吉川桃選手の2022年のクラブセッティングを紹介します。クラブをpingからホンマに変えて2年目のシーズンです。
黄金世代の1人で、2017年のプロテストで1発合格するなど早くから期待されている選手です。
ですが、首の痛みなので本来の力を発揮することができませんでした。
シードは逃してしまいましたがQT31位の成績で2022年前半戦の出場権を得ています。
また第1回リランキングでは53位の成績ですので第2回リランキングまでに好成績を残しシーズン最後まで戦ってほしいですね。
さて、パッティングのパット数は記録していますよね。プロはスタッツの平均パット数で調子を判断しますよね。
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もし3パットが多くなったら、エースパターの替え時です。スコアメイクはパターから!!
尚、試合会場の練習グリーンはパッティングノウハウが満載。プロのパター選びからパッティング練習まで目が離せません。
課題は飛距離ですと本人のコメント。クラブは契約先のホンマを基本にPINGとの組み合わせで挑んでいます。
ドライバーはT//WORLD GSにカーボンクラウンを採用し、重心を低く浅めに改良したプロトタイプのヘッドを採用しています。
アイアンはポケットキャビとハーフキャビティのコンポで高さと距離を調整しています。
パターはテーラーメイドTPコレクションJUNO TB2を使用しています。
ボールはブリヂストンゴルフのツアーB XSを使用しています。
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⇒黄金世代の女子ゴルフ。「メーカー契約別」のクラブセッティング一覧。
吉川桃選手の2021年のクラブセッティングを紹介します。実は吉川桃選手はクラブ契約を今年ホンマと交わしました。(2020年はPING)
ただ、不本意な成績が続いていましたが、2021年5月のリゾートトラスト・レディースでは実力者勝みなみに優勝はさらわれたものの、4日間常に上位をキープして2位に入る健闘をみせてくれました。
吉川桃選手の活躍にはゴルフクラブとの相性が良かったことも要因にあげられています。
ホンマゴルフが「ツアーワールドGS」シリーズを新たに発売するにあたり、さらなる飛躍が期待される女子プロゴルファー7人と新たにクラブ契約を結びました。
その中の1人に吉川選手が選ばれました。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E5%B7%9D%E6%A1%83&imageId=247160
今回吉川桃選手が選んだ「ツアーワールドGS」シリーズは、ホンマが100を切りたいゴルファー向けにラインナップした、「BEZEAL」シリーズの後継モデルとして発売しました。
初級者から上級者まで1本で幅広いゴルファーをターゲットにしている新シリーズになります。
シャフト:
特徴は、ホンマらしい洋ナシ型ヘッドに高反発エリアを拡大、ソールのスリットの形状にも工夫して方向性とつかまりの良さをもたらした「やさしいヘッド」に、
シャフトの選択肢の多さで幅広いゴルファーがやさしさを実感できるように考えられています。
通常、プロゴルファー、とくに女子プロは自分が使うクラブの具体的なくわしいスペックはわからず、
感覚で表現することが多いのですが、ホンマはその感覚の部分を具体化することに自信があるものと思われます。
自信の裏付けとして、従来はホンマのプロ・上級者向けのドライバーに搭載されていた「NON-ROTATINGSYSTEM」という、
シャフトを脱着・回転させることなくほぼ無段階にライ角やロフト角を調整できるホンマ独自の可変機能が今回GSにも採用されたことで、
ゴルファーひとりひとりの細かいフィーリングに合わせることがTWGSで可能となったことにあります。
吉川桃選手も自分の感覚を具体的にクラブに反映してくれることで、信頼感があるのだと思います。
シャフト:
フェアウエイウッドは同じT//WORLD GSから15度と18度の2本を採用しました。
ドライバーからの流れを汲むオーソドックスなヘッド形状はつかまりを重視したドローバイアスにソールを縦に走るスリットをクランク状にすることで、
フェースセンターヒット時には反発スピードがアップ、またトウ、ヒールヒット時には高いギア効果を発揮することでボールのバラツキを抑えることで、
方向性を確保しながら飛距離も望めるフェアウェイウッドです。
シャフト:
