紅葉も少しずつ見頃になってくる秋の始まりに日本女子ゴルフのメジャー「2021年日本女子オープン」が烏山城カントリークラブで開催されます。
栃木県の那須烏山市にある烏山城カントリークラブは、名匠・井上誠一が設計したコースで戦略性に富んだコースでゴルファーのヒエラルキーの最上部にいる女子ゴルファーが激戦を繰り広げます。
2021年日本女子オープンの見どころ。
日本女子オープンが開催される烏山城カントリークラブは、2012年に第80回 日本プロゴルフ選手権が開催され、2016年に第49回 日本女子オープンゴルフ選手権が開催された名門ゴルフ場です。
烏山城カントリークラブの特徴は、アップダウンが激しいコースレイアウトと砲台グリーンで、距離感とショットの精度が求められる難易度が高いコースです。
距離が長く、タフなコースであり、また大会中はラフが長く設定されているので、ラフに入れないショットの精度とラフからしっかりと打つことができるパワーが要求されます。
パー4で400ヤードを超えるホールやセカンドショットが打ち上げになるホールも多いので烏山城カントリークラブは、やはり飛距離が出る選手、パワーがある選手が有利だと思います。
2016年の日本女子オープンも飛距離がある畑岡奈紗が勝っていますしね。
また、打ち下しが多かったり、例えば2016年の日本女子オープンの時の18番などは、左がクリーク、右がバンカーという非常に狭いパー4なので、ティーショットの落としどころというのも1つのポイントになるかと思われます。
最後の最後で勝敗を決めるのは、「体力」ではないでしょうか。
ゴルフは、メンタルのスポーツであると言われていますが、メンタルに大きな影響を与えるのは、体力です。
烏山城カントリークラブは、アップダウンが激しいコースですから、ゴルファーの体力は徐々に削られていくことでしょう。
体力が削られると、やはり4日間の精神力や集中力というメンタルな部分が弱くなっていきますから、最後にしっかりと集中力を保つことができるのは、体力がある女子ゴルファーということになりそうです。
日本女子オープン歴代の優勝者。
日本女子オープンの歴代の優勝者ですが、やはり素晴らしい成績を残しているのは畑岡奈紗ですね。
2016年(第49回)、2017年(第51回)、2019年(第52回)の三回日本女子オープンで優勝しています。
過去5年の中で3回畑岡奈紗が優勝していますから、データから見れば今回の本命も彼女と思いきや、残念ながら畑岡奈紗は本大会の欠場を発表しています。
2020年度(第53回)日本女子オープンゴルフ選手権は記憶に新しいですが、最終日には原英莉花と小祝さくらの黄金世代対決が話題となりました。
小祝さくらと原英莉花のバーディー合戦を制したのは、原英莉花で通算16アンダーで本大会初優勝を果たしました。
今大会もこの二人の対決を見ることができるかもしれませんね。
【歴代優勝者一覧】
2021年:勝みなみ
2020年:原英莉花
2019年:畑岡奈紗
2018年:ユ・ソヨン
2017年:畑岡奈紗
2016年:畑岡奈紗
2015年:チョン・インジ
2014年:テレサ・ルー
2013年:宮里美香
2012年:フォン・シャンシャン
2011年:馬場ゆかり
2010年:宮里美香
2009年:宋ボベ
2008年:李知姫
2007年:諸見里しのぶ
2006年:Jeong Jang
2005年:宮里藍
2004年:不動裕理
2003年:服部道子
2002年:高又順
2001年:島袋美幸
2000年:肥後かおり
1999年:村井真由美
1998年:野呂奈津子
1997年:岡本綾子
1996年:高村亜紀
1995年:塩谷育代
1994年:服部道子
1993年:岡本綾子
1992年:日蔭温子
1991年:Ai-Yu Tu
1990年:森口祐子
1989年:小林浩美
1988年:谷福美
1987年:吉川なよ子
1986年:Ai-Yu Tu
1985年:森口祐子
1984年:大迫たつ子
1983年:Ai-Yu Tu
1982年:日蔭温子
1981年:大迫たつ子
1980年:樋口久子
1979年:吉川なよ子
1978年:清元登子
1977年:樋口久子
1976年:樋口久子
1975年:二瓶綾子
1974年:樋口久子
1973年:小林法子
1972年:佐々木マサ子
1971年:樋口久子
1970年:樋口久子
1969年:樋口久子
1968年:樋口久子
日本女子オープン2021年期待の選手。
優勝候補の一人としてあげたいのは「第52回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で4位タイと調子を取り戻しつつある渋野日向子でそろそろ、優勝争いに絡んできそうな気がします。
また、東京オリンピックのメダリスト、今最も勢いがある女子プロゴルファーと言っても過言ではない稲見萌寧や申ジエ等ベテラン勢も黄金世代に負けじと対抗してくるはずです。
