“ささきしょうこ”の優勝歴を紹介します。
“ささきしょうこ”が病を公表後、自身のゴルフに苦しんでいた2019年から3年後の2023年第2戦目「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」
3日目を終了して14アンダーとしトップの吉本ひかると2打差の2位タイで最終日を迎えましたが、吉本ひかるとのプレーオフに敗れ4勝目は次の機会になりました。
ところで、応援している選手の優勝の瞬間は涙腺が緩みます。
努力を重ね、運も味方につけ勝ち取った二文字。ゴルファーならだれもが共感できると思います。
あなたも優勝を引き寄せたパターを参考にゴルフライフを楽しんで下さい。
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第2戦 | 明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント |
開催日 | 2023年3月9日(木)~3月12日(日) |
開催場所 | 土佐カントリークラブ(高知県) / 6,228Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 1億円/1,800万円 |
FR:2位:33+34=67(-5)7バーディ、2ボギー
3R:単独2位:34+33=67(-5)5バーディ、ボギーフリー
2R:1位タイ:34+35=69(-3)4バーディ、1ボギー
1R:単独4位:32+34=66(-6)6バーディ、ボギーフリー
佐々木選手は2022年3月7日の更新した自身のインスタグラムで一般男性と婚約したことを明らかにしました。
沢山のお祝いメッセージ等、本当にありがとうございます✨
この1年、本当に色々なことがありすぎて…笑
新たな出会いに別れ。でもそれも今の私に大切な事だったと思うから、前向きに🙄26歳はもっともっと素敵な1年にしよ♥️
まずは明日から頑張ります😊
ささき選手の26歳の誕生日となる6月8日に入籍予定?だそうです。
渡邉選手をはじめ結婚しても優勝争いをする選手が増えてくることは女子ゴルフ界いやゴルフ界にとても素晴らしいことです。
活躍を期待しましょう。
2019年の優勝はありません。
“ささきしょうこ”は自身のゴルフに苦しんでいました。2019年に病を公表しました。
今までも、ささき選手の心は崖っぷちまで追い詰められていました。それは「自立神経失調症とパニック障害」の診断を受けていたのです。
それでも「ささき選手」はゴルフを続けました。2018年のツアーでは2勝の成績を残すことができました。(通算3勝)
精神安定剤を過剰摂取し副作用のむくみと幻覚、幻聴で苦しんでいた中、本当にギリギリのところで戦っていました。
ささきのコメント
「優勝を意識したのは、2番。トップとの差はあったけど、4メートルのパーセーブが自信をもってできたからです。(首位の三ヶ島)かなさんは、初優勝を目指していた。私も経験があるけど、自分が自分じゃないと感じるほど、プレッシャーで体が動かなくなる。だから、チャンスがある、と思った」
優勝スコア―
ささき選手はさまざまな困難に立ち向かってきました。この優勝でまた新たな自信を得たことでしょう。
ささきのコメント
「毎試合、必死です。病は気からというけど、どんなに苦しくても体調が悪くても、逃げたくはありません。そこで、棄権しないを目標にしました。さまざまな状況を克服することが、自分にとっての財産になります。コースで自分と向き合い、頑張っていこう。そんな毎日です」。
優勝スコア―
プロ2年目で初優勝を飾ってから、2勝目を手中にするまで2年以上の期間を要しましたが、病と闘ながらの優勝でした。
ささきのコメント
「昨日の夜、ほとんど眠れなかった。2時間ぐらい、うとうとしただけです。というのも、悪いこと、不吉なことばかりが浮かんできて…」。
優勝スコア―
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2018年10月の「スタンレーレディス」優勝後に自分の病気を発表しました。
それはまだまだ日本では「心の病気」に対する偏見があり、同じ病で苦しんでいる方も多いのではないかと思ったからでした。
ささき選手が公にすることで同じ状況で苦しんでいる方に勇気を与えることができるかもしれないとのことで決断したそうです。
しかし、残念なことにネットには心ない書き込みをする方も多かったのですが、それも“ささき”は想定内のことだったようです。
心の病と一生付き合いそれをどれだけ認めることができるのか?精神安定剤を過剰摂取し副作用のむくみと幻覚や幻聴に悩みながら・・・
