2019年の3度目のプロテストに失敗しましたが、タレント並みのルックスと明るいキャラクターで人気の三浦桃香(みうらももか)選手です。
そして、可愛らしいルックスとは裏腹にドライバーの飛距離280ヤードを誇る飛ばし屋でもあります。
勝みなみとは同学年で「黄金世代」の一角を担う三浦桃香選手ですが、実はまだプロゴルファーではありません。
2017年のプロテストに不合格でしたが、最終QT6位の成績で、2019年前半戦の出場権を得て試合に臨んでいます。
ビジュアル面での話題が先行しがちな三浦桃香ですが、豪快な飛ばし屋でもある彼女のスイングやプレーについてはどうなのでしょうか。
三浦桃香のドライバーからウエッジまでのスイングを紹介します。
さて、ゴルフ上達の秘訣は「反復練習」を継続することです。スイングはトルネードスティックで毎日5分。
パッティングはパターマットで毎日50球ヘッドの芯に当てる練習。毎日反復練習を行って下さい。
経済的に余裕のあるゴルファーは「ライザップ」や「ゴルフテック」も良いですが、自宅の室内での反復練習は「トルネードスティック」と「パターマット」です。
三浦桃香のスイング。
飛ばすドライバーショット。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%A1%83%E9%A6%99&imageId=196327
三浦桃香選手の魅力はなんといっても280ヤードを誇るドライバーの飛距離にあります。
- 2018年のドライビングディスタンス:246.66Y(9位)
圧倒的な飛距離を生み出す、169㎝という恵まれた身体をフルに使ったスイングはまず、アドレスで左手で右肩前に触れます。
これは右肩がかぶらないようにするルーティンだと思います。
そして右に多めに体重をかけておき、軽くフォワードプレスを入れたあと、ヘッドが低く、遠くに動いてテークバックに入ります。
その間、鍛え上げたであろう太ももの大腿筋が浮き出るほど右ひざがほとんど動かずに捻転のパワーを溜めていきます。
肩がまわったトップから、アドレスで作った両腕の形を変えずに大きなスイングアークで、アッパーブローに振っていきます。
ダウンから腰を切り上げるように回していきますが体重はやや右に残し、インパクトまで上体がやや右を向いたまま、まるで「ヘッドに振られていく」というイメージのインパクトを迎えます。
まるで野球でいうホームランバッターのスイングといったイメージです。これだけの飛ばす要素が詰まったスイングを自己流で身につけたというのですから驚きです。
そんな三浦桃香選手に2019年3月、朗報が届きます。
やはり圧倒的な飛距離で話題のローグ、エピックフラッシュを擁するキャロウェイゴルフが用具使用契約を申し出てくれたことです。
キャロウエイドライバーの凄さを是非知って下さい。
ドライバーはエピックフラッシュサブゼロドライバーのロフトは10.5度です。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%A1%83%E9%A6%99&imageId=205257
ドライバーはエピックフラシュサブゼロ。
このドライバーは前々作で初登場したジェイルブレイクという、ヘッド内部に配置された2本の柱がクラウンとソールを繋ぎ、ヘッドのたわみを抑えてボール初速を上げる機能です。
エピックフラッシュはフェースを人工知能が初速アップ、ルール適合、耐久性を考えて設計したとされるフラッシュフェースを搭載したモデルです。
エピックフラシュサブゼロはエピックフラッシュスターに比べてヘッド後部がやや小さくなり、叩けるイメージが湧くスッキリとしたヘッド形状です。
そしてソール後方に12グラムのおもりをトウ側からヒール側までレール上を自由に動かせるペリメーター・ウェイティングを配しており、重心距離を調節できるようになっています。
左に行きにくいヘッドですのでハードヒッターには安心して振っていけるドライバーです。
シャフトは三菱ケミカルの「クロカゲXD」の50g台を使います。
変形しても元の形状に速やかに回復する性質を持つチタンニッケル金属線が2層になってシャフト先端側に配され、鋭いしなり戻りをしながら適正なロフト角でのインパクトが可能になっています。
キャロウェイのクラブ作りの原点が「Demonstrably Superior & Pleasingly Different」(明らかに優れていて、その違いを楽しむことができるの意)、つまり「やさしく高性能を楽しむ」ということですので、
やさしいヘッドに敏感なシャフトという、現代のプロゴルファーが求めるスペックに合致した、現代っ子らしいチョイスだと思います。
アイアンショット。
アイアンショットでもドライバーと同じく左手で右肩前に手を当て、右肩の突っ込み、被りに注意しています。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%A1%83%E9%A6%99&imageId=188152