稲見萌寧は、一日10時間練習に費やすことがあるということで、相当な体力がありますし、東京オリンピックを始めとする最近の活躍を見ていると、個人的な予想ですが、かなり優勝に近いのではないかと感じます。
個人的には黄金世代やプラチナ世代の若い世代に体力的な優位があるので、優勝は、若い世代になるような気がしています。
何度も2位の成績で最終日に崩れてしまう高橋彩華や10代初優勝をメジャーで飾れるか?と期待をしてしまう西郷真央。
そして、プラチナ世代からは安定感とアイアン精度抜群の西村優奈や欧米武者修行から帰国し臨む古江彩佳などいずれにせよ、豪華なメンバーの戦いになりますね。
コース設計は名匠・井上誠一。
烏山城カントリークラブの設計者は名匠・井上誠一です。
霞ヶ関、鷹之台、よみうりゴルフ倶楽部など、日本の名だたる名コースの設計を手掛けた名匠で、豪華な造形美と高度な戦略性を設計理念としている日本でも有数の設計者ですね。
井上誠一の設計したコースで有名なのは、東京オリンピックが開催された「霞が関カンツリークラブ」や、「茨木カンツリー倶楽部」などが有名ですね。
世界のトップ1000コースに日本の全コースから36コースが選ばれ、その内の8コースが井上誠一の設計という・・まさに、名匠ですね。
ブラインドホール、クリーク、池、バンカー等の罠がコース内にちりばめられており、美しい造形美の中にゴルファーを苦しめる戦略性に富んだホールが多いですね。
特に三の丸コースの9番ホールは、左サイドに池、右サイドにバンカーがあり、非常にプレッシャーがかかる難易度の高い名物ホールですが、グリーンサイドに流れる池の上にホテルが見える情景は美しく、さすがは井上誠一と言ったところでしょうか。
烏山城カントリークラブの宿泊
三の丸コースの9番ホールの左側に見えるのが、烏山城カントリークラブホテルです。
全142室あるかなり大きめのホテルですね。
レストランもクラブハウスのレストランの他に、和食処臥龍閣、焼き肉レストラン粋虎があり、大型施設の魅力を感じます。
客室からコースが見えるホテルは、多くのゴルファーの憧れるところですね。
基本はシングルルーム(122室)ですが、ダブルやツインルームもあり、何と言っても1Fの大浴場が温泉であるのは嬉しいところですね。
オススメしたいのが、温泉宿泊ゴルフプラン。
1泊 1Rプレー セルフ・3食[ 夕・朝・昼]付きで平日は、19,000円~36,000円、土日祝日 27,500~40,000ほどで宿泊とゴルフのラウンドをすることができます。
ラウンド料金コミと考えるとかなりお得なプランですね。
1泊2Rプレーも可能ですから、ゴルフ好きには嬉しいです。
また栃木県は紅葉を満喫する観光地がたくさんありますよね。
紅葉情報2021を調べて是非訪れて下さい。
烏山城カントリークラブのアクセス。
住所:〒321-0602 栃木県那須烏山市大桶2401
烏山城カントリークラブへのアクセスですが、車でお越しの方は東北自動車道矢板I.C.より26km(車で約30分)北関東自動車道宇都宮上三川I.C.より45km(車で約50分)となっています。
電車でお越しの際は、JR東北新幹線 宇都宮駅下車 コースまで車で約60分、クラブバス(完全予約制)も利用することができ、宇都宮駅で東北本線にお乗り換えて氏家駅まで行けば、予約制ですがクラブバスを利用することができます。
ゴルフ場の予約・検索は是非【じゃらんゴルフ】で行って下さい。

予約情報やコース情報の詳細も載っており、プレーヤーの口コミでクラブの雰囲気やメリット・デメリットが解るので是非是非利用して下さい。
まとめ
今年の日本女子オープンも黄金世代の活躍、又はプラチナ世代の活躍、若しくはベテラン勢の活躍も期待することができ、「誰が優勝してもおかしくない」メンバーが揃いました。
烏山城カントリークラブは、その舞台として相応しい素晴らしいゴルフ場であると思います。
名匠井上誠一が設計した造形美と戦略性に富んだコースをプロゴルファーがどのように攻略するかが見どころですが、このようなコースでプレーしてみたいですね。
プレー料金は意外と安くてびっくりしました。
宿泊付きプランで温泉や美味しい食事を堪能した後で、日本女子オープン開催コースでプレーできて30,000円台の料金設定はかなりのコストパフォーマンスの高さだと感じます。
日本女子オープンをしっかりと観戦し、楽しんだ後は、自らプレーしてみるというのも普段のゴルフよりも楽しみが増すかもしれませんよ。

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、
今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ
理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。
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