ドライバーの選び方です。ヤマハのドライバーを紹介します。
オートバイや自動車エンジンといった精密機械作りで培った技術から生み出されるヤマハゴルフのクラブは、
プロ使用を想定したRMXシリーズと、心地よい打音と飛距離にこだわる初心者向けのインプレスシリーズの2種類で展開しています。
ゴルファーが最も気になるドライバー。
ヤマハドライバーのそれぞれの特徴と評判そして中古市場を紹介します。
ヤマハゴルフのドライバーには「RMX」と「インプレス」とがあります。
そしてRMXには445CCのRMX118と460CCのRMX218とに分かれます。
どちらもフェース角0度、すなわちスクェアフェースで、プロ・上級者が好む「叩いても左に行かない」イメージが強く出ています。
RMX218はヘッド体積が大きい分、重心深度が大きく、また軸回りの慣性モーメントも大きく設計していますので、、、
RMX118と比較してシャフトを中心にヘッドが返りやすく、ボールを捕まえやすい構造になっています。
そしてRMXドライバー設計の目的がほぼすべてボール初速のアップのために注がれているといってもよいことです。
ヘッドターンエネルギー構造は、同じようにヘッドターンをしても、シャフト軸から遠い方がインパクトエネルギーが大きくなることに着目し、、、
フェースをシャフト軸から遠ざけることによりインパクトでのボール初速をアップさせる設計にしています。
スーパーデュアル弾力ボディⅡとはクラウンとソールの両方にスリットを入れることでボディを極限までたわませることによりボールに反発力を与えて初速をアップさせます。
アルティメットフェースはスーパーコンピューターによる解析を通じてフェースの反発エリアを極限まで広げることによりオフセンターヒット時のパワーロスを極力軽減する効果を持っています。
今では業界標準ともいえるドライバーのシャフト交換機能ですが、RMXドライバ-には両機種ともに搭載されています。
ヤマハではこれをRTS(RemixTuningSystem)と名付けています。
ヘッドが持つ機能を最大限生かすためにはシャフト選びが大切ですが、
RMXドライバーでは標準シャフトは持たず、あらかじめ各自に合うシャフトを別に選ぶことを想定して、ヘッド単体での価格設定としています。
4種類のシャフトはラインナップされていますが、カスタムオーダーで自分に合うシャフトを見つけることが可能です。
ですので、使わなくなった標準シャフトが残るという無駄がありません。
RMXドライバーのこれらの特徴が、プロ・上級者である程度のヘッドスピードを持ち、自分のスイングができるゴルファーを対象としているのに対して、、、
もう少し、やさしく飛ばしたいという初心者からカジュアルゴルファー向けに展開しているのがインプレスドライバーです。
初心者でも使えるインプレスのドライバーです。
ゴルフを始めたい方は中古品から選ぶのが効率的です。でも安価になった新品なら嬉しさは倍増しますよ。
「+2番手の飛び」を標榜するインプレスシリーズのドライバーはRMXドライバーとは異なり、打点がバラついても飛距離を落とさないための工夫が備わっています。
ヘッドターンエネルギー構造は同じですが、UD+2アルティメットフェースでは反発エリアを上下に5%拡大しており、アマチュアのバラつく打点に合わせています。
33度という重心角はヘッドが返りやすく、つかまり重視の設計です。
そしてRMXドライバーとの大きな違いが45.75インチという長尺シャフトとそのシャフトに施されたチップウェイトテクノロジーです。
これはおもりの効果でシャフトのたわみを抑えてインパクトでのエネルギーロスを抑えることを目的にしており、、、
ヘッドの大きな重心角によってしなりが少なくてもヘッドが返りやすく、ボールがつかまる設計になっています。
従って、プロからアスリートゴルファー、上級者で確立されたスイングを持っている人がサイドスピンが少ない、、、
いわゆる棒球でストレートボールを打ちたいゴルファーにはRMXドライバーを、、、
そしてこれから上達を目指す初心者から身体に負担をかけないように、楽に振って飛距離を稼ぎたいというカジュアルゴルファーにはインプレスがおすすめになります。
あなたが応援している女子プロゴルファーは誰ですか?
2018年に久しぶりに優勝を飾った中堅実力者の有村智恵プロ、今後の活躍が期待されている江澤亜弥選手、豊永志帆選手、、、
そして2016年にプロ転向した永井花奈や2011年にプロ合格した福田真末などのベテランと若手がうまくかみ合ってチームヤマハを支えています。
ひときわ注目されたのは2019年に契約した永井花奈選手です。
プロ転向後の2017年にさっそくトーナメントで優勝し、以後堅実な戦績を残している若手有望株の一人です。
2019年にヤマハと用具契約を結びましたが、彼女を含めて女子プロゴルファーが多く契約していることからも、、、
製品精度の高さに加えてヤマハが持つクリーンで都会的なイメージが好影響を与えていますよね。
RMXドライバーでも118はやはり使い手を選ぶ傾向にあるようです。
球が上がらない、ヘッドが小さく見えて不安などといった評価がある反面、伸びのある弾道で飛んで行く、、、
叩いても左に行かない安心感がある、中弾道で好みの弾道などといった高評価もあります。
218になると打音が好き、飛んでいる気になる、大き目のヘッドが安心感がある、引っ掛けが出なくなった、といった高評価が多いです。
インプレスになるとミスヒットに強い、右へ行かない、軽く振っても飛ぶ、といった方向性に関する高評価があります。
また、オーソドックスなヘッド形状も高評価ですが、これはインプレスのユーザーはミドル・シニアが多く、慣れ親しんだヘッド形状ゆえかもしれません。
中古市場ではRMXは程度が良いものが比較的リーズナブルな価格で手に入りますが、ヘッドとシャフトが別売りですので、、、
シャフトの選択に気を付けておかないと、まったく自分のスイングに合わないシャフトでは十分なパフォーマンスが出せませんので注意が必要です。
ピアノ、サックスなどの楽器からモーターボート、オートバイ、レーシングカーのエンジン、テニスラケットにアーチュリーなど、レジャー、趣味の分野で活躍しているヤマハ。
ヤマハのドライバーは伝統的に「音が良い」という評価もうなずけます。
RMXは当初、「インプレスX RMX(リミックス)」として発売されていましたが、2013年に不具合が見つかり回収し、、、
その後RMX、インプレスUD+2という2つのシリーズ分けをして現在に至ります。
2017年にはインプレスUD+2の飛距離性能の評価が高まり、特にドライバーはRMXもインプレスもオーソドックスなヘッド形状をもち、すっと構えられ、弾道もイメージしやすいです。
アスリート系のヘッド形状ながら、レベルを問わず使えるドライバーとしてRMXもインプレスも今後より人気がでてくるものと予想されます。
RMX118もシャフトを選べば上達に熱心な初心者でも使えますので曲がりが少ない分、スコアアップにつながることも期待できます。
ゴルファーのレベルに合わせてシャフトをチョイスしヤマハドライバーでゴルフを楽しんで下さい。
エンジョイゴルフ!!楽しいゴルフライフを。