2020年5月29日(月)(晴れ)決勝ラウンド。
最終日は36+37=73(+1)の成績で3位タイでフィニッシュしました。
5月28日 雨(中止)
最終日は雨のため5月29日に順延になりました。
田中瑞希の3Rは単独トップ。黄金世代10人目の覇者になるか?
5月27日は晴れで湿度が高くムシムシする一日でした。
5月25日に無観客で始まった女子ゴルフの開幕戦「アース・モンダミンカップ」です。
選手たちは慣れない環境の中でのプレーとなりました。
そんな中で目標は?との質問にはっきりと「優勝」と応えている田中瑞希です。
そのチャンスが早速きました。
初日は4アンダーの68でトップタイ、2日目は5アンダー67で周り通算9アンダーのトップで決勝に進出しています。
そして3Rは単独首位でスタートすると、3バーディ、1ボギーの2アンダーで周り通算11アンダーにしてホールアウト、2位以下との3打差をキープしています。
アウトはスタートの1番パー5でバーディとしその後パーで周り1アンダーで終えました。
そしてインコースに入り10番パー4のティショットを右に曲げてボールが深いラフにつかまります。
やむを得ず2打目はフェアウエーに出すだけとなりましたが、残り90ヤードからピンそばにつけてパーセーブに成功しています。
続く11番はボギーとしましたが、リズムを崩すような姿ではありませんでした。
14番パー5でバーディを奪い、さらに、16番でも7メートルのバーディパットを沈めて見せてくれました。
18番のパー5も3オンに成功し、バーディパットでしたが、インパクトの瞬間に右手に力が入ったように見えました。
カップインせずパーで上がっています。
田中瑞希の武器はアプローチだけではありません。ドライバーも飛びます。
キャリーで250ヤードを飛ばします。武器の多い“小さな美女”は単独トップです。
黄金世代の10人目の覇者になるか?決勝ラウンドも落ち着いたゴルフで自分のゴルフをしてもらいたいですね。
田中瑞希のコメント:引用:ヤッフーニュース
昨日までよりもバーディチャンスにつく確率が低かったので、今日は耐えたゴルフという印象です
田中瑞希の使用クラブはこちら⇒田中瑞希のクラブセッティング。2020年は飛躍元年です。
田中瑞希プロがニトリレディス直前(8月26日)でニトリと所属契約を結んだとの発表がありました。
開幕戦のアース・モンダミンカップでの活躍を似鳥昭雄会長が見ていたことが縁で、契約につながったようです。
田中瑞希のコメント:引用:ヤッフーニュース
初めての所属契約で凄くうれしい。4日間しっかり戦い抜いて、上位でフィニッシュできるように全力を尽くします。
昨年(2019年)ツアーデビューした田中瑞希です。
2020年はプロテスト合格後のトーナメントですのでルーキーイヤーですね。
晴れて女子プロゴルファーとしてのツアー出場です。
2020-21年は最終予選会17位の資格ですので、出場前半戦の出場権しか保持していません。
早めに賞金を稼いでリランキングに備える必要がありますね
オフには自分の弱点が何かを考えたと言いいます。
パー5でのバーディ率が低かったので、100ヤード以下の距離を徹底的に練習しました。
100ヤード以下の距離を磨いたことは、大きな武器になります。全てのホールをパーオンできるわけではありません。ドライバーが大きく左右にぶれるホールもあります。
そこでサードショットを1ピンにつける技術を持っていればパーセーブ率は高くなります。100ヤード以内の精度を高める事はトッププレーヤーの入り口なのです。
田中瑞希にとって2019年はツアーデビューの年でした。
33試合に出場し賞金順位は80位でした。色々なことを学んだ1年だったとおもいます。
開幕からいきなり7試合連続での予選落ち。リランキング前にも4試合連続予選落ち。
ただ、ニチレイレディスの2日目にトーナメントコースレコードの63をマークしたのは自信になったと思います。
田中瑞希のコメント
63は自己ベストだし、22パットも自己最少です。ラインをイメージしながら、リズムよくストロークしたのがよかったと思います
ニチレイで26位タイになり、リランキングの順位を上げて後半戦の出場権を獲得することができました。
身長151センチと小柄ながら、昨年のドライビングディスタンスでは242・99ヤードをマークして24位につけています。
今後はパッティングの精度を上げればシード選手として活躍できる実力は持っています。
まずは初シード獲得を狙ってもらいたいと思います。
田中瑞希を応援しましょう。エンジョイゴルフ。