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大会名:【2013】日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯
■開催コース:恵庭カントリー倶楽部(北海道)  /
6,682Yards Par72(36,36)
■開催期間:2013年9月12日~9月15日
■賞金総額:¥140,000,000
■優勝賞金:¥25,200,000
優勝:イ・ボミ:205(-11):68+69+68
優勝賞金¥18,900,000(3日間の為)


日本ツアー2年目で3勝を果たしたイボミです。次の目標は公式戦2勝目そして、賞金女王の道です。

 

そのチャンスを激闘の末に奪うのです。

 

そして、この試合からイボミは、「スーパースターへの道」
突き進むのです。

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イボミのゴルフ、2013年、日本ツアーで公式戦2勝目。

写真:World ladies Masters

ゴルフはバーディ後のボギーのように、調子を持続することが難しいスポーツです。

 

2012年の最終戦リコーカップで公式戦初優勝したイボミですが、翌2013年開幕戦のダイキンオーキッドでは予選落ちをしてしまいます。

 

不吉なスタートでした。毎試合不安との戦いでもあったと思います。

 

18試合を終わっても勝てないままに9月に突入しました。

 

9月は二つ目の公式戦、「日本女子プロゴルフ選手権」がありました。

 

場所は北海道の恵庭CCです。09年には男子の日本プロの舞台にもなったコースです。

イボミのゴルフ&スイング、転換点。

この試合がイボミの転換点になったと思います。

 

曇り空の下で行われた第1ラウンドは2打差の2位タイ、4バーディ、ノーボギーのラウンドでした。

 

いいスタートができました。今年は勝てていないので今回はと思っております。

とイボミは決意を語っていました。

イボミのゴルフ&スイング、2日目は好天。

優勝を狙うイボミはこの日も4バーディ、1ーボギーでトータル7アンダー、2打差のトップに立ちました。そこに並びかけてきたのが比嘉真美子プロです。

 

この日は4アンダー、比嘉は前年のプロテストに18歳で合格した逸材で、この
年は早くも2勝を挙げ
ていました。

イボミのゴルフ&スイング、3日目。

3日目、3人で回った最終組ながら2人はマッチプレーのようにスコアを伸ばしあったのです。

 

イボミは切れのあるショットでほとんどミスショットを打たず4バーディ、ノーボギーで通算11アンダーで終了しました。

 

一方、比嘉は大きな飛距離でアドバンテージをとりました。

 

1番をボギーにしましたが、その後に5つのバーディを取り、同じく11アンダーで終了しました。

 

比嘉はこの時19歳、勝てば史上最年少のメジャー優勝の記録になります。

 

又、シーズン3勝目を挙げて賞金女王の可能性もありました。

 

まさしく勢いはシーズン未勝利のイボミよりも比嘉にあったのではないでしょうか。

イボミの成績、最終日は悪天候で試合は中止、トップの2人でプレーオフ

期待された最終日の激闘ですが、それに水を差したのが悪天候でした。夜から雨が降り始め、やがて雷雨になりました。

 

落雷が頻発し電車が止まり、恵庭CCも停電しました。最終日の18ホールは中止になりました。

 

だがトップに並んだ2人だけはプレーオフを行い、決着をつけることになったのです。

イボミの成績、プレーオフ、まずは3ホールのストロークプレー。

それで決まらなければサドンデスに入ります。使用ホールは16番パー3と15番パー4を繰り返す変則スタイルになりました。

 

最初の3ホールは比嘉が優位でした。だが・・・

2ホール目で4メートル、
3ホール目は5~6メートルのバーディチャンス
に付けながら、パットはカップをかすめ続けました。

 

イボミはショットがピン筋に飛ばず、バーディチャンスが作れません。

 

寧にパーを重ねて耐えました。

 

結局2人ともパーが続き、サドンデスにもつれ込みます。

 

その最初のホール、通算4ホール目は15番パー4、ここで優位にたった比嘉のほうに試合の流れが大きく傾きました。

 

