2021年の販売員がすすめる人気パターランキング1位は稲見萌寧プロが使用しているテーラーメイドの「トラスTB1トラスヒール」です。
2021年夏、東京オリンピックの女子ゴルフが行われ、稲見萌寧選手が見事に銀メダルを獲得した快挙で幕を閉じました。
終わってみれば、世界ランキング上位の選手が実力通りの力を発揮したといえます。
その中で堂々の銀メダルに輝いた稲見萌寧プロの活躍を支えたものは、プレーオフをはじめ勝負どころで決めきるパッティングでした。
2021年の人気パター1位は稲見萌寧プロが使用するテーラーメイド。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E7%A8%B2%E8%A6%8B%E8%90%8C%E5%AF%A7&imageId=253144
パットイズマネーとは不変の格言ですね。
300ヤードは打てなくても、5メートル、3メートルのパットを決めることは可能であり、プロもアマチュアも同等に勝負出来ます。
そこで、2021年のパターの売れ筋を紹介します。
2021年の人気パター1位はテーラーメイド。
テーラーメイドTPコレクションツアートラスが販売員がすすめる人気パターの1位です。
現在、女子プロを中心に人気急上昇中の、ネックの三角形が特徴のパターです。
テーラーメイドTPコレクションツアートラス。
ピンタイプとマレットタイプのそれぞれにセンターシャフトとヒールシャフトのモデルが用意されています。
特におススメで、人気があるのは「TPコレクションハイドロブラストバンドンTM1ツアートラスヒール」という長ったらしい名前のツノ型ヘッドのタイプです。
ホーゼルが三角形で、底辺でヘッドを支えているため、インパクト時にミスヒットしてもヘッドがブレにくく、狙ったラインを外しにくい効果があります。
また、インパクトでしっかりした打感を得られるので、打感と距離が一致すると評判のパターです。
初心者からプロ、上級者までやさしくカップインを狙えるパターです。パターが苦手という人にこそ使ってみて欲しいです。
現在は旧タイプも中古市場で品薄状態が続いており、見つけたら即ゲットすべき1本です。
アマゾンや楽天などで在庫切れになっている場合は有賀園ゴルフオンラインAGOで価格の比較も含めて探して下さい。
トラスパターを使用する女子プロゴルファー。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E7%A8%B2%E8%A6%8B%E8%90%8C%E5%AF%A7&imageId=252136
筆頭は何といっても稲見萌寧選手です。
稲見選手はトラスの中でもピンタイプのヘッドをもつ「TB1ジュノトラスヒール」を使用しています。
慣性モーメントの大きさを確保しながらもフェースの開閉がしやすくなり、好みのアークが描けることはプロにとって必要な機能です。
稲見選手もそれを気に入って使用していると思われます。
稲見萌寧選手のほか、高橋彩華、松田鈴英、永井花奈、有村智恵など、まだまだ多くの女子プロが使用すると思われます。
女子プロの動向は、同じレベルのヘッドスピードのアマチュアも大いに参考にするべきと思います。
2021年の人気パター2位はオデッセイ。
オデッセイ ホワイト ホット オージー #1WCSパターが売れています。
OGは、「Old Gangster」の略で、「古き良きもの」という意味を持ちます。
その命名の通りに20年前の、インサートである「ホワイトホット」を再びフェースに採用しています。
ボールと同じウレタン素材ですので、ボールとのなじみが良く、柔らかい打感が得られるのと、打音も心地よいとプロ達からも好評を得ています。
オデッセイ ホワイト ホット オージー #1WCS。
このOGシリーズには新たにソールのトウとヒールにネジ式のウェイトを設けて自分の好みのヘッドにすることも可能になりました。
ヘッドはステンレスで、スキンミルド加工を施してシャープな削り出しの仕上げにして構えた時の見え方にも満足のいくパターになっています。
数多いヘッドデザインの中でも#1WCSはピンタイプの奥行きがわずかに幅広いタイプで、ピンタイプに比べるとよりまっすぐ構えやすくなっています。
石川遼プロが使い始めて注目を浴びた、ヘッド後方に向かってツノのような突起が出ているパターです。
そして全機種のシャフトをストロークラボで新たに開発された、スチールとカーボンの融合シャフトにしたことにより、通常のパターシャフトよりも40g軽くしながら重量を手元側とヘッド側に配分して打感を感じやすく、ストロークの再現性も高まるといいます。
パットで転がりが安定しないゴルファー、ショートパットに自信が持てない上級者にも是非、使用してもらいたいパターになっています。
オデッセイストロークラボセブンを使用する女子プロゴルファー。
上田桃子を始めとして、国内女子ツアーで圧倒的な使用率を誇るオデッセイのパターはファミリーとも呼ぶべき種類の多さもまた特徴的です。
現在のオデッセイの研究テーマは「ストロークの再現性」と「打感と距離の合致」にあります。
「優れた機能を誰もが愉しむことができる」を社是にしたキャロウェイが開発するオデッセイパターは豊富な選択肢の中から自分のストロークタイプに合わせたモデルが選べるのもうれしいですね。
2021年人気パターの3位はピン。
ピン2021パターシリーズの中からTYNE4が注目を浴びています。
従来のシルバー基調のヘッドから、2021年4月9日より発売が開始された新しいシリーズの2021パターは精悍なブラック基調になって全11モデルがラインナップされています。
ピン2021パターTYNE4。
今回のシリーズのテーマは一貫して「ソフトな打感」「しっかりした打音」「プロが必要とする転がり」という、ツアープロの感性を満たす性能を追求しています。
これらはアマチュアにとっては芯を外したときのブレの小ささ、つまりちょっとインパクトがズレても、転がりや方向性に大きな影響が出ない安定感となります。
アマチュアには小ぶりなツノ型のTYNE4が選ばれる傾向にあります。
目標のラインに向かってストレートに打ち出しやすい形状とやや重いヘッド重量から安定したストロークが可能となっているのが人気の要因と思われます。
TYNE4パターを使用する女子プロゴルファー。
女子プロゴルファーでTYNE4パターを使用する選手はまだまだ少ないです。
創業以来、フィッティングの必要性を唱えるピンではそれゆえに新しいパターに変える選手が少ないことも特徴です。
しかし、今後2021パターの評価が高まれば変更する選手が出てくるものと思われます。
まとめ。
ゴルフショップでの人気パターはやはり、プロが使用するパターに左右されます。
「〇〇選手と同じパターはどれ?」というお客様も多くいらっしゃいます。しかし、やはりどれも実際に打ってみないと自分に合うかどうかはわかりませんね。
ショップに足を運んで、是非試打してください。
最後までお読みいただきありがとうございます。

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、
今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ
理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。
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