アイアンの選び方です。今回はオノフアイアンの赤を紹介します。
現在「オノフ」アイアンを製造・販売しているグローブライド株式会社は、1955年に創業した、釣り用リールや釣り竿などの製造を行うダイワ精工株式会社が前身になります。
もちろんゴルフもダイワブランドでしたが、ダイワ精工の多角化経営の行き詰まりも影響して改革からオノフブランドに変わりました。
今回はオノフアイアン赤の評価と中古市場を紹介します。
オノフはグローブライド株式会社が製造・販売するゴルフ用品の1ブランドです。
コースの内(ON)でも外(OFF)でも上質な生活を送るゴルファーにゴルフ用品を提供することを目的に「ONOFF」というブランドネームを採用しました。
オノフのゴルフクラブのラインナップはLADY、AKA、KUROの3ラインと、とてもシンプルな構成になっています。
LADYラインは「オノフレディ」と名付けられています。
あらゆるレベルの女性ゴルファー向けに、単に軽量なだけではなく、女性専用の重心設計としなやかなシャフトによって振りやすく、飛ばせるアイアンになっています。
タングステンの重量配分をトゥ・ヒールに配分することによって、より一層の深・低重心化を実現しました。
と同時にフェースも極限まで薄くして非力な女性でもトランポリン効果が得られやすい構造になっています。
基本は高級感ある深い紫のイメージカラーです。
ですが、シャフトで5色、グリップで4色の合計20通りのカラーコンビネーションも選べたり、オシャレな女性にも選びやすいアイアンになっています。
AKAラインはオノフのメインラインです。
「ゴルフはゲームを楽しむもの」というコンセプトのもと、「飛び」「やさしさ」「デザイン」にこだわり設計・開発されています。
最大の特徴は「ツイントレンチ設計」といって、フェースの最大反発ポイントをフェース中央ではなくやや下め、実際にボールを打つ実打点に合わせてきたことです。
上げて下ろせばやさしく打てて高弾道、そして飛距離が出るクラブを提供しています。
KUROラインはAKAとは異なり「自動から手動への移行」をコンセプトに掲げました。
「アイアンに重要なのは、飛距離ではなく精度とコントロールである」という哲学をもつ片山晋呉プロをブランドアンバサダーに迎えてクラブを共同開発してきました。
ドライバー、フェアウェーウッド、ユーティリティ、アイアンと、それぞれのクラブに求められる役割を飛ばすウッド系、狙うアイアンと明確に割り切って設定しています。
特にアイアンは真っすぐ、遠くへ飛ばすだけではありません。
気持ちよい打感で自分の意のままにクラブを操り、イメージする球が打ちたいというプロや上級者の要望に応えつつ、
アマチュアが使っても少しの練習で打てるやさしさを併せ持つアイアンになっています。
オートマチックに高弾道のキャリーボールで飛ばせるアイアンがオノフアイアン赤のアイアンです。
ソールの後方にタングステンウェイトがついた低・深重心設計で、スイートエリアの広さと球の上がりやすさが抜群です。真っすぐ構えて打つだけで、オートマチックに高弾道・低スピンのキャリーボールで飛ばせます。
5番の単品売りもあります。
オノフのメインラインのアイアンはAKA2018です。
高弾道のドローで飛ばしやすいオノフアイアンAKA2018を手に取って確かめて下さい。
ミッドサイズのポケットキャビティでグースネック。やさしく飛ばすという、飛距離追求型のアイアンでありながら形状はとてもオーソドックスです。
やや強めのグースネックと、トップラインのトゥ側がやや立った形状ですのでボールを包み込むような、ボールが逃げないイメージを持てます。
AKA2018のもう一つの特徴は、飛ばすための機能がひと目見て分かりやすいことにあります。
ストロングロフト設定、深くえぐれたポケットキャビティ構造に始まりツイントレンチという新構造によって、フェースのたわみ部分を上下で分け、フェースが効率よくたわんでボールを飛ばせる形状です。
より低・深重心のするための貫通型のタングステンウエイトも、その設置部分がわかるようにしているなど、AKA2018アイアンの飛ばすための機能がバックフェースを見ればわかるように作られていることです。
いかにも飛び系のアイアンという形状ではなく、ヘッドがやや大きめなアイアンというフォルムで飛ばせるアイアンで、しかも芯を多少外しても大きなミスにならないのでレベルを問わずに使用できるアイアンのです。
ヘッドスピード40m/s前後の人にはオノフオリジナルの「スムースキック」シャフト装着のモデルもお薦めです。
カーボン加工技術にすぐれたダイワ精工の流れを受け継ぐグローブライドでは、ロッデオ(RODDIO)というシャフトメーカーも持っているほど、カーボンシャフトに力を入れており、ここで生産されるシャフトの評判が良いので試してみる価値はあると思います。
アマゾン市場では価格も下がっています。オノフファンは是非確かめて下さい。
関連記事⇒アイアンの選び方。オノフアイアン「KURO」の特徴と評価
球がつかまって高くあがるアイアンです。面長でグースネックポケットキャビティです。幅広ソール後方のタングステンの効果でミスに強く球が上がります。
スライサーの初中級者のゴルファーにはストロングロフトで飛距離もでるので中古市場では47800円~27800円の相場感ですので見つけたたら買い得かもしれません。
オノフアイアン赤2014は既に4代前のアイアンですが、完成度は高く十分やさしいアイアンです。球がつかまるのでスライサーに最適なクラブです。
でもさすがに中古市場での流通は品薄ですので、やはりスライサーでつかまりが良くやさしいアイアンを使用したいゴルファーは価格が下がった「オノフアイアン赤2018」をおすすめします。