プレー中の、目まい、頭痛、激しい動悸に襲われ、それを抑えようとすると過呼吸になってしまう。
コントロールできない自分の心身に苛立ち、ボールやクラブを放り投げてしまう。
時にはクラブで自分を殴ることすらあったようです。とても優勝時点では想像できませんね。
本当に2018年はギリギリのところでの決断だったようです。
2016年7月の大東建託で初優勝しツアー2勝目を切望する中で、自律神経失調症とパニック障害の発作に見舞われ続けていました。
ツアーに付き添っている父・修治さんをはじめ、コーチやキャディなど周囲が心配し「薬の過剰摂取をやめてくれ」と言ったようです。しかし・・・
どうすることもできない状態はどんどんエスカレートし、夏が過ぎたころ、限界を迎え、ここでイチかバチかの賭けに出ました。
ささき選手は、ゴルフ好きなのになんで薬飲んでまでやらなきゃいけないんだろう?と思ったのです。
自分を見つめ直そう。それでもう一度、ゴルフを好きになれたらいい。もし好きになれないならもう辞めよう。
まだまだ人生は長いんだし、結果とは別にもう一回楽しんでみよう。
こうして、薬を飲むことをやめ背水の陣で臨んだのが9月2週のマンシングウエアレディース東海クラシックでした。
試合中は薬をまったく飲まずに我慢して、改めてゴルフと自分と真っすぐに向き合ってみたそうです。
昼間は持ちこたえても、夜になると発作がでてしまう。それを必死でこらえることの繰り返しでした。
宿泊先の民宿の目の前に広がる海に出て、一人涙を流す、そんな夜が続きました。
「なんだかわからないけど、とにかく一人で泣きました。」後悔しない人生を選びたかった。
結果は10位でした。
5ヶ月ぶりのトップ10入りでした。そして3週間後の「スタンレーレディス」でツアー2勝目のカップを手にしたのです。
プロテストは2015年7月31日に合格しております。87期生です。
ルーキーイヤーの2016年大東建託・いい部屋ネットでツアー初優勝し、賞金ランキング28位で初シードを獲得しています。
同年のLPGAアワード新人賞、日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞しています。
2018年はスタンレーレディースと樋口久子三菱電機レディスで優勝しました。
漢字名は「佐々木笙子」と書きますが、名前が間違えられるので、ひらがなで登録しています。
9歳からゴルフを始め、中学時代はジュニア大会よりも男子プロの地区オープンなどに出場して腕を磨いていました。
ささき選手がゴルフをしたいと言った時、サラリーマンで管理職であった父・修治さんは会社を退職しました。
持ち家も売却して娘に付き添った生活に変わりました。
逆に専業主婦だった母が仕事を始めて大黒柱になったようです。佐々木家の大きな決断ですね。
学校では先生も応援してくれていましたが、試合で欠席や早退が多いことで軽いいじめにもあったようです。
さらに、病気のせいで多汗症になり手の汗が怖くて人と触れ合うことが少なくなっていったそうです。
パニック障害が表面化したのは中学生時代でした。
虫に刺されたわけでも、かぶれたわけでもないのに全身がかゆくなり、血が出るまでかきむしることもしばしばあったようです。
イライラや自分を痛めつけたい衝動に駆られたこともあり、父と相談し病院にいきました。
診断はパニック障害であるとのことでした。
病名が分かったことでホッとしましたがそれ以上にしっかりしなければとの重圧も今まで以上に感じたそうです。
2018年の出場試合数は37試合で2勝しました。獲得賞金も¥57,192,740 で16位になり来季はシード選手です。
プロゴルファーの宿命ですが、前の年にどれだけ活躍し多くの優勝を挙げても新しいシーズンが始まれば賞金はゼロからスタートします。
誰もが同じ条件で戦っているわけですが、それでも「心の病」のハンデを持ちながら“ささき”は戦なければなりません。
発作は以前に比べると軽くなったようです。
それは病気を公表したことで気持ちが楽になったのが大きいのでしょうね。
スポーツ社会いや実社会にもまだまだ“ささき”と同じ病気で苦しんでいる方は沢山いると思います。
それぞれの環境でハンデを背負いながらも社会に溶け込みながら一生懸命生きている方たちに勇気を与えることにもなる“ささきしょうこ”の活躍を願うしだいです。
そして応援してくれたご両親、キャディさん、スポンサー様そしてファンの方々に素晴らしいゴルフを見せて下さい。
“ささきしょうこ”を応援しましょう。エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。