ダンロップゴルフのスリクソンZ785とZ585の特徴と違いそして評価をご紹介します。スリクソンのドライバーを使って世界に羽ばたいてるのは畑岡奈沙選手です。
2022年のドライバーはゼクシオですが、2020年はスリクソンZ785を使用していました。
国内では同じ黄金世代の勝みなみ選手と小祝さくら選手です。2人ともスリクソンで大活躍ですね。
さて、スリクソンのドライバー「NEW スリクソンZ ドライバー」のコンセプトは「ゼロ スリクソン」。
発売は2018年9月22日でした。ドライバーをゼロから作り直せという課題を持って開発されたドライバーです。
では、どのように作り直したのでしょうか?まず、ダンロップには、「スリクソン」と「ゼクシオ」という二つのブランドがあります。
上級者向けの「スリクソン」、アベレージゴルファー向けの「ゼクシオ」という形でターゲットを分けていました。
ある程度ボールをつかまえる技術があり、左へのミスを嫌がる傾向が強い上級者ゴルファーは、左へのミスに強い「スリクソン」
ボールをつかまえることが上手くできず、スライスのミスに悩む傾向が強いアベレージゴルファーは、ボールのつかまりが良く、直進性が高い「ゼクシオ」というようなイメージですね。
競技志向のコアなユーザーから一般的なアベレージゴルファーまで幅広い層のゴルファーが使えるドライバーとしてモデルチェンジがなされています。
「スリクソン」というと、やはり上級者向けの難しいドライバーというイメージが強く、アベレージゴルファーの中では、、、
「使ってみたいけど、難しい印象からちょっと躊躇してしまうドライバー」という評価でした。
さらに、最近の風潮として、「上級者でもドライバーにやさしさを求める」という傾向があります。
このようなアベレージゴルファーの印象を一新し、やさしく飛ばしたい上級者のニーズに答えることができるドライバーを作るというのが、、、
今回のコンセプトである「ゼロ スリクソン」の意味です。
「ゼロスリクソン」のコンセプトを実現するためにゼクシオの技術を投入し、従来のスリクソンのドライバーの良さを残しつつ、やさしさを実現したドライバーが完成しました。
それが、「スリクソンZ585」と「スリクソンZ785」です。
そして、スリクソン初のカーボンクラウンを採用しています。
軽いカーボン素材を使うことで余剰重量を生み出し、それをヘッド周囲に配置することによって上下左右の慣性モーメントを高めることができます。
ミスヒットしてもぐらつかない寛容性の高さを実現しています。簡単に言えば、前作よりも直進性が向上しているということですね。
カーボンクラウンは、若干、打音や打感が悪いという特徴があります。
ですが、ゼクシオのテクノロジーであるサウンドリブを配置することによって、「心地良い打感と打音」を実現しています。
実際に試打をした人の感想でも打感と打音に関しては高評価を得ているようですね。
それでは、スリクソンのドライバー、Z785とZ585の特徴を紹介します。従来のアスリートゴルファー向けのドライバーという特徴を残しつつも、、、
同じダンロップのゼクシオシリーズのようなアベレージゴルファーでも使えるやさしさを併せ持つドライバーです。
ゼクシオの技術を導入し、高反発エリアを拡大しました。まず、革新的なのが、ゼクシオの技術を投入したことですね。
「SUPER TIX -51AF 」というチタン材を使ったカップフェイス構造によって、高反発エリアが従来のモデルよりも176%広くなりました。
176%って凄いですよね?
簡単に言えば、スウィートスポットが広がって多少、打点がずれてもしっかりと飛距離を稼ぐことができるということです。
これは、アベレージゴルファーには嬉しい機能です。
Z585は、構えた時からアップライトに見え、つかまりやすさを感じます。特徴は、つかまりの良さと直進性の高さです。
ただ、よくある初心者向けのつかまりの良さを売りにしたドライバーというわけではなく、、、
元々はアスリートゴルファー向けのブランドだけあって、ある程度はしっかりと叩くことができるモデルです。
Z785は、やさしさと飛距離性能に操作性の良さを加えたというイメージで良いかと思います。
操作性はそこまで敏感ではなく、ミスショットに対する許容性は高いです。
スリクソンZを初心者や中級者が使うには?
