男子ゴルフの「マスターズ」の前に同じオーガスタ・ナショナルで開催された「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア」で高校3年生女子ゴルフの梶谷翼が優勝しました。
エミリア・ミリアッチョ(米国)とのプレーオフを制して、日本人初、いやアジア人としても初の快挙です。
2020年も招待されていましたが新型コロナで中止が決まり落ち込んでいました。
2年前の2019年第1回大会に出場した安田祐香は3位の成績でした。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%A2%B6%E8%B0%B7%E7%BF%BC&imageId=243085
開催2度目で初回は2019年です。安田祐香と笹生優花が出場しています。
大会名:オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権開催日:3月31日~4月3日
開催場所:チャンピオンズ・リトリートGC(予選)
開催場所:米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC(決勝)(パー72)
世界のトップ女子アマが集まる中で、首位と2打差の5位で決勝ラウンドに臨みました。
結果は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72、通算1オーバーとし、217で並びました。
エミリア・ミリアッチョ(米国)とのプレーオフで1ホール目で制しました。
梶谷翼の優勝インタビュー
オーガスタは憧れ。目標が実現して率直にうれしい
日本人、アジア人初というのはうれしい。初めて、というのは好き。
と話し、涙を流していました。
頼りになるキャディは第1回大会で出場した安田祐香や同年のマスターズに出場した金谷拓実のバックを担いだチャド・ラムズバックです。
チャドさんの言うとおりに打って信じての優勝でした。
今大会優勝で全米、全英の両女子オープンへの出場権も手にしました。良い結果を出してプロテストに挑んでもらいたいですね。
梶谷翼の恩師の一人は滝川二高の角谷真吾監督です。昨年は中止になったので「かなりへこんでいた」とコメントしています。
今大会は1日の予選ラウンドまでは、同じジョージア州のチャンピオンズリトリートGCで実施します。
上位30人による決勝のみ、マスターズと同じ舞台に立てるのです。
それだけに梶谷翼は、同監督に出発前は「絶対にあの舞台に行きます」と宣言していたようです。
2人目の恩師は昨年まで渋野日向子を指導した青木翔コーチです。
昨年12月に左足首靱帯(じんたい)を痛め、1カ月ほどクラブを握ることができなかったのですが、
青木コーチは「黙って努力し続ける子」と、素振りから再起にかける精神力を評していました。
父・教義(たかよし)さん(45)は将来について「海外志向もあるし、大学進学かどうか、本人に確認する」とコメントしています。
全英と全米そして秋のプロテスト合格を第一目標に掲げていました。
教義さんの勧めで翼さんはゴルフを始めましたが父からの教えはありません。
父は「蒜山(ひるぜん)ホースクラブ」という岡山県にある乗馬クラブで調教師をされています。
滝川二高1年の2019年からJGAナショナルチーム入りをしています。
2019年日本ジュニア(15~17歳)、国際団体戦トヨタジュニアW杯などで優勝。
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ツアー競技は出場12戦(予選通過は3度)で、畑岡奈紗が優勝した2019年の日本女子オープンは9位でローアマを獲得しています。
スコアーは282(-6):70+69+69+74
最終日は1バーディ、3ボギーの2オーバーにしましたが、9位タイの成績は立派です。
とにもかくも凄すぎる選手が現れました。17歳の女子アマチュアゴルファーがあの名門コースで開催された試合で優勝したのです。
2年前は安田祐香が3位タイでフィニッシュした時も凄いと思いましたが、優勝ですからね。
秋のプロテストで合格して2021年の後半はプロとして日本の試合会場で見る事ができるのでしょうか?
早く姿が見たいですね。