イボミのティーショットです。

 

安定感を誇っていたそのスイングに、タイミングの乱れが出たのです。微妙なミスです。本当に微妙なミスだと思います。

 

そして、残酷なことに、ゴルフの女神は、そのミスにペナルティーを与えるのです。打球はフェアウェイに落ちたボールに泥がついたのです。

 

これが2打目で決定的な事態を引き起こします。

 

ピン位置はグリーン奥です。

 

イボミはアイアンを抑え目に降り抜いたが打球はフライヤーしたように大きく飛び、グリーン奥の土手にキャリーし、窪地に落ちました。

絶体絶命のピンチです。

 

イボミのトレードマークはスマイルキャンディです。

 

ボギーの後にも笑顔を見せるのですが、この時はうつむいたまま、顔を上げられることができません。

 

一方、比嘉は思いどうりにクラブを振り、快打を重ねています。

 

のびのび振った1打目のドライバーショットは豪快に飛び、飛びすぎてフェアウェイを突き抜けて池の手前のラフに止まりました。

 

15番は377Yです。

 

左サイドとグリーン手前に大きな池がありますが、これを避ければ短い番手でピンが狙えます。

 

バーディが獲りやすいホールでした。

 

比嘉の2打目は濡れたラフからウエッジで打ちました。

 

それがピン左3メートルにつき、見事にバーディチャンスを作りました。

 

恵庭のゴルフの神様は、1打目のスイングの見事さに褒美を与えたのでしょう。

 

対するイボミは、とても寄りそうには見えない位置からアプローチする大ピンチの状況です。

 

ですが、イボミは諦めてはいませんでした。

 

グリーン面が見えない土手下から“ここしかない”という落下点のグリーン
ッジに落としたのです。

 

圧巻です。

 

ゆるゆるとグリーン面を下ったボールは、ピン下1.2mに止まりました。

 

それでも比嘉が1パットなら勝負ありです。しかしそのパットはカップの左を通過してしまいます。

 

それを見たイボミは自分のパーパットに集中しました。

 

素振りではヘッドを連続して振り続けストロークのリズムに没頭します。

 

念を排して見事にカップインさせるのです。ピンチからの脱出です。

 

5ホール目の16番パー3はカップの位置が切り替えられたがともに1オン2パットでした。

 

6ホール目の15番もカップの位置が切り替えられました。

 

今度はグリーン手前です。池を越えたすぐ先に切っています。

 

イボミの1打目はドライバーを選択しました。完ぺきなスイングで打球はフェアウェイ左サイドに止まります。

 

今度は泥はつきませんでした。

 

比嘉は前のプレーでラフまで飛んだドライバーをやめて、フェアウエイウッドを選択します。

 

しかし、これが凶とでるのです。

 

この1打は大きく左に曲がり、左サイドの池にしぶきをあげたのです。

 

気持ちを切り替えて放った救済後の第3打はグリーン手前に外れました。

 

そして、それを見たイボミはピン奥10メートルほどにパーオンしたのです。

 

2パットでパーを獲ります。

 

比嘉の4打目となるアプローチがカップインしなかった時点で決着はついていましたが・・・。

 

イボミが3年目のシーズンで初勝利をメジャーで飾った瞬間です。

イボミの成績、勝利の要因は・・・

最大の要因はイボミのプレーの正確性でしょうね。

 

ボギーを打たない堅実性をベースに、粘り続けて相手のミスを引き出していくスタイルです。

 

決して余裕をもって戦っていたわけでもなく、ただ、ただ緊張し1打ずつに集中していたと思います。

 

そういうことを可能にできるのは、並外れた練習量しかありません。

 

今までプレーオフが多く、実力者と戦いに勝っていく姿、このメジャー戦でもそういう勝ち方ができたのは強さであり、人気のになっていったのでしょう。

 

この試合からイボミ時代が始りましたね。目に焼き付いた感動的な試合した。

 

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