今回のスリクソンZは、「ゼロ スリクソン」のコンセプト通り、アベレージゴルファー~アスリートゴルファーまで幅広い層をターゲットとしています。
ですから、ある程度のやさしさが備わっています。初心者ゴルファーでも十分に使えるドライバーであると思います。
初心者がスリクソンZのドライバーを使うなら、断然「Z585」をオススメしますね。やはりボールの上がりやすさやボールのつかまりは,Z585 の方が良いです。
では、中級者が使えないかというと、そうではありませんね。
あくまで、スリクソンはアスリートブランドですから、完全に初心者向けのクラブではなく、ある程度しっかりと叩ける設計になっています。
ただ、Z585は、直進性の高さを追求しているモデルです。
操作性に関しては、若干悪く、意図的にボールを曲げたい中級者のゴルファーにとっては使いづらいかもしれませんね。
中級者でも、直進性を大事にしたいというゴルファーは十分に使えるドライバーです。
「Z785」は、傾向としては、直進性よりも操作性を重要視しているモデルです。
ですが、直進性も高いですし、完全なアスリートタイプのドライバーというわけではありません。
ただ、Z585よりは、自分の打ちたい弾道の球を打ちやすいので、ボールをしっかりとつかまえることができます。
自分で球筋を打ち分けたい中級者や上級者のゴルファーにオススメです。
初心者でヘッドスピード40m/sの方が使用するには?
まず、Z585とZ785、どちらを選ぶかですが、やはり傾向としては、Z585 が良いかと思います。
ヘッドスピード40m/sでもZ785を使うことはできますが、球が上がらない可能性が出てきます。
Z785は、Z585に比べて低弾道のボールが出やすいからです。
Z585を選ぶとして、ロフトはどうすれば良いのでしょうか?
Z585は、やさしさを重視した新作ドライバーですが、やはり元々アスリートブランドであるだけあって、しっかりとボールをヒットできるスイングがなければ、ボールが上がりづらいです。
と考えると、ロフトは、10.5を選んだ方が良いかと思いますね。
ヘッドスピード40m/sの初心者ゴルファーが飛距離を出すためには、ある程度の高弾道が必要ですから、ロフトは10.5がオススメであり、決して上がりすぎることはないと思います。
ヘッドスピード40m/sで、ロフトが9.5だとスピン量不足により、ドロップなどのミスや飛距離のロスにつながってしまう可能性がありますしね。
余談ですが、アマチュアゴルファーは、自分の実力よりも少し上のスペックを選ぶ傾向がありますよね。
ロフト角の例で言えば、9.5と10.5のどちらかを選べと言われたら、ヘッドスピード40m/sのゴルファーは、9.5を選ぶ傾向があるのです。
そして、結果的に球が上がらない、スピン量が足りないと嘆きます。
そうならないためにも、アベレージゴルファーは、10.5くらいのロフトを選んだ方が無難です。
純正のシャフトは、Miyazaki Mahana。このシャフトは、クセのないシャフトですが、やや頼りないという印象です。
ヘッドスピード40m/s前後の初心者でも頑張ればSでも行けますが、SRが最も良いフレックスなのではないかと思います。
スリクソンの新ドライバーは、スリクソンZ585とスリクソンZ785があります。それぞれの違いをご紹介します。
まず、大きな違いはシャフト脱着機能があるかないかの違いがあります。
スリクソンZ585にはシャフト脱着機能がついておらず、純正シャフトはカーボンシャフトが装着されています。
Sでも51.5gの軽量シャフトで中調子のシャフトですね。
適合するヘッドスピードは、
ロフト角は、9.5と10.5の2択です。
このあたりを見ても、幅広いゴルファーが使えるドライバーという印象を受けます。
スリクソンZ785はシャフト脱着機能がついていて、シャフトも純正シャフトが2種類用意されています。
ひとつは、Z585に装着されているMiyazaki Mahanaカーボンシャフトです。
もうひとつは、Miyazaki MIZU 6 こちらは、完全にヘッドスピードの速いハードヒッター向けのモデルで、
適合ヘッドスピードは、
までのヘッドスピードに適合しています。
ある程度、クラブを自分でカスタマイズしたいゴルファーには嬉しいですね。
歴代のダンロップゴルフドライバーのまとめはこちら
⇒ダンロップゴルフの歴代のドライバー「ゼクシオ」と「スリクソン」はここが凄い。
これを融合したのがNEWスリクソンZであり、極端に言うと、、、
このようなイメージがわかりやすいかもしれませんね。
今までのスリクソンのイメージとは全く違う性能になっていますので、捕まりやすいZ585で今までと違う感触を味わって下さい。