ドライバーと異なるのは、距離を打ち分けるのにダウンから腰が少し右前に切り上がる動きが入ることです。
それにつれて上体が起き上がることもあります。
すなわちドライバーショットでの腰の動きに比べて、いわゆる「手打ち」に近いスイングになっているようです。
この動きではヘッドとボールコンタクトが安定せず、目標に対して手先で方向を出さなければならないはずですので、、、
ちょっとタイミングがズレるとショートしたり、左右にボールが散ったりといったミスが出やすいと思います。
飛距離9位に対してパーオン率51位という成績にも表れていると思います。
パーオン率。
- 2018年のパーオン率:65.7750%(51位)
- 2019年のパーオン率:67.5926%(36位)
開幕3試合(予選落ち)
アイアンは2019年からキャロウェイ「APEX PROアイアン」を使用します。
アイアンはAPEX PRO。
かつてキャロウェイが日本専用ブランドとして展開していた「レガシーブラック」の後継モデルとして発売された軟鉄鍛造アイアンです。
柔らかいS25C軟鉄を鍛造して作り上げた柔らかい打感と打球音、少なめのグースとシャープな形状でプロ・上級者が好む顔つきのアイアンです。
プロ・上級者向けアイアンでありながら、ウレタン・マイクロスフィアという独自に開発した素材をバックフェース側に配置したことでフェースの反発を損ねる不必要な振動を吸収し、ボールにダイレクトにエネルギーを伝達します。
さらに360度フェースカップ構造により反発性能を確保した上で、芯の広さも併せ持つ、キャロウェイらしい「プロ顔したやさしいアイアン」となっています。
三浦桃香選手が「落ち着いて打てるアイアン」ではないかと思います。
アプローチショット。
ウエッジのアプローチに関しましては、「フェースに乗る感じのボールが好き」という通り、柔らかく上げてバックスピンで戻す、止めるアプローチが好きで、よく練習しているようです。
出典:https://news.golfdigest.co.jp/photo/detail/?search=%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%A1%83%E9%A6%99&imageId=196326
ウエッジはマックダディフォージド。
使用するウェッジはマックダディフォージド。です。
ストレートなリーディングエッジ、ゼロオフセットが見た目の特徴で、フェース面には溝と溝の間にマイクロミーリング加工によって凸状に線を入れたことでボールに強烈なスピンがかかるウェッジです。
「マックダディ」というのは「おやじ、すげえぞ!」という感嘆の意を表します。
アメリカのスラングで、スピン性能をPRする意図でウェッジに命名された経緯があります。
三浦桃香選手のイメージするアプローチショットが打ちやすいウェッジだと思います。
他の黄金世代のスイング一覧はこちら
⇒「女子ゴルフ」黄金世代の女子プロゴルファー“スイング”一覧。
まとめ。
2019年はサードQT以上の進出者に適用されるTP単年登録者資格でトーナメントに出場している三浦桃香選手ですが、、、
実はひどい花粉症に悩まされて、ここまで思うような成績が出せていないようです。
注目度の高い黄金世代の仲間たちに後れを取らないように頑張ってもらいたいですね。
2018年のNEC軽井沢レディストーナメントで魅せた足上げポーズなど、ギャラリーへのサービス精神も持ち合わせた魅力的なキャラクターの持ち主でもあります。
2019年はキャロウェイの全面的なバックアップを得られることで、自分のイメージや思い、考えを伝えてクラブ調整が思う存分にできることで「自信をもって振っていける」クラブと出会えること。
さらに2018年に「ニッポンハムレディスクラシック」で、過去に田中秀道プロ、谷口徹プロ、上田桃子プロのバッグを担ぎ、、、
イボミプロの専属キャディでもあった、ベテラン清水重憲氏にバッグを担いでもらったことで、様々なアドバイスをもらい、、、
ゴルファーとしての生活を学んだことは、今後「プロゴルファーへの道」に必ず活きてくると思われます。
怪我なく万全の状態で試合に臨めば必ず結果が伴うと思いますし、素質は間違いなく一級品だと思います。
今後に期待しましょう。三浦桃香選手を応援しましょう。
楽しいゴルフライフを。

現役時代はNHKETVの外部契約として中嶋常幸プロから藤田寛之プロ、
今田竜二プロの男子ゴルフと森口祐子の「女子プロに学べ」のゴルフ
理論を番組化しました。番組終了後は、数名のライターさんと独自取材でブログ運営しています。
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