アイアンの選び方です。今回は好みのメーカープロギアのアイアンです。
「アマチュアのためのクラブ作り」をコンセプトに独創的な構造でやさしく飛ばせるゴルフクラブを生んできたのがプロギアです。
プロギアの中でも「非常識」をコンセプトに既成概念にとらわれないやさしさと飛びに特化したブランドである「エッグ」シリーズから、
「ニューエッグアイアン」と「ニューエッグフォージドアイアン」の2機種のニューモデルが発売されました。
やさしく飛ばしながらも、スタイリッシュさを追求したいゴルファー待望のニューモデルの特徴や、実力を探ってみたいと思います。
常識を疑い、打ち破った「コロンブスの卵」が名前の由来であるプロギアエッグ。
初代から一貫して「年齢に関係なく」「飛距離」と「やさしさ」を求めて「既成概念を打ち破る」コンセプトで貫かれています。
そして、今回のニューモデルでもやや面長で大きく後方に張り出したソールを持つアイアンの形状が特徴です。
飛距離とやさしさを決定づける、徹底的した低重心化と反発性能の向上そして有効打点エリアの拡大を図るため、ポケットキャビティ構造に加えてパワーグルーブ構造です。
アイアンの高反発化を妨げる構造上の欠点であった、ソールとフェースの接合部の厚みに対して、ポケット内側をソール側にさらに溝を設けて掘り下げることによって反発性能を向上させました。
さらにフェースの裏側にもグルーブを設けることで、トランポリンのような効果を生む、バックフェースグルーブ構造を新たに設けました。
このことによって6番アイアンのロフトは23度という超ストロングロフトであるにもかかわらず、その飛びはほとんどユーティリティーといわれるほどやさしく飛距離が稼げるアイアンとなりました。
ヘッドスピード理論でシャフト設定をするプロギアです。
ですのでニューエッグアイアンにもM-35(ヘッドスピード35m/S相当)からM-43(43m/S相当)まで設定していて、幅広いゴルファーをターゲットにしていることがわかります。
製造は6番アイアンから、セットは7番からピッチングまでの4本セットでメーカー希望小売価格は96,000円+税となっています。
これは6番はもはやユーティリティと被ってしまう事から別売にしているものと思われます。6番アイアンの単品メーカー希望小売価格は¥24,000+税となっています。
もちろんアマゾンや楽天などの通販では価格を下げて販売していますので確かめて下さい。
飛距離性能を追求したぶっ飛びアイアンがプロギアNEWエッグアイアンです。
超ストロングロフトと長尺シャフトにマレージングフェースの強烈な弾きがプラスされました。低・深重心設計でロフト以上に球が上がって、スイートエリアの広さも抜群です。
高弾道のストレートボールで最大飛距離を狙えます。
番手 | ロフト(度) |
---|---|
6番 | 23 |
7番 | 25 |
8番 | 28 |
9番 | 32 |
PW | 37 |
7番の飛距離は170Y
※HS40m/S
初速が早くてどこまでも前に飛んでいきます。
スピン量が少なくてソールの広さでボールを上げてくれます。
カーボンシャフトとのマッチングもよく、硬さはM-43でもHS40m/Sくらいのゴルファーでも使えます。
抜群の飛距離に振りやすさと軽快な打感がプラスされたアイアンがプロギアNEWエッグフォージドアイアンです。
NEWエッグアイアンの飛距離性能の高さはそのままに、ヘッドがシャープになって構えやすさと振りやすさがアップしました。
ミスヒットにも強く、打感もインパクトの衝撃が少ない軽快な弾きで気持ちよく振り抜けます。
ニューエッグアイアンと基本的な「飛距離」と「やさしさ」のための構造は共通です。
ですが、アスリート系ゴルファーが好む、よりスッキリと引き締まった顔立ちになったのが、「ニューエッグフォージドアイアン」です。
アスリート系のキャビティバックアイアンを使い慣れているゴルファーなら抵抗なく持ち替えられると思います。
そして、軟鉄鍛造ボディとニッケルクロムモリブデン鋼のフェースとの組み合わせで、打感が柔らかく、フォージド好きのゴルファーが得られる満足感が高いアイアンだと思います。
エッグアイアンが発売された当時はその大きくソール後方が張り出した形状と、厚いトップブレードに違和感を覚えるゴルファーもいました。
ですが、ニューエッグアイアンは歴代の形状を踏襲しながらもソールの張り出しを目立たなくさせました。
何より現在では他社の飛び系アイアンがエッグに似かよった形状となってきていることもあって、違和感なく構えられます。
また厚めのトップブレードが面長ヘッドにありがちなターゲットがぼやけるのを防ぎ、ユーティリティクラブに慣れているゴルファーならスッキリとターゲットに向けて構えることが可能になっています。
ヘッドは見た目がシャープでいい顔をしています。
バックフェースのデザインもシンプルで、この形状で飛距離が出るので、アスリートゴルファーやベテランゴルファーにも受け入れられそうです。
軟鉄ボディで低重心構造です。
反発に優れるCUP薄肉フェースの後ろにバックグループを施し、フェースの下めがインパクトポイントになるアイアンの実打点での反発性能をより高めました。
重心は低く、球が上がりやすいです。
昨今流行の「飛び系アイアン」のカテゴリーでは後発にあたるタイミングでの発売の「ニューeggアイアン」です。
そこで、飛び系アイアンと呼ばれるアイアンの特徴は大きく3つに分かれると思います。
すなわち、低重心化とストロングロフト、そして高反発フェースです。
この3点を各社独自のアプローチで設計して製品化しています。
プロギアとしては、このニューエッグアイアンはずばり、ゼクシオ11(イレブン)を意識して送り出してきたものと思われます。
ゼクシオ11との違いはバックフェースグルーブ構造を搭載することで、飛び系アイアンでありながら柔らかい打感と飛距離を両立させていることです。
また、ニューエッグアイアンと、ニューエッグフォージドアイアンとでヘッドのフォルムを大きく変えてきたことにあります。
初心者でもやさしく打てそうなイメージが持てる、ユーティリティと見まがうフォルムのニューエッグアイアンと、
キャビティバックアイアンから乗り換えてくるアスリート系ゴルファーやベテランゴルファーが好む、軟鉄鍛造キャビティアイアン。
その柔らかい打感と引き締まったフォルムを持たせたニューエッグフォージドアイアンとで、ユーザーの選択肢を増やしたことで、
元々他人と同じものは使いたくないスタイリッシュなゴルファーが好んで使ってきたプロギアの、ブランドイメージをさらに広める可能性が高まります。
ちょっと他人とは違う、かっこいいブランドで「かんたんに飛ばせる」という、飛び系アイアンの基本性能を楽しむならば、うってつけのアイアンになると思います。
是非確かめて下さい。