AKA2018を選ぶユーザーの性格上、ダウンブローにしっかり打ち込んだり、競技に参加しているタイプのゴルファーではないので、全体的に中古市場でも程度が良いものが揃います。
ミドル・シニアでいかにも飛び系アイアンという形状は好まず、オーソドックスなフォルムながら、飛ぶというイメージにこだわるゴルファーから球の高さが出る、よく飛ぶといった高評価が挙げられています。
シャフトに関しては、zeros7という、現在主流となりつつある軽量スチールシャフトを装着したセットが多く見受けられます。
オノフファンのゴルフライフは生活スタイルとかなり密着しているので、中古市場で購入するのも販売するのもゴルフショップで相談して下さい。
最近は大手でも中古クラブの扱いはしていますよね。
賢いゴルファーは試打会で販売員さんとお話をして親密になり新たな情報を教えてもらいながら通販で購入する方が増えていますね。
今は様々な購入方法がありますからね。
アマゾンや楽天のポイントを貯めている方は通販で、馴染みのショップがある方はお店の通販サイトでゴルフクラブを購入しましょう。
オノフのクラブはダイワ精工のゴルフクラブ製造・販売から始まりました。ダイワ精工の歴史は古く、1972年にまでさかのぼります。
1972年、精密鋳造アイアンの発売をきっかけに釣り竿作りで培ったカーボン加工技術を活かした、日本初の国産カーボンシャフト「ユニカーボ」を装着したゴルフクラブを次々と発表しました。
それとともに、当時世界初の軟鉄鋳造アイアン(ロストワックス)を世に出すなど革新的なゴルフクラブを生み出し、そのシャフトは黒さから「ダイワブラック」と名付けられ人気になりました。
最盛期には世界で20名を超えるプロゴルファーがダイワのゴルフクラブを使用するまでになり、1991年にイアン・ベーカーフィンチ選手が第120回全英オープンをダイワのクラブで制しました。
その人気はピークとなり、その後「GⅢ」と名付けた高反発ドライバーの製造販売を行います。
一方で、アイアンに関しては時代の流れから、プロ・上級者が求める打感やコントロール性能の良さから軟鉄鍛造(フォージド)アイアンが求められるようになり、さらに高反発規制の導入により、ダイワ精工も転換を迫られます。
2008年、ゴルフクラブ製造メーカーのフォーティーンを子会社化し、軟鉄鍛造のノウハウを得たのち、翌2009年に「グローブライド株式会社」へと社名変更しました。
代表的なプロゴルファーは片山晋呉プロです。
自らKUROシリーズの開発に参加して、プロでもやさしいクラブを使いたい、アマチュアが難しいクラブを使う必要はないなどの信念を具体的に製品に投影させています。
浅地洋祐プロは今後の活躍が期待される若手プロゴルファーですが、浅地プロのアイアンはプロゴルファーには珍しくAKA2018です。
出典:https://clubonoff.globeride.co.jp/event/players_with_onoff/interview/interview03.html
おそらくアイアンに球の高さとそれによるグリーンでの止まりやすさを求めているものと思います。
女子プロではベテランの飯島茜プロ、李知姫プロ、O・サタヤプロ、大城さつきプロなどがおり、大城さつきプロは5番から9番までKUROアイアンを使っていますが、AKAを5番アイアンのみ入れています。
これはAKAをユーティリティと考え、飛距離を稼ぎながらグリーンでの止まりやすさを求めているものと思われます。アマチュアにも参考になるセッティングだと思います。
他社とは一線を画し、ただスコアにこだわるのではなく、ライフスタイルとしてゴルフを楽しむことを訴求しているオノフです。
オノフを提供するグローブライドには、もう1社「フォーティーン」というクラブメーカーもあります。
早くからクラブを精密に分析し、1980年代に、早くも重心距離、重心高、重心アングルなどといった数値で、クラブを設計していたクラブデザイナーの故・竹林隆光さんが興した会社でした。
竹林理論に基づく精密設計によって生み出される軟鉄鍛造アイアンは打ち手を選ぶ、スパルタンなアイアンとなり、競技志向者のあこがれのアイアンとなりました。
オノフのAKA2018はまさしくこのフォーティーンとは対極にある、年齢、技量を問わず、やさしく飛距離を稼げるアイアンです。
人と同じアイアンで被りたくない、洒落て落ち着いたフォルムのクラブが欲しい、練習嫌いだけどそこそこのスコアで上がりたい。
スコアにこだわるより、仲間との懇親をラウンドの目的にしている、といった大人のゴルファーが選択肢に入れるアイアンは、実はそれほど多くありません。
そういう意味ではオノフは独自の立ち位置を確立しています。今後はこのカテゴリーのリーダーとして楽に打てて飛ばせるアイアンを作り続けて欲しいと思います。
ダイワブランドからオノフブランに方向転換をした時の最初の契約プロゴルファーは、ハワイ出身のデビッドイシイプロでした。
1980年から日本ツアーに参戦し、1987年には日本プロなど6勝を挙げて史上初の外国人賞金王に輝いたプロゴルファーです。
デビッド・イシイがダイワブランドからオノフブランドになった時の用具契約第一号のプロです。(2004年頃)
レギュラーツアー14勝。90年ハワイアンオープンで、念願の米ツアー優勝を果たしている実績で契約しましたが、契約後の優勝はありませんでした。
それでは、オノフアイアンでゴルフを楽しんで下さい。
エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。