渋野日向子は2018年2度目のプロテストで合格しました。成績は14位でした。
そして、翌年2019年では嬉しいプロ初優勝を国内メジャー戦で果たしました。
さらに、全英女子オープンで優勝し国内で4勝する大活躍で、一気に駆け足で走り抜けた年でした。
それでは、世界の”しぶこ”が生まれた幼少時代のゴルフライフはどうだったのか?
渋野日向子がプロテスト合格するまでの軌跡も紹介します。
2017年、プロゴルファーの入り口であるプロテストを受験しました。
しかし、2次予選でトップ通過を果たしながら、最終プロテストで失敗という驚きの結果となります。
これに奮起し、翌年2018年に再度プロテストを受験します。
最終プロテストは7月24日から4日間に渡り、兵庫県・チェリーヒルズGC(6307ヤード、パー72)で行われました。
通算10アンダーの14位で、20位タイまでに与えられる合格をつかんだ渋野日向子選手、今度は晴れて合格しプロ入りしました。
しかし彼女の言葉は故郷の岡山が豪雨被害で苦しんでいるので心が痛かったのでしょう。
4Rも苦しかったけど頑張りました。
なぜなら「(故郷に)恩返しがしたかったですから」今度は優勝で恩返しして下さいね。(既に2019年恩返しの優勝は果たしましたね)
合格した21名中で初日にオーバーパーを叩いたのは渋野日向子選手1人だけでした。
「今年もヤバい・・・」という周囲に不安がよぎる中、2日目以降は60台のスコアを揃えての合格でした。
渋野選手のコメント
プロテスト、合格しました 去年3日間で落ちて、めちゃくちゃ悔しくてほんとにほんとに悔しくて、今でもたまに去年のプロテストの時のくそみたいなショットが頭に浮かんでくるときがあったりですが、やっとやっとスタートラインに立てて今はとりあえずホッとしてます これから少しずつお世話になっているたくさんの人たちに恩返ししていきたいと思います しぶの、がんばります!!!はい!
他の黄金世代のプロテスト合格一覧はこちら
⇒女子ゴルフ黄金世代メンバーのプロテスト合格年一覧。
1998年、岡山県岡山市で生まれた渋野日向子選手は小学校2年生から始めたソフトボールでずっとピッチャーをやっていました。
ジュニア時代はゴルフでの大きな実績はありません。ただ、両親の遺伝子は完全に受け継いでいますね。(筑波大陸上部)
渋野日向子選手のキャラクターは開けっぴろげで、突き抜けた明るさです。笑顔を絶やさない社交性は彼女の魅力です。
そして一番素晴らしいことは、スタート前のティーグラウンドでまずフェアウエーに向けておじぎをし、ギャラリーの皆様に頭を下げます。
ジュニアの試合では必ず行うフェアウエイへのおじぎですがプロになると止めてしまう選手もいます。
その礼に関して渋野日向子選手のコメントはとても素晴らしいと思いました。
ギャラリーの方もそうですけど、これからプレーするコースにも、それを整備してくれたみなさんにも感謝の気持ちです
といっております。
トーナメントはコース整備の皆さんの絶対的な協力が必要です。見えない方々への感謝の気持ちを表す“おじぎ”って美しいですよね。
そしてそれは、ソフトボール時代の習慣なんですね。
ゴルフを始めたのは8歳からで「友だちのお父さんが、練習場でインストラクターをしていてその体験会に誘われたのがきっかけでした。
小学2年生だったから、記憶がほとんどないと思います。
でも、きっと楽しかったのでしょうね。そうでなければ、今まで続くわけなどありません。本人もインタビューで語っています。
渋野日向子選手は小学校からゴルフとソフトボールを並行しておこなっていたことになります。
そして中学校では、野球部へ入ります。女子部員は渋野日向子選手1人だったようです。
また、ゴルフの才能を見出した当時の野球部監督からゴルフ1本に絞れとアドバイスを受けて、本格的にゴルファーへの道を志すことになりました。
高校時代は2014年に「中国女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝し中国地方では名前が知られた存在となります。
プロテスト前の主催者推薦で出場した6月のレギュラーツアー「アース・モンダミンカップ」では初日に何とホールインワンを達成するという「持っている」ところを見せつけました。
9番 ホールインワン賞600万円獲得(2018年アースモンダミン1R)
渋野のコメント:引用:LPGA
良い感じで引っかけてピン方向に行ったと思ったら、入って。ビックリです。鳥肌立ちました。ホールインワンは3度目です。(賞金は)全部、父と母にどうぞ。
経費を稼げたので、良かったです。
ホールインワンしたくせに予選落ちしました渋野です。笑 足りないものがたくさんあるなと改めて感じました。 また明日から頑張りたいと思います。 ホールインワンの瞬間をおすそ分け( ̄▽ ̄) あ、9番ホールでホールインワン出ないことを願ってます( ̄▽ ̄)笑笑 そしてキャディーしてくれた青木さん大変ありがとうございました🐥
2018年主催者推薦のレギュラーツアー初戦「アース・モンダミン・カップ」でホールインワンを達成するという派手なデビューを飾り、にわかに注目度が高まりました。
⇒渋野日向子の大会速報2019。世界への一歩はアースモンダミン。
2018年プロテスト合格後、2019年は大飛躍の年で、年末にはNHK紅白歌合戦の審査員も務めました。
早やかな歌謡ステージはゴルフツアーとは全く違う世界です。
そんなテレビの世界に生きている人間に接し、もしそこから恋が芽生えても不思議ではありません。
ただ、マスコミは必要以上にそのスキャンダル?を追いかけます。
発行部数が欲しいしTV報道では視聴率も気になりますからね。
でもファンは静観し渋野日向子を応援しましょう。成績が悪くなっても応援しましょう。