比嘉真美子選手のスイングを紹介します。
2022年のメルセデスランキング(MR)は142位でした。とても残念な成績です。
長年連続のシード選手でしたが来季は先ずはQTの成績次第です。
さて、既に100切りを達成した「凄腕ゴルファー」の次の目標は90切りです。
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比嘉真美子のスイング。
比嘉真美子の2022年の成績。
昔から飛距離を出すことができる選手で、2022年のドライビングディスタンスは234.51ヤードで63位です。
フェアウエイキープ率も96位の成績ですので、この1年はとても苦労したことでしょう。
プライベートでの大相撲力士の勢と婚約の話もなくなり精神的なダメージがあったのではと推測します。
とにかく、開幕から最終戦まで予選落ちが続いた2022年でした。
比嘉真美子のスイング。ドライバーからウエッジまでを徹底分析。
比嘉真美子のクラブは、2018年からPINGと契約しています。当然、ドライバーもPINGのドライバーです。
2018年は、PING G400 LSテック ドライバー(10°)を使っていましたが、オフシーズンに同じくPINGのG410 PLUS (9度)を試したところ、
ヘッドスピードが、平均0.5m/sから0.8m/s上がり、初速もそれに応じて出るようになりました。比嘉プロはこれを即採用して開幕戦の優勝につながりました。
良い意味でこだわりが少なく、良いものはすぐに採用する、最新クラブを使いこなす柔軟性が比嘉真美子選手の最大の長所かもしれませんね。
ドライバーショット。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%AF%94%E5%98%89%E7%9C%9F%E7%BE%8E%E5%AD%90&imageId=206327
比嘉真美子選手のドライバーショットのデータを分析してみました。
2017年の比嘉真美子のドライバーショットは、平均飛距離約248ヤードでランキング7位です。フェアウェイキープ率は、約56%でランキング80位という結果でした。
簡単に言えば、そこそこ、飛距離は出るけれども方向性が悪いという特徴がありました。
2018年の比嘉真美子選手のドライバーショットは、平均飛距離約254ヤードでランキング3位。フェアウェイキープ率は、約63%でランキング52位という結果でした。
2017年に比べて、飛距離も方向性も向上しています。
ドライバーショットは何故飛ぶのか?
比嘉真美子は身長161cmとそれほど大きくなく、体格によるアドバンテージがあるわけではありませんが、ツアー屈指の飛ばし屋として有名です。
2021年までは、「気持ちよく振っているな」と思わせるような豪快なスイングをしていました。
ですが、実は比嘉真美子は、2014年頃にドライバーイップスになっていたようです。
ドライバーイップスだった?
そのころは、「ボールを打つのが怖い、ゴルフをやめたい」と思っていたほど苦労していたようですね。
以前は、ワイドスタンスでしたが、アドレスのスタンス幅を少しだけ狭くしたことがイップス克服につながったようです。
まあ、イップスは技術面だけではなく精神的な部分も大きいですからそれだけでイップスを克服したとは思えませんが、
いずれにせよ、イップスになってゴルフをやめてしまうプロも多い中、この復活劇は凄いと思います。
比嘉真美子が飛距離を出すことができる理由は、タメができるスイングだからであると思います。
高いトップからダウンスイングを開始し、インパクトギリギリまでクラブが立って下りてきます。
下半身主導でインパクト直前までタメを作り、インパクトでタメを一気に開放するからボールに力が伝わります。
アイアンショット。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E6%AF%94%E5%98%89%E7%9C%9F%E7%BE%8E%E5%AD%90&imageId=202326
ドライバーと比べ、アイアンショットは、方向性を重要視しているという意志を感じさせるスイングですね。
クラブを指1本~2本ほど短く持ってコンパクトなスイングをしています。
比嘉真美子のアイアンショットを見ると、アドレスから、バックスイング、フォローまで前傾角度がほとんど変わらないのがわかります。
前傾角度が変わらないので、安定したスイング軌道で再現性の高いスイングをすることができます。
アプローチ。
比嘉真美子は、ドライバーショットの飛距離が印象的ですが、元々アプローチが上手い選手としても有名です。
2018年のリカバリー率も約67%でランキング5位と素晴らしい結果でした。
比嘉真美子ほど飛距離が出ると、必然的にウェッジを使う機会が多くなるのでウェッジのクラブセッティングが重要です。
アマチュアゴルファーは、100ヤード以下はSW一本で打つというスタイルのゴルファーも多いと思います。
プロでもショートゲームでクラブによる打ち分けを好まないゴルファーもいますが、比嘉真美子はウェッジを3本入れて残った距離や状況によってクラブを使い分けるスタイルです。
個人的な印象かもしれませんが、比嘉真美子はバンカーに入れることが多いけれど、そこからリカバリーするテクニックを持っている選手です。
下半身を安定させ、ボールの少し手前にクラブヘッドを入れるエクスプロ―ジョンショット。
プロでも距離があるバンカーショットは寄せるのが難しいと言われています。
ですが、比嘉真美子はバンカーからでも距離感が良く、20ヤード、30ヤードほどの距離が長いバンカーショットも寄せてきます。
それは、PINGの分析結果からウェッジのロフト構成を (50) (54) (60) から(52) (56) (60) に変更したことも要因の一つですね。
このように、契約しているゴルフメーカーのアドバイスをしっかりと聞き入れることができるのも比嘉真美子の強みでですね
やはりプロのアドバイスを聞き入れてスイングの修正を行うことも大事ですね。
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⇒女子ゴルフ。かわいい女子プロゴルファーの「スイング」一覧。
まとめ。
比嘉真美子選手の2021年までは、比嘉真美子のスイングの素晴らしいが光りました。
本来は、ダウンスイングのクラブが体の近くを通り、インパクト直前までクラブが立って下りてくるスイングは、理想的なスイングであり真似しようと思っても真似できるものではないですね。
ジュニア時代から逸材として、注目されていた選手ですが、2014年頃にドライバーイップスになり、中々活躍することができませんでしたが、
しかし、イップスを克服した比嘉真美子は、2018年、賞金ランキング4位と見事な復活劇を魅せました。
2019年開幕戦、「ダイキンオーキッドレディス」で強い風の中、安定したショットで優勝した比嘉真美子選手のスイングを見ていて、とても昔イップスで苦しんだとは思えませんでした。
それほど、素晴らしく、豪快なスイングだったと思います。理想的なスイングを持っているだけでなく、今どきのクラブを使いこなすのも比嘉真美子選手の強みです。
良いものはすぐに取り入れるという柔軟な考え方ができる比嘉真美子にとって、2018年にPINGと契約したことも大きな武器になったのではないかと思います。
理想的なスイングと最新クラブを使いこなす比嘉真美子選手でしたが2022年の成績はとても残念な結果でした。
来季に向かって心技体を鍛え直して頑張ってもらいたいです。

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、
今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ
理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。
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