ドライバーの選び方。テーラーメイド2022年発売「ステルス」の評価と特徴。

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テーラーメイドから2022年新発売のドライバー「ステルス=STEALTH」の特徴と評価を紹介します。

「さよなら、メタルウッド」のキャッチコーピーで「ようこそ、カーボンウッドの時代へ」と訴求するテーラーメイド。

現在の潮流はアマチュアはもちろんのこと、プロでも打ちやすくて飛ぶ、やさしいゴルフクラブを求めています。

その前提条件は、やはりヘッドの深・低重心化慣性モーメントの増大、そして個々のスイングタイプに合わせたウェイトの配置にあると思います。

そのためにはヘッドの限られた大きさと振りやすい重さの中で、

いかにヘッド単体を軽くしてフリーウェイトを獲得し再配分するか?設計の自由度を増すか?で各社がしのぎを削っています。

その自由度の競争に対してテーラーメイドが出した答えが、20年来極秘(ステルス)に開発を進めてきたという、フェースにカーボンを使用したニューモデルの「ステルス=STEALTH」です。

ドライバーの選び方。テーラーメイド2022年発売の「ステルス」の特徴。

このステルスドライバーの最大の特徴が、60層の極薄カーボンシートを重ねて作った軽量カーボンフェースにあります。

従来のドライバーも余剰重量の捻出には各社工夫を凝らしてきました。

しかし、フェース素材は反発力の高さと軽さからチタン製がほとんどでしたので、ヘッドの中でフェース部分が実は最も重たい構造になっていました。

今回ステルスに採用された「カーボンフェース」は、チタンフェースの約半分の軽さとなりましたので、「20g近い余剰重量」を生み出すことに成功しました。

このフェースの表面をナノレベルで混合した「ポリウレタンフォーム」でカバーすることで適正なスピン量を確保しています。

カーボンフェースの弱点といわれた強度の問題をクリアしながらスイートエリアの拡大、

エネルギー伝達の最適化によるボール初速の飛躍的な向上のため、カーボンシートのデザインから22年間を費やした、社内コードネーム「STEALTH」が完成しました。

今回のラインナップは、いずれもフェースのカーボン部分を赤くしているのが特徴です。

前作から高評価のツイストフェース、イナーシャジェネレータ、貫通型スピードポケットなどの共通の機能は継続しながら、3モデルが発売されます。

  • 真っすぐ大きく飛ばすステルスドライバー(ノーマル)の特徴。
  • ハイドローを意味する(HD)でつかまりを重視したステルスドライバーHDの特徴。
  • 低スピン&強弾道のステルスドライバープラスの特徴。

ステルスプラスドライバーは、テーラーメイドスペシャリティショップ限定発売で、重心位置を好みで調節できます。

ステルスドライバー(ノーマル)の特徴。

ステルスドライバーはヘッド体積は460CCでわずかに後方が丸みをおびた洋ナシ型をしています

 

構えるとわずかにフェースの赤が見えてスクェアに構えやすくなっています。

ソールにはウェイトの設置はなく、設計の自由度を活かして内部で調整してるからかスッキリした外観になっています。

フェース後ろからソール後方にかけてはおなじみのイナーシャジェネレータを設けたことでヘッドが受ける風圧を整流してヘッドスピードアップに貢献します。

ネックにはロフト調節機能が付いて、±2度のロフト調節が可能になっています。

今までのチタンフェースに比べて球が吸い付く感覚がありながらもボール初速が速いという、ちょっと不思議な感覚に最初は戸惑いますが、

慣れてくれば中級以上の真っ直ぐ飛ばしたいゴルファーが使ってみたいドライバーです。

ステルスドライバープラスの特徴。

ソールのフェース後ろをトウからヒールにかけて移動可能な20㌘のレール式ウエイトを持つのがステルスプラスドライバーです。

 

ノーマルのステルスドライバーに直進性の高さというニュートラルな性格を持たせて、

球の高さや持ち玉のフェード、ドローを打ちたいプロ、上級者向けに調節可能になっています。

そのためウエイトの位置も重心位置が浅くなる設定になっていますので、

ある程度のヘッドスピードがないと、球が上がりきらない、スペシャルなモデルになっています。

ステルスドライバーHDの特徴。

ハイドローを意味するステルスドライバーHDはノーマルのヘッド内部のヒール側にウエイトを配置してヘッドを返りやすくしたドローバイアスのモデルです。

 

ここ一番で、スライスでスコアを崩していたゴルファーにとってはかなりの武器になると思います。

ただ、いきなりストレートボールになることを期待するよりもスライスから軽いフェードになるというイメージを持ったほうが良いと思います。

ドライバーの選び方。テーラーメイド2022年発売の「ステルス」の評価。

かなり関心を集めているステルスドライバーですが、カーボンフェースに関しては、ルール規制内の反発係数という縛りがある中で、

しかも強度を確保しなければならないことからチタンフェースとの違いはあまりないようです。

SIMシリーズよりは上がりやすい。

違和感なく打てて、深・低重心の効果は出ているからかボールの上がりやすさは従来のSIMシリーズよりも楽に上がります。

ステルスプラスドライバーはヘッドスピードが38m/s前後のゴルファーにはボール初速が十分に得られないという評価があります。

先ずはノーマルのステルスドライバーを試してみるのが良いでしょう。

カーボンツイストフェースとは?

実はカーボンフェースはステルスが初めてではなく、2003年にキャロウェイからC4というカーボンフェースのドライバーが発売され、欧米のプロを中心に飛ぶという評価と人気を得ました。

テーラーメイドからも、グローレブランドから2012年、2013年、2015年とカーボンフェースのドライバーが発売されています。

一般的にカーボンフェースはチタンに比べるとスイートエリアが広く、低スピンになり、直進性が向上するといわれています。

しかしながら、硬い打感とぼやけた打音、なのに飛んでいるという飛距離との整合性が感じられず、人気という面では今ひとつの結果となりました。

その間もテーラーメイドは開発を続けて、この3点を一致させることに成功しました。

さらに、フェースが軽くできることから余剰重量も生まれることに着目してテーラーメイドのドライバーでは常に言われていたボールの上がりにくさも解決しようとしています。

カーボンシートは設計の自由度が高く、チタンに比べると均一の加工がしやすく個体差が生じにくいというメリットもありますので、

60層ものカーボンシートの組み合わせから反発規制のルール内でギリギリを狙った高反発フェースを作り出すことが可能になったということです。

このフェースをナノレベルで加工されたポリマーでコーティングすることで適正な反発力と摩耗防止の効果も持たせました。

黒いヘッドに対してフェース向きをきちんと認識しやすいことからフェースを赤くしたあたり、ドライバーの新時代の始まりというアピールとして採用したようです。

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ドライバーの選び方。歴代のテーラーメイドはここが凄い!

まとめ

一般ゴルファーが実践で使用するには発売日を待たなければなりませんが、

期待を込めて述べるならば、3機種をそれぞれもっと大胆にウエイト位置と重量を配置して、プロ、上級者向け、中級者向け、初心者向けにと性格を割り切って明確にしても良かったと思います。

契約女子プロの永峰咲希プロ、松森彩夏プロは好感触を得ていますので、もしかしたら開幕戦から実使用するものと思われます。

予約では人気のステルスドライバーですが、コースでの使用でどのような評価を得るのか今から期待が膨らみます。

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