現在市販されているユーティリティの主流でもある小ぶりなヘッドで、トップラインをやや後退させてグースネックに見えることでつかまりやすさとラインを出しやすい形状です。
小ぶりなヘッドながらフェースとクラウン部分の厚さを変えることで反発性能と低重心を実現しています。
高い弾道で狙い、グリーンで止まる球が打てるので、ロングアイアンを持つよりはイメージが湧きやすいといえるのではないでしょうか。
プロ・上級者から支持が高かった軟鉄鍛造アイアンだったTW747の流れを汲むホンマの看板アイアンがTWTR20になります。
キャビティバックのTR20Vと、ポケットキャビティのTR20Pが用意されており、TW747に比べて長くなった重心距離と低重心化は共通しながら有効打点エリアが広いのTR20Pになります。
吉川桃選手はTR20Vを選びました。
ホンマの軟鉄鍛造の技術には純国産として60年を超えるノウハウがあり、柔らかい打感とソリッドな打音には定評があり、フィーリングと飛距離がマッチするという評価が高いアイアンです。
TR20Vはさらに重心距離を長くしたことで直進性を高め引っ掛かりを無くしたことで、左を怖がらずに打っていけるところも好まれていると思います。
シャフト:
ウェッジという独立したカテゴリーよりも、ショートアイアンの延長としての使い道も考慮されたソール形状と豊富なロフト設定がされているウェッジになります。
形状はオーソドックスなティアドロップ、ホーゼルからリーディングエッジにつながるラインに窪みをつけてボールを包み込むイメージが出しやすく仕上げています。
フェース面にはミーリングを網目状にクロスに入れたことで、スピン性能が向上しています。
ロフト54度から60度のヘッドにはアルミパーツを埋め込むことで、ショートアイアンとしてフルショット時にはフェースが立って入るためしっかりスピンが入り、
アプローチにはフェースを開きやすくして、フェースを斜めに使うイメージでスピンが入りやすくなるという、ショートアイアンの使い方も想定したヘッド構造にしています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%90%89%E5%B7%9D%E6%A1%83&imageId=246620
吉川桃選手はパターもピンアンサーから、へと変更しました。テーラーメイドTRUSS
テーラーメイドTRUSSは、シャフトとヘッドを結ぶホーゼルを三角形にすることでヒッティングエリアを拡大し、
従来のミスヒット時のシャフト軸線を中心にしたねじれを抑制してフェース向きを一定に保つテーラーメイド独自の形状になります。
TM2は変形マレット型で、トウ、ヒール側から「つの」が出ている安定性重視の形状です。
もともとヘッドをまっすぐ出しやすい形状に加えてTRUSS効果でねじれが少ないので、正確なストロークがしやすい、アマチュアにも十分な恩恵があるパターです。
感性よりもオートマチックなストローク重視のパターですのでプレッシャーがかかる場面でも安定して打てると思います。
吉川桃選手がゴルフを始めたのは11歳でした。始めは3歳下の妹”くるみ”さんが先だったようですがすぐに吉川桃選手もはじめたようです。
でも姉妹の名前が桃とくるみというのも面白いですね。多、吉川桃選手の実家は元・イチゴ農家でしたのでご両親が果物の名前にしたかったのかも知れませんね。
「小さい頃から、ずっとイチゴばっかり食べて育っていました」とお話しています。両親は地元の栃木県で特産のイチゴを育てていましたが今は娘の応援に専念しています。
ゴルフを始めた動機は・・・
「たまたま、テレビ中継を2人でみていたら、上田桃子さんが木の下から、ものすごいリカバリーショットを打ちました。ギャラリーからの大歓声にも驚きました。」
出場資格はJLPGAツアーリランキング51位でQTランキングは34位です。アース・モンダミンカップ後に第二回のリランキングがありますのでそれまで好成績を残してほしいですね。
2021年はがらりとクラブセッティングを変えてきた吉川選手ですが、早くも2位という結果を出すことに成功しました。
今回の吉川桃選手のセッティングをひとことで言えば「やさしく(ラウンド中はスイングのことをあれこれ考えないですむ)打てるクラブ」で揃えたことにあります。
そして、このセッティングはアマチュアゴルファー、特にこれからどんどん上手くなりたい初級ゴルファーにとって、とても参考になるセッティングでもあります。
吉川選手の今後の活躍を応援しながら、カッコよさとやさしさを両立したセッティングを参考にしてみるのも良いと思います。