穴井詩の成績(優勝歴)と詩(らら)の名前の由来は(父)をご紹介します。
5勝目 | 2023年 | パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント |
4勝目 | 2023年 | ヤマハレディースオープン葛城 |
3勝目 | 2019年 | NEC軽井沢72ゴルフトーナメント |
2勝目 | 2017年 | センチュリー21レディスゴルフトーナメント |
初優勝 | 2016年 | ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント |
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E7%A9%B4%E4%BA%95%E8%A9%A9&imageId=306442
大会名 | パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント |
開催日 | 4月28日~4月30日 |
開催場所 | 浜野ゴルフクラブ(千葉県) / 6,656Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 8,000万円/1,440万円 |
複数回優勝を宣言して4試合目で早くも今季2勝目を挙げました。
9アンダーの首位でスタートした穴井詩が1つ伸ばし通算10アンダーで優勝、ツアー通算5勝目をあげました。
2位は1打差の通算8アンダー永峰咲希でした。
穴井のコメント
「すごくうれしい優勝です。今年は、少しおとなになった気分がする。ひとつのボギーでバタバタしなくなって。試合中以外にも、自分で考えることが増えたからかなぁ。たとえば、ショットの不調の時は、どう矯正するかは別だけど、原因がわかります」
次は目標にしている公式試合での優勝ですね。
大会名 | ヤマハレディースオープン葛城 |
開催日 | 3月30日~4月2日 |
開催場所 | 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県) / 6,480Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 10,000万円/1,800万円 |
表彰式の穴井選手のスピーチはとても印象深いコメントを残しています。
「この4年、ムダなことなどひとつもない。今、頭が真っ白になっていて…。夢じゃないか。そう思っている」と心の叫びを言葉にしていました。
3勝目から遠ざかること4年。その時間はやはり長かったのだろう。その空白を“ささきしょうこ”とのプレーオフを制して埋めました。
そして、「複数回優勝。年間獲得賞金1億円。公式競技も優勝したい」と目標を述べていました。
大会名 | NEC軽井沢72ゴルフトーナメント |
開催日 | 8月16日~8月18日 |
開催場所 | 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県) / 6,705Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 8,000万円/1,440万円 |
「しぶこ」こと渋野日向子選手の動向でもちきりのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで、「しぶこフィーバー」の喧騒をよそに首位と3打差という絶好のポジションから優勝を飾ったのは穴井詩(あない らら)選手でした。
名前を一度で読める人はいないであろう穴井選手ですが、今期はトップ10入り9回と安定した成績を残してきており、実はいつ優勝してもおかしくない状況でした。
165センチ、58㌔とごく普通の体格ながら女子プロでは抜群の飛距離を誇る穴井選手のスイングに注目です。
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント中、フェアウェーキープ率は64%ながら、パーオン率が83%で全体2位、ドライビングディスタンスは278ヤードと1位をマークしていますので、2打目以降の好調さが表れた結果となりました。
最終日は7アンダーを記録して14アンダーまで伸ばして首位タイでホールアウトしてイ・ミニョン選手とのプレーオフに突入しました。
自身初のプレーオフでしたが1ホール目でパーセーブして決着しました。
大会名 | センチュリー21レディスゴルフトーナメント |
開催日 | 7月21日~7月23日 |
開催場所 | 瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県) / 6,567Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 8,000万円/1,440万円 |
穴井のコメント
「2勝目、早かったのか、遅かったのか…。うれしいだけで、どちらかはわかりません。でも、初優勝の時よりも緊張した。調子が悪いから。ショットの不安など、いろいろあったからです」
大会名 | ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント |
開催日 | 9月2日~9月4日 |
開催場所 | ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道) / 6,364Yards Par72(36,36) |
賞金総額/優勝賞金 | 6,000万円/1,080万円 |
ゴルフ5所属の穴井詩が大会の冠スポンサーである大会で、ツアー初優勝を挙げました。
優勝スコアーは2位の申ジエと2打差の「202」通算14アンダーでした。
穴井選手は1987年に愛知県岡崎市で、教師の両親のもと3人兄弟の末っ子として誕生しました。
因みに詩と書いて「らら」と呼ぶ名前は、井上陽水が好きだった父親が音楽好きになるように、と願って付けた名前だそうです。
初めてクラブを握ったのは小学校5年生のときで、近所のゴルフスクールに通い、時には父が教えたりしていました。
転機が訪れたのは中学2年の時。
日本語補習学校の教員をしていた父親の仕事の都合で米国マサチューセッツ州ボストンに引っ越し、レキシントン高校に進学してゴルフ部に入り本格的にゴルフを始めます。
高校卒業後はフロリダ州のノバサウスイースタン大学大学へ進学しますが、米国ツアープロを目指して1年で中退してミニツアーに出場するなどツアープロを目指すものの力不足を痛感して帰国します。
こうして米国で6年間を過ごした後、滋賀県甲賀市にある富士スタジアムゴルフ倶楽部で研修生として研鑽をつみ、翌2008年のプロテストに1発合格して第80期生のプロゴルファーになりました。
同期には菊地絵里香、木戸愛、申ジエ、原江里菜、黄アルム、森田理香子プロなどがいます。好不調が激しいゴルフを展開しましたが初シードは2012年に獲得しました。
低迷を脱するため、2015年からプロコーチ井上透に師事して技術やメンタルを磨きます。
2016年ホステスプロとして迎えた「ゴルフ5レディス」では首位タイに3人が並ぶ混戦の中、6バーディ、1ボギーの67で後続を突き放して念願の初優勝を遂げました。
2017年限りで穴井選手が所属するゴルフ5がツアーサポートから撤退しました。すなわちクラブ契約の制約がなくなったということです。
2017年の「センチュリー21レディス」では首位スタート。
しかし、流れが来ていないと見るやフロント9は我慢のゴルフを展開してイーブンパー、そしてバック9でバーディを先行させてトータル5バーディ、3ボギーと後続を突き放す成長を見せて2勝目を挙げました。
2023年、2勝を挙げ通算5勝とベテラン選手のリーダー角として頑張っています。
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