宮田成華(なるは)は4度目のプロテストで合格。

昨年(2019年)11月のプロテストを4度目の挑戦で合格したのは美しすぎる女子プロゴルファー宮田成華(なるは)です。

2020年はゴルフ界だけではありませんが、プロスポーツ界はかつてない困難に直面しています。

女子ゴルフのレギュラーツアーもステップツアーも中止が続き多くの選手が先行き不安の中でモチベーションを保っています。

4度目のプロテストに合格しデビュー戦を楽しみにしていた宮田成華(なるは)もその一人です。

宮田成華(なるは)は4度目のプロテスト挑戦。

2019年11月5日から8日にかけて行われたLPGA 最終プロテスト(岡山県/JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)に通算1オーバー18位タイで合格しました。

4度目のプロテストでした。

宮田成華のプロテスト前のツアー参戦。

宮田成華は単年登録者として2017年にツアー参戦しています。

レギュラーツアーに2試合、ステップツアーに14試合出場し獲得賞金はステップで約280万円でした。

2018年は出場試合も多くなり、レギュラーツアーで29試合、ステップでは1試合出場し獲得賞金はレギュラーツアーで約350万円稼ぎました。

2019年はレギュラーツアーに18試合出場し、ステップにも7試合出場しています。

獲得賞金も合わせて約750万円獲得できるだけの力がついてきました。

宮田成華のプロテストは4回目で合格。

プロテストは2016年から受験しています。

宮田成華のコメント:引用:ヤッフーニュース

今まで全てファイナルまでは行けていたのですが、どこか一日大きく崩してしまうことが多かったので、今週は例年に比べたら耐えられていたので、そこは成長した部分かなと思います。

初年度も受かると思って臨んだのでショックでしたが、3年目はラストチャンスという気持ちでいました。

周りの選手が受かっていたから、なんとしても通らないといけない。

『落ちちゃいけない』『絶対に落ちられない』という気持ちで余裕がなかった。

今考えたら、受かるわけがないなと思う精神状態でしたね。

3度のプロテスト不合格はもちろん本人のモチベーションは下がります。

しかし今までは単年登録し予選会(QT)で成績を残せば試合の出場資格を得る事ができました。

しかし、そこに新たな試練が宮田成華に襲い掛かるのです。

宮田成華のプロテスト。ツアー出場資格制度の改定。

それは2020年の出場資格制度の改定です。

今までは、単年登録をし予選会の成績で国内トップのレギュラーツアー出場権を得ることもできました。

ですが、日本女子プロゴルフ協会の正会員でなければ予選会にも出場できません。

「プロゴルファー」として登録してもらうにはテスト合格が必須になったのです。

単年登録者だった宮田成華の2019年プロテストはプロゴルファーとして生きるためのラストチャンスだったわけです。

今までもプロのライセンスを持っていないことに対して凄く悔しい思いが強かったようです。

それは、些細な事なのだが、コースに行くと、正会員(プロテスト合格者)なら福利厚生として優待料金で施設を利用できることなど、「ああ、自分はプロじゃないんだな」と痛感したこともあったようです。

宮田成華(なるは)が2020を迎えて。

出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E5%AE%AE%E7%94%B0%E6%88%90%E8%8F%AF&imageId=210372

2019年からレギュラーツアーに出場する機会が増えました。

沢山の経験を積み自分の気持ちにも余裕ができ成長を実感できた年でした。そして、成長した宮田成華は2019年11月プロテストを合格しました。

宮田成華2020年のトーナメント。

2020年は正会員として認められ試合に出場できます。

前途洋々とさらに上を目指そうとしたオフトレを行っていた矢先に相次ぐ大会中止の発表がありました。

主戦場となるステップアップツアーも中止や延期。

「開幕してから早い段階でまず1勝したいなと思っていました」が、プランは崩れてしまいました。

スポーツ選手は毎年試合の中でレベルアップしてくる選手が多いと思います。

昨年の渋野日向子プロはその代表格で2019年は世界の“渋野日向子”に成長しました。

ゴルフは風やコースマネジメントなど、実際にプレーしないと掴めない感覚があります。

宮田成華も練習時間は大幅に減ったと思います。試合がないという事は当然、賞金はゼロです。

ただ、宮田成華は「ありがたいことにスポンサーさんがサポートしてくださるので、それを生活費に充てています」とお話しています。

2020年春、プロゴルファーも生活や練習で苦労しています。

一般ゴルファーでも周りの練習場が閉まってしまい、ゴルフ場に行くのも少なからず罪悪感のようなものがあったはずです。

でも、女子プロゴルファーは職業です。ですので周りの雰囲気を感じながらも自分の感情コントロールをしていかねばなりません。

先ずは感染しないことですね。

宮田成華のコメント:引用:ヤッフーニュース

ジムや整骨院も控える。マスクと消毒液持参で練習場に通い、入り口で検温。コースに行けてもレストラン、ロッカーは利用できず、ラウンドはハーフで休憩を取らないスループレー。

終わって即解散。なるべく長居せずに帰ってくるようにしています。

グリーンでは旗も触らないなど徹底している。

自粛が始まった時の気持ちのコメント

今は徐々に先が見えてきています。目標として優勝したい気持ちも強いので、自然とスイッチが入る感じはしますね。

大変なことも多いですが、やはりできることをやっていくしかない。

いかに試合に向けて自分がやらないといけないことに取り組めているか、不安要素をどれだけ減らせるかが大事だと思います。

宮田成華のプロフィール。

宮田成華のプロフィール

出身地:東京都町田市
出身校:共立女子第二高等学校(東京都)
生年月日:1997年11月7日
身長:165cm
体重:57kg
血液型:O型
プロテスト合格日:2019年11月8日
ゴルフ歴:10歳~

2019年4度目の挑戦でプロテスト合格。

2019年はレギュラーツアー18試合に出場。7試合に出場したステップアップツアーは、日台交流うどん県レディースゴルフトーナメントで2位。

最終予選会:185位。

所属(スポンサー):スリーボンド

マネジメント契約先:スポーツビズ

まとめ。

プロゴルファーとして試合ができないことは精神的に辛いことです。サラリーマンでも仕事をしなくていいいよ。でも給与はありません。

といわれたら物凄く不安になりませんか?

それでも宮田成華も含めて今はレギュラーツアーでは及ばないと理解しつつ、それでも上を見て、向上心を持ち続けることが「プロ」の資格を持った絶対条件でしょう。

2020年11月で23歳になる宮田成華。OLなら新社会人の年ですよね。

今は、早期の社会復興に向けて一人ひとりが当たり前の事を行い、社会人としての「自覚と責任」を持って生きていかねばなりません。

がんばれ!!宮田成華プロゴルファー。宮田成華を応援しましょう。

満範

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、 今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